モバP「ちひろォ!結婚しろオォ!!!」シーン
ちひろ「……」
P「……」
ちひろ「さて、私はそろそろ定時ですからお先に失礼しますね」スクッ
P「ちょっと。いろいろちょっと待ってください」ガタッ
ちひろ「…なんですか」
P「まだ書類山積みでしょうが。あと、一世一代の俺の告白をオールフィクションしないでください」
ちひろ「そんな事言われても…基本私にそういった事は無縁ですし。というかこの書類の山は一体誰のミスから誕生したものでしょうね?」ニッコニッコ
P「ぐ…」
ちひろ「何の悪巧みから告白したのかわかりませんけど、どうせするならアイドルにでもしてくださいよ」
P「何言ってるんです?アイドルとプロデューサーですよ?そんな事あるわけないじゃないですか、おかしな人だなぁ」ハハハ
ちひろ「うわぁ」
P「え」
ちひろ「いえなんでも。兎に角、私には予定があるので今日は定時帰りです。頑張ってくださいね」ニッコリ
P「けちー!ちひろさんのけちー!」
ちひろ「うふふ、褒めても何も出ませんよ?それではまた明日」
ガチャッ
バタン
P「本当に帰ってしまった……結構ガチ告白だったのに…緊張してちょっとちびったのに……」ガクッ
輝子「……」
P「……」
輝子「…わ、私は何も聞いてないぞ……?」サッ
P「…見たな聞いたな?俺の淡い恋心を知ってしまったな?」
輝子「なんのことやら…フヒ」サッ
P「俺の目を見ろ。乃々かお前」
輝子「親友とはいえこの状況で目を直視するのは……ちょっと無理、かな。がっつり聞いてた事がばれてしまうから……フ、フフ」
P「うおぉぉぉぉぉぉ……いや、輝子だから大丈夫だ。輝子は口が堅いからな!堅いよな!?」
輝子「ど、どうせ親友以外とはそんなに話しないから……安心するといい」
P「アイドル的にはどうかと思うが……まぁ、頼むぞ」
輝子「フフ、任せろ……フヒヒ」
まゆ「プロデューサーさんの事でお聞きしたい事があるんですけどぉ」
輝子(言ったそばからこれか…)
輝子「と、特に異常無しだぞ……?」
まゆ「そうですかぁ?なんだか最近、事務所内で”恋心”の気配が増えたような気がするんです。いつもとちょっと違う感じなんですよぉ~」
輝子「へ、へー…」
まゆ「本当に何もありませんかぁ?」
輝子「無いと言ったら……無い…から」
まゆ「……」
輝子「……」
まゆ「…輝子さんって、隠し事する時はキノコの根元を見ますよねぇ」
輝子「えっ、あ、いや…これはその」
まゆ「冗談ですよ」
輝子「」
まゆ「まゆに隠し事……プロデューサーさんの事ですよねぇ?」
輝子(こっこここ怖すぎる)
まゆ「何を、知ってるんですかぁ?」
P「何してるんだ?」
まゆ「あ、お疲れ様です」
P「おう。ちょっとごめんな、pc使うから」
まゆ「はい……プロデューサーさん」
P「ん?」
まゆ「昨日、何かありましたか?」
P「えっ」
まゆ「……」
P「い、いや何も……」
P(いや、これは逆にチャンスじゃないか?まゆなら恋愛にも精通してそうだし相談にでも……だがアイドルに知られるのはなんだかマズイような気がする)
まゆ「輝子さんは知ってるんですよねぇ?」
P「そうなんだよな……今更といえば今さ」
まゆ「……」ニッコリ
P「………やられた」
まゆ「……ちひろさんに、告白、ですか?」
P「あぁ、まぁ、な」
まゆ「……………………いつも、ドリンク売りつけられたりとか、怒られてるのに、ですかぁ?」
P「その辺はまぁアレだけどな、なんていうかこう……好きなんだ」
まゆ(………)
P「どう思う?脈アリかな?」
まゆ「…考えておきますねぇ」
輝子(詰んだ……フヒ)
ガチャッ
ちひろ「…おはようございまーす」
P「あ、遅かったですね。おはようございます」
ちひろ「遅刻魔には言われたくないです……昨日ちょっとありまして朝まで眠れなかったんですよ…よりによって書類審査の通知が…はぁ」
P「…隈ができてますよ、こっちでやっとくんで休憩室で休んでてください」
ちひろ「いえ、これくらいは何とも…」
まゆ「フラフラで仕事をしてもプロデューサーさんこ足を引っ張るだけだと思いますよー?」
ちひろ「…うーん」
P「いや、ちひろさんはフラフラでも俺より仕事しそうだけどな……と、とにかく。休んでてください」
ちひろ「………じゃあ、お言葉に甘えて1、2時間だけ」
P「次の日からはいつも通りのちひろさんだった」
ちひろ「スタドリはいかがですか?元気になりますよ!今なら5本セットで400MCです!」
ちひろ「ダース買いだと、次に買う時に割引しちゃいます!」
ちひろ「当たりビンですか?1本50MC、オマケでどうぞ!」
P(最近高くなったなぁ……気のせいかな)
ちひろ「……」
ちひろ「あっ、そろそろ時間……」
P「へ?」
ちひろ「す、すいませんプロデューサーさん。この仕事、お任せできませんか?」
P「あ、はい」
ちひろ「ごめんなさい、今度お詫びしますから!」
ガチャッ
バタン
P「……そういえば毎月こんな感じの日があるな」
輝子「……毎月の今日頃…慌てて出て行く…」
P「うおっ!まだ帰ってなかったのか?」
輝子「あ、はい、い、いましたけど……あれ、デジャヴ」
P「予定か……なんだろう」
まゆ「………あっ」
ちひろ「……」タッタッタッ
まゆ(………)タタタ
ちひろ「お、お待たせしましたー」
ちひろ「えへへ、仕事帰りです。ちょっと遅れちゃって……」
まゆ(……………)
P「ちひろさんに……オトコ…だと………!?」
まゆ「はい。昨日偶然」
P「マジか……マジかぁぁ…、そりゃフられるよなぁ」
まゆ「仕方ないですよねぇ」
P「ぐぬぬ…諦めるべきか………いや、チャンスは何度でもある!俺は諦めんぞ!!」
まゆ(……)
ちひろ「おはようございますー…」
P「あーおはようござ………」
ちひろ「はぁ…」
P「…眠そうですね」
P(そういえば予定がある日の翌日もこんな感じだなぁ)
ちひろ「えぇ、……すいません。午前中は特に仕事があるわけでもないのでプロデューサーさんを手伝いたいところなんですけど…」
P「あぁいえ、休んじゃってください。後でコーヒーでも持って行きますよ」
ちひろ「すいません…」
P(何故寝不足なんだ…朝までコースって事か?そうなのか?うおぉぉお………)
まゆ(………)
ちひろ「…………はぁ」
まゆ「お疲れ気味ですねぇ。お茶をお持ちしましたよ」
ちひろ「あ、まゆちゃん…ありがと」
まゆ「いえ。……そういえば昨日、男の人と居るところを見ましたけど」
ちひろ「え!?」
まゆ「恋人の方ですかぁ?」
ちひろ「あはは、そんな事無いわよ……し、知り合い、かな?」
まゆ「そうですか」
ちひろ「うん………あれ、急に眠く………」ドサッ
まゆ「………ゆっくり休んでくださいねぇ」
まゆ「……ちょっとだけ、カバンを見させてくださいねぇ」
まゆ「………」
まゆ「…………」
まゆ「……これは」
まゆ「………」
P「さて、と。そろそろちひろさんにコーヒーでも持っていくかな」
まゆ「今、まゆがお茶をお持ちしましたよ?」
P「本当か、悪いな。じゃあこれが終わったらコンビニで弁当でも買ってくるか………あれ、ペンどこ行った?」
輝子(まゆ…さんが持ってるぞ親友)
P「しゃあないな、ちひろさんから借りるか」
スラスラ
P「よし………ん?ちひろさんのペン、やたら古くないか?物持ちが良いのか」
まゆ「346プロ創設記念のペンですねぇ」
P「しかも同じのが5、6本。…改めて見ると簡素なデスクだな、無駄がないというか必要最低限というか」
まゆ「でしょうねぇ」
P「ん?」
まゆ「ふふっ」
ちひろ「うぅ……寝すぎた、かな?」
P「おはようございます」
ちひろ「わぁ、昼過ぎてるじゃないですか。起こしてくださいよ…」
P「あまりにもグッスリだったので、起こす事に抵抗があったんですよ」ハハハ
ちひろ「そんなにですか…」
P「えぇ。ほら寝顔」スッ
ちひろ「何で写真撮ってるんですかちょっと!消してくださいー!」
P「ふふふ、仕事を代わりにやっておいたということで手を打ちましょう」
ちひろ「な……、ま、まぁいいです。そんな物でよろしければどうぞ」
P「待ち受けにしよっと」
ちひろ「ちぇりおー!!」
P「おっと危ない」
ちひろ「くっ…どうしても私を辱めたいようですね……!」
P「いえ、単に俺が」
グゥゥゥ…
ちひろ「………」カァァ
P「腹減ってるんですか?」
ちひろ「そういえばまだ食べてなかったですね……」ゴソゴソ
P「弁当手作りですか?」
ちひろ「その方が安くあがりますから」スッ
P「………………ちひろさん、それは安くあがるとか気にし過ぎな弁当じゃないですかね」
コメント一覧
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- 2015年04月08日 23:47
- 鬼!悪魔!ちひ……あれ?
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- 2015年04月08日 23:51
- (無言でガチャを回す音
そしてあんたんする音
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- 2015年04月08日 23:53
- これは天使女神も霞むほどのちひろメーター急上昇
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- 2015年04月08日 23:53
- 何だ、やっぱりちひろさんは天使じゃないか(ガチャガチャ
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- 2015年04月08日 23:54
- そうか、そんな事情があったのか
もっと早く教えてくれていれば・・・
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- 2015年04月08日 23:56
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天使!女神!ちひろ!(ガチャガチャ)
おのれちひろ、こんなプロパガンダまで書きやがって……悪魔め!
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- 2015年04月08日 23:57
- 作:ちひろ
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- 2015年04月08日 23:57
- ちっひーは天使だった!?
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- 2015年04月08日 23:57
- 異が痛そうな輝子が一番かわいかったと思います(小声)
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- 2015年04月09日 00:00
- これは巧妙なまゆのステマ