朧漣潮「恋の手助け」曙「余計なお世話よ」 【艦これ】
曙「ちょっと、新しい艦よ」
提督「え?あ、ごめん?」
曙「なによ。ボケーっとして、寝起きなんでしょ?しっかりしなさいよクソ提督」
提督「ごめん。で、そちらの子は?」
綾波「ごきげんよう。特型駆逐艦、綾波と申します」
曙「さっき建造で来た綾波型のネームシップよ。私のお姉ちゃんに当たるわけだけど」
提督「そっか。さすが姉妹艦。曙に負けず劣らず可愛い」
綾波「えっ!?あ、ありがとうございます・・・」
曙「またそんなこと言って・・・調子いいんだから」フイッ
提督「それと、あまり緊張しなくても大丈夫だよ。っていうことで曙」
曙「はいはい。部屋に案内すればいいんでしょ?わかってるわよ」
提督「ありがとう」
曙「あとこれ、遠征の報告書よ。少し前に朧達からあんたが寝てるからって渡されたの」
提督「そういえば受け取っていなかったね」
曙「明日の朝、改めて顔を出すって言ってたわよ」
提督「了解。案内したら今日はもう休んでいいよ」
曙「言われなくてもそうするわ。それじゃあね」
提督「私も眠いから寝るよ」
曙「勝手にすればいいでしょ。綾波、行くわよ」
綾波「は、はい」
綾波「・・・司令官、とても綺麗な女の人ですね」
綾波「切れ目で少し目つきが悪いけど・・・」
綾波「黒髪のロングでかっこいいお姉様って感じでした!」
曙「・・・ええ、そうね」
綾波「・・・一つだけ気になる事を聞きたいんですけど」
曙「・・・何?」
綾波「曙ちゃんは秘書艦なんですよね?」
曙「まぁね。まったくあんな奴と一緒に居ること自体苦痛だっていうのに」
曙「大人しく朧か漣に秘書艦させとけばいいのよ。前みたいに」
綾波「あはは・・・曙ちゃんは司令官のこと嫌い?」
曙「どうかしらね。ほら、くだらない話してたら着いたわよ」
曙「敷波と相部屋だけど、構わないわよね」
綾波「大丈夫です!」
コンコン
敷波『開いてるー入ってきてー』
ガチャ
曙「出迎えぐらい出来ないの?」
敷波「今更じゃない。それより、もう遅い時間だよ。何さ突然」
曙「実は・・・」
綾波「敷波ちゃん!」
敷波「えっ?綾波?綾波!」
綾波「会いたかったです敷波ちゃん!」ギュッ
敷波「あたしもだよー!」ギュッ
曙「こういうことよ。という事で手を握り合ってるところ悪いけど敷波、綾波とこれから一緒の部屋だけど、何か不満ある?」
敷波「ない!」
曙「でしょうね・・・じゃあね。私ももう寝るから」
綾波「はい!ありがとうございます!おやすみなさい」
曙「お互い喜んで騒ぐのはいいけど、時間考えなさいよ」
綾波「あっ・・・すみません・・・」
曙「いや、私はいいけどさ・・・ああそれと、明日あいつの所に行ってあげて」
綾波「あいつ・・・?」
曙「クソ提督よクソ提督!新しい子とは二人で自己紹介から始める主義なのよあいつ」
敷波「相変わらず司令官に対しては口悪いなぁ」
曙「あーもううるさいわね!私は部屋に戻るわよ!」
綾波「いつもあんな感じなんですか?」
敷波「あんな感じ、多分照れ隠しだろうけど」
翌朝
綾波「ふぁ・・・」
朧「おはよう綾波。昨日来たって曙から聞いたけど」
綾波「・・・みっともないところを見られてしまいました・・・」
朧「来たばっかりで疲れてるんだからあくびもしょうがないでしょ」
綾波「そういう問題じゃ・・・それに、昨日は敷波ちゃんと話し込んじゃってあまり寝てないの」
朧「なるほど」
漣「オハー二人共ー!」
朧「漣は朝から元気ね・・・」
漣「元気なのは漣の個性だもの!」
綾波「そういえば、司令官ってどういう人なんですか?」
綾波「第一印象は憧れちゃうほど綺麗だったんですけど・・・」
朧「あー・・・提督?提督は・・・ちょっとビックリするかも」
漣「漣が言うのもなんだけど、ド変態なのですヨー」
朧「漣!滅多なこと言うんじゃないの。提督だって言ってるでしょ?あれはコミニュケーションだって」
漣「どう考えてもセクハラです。本当にありがとうございました」
綾波「せ、セクハラされるの?女同士なのに・・・?」オロオロ
朧「まぁ・・・最初は戸惑うかもねぇ。ちょっと下ネタが直球というか」
朧「羞恥心が無いと言うか・・・」
漣「ジャンジャン体触ってくるのよ」
朧「確かに触ってくるけど・・・そこまでいやらしい手つきじゃないでしょ?」
漣「そんなことないよ!」
朧「・・・アタシに魅力がないのかな・・・」
漣「ふっふっふっ・・・漣の溢れ出る大人の魅力が」
朧「それはない」
綾波「それはないかなぁ・・・なんて」
漣「ですよねー」
タッタッタッタッ・・・
漣「あそこを走っているのは初霜ちゃん!何か慌てている様子だ!」
初霜「若葉ー!わーかーばー!」
若葉「なんだ?騒々しいぞ初霜」
初霜「あ!若葉!わか・・・キャア!!」コケッ
ドスッ
若葉「うぐぅっ!?」
初霜「いたたた・・・若葉、大丈夫?」
若葉「ぐっ・・・お前は海の上じゃなくてもぶつかってくるのかっ!?」ズキズキ
初霜「ごめんなさい・・・急には止まれなくて・・・」
若葉「歩けばいいだろうがっ!!」
初霜「あ、そっか。それより見てみて!私かっこいい?かっこいいでしょ!」
若葉「ん?ああ、かっこいいな。改造してもらったのか。よかったな」
初霜「でしょ!それでさ。それとは別に、若葉に一つ聞きたことがあってね」
若葉「なんだ?」
若葉(それより、退いて話してくれないかな・・・重いんだが)
初霜「提督がね」
提督『若葉って、まだ芽すら出てないのに若葉なんだよね』
提督『まだ生えてないのに若葉・・・まだ豆だけなのに若葉』
初霜「ってクスクスしながら言ってたんだけど」
若葉「そうか。ちょっと初霜、少し退いてくれないか?提督に用事が出来た」
初霜「え?突然どうしたの?」
若葉「いや、気にするな。少し、少しだけ話したいことがあるだけだ」
初霜「そっか。また後でね」
若葉「ああ」ダッ
朧「・・・綾波は今の会話聞いてどう思った?」
綾波「ごめんなさい。なにがなんだかわかりません」
朧「うん。それでいいの。わからなくていいの」
漣「漣が解説しようか?」
朧「そんなことしなくていいから」
漣「えっとね今のはむぐっ」
朧「綾波!早く提督の所へ行こう。それが良いよ!」
綾波「は、はい・・・?」
綾波(綾波にはまだ早い話なのかもしれないです)
漣「ングーっ!ングーっ!」ジタバタ
執務室
コンコン
朧「提督」
シーン・・・
朧「あれ・・・まだ起きてないのかな?」
漣「先客じゃないかな?ボソボソと話声が聞こえる」
漣「・・・開けてみよう」
ガチャ
朧「えっちょっ」
綾波「それはまずいのでは・・・」
若葉「この若葉に、何か言いたい事はないか?」
提督「良いおみ足で。靴を脱いでくれるあたり若葉ちゃんの優しさがにじみでぶっ」ガンッ
若葉「反省の色が見えんぞ」ガッ
朧「提督が土下座を・・・」
漣「頭を若葉ちゃんに・・・」
綾波「足で踏まれてますね・・・」
若葉「純粋な初霜になんて事を言ったんだお前は」
若葉「と言うか。いつの間に毛がまだ生えてないことを確認した」
若葉「着替えでも覗いたのか?」
提督「やっぱり若葉ちゃんってぱいぱっ」ガンッ
若葉「それ以上言うな。お前、さては鎌かけたな」
提督「鎌をかけたつもりはないけど、初霜ちゃんなら確認するのに本人に聞くかと思って吹き込んだ次第です」
提督「私も人から聞いただけだけど」
提督「いいじゃない!減るもんじゃないし!私はこんな見た目だし!!」
若葉「見た目は女に見えてもお前は男だろうが」
提督「女の子の着替えを覗いてなにが悪いの!!」
若葉「犯罪だぞ」
提督「傍から見れば百合だから無問題」
若葉「大問題だろうが・・・はぁ・・・まぁいい。今回は見逃してやろう」
若葉「初霜を改二にしてくれたからな。しかし、覗きは次に発見次第ぶちのめすよう他の奴にも伝えておく」
提督「そんな!私の楽しみが!!」
若葉「救いようもないド変態だなお前」
綾波「えっ・・・えっ?」
綾波「・・・司令官が・・・男?」
朧「やっぱり混乱するよね。なんか、昔から女顔で華奢らしくて声も高いまんまだって」
漣「いくら鍛えても筋肉が表に出てこないらしいのね。元々筋肉がつかない体質だって言ってたよ」
朧「身長だけは180cmで高めなんだけどね。って提督本人が言ってた」
漣「女装も趣味の一つって言ってたよね。ほら、おそらく今日は女の子の気分なんだよ」
漣「ご主人様の服、今日はスカートだもん」
朧「そういえばそうだね・・・似合うのがなんか腹が立つけど」
曙「こんなところでなにやってんのよあんたたち」
朧「あ、曙・・・」
曙「入るならさっさと・・・」
提督「若葉ちゃん。いつになったら足をどかして頂けるのでしょうか」
若葉「いつどかそうか迷っている。変態は野放しには出来ないからな」
提督「実害はないじゃない」
若葉「ほう。スキンシップと言いつつ、人の服の中に手を入れてくるのにか」
提督「スキンシップだもん。それがヒートアップしちゃうのは君達が可愛いのが悪い」
曙「・・・また何かやらかしたの?」
若葉「そんなところだ」
曙「なるほどね。それで?クソ提督、何か弁明はある?」
提督「ありますとも」
曙「それじゃあ言ってみて」
提督「可愛い子にエッチなことをしたいのは男の性にて、仕方なきことなのです!」
提督「それに一番セクハラしてるのは曙だから安心して」
曙
コメント一覧
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- 2015年04月11日 23:48
- ・・・?
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- 2015年04月11日 23:49
- 曙ちゃんに罵られながら足コキで成仏したい