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インテル、Atom x3シリーズのロードマップを拡張。IoT向け製品を今年後半から出荷 - Engadget Japanese


インテルが Atom x3シリーズ(SoFIA)のロードマップを更新しました。IoT向けの新プロセッサを今年後半に出荷します。

IoT向けのAtom x3シリーズはLinuxやAndroidをサポートし、過酷な天候条件下でも稼働可能な温度保証や、7年間の製品提供を保証する点が特徴です。
従来の Atomと言えば、古くはネットブック向け、安価で遅いノートPC向けの x86プロセッサというイメージが先行していました。

しかしここ数年はエンタープライズ向けのカートリッジ型サーバにAtom S1200シリーズが採用され、安価なWindows 8.1タブレットの市場をAtom Z3700シリーズが切り開き、長らくARMの独擅場となっていたAndroid市場においても、Atom Z3700シリーズを搭載したAndroidタブレットが2万円以下の分野でコスパを武器に存在感を増してきています。



先月発表されたAtomの新ラインナップ x3, x5, x7のうち、Atom x7シリーズはマイクロソフトのSurface 3に搭載され、日本以外の26の国と地域で5月5日から発売されます。

Atom x5シリーズは、現行のWindows 8.1タブレットやAndroidタブレットで採用されているAtom Z3700シリーズの置き換えとなるべく採用各社で製品を準備中です。

Atom x3シリーズは、3GやLTEモデム用ベースバンド部を統合したSoCを持つことから、3GやLTE通信を内蔵したスマホやファブレット、タブレットなどの製品分野で、ARM系のSoCに対抗していくことが分かっていました。



今回の新たなAtom x3 ラインナップ追加により、Atom x3シリーズのターゲットはスマホやタブレットのみならず、AndroidやLinuxを搭載したあらゆるIoT機器へとフィールドを拡げていくことになります。

1チップのSoCで3GやLTEの通信が可能なだけでなく、過酷な天候条件への対応、長期の製品提供の保証という条件が揃えば、屋外での長期利用を想定したIoT機器でも利用できそうです。

これまではIoT向けと言えばARM系が先行してきた感がありますが、Atom x3シリーズがIoT向け製品をリリースすることで、今年の後半から来年にかけて、IoT向けの製品や技術トレンドにどんな変化が生じるのか、今後の展開が楽しみです。
インテル、Atom x3シリーズのロードマップを拡張。IoT向け製品を今年後半から出荷

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