2046体の光り輝くLED仏、新宿のハイテク納骨堂が海外でも話題
京都新宿区にある都会の小さなお寺、幸国寺が運営する「琉璃殿(るりでん)」は、納骨堂の常識を覆す幻想的でハイテクな納骨堂。
「琉璃基」と呼ばれるガラス製のLEDで発光する小さな仏様2046体がぐるりと配置。入った瞬間、そこは虹色ハイテク基幹室みたいでついワクワクしちゃいそうですが、これは全部仏様。非常に厳かな空間であることをお忘れなく。
仏様の色は参拝行事や季節ごとに自由自在に変更可能。例えば通常の参拝時は金色、法事の際は落ち着いた青色に。明暗や色調を段階的に変えたりもできるそうです。故人を思い偲ぶためには雰囲気は大事ですよね。
さらに琉璃殿の入堂管理にはICカードが採用されていて、ICカードを認証台にかざして納骨堂をオープン、朝5時から夜22時まで参拝可能です。
でも2046体も同じような仏様がいると、どの仏様が自分の身内かわからなくなりそう…そんなご心配は御無用。拝殿のカードリーダーでICカードを認証すると個別の仏様が点滅して光り輝き、その位置をお知らせくれます。
ICカードをかざすと、死んだおじいちゃんが「ワシはここじゃよ〜」って点滅して居場所を教えてくれっていうこの感じ、なんという未来でしょう。
墓参りをしなくても寺が供養と管理をしてくれる永代供養のシステムは、手軽に参拝できて場所も近いということで、ここ数年関心が高まっているそうです。確かに都心に住む人で新しく都内に墓を構えるのはいろいろ大変そうですからね。
この納骨堂に入るには標準タイプで75万円。生前予約も可能ですってよ。
これは、ある意味で供養イノベーションなのではないでしょうか。
Photos: Chris McGrath/Getty Images
source:瑠璃殿
Attila Nagy - Gizmodo US[原文]
(mayumine)
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