日本の奇祭「かなまら祭」の模様を捉えた映像をご紹介
4月5日、神奈川県川崎市にある若宮八幡宮の金山神社にて「かなまら祭」が催されました。
この金山神社では、金山比古神(かなやまひこのかみ)と金山比売神(かなやまひめのかみ)の二柱を祭神として祀っており、両神がイザナミが火の神カグツチを産んだ際に女陰に火傷をし病み苦しんでいるときにその嘔吐物から化生したこと、鍛冶に使う鞴のピストン運動が男女の性交を連想させることなどから、性神としても信仰されているとのことで、子孫繁栄・夫婦和合・性病快癒・安産・下半身の傷病治癒を祈願するため、子宝を願う夫婦や産婦人科に携わる医療関係者、近年では風俗関係者なども数多く訪れるそうです。
またインターネット等で目にしたという外国人らが一目見ようと見物にやってくるなどしており、年を追うごとににぎわいを見せているとのこと。
祭りの由来を知らない人々からは下品だの女性差別だのセクハラだのといった意見も見られますし、海外からは時代遅れの狂った風習で参加者は変態だといった声も上がっていますが、藁をもつかむ思いで、切実な願いを込めてこの祭りを訪れる人も現実にいらっしゃるわけで、お祭りを取り上げるメディアも、かなまら祭の見てくれの奇抜さだけをピックアップするのではなく、その歴史や参拝者に纏わるちょっといい話なんかも取り上げてくれると、子宝を願う人々の救いになったりするんじゃないかなと思ってしまいました。