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Blackmagic史上最小・最軽量のMicro Cinemaカメラ発表。クアッドコプターへ搭載や遠隔操作対応 - Engadget Japanese


Blackmagic Designは、マイクロフォーサーズマウントのレンズ交換式デジタルカメラ Micro Cinema Cameraを発表しました。

同社製の動画用デジタルカメラのうち、マイクロフォーサーズ規格の交換レンズを装着できるカメラとしては最小かつ最軽量。「Pocket Cinema Camera」よりも小さい「Micro」の名のとおり、自動車や自転車などの乗り物に搭載しやすいサイズです。同社のWebサイトでは、クアッドコプターなどに搭載し、空中から動画を撮影する用途を前面に打ち出しています。

Blackmagic Design Micro Cinema Camera

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6 枚



撮影解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)。スーパー16サイズ(12.48×7.02mm)のイメージセンサーを搭載し、30fpsまでのグローバルシャッターと、60fpsまでのローリングシャッターを装備しています。

グローバルシャッターは、撮像素子上で露出時間をコントロールするシャッターの種類。主に動きの速い被写体が撮像時に歪む現象を抑える効果が得られます。


収録形式はロスレスCinamaDNG RAWやApple ProResなどが選択可能。カメラ搭載マルチコプターの付加価値は手軽に空撮ができる点にありますが、本機の利点の1つは「クアッドコプターに搭載可能なサイズの単体カメラである」ところ。具体的には、カメラ内蔵機と比べて高画質なところと、レンズ交換ができることです。

拡張性の高さも大きな特徴として謳っており、入力には4つのPWM(パルス副変調)とS.Bus、LANC、ゲンロック(外部同期信号)、アナログオーディオなどを装備。本機ではクアッドコプターのコントローラと連携させて、撮影の開始/停止と露出設定、フォーカス、ズーム操作を行う使い方を紹介しています。

出力は1系統のHDMIビデオ、2系統のHDMIオーディオ、コンポジットビデオなど。市販のビデオトランスミッターを接続することで、カメラ設定やバッテリー残量などの動作状態を遠隔モニター可能です。

対応メディアはSDHC/SHXCメモリーカード。電源はキヤノンLP-E6。本体サイズは82.5×69.5×65.4mm。重量は310.8g。発売時期は7月。価格は税別12万1800円。

クアッドコプターが撮影用途に使われるようになったことは、空中からのアングルを以前よりも手軽に試せる表現方法が増えた点で、個人主体の映像制作にとっても歓迎できる状況だと考えられます。

なお、アクティブな用途を推す割には、防水や耐衝撃性能に関する記述がスペックシートのどこにもないので、タフネス性能は備えていないとみられます。動作温度については0~40度までとの記述がありましたが、雨天時や泥、砂埃などが入りやすいような、あまり撮影条件の良くない環境や、クアッドコプターが何かにぶつかって落下しやすいような状況では無理に使わない方がいいかもしれません。
Blackmagic史上最小・最軽量のMicro Cinemaカメラ発表。クアッドコプターへ搭載や遠隔操作対応

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