三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEが4月15日に16枚目のシングル「starting over」を、4月22日に17枚目のシングル「STORM RIDERS feat.SLASH」をそれぞれリリースする。
EXILE TRIBEといえばこれまで“ミュージックカード商法”や“コンサートチケットとCDのセット販売”などの特典商法でCDの売り上げを伸ばしたことが疑問視されてきた。だが今年に入り、オリコンがこれらの手法を禁止し、いよいよ特典商法の行き過ぎに歯止めが掛かりそうな様相を呈しているが、彼らは別の“仕掛け”を用意しているようで・・・?→ starblog
※周りが見えなくなる前に。EXILEといえば昨今、CD販売における様々な“特典商法”が物議を醸してきたことで知られる。最も話題を振りまいたと思われるのが「EXILE PRIDE 〜こんな世界を愛するため〜」(2013年4月3日発売)で、同シングルは驚くべきことに発売から半年以上が経過した時点でミリオン(100万枚)を突破するという異様な売り上げ方をみせた。では同曲は、どのようなカラクリでそのようなロングセールスとなったのだろうか。
実は「EXILE PRIDE」は発売当初は「CD」および「CD+DVD」の2形態のみの販売だった。ところが、同曲がEXILEの5大ドームツアー「EXILE LIVE TOUR 2013 "EXILE PRIDE"」(2013年4月16日〜6月30日、全17公演)のテーマソングになっていたことから、同ツアーのファンクラブ会員限定の先行予約(2013年1月頃に実施)で当選したチケット(プレミアムパッケージチケット)にも同曲のCDが付属し、これらも売り上げ枚数に加算されたのだ(なお一般発売によるチケットにはCDは付かないが、チケットの金額はFC会員の先行予約と同じ9,500円)。
つまり、あくまでもFC会員の先行予約に限った話とはいえ、“CD付チケット”の体をなした、チケットとCDのセット販売が行われていたとの見方もできる。なお同ツアーは全17公演のため、複数公演に参加するファンクラブ会員はチケットを買うごとに同じCDを複数枚“買っていた”ことになりそう(厳密にはその後、追加6公演および再追加2公演が行われ、こちらもそれぞれFC会員限定先行予約ではCD付きとなっていた)。
さらにこれだけでは終わらず、2013年9月1日、2日には「EXILE PRIDE」の“ミュージックカード”が14種類も発売され(当時のメンバー数が14人。全てのカードでダウンロードできる音源は同じ)、14種すべての購入者に特典を付けるなど売り上げ枚数を増やした(ミュージックカードは1枚500円ほどと安価で、当時はその売り上げもオリコンCDランキングに加算された)。
そして極めつけは、2013年10月23日にパッケージの仕様などを変え、カップリング曲「Performer's PRIDE」や新たなDVD映像を封入した「EXILE PRIDE」の“スペシャル・エディション”(1,890円)が発売されたこと。こうして「EXILE PRIDE」はEXILEのシングルとして初のミリオン突破を達成したようだ。
EXILE商法にプライドはない?4月発売のシングルが半年間でミリオン達成のカラクリとは
(※詳しくはコチラで。「EXILE PRIDE」とは皮肉なものです)
だがオリコンもこうした“特典商法”を良しとはしなかったようで、2015年1月28日に、2015年4月6日付のデイリーランキング以降、“ミュージックカード”の売り上げを合算集計しない方針に変更することを発表した。オリコンによると、「CDより安価な設定の上、複数枚のまとめ買いを誘引する作品など、社会通念上、独立した一枚のヒットとはいいがたい作品も散見され、かつ今後も同様な発売企画が進行している」とのことで、問題点が重く受け止められたようだ。
「MUSIC CARD実質0円バラマキ商法」CDシングルの売上枚数を簡単に2倍にする方法が発見される
(※発端はV6のシングル「Sky’s The Limit」だった?)
さらにオリコンは2015年3月16日にも、2015年6月1日付のデイリーランキング以降、“コンサートチケット付きCD”の売り上げを合算集計しない方針に変更することを発表したばかり。オリコンはその理由として「チケット付きセットと市販の通常版CDの価格が大きく乖離してきたため、合算集計の合理性がなくなっている」ことや「実態としてCDがコンサートチケットの付属品となっている」の2点を挙げた。
EXILEにとっては向かい風が吹き始めた形で、上記のようなCDの売り方が不健全だったといわれても仕方がない事態にみえる。そうした中でEXILE TRIBE(一族)の三代目 J Soul Brothersが2015年4月15日に16枚目のシングル「starting over」を、4月22日に17枚目のシングル「STORM RIDERS feat.SLASH」をそれぞれリリースするが、今回はどのような販売方法なのだろうか。前者はCD1形態、後者はCD3形態と、売り方は至ってシンプルにもみえるのだが・・・?
(以下引用)「EXILE TRIBEは、ファンクラブの会員向けに特典を用意するのがお決まり。グループの公式サイトには書かれていませんが、会員向けページを開くことで、初めて特典を確認できるんです。
ちなみに、『STORM RIDERS feat.SLASH』は、月額324円のモバイル会員になると、3形態を同時購入することでオリジナルパスケースがもらえる特典や、CD1枚につきメンバーごとの特設サイトにエントリーできるカードがついてくる特典を利用できます」(同)
(引用元:日刊サイゾー)
EXILE TRIBEはファンクラブ会員向けに様々な特典があるようで、シングル「STORM RIDERS feat.SLASH」については複数購入へ誘導する仕掛けがあるようだ。ちなみにEXILE TRIBEのモバイルサイト(月額324円)の会員が、同サイト内から「STORM RIDERS feat.SLASH」を3形態同時に購入すると特典としてオリジナルパスケースがもらえるほか、同サイトから1枚(単品)の購入でも各メンバーの画像がダウンロードできる期間限定の特設サイトへアクセスできるシリアルナンバーが記載された“エントリーカード”が封入されてくるようだ。
「starting over」も現在は1形態だが、同曲がドームツアー「三代目J Soul Brothers LIVE TOUR 2015 "BLUE PLANET"」(2015年5月27日〜8月30日)のテーマソングになっているだけに、今後新たな仕掛けが用意されている可能性もある。“いたちごっこ”になりそうだが、EXILEサイドには“あの手この手”で複数枚買ってもらおうとの思惑が垣間見える。
ちなみにGENERATIONS from EXILE TRIBEも2015年5月13日に8枚目のシングル「Evergreen」をリリースするが、4月から開催される全国ツアー「GENERATIONS WORLD TOUR 2015“GENERATION EX”」(2015年4月4日〜5月25日)の各会場で、同CDを予約あるいは購入するごとに、抽選でメンバーのサイン入りグッズが当たる“スクラッチカード”をもらえる特典を用意している。こちらもCD1枚で1口応募できるのだとすれば、複数枚を予約あるいは購入するファンがいても不思議ではない。
いずれも複数枚購入を助長する仕掛けにみえ、やはりこうした商法も不健全な売り方に思えてならない。ファンが大切なお金で購入してくれたたった1枚のCDに、大きな価値を見いだせる日が来ることを切に願う。
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