ジョジョの奇妙な冒険SC第38話 地獄の門番ペット・ショップその1 感想
犬好きの子供は見殺しにできない超絶イケワンのイギーの魅力がこれでもかと詰まった今回の感想です。
よろしくお願い申し上げます。- 前回までのジョジョの奇妙な冒険ッ!
- 華麗にスルーされている先週と先々週のホル・ホースとボインゴ。
ボインゴの顔は一切ジョースター一行の視界に入らなかったとは言え、ホル・ホースの事ぐらい
誰かもうちょっと思い出してあげてもいいと思います。特にホル・ホースに鼻の穴を掘られたポルナレフ、あなたです。
DIOの館を探していて忙しい彼らが突然いなくなったホル・ホースをわざわざ気にかける道理もないのですが
それにしてもホル・ホースとボインゴが不憫。前回と前々回見てなくても全く支障ない始まり方だもの。 - 昨日から風呂入ってないポルナレフ
- 画面から酸っぱ臭い雄の香りが漂ってきそうなほど絶望的に汚いポルナレフです。
この後に色々とグロいシーンが出てくるのですが、それに勝るとも劣らない圧倒的オス臭さにむせび泣くしかありません。 - 俺は商売上の都合で喋るわけにはいかない物乞いなの!
- 物乞いならとりあえず放送禁止用語には当たらないようです。原作漫画でも
この物乞いのセリフの時には謎のピー音が書き込まれていました。ほとんど仕事してないピー音でしたが。 - 吹っ飛ぶチビとブチの生首
- 黒塗りされてるけどあまり黒塗りが仕事してないグロテスクさ。ストレングスの船のクレーン首吊り以来の結構なグロです。
しかしこれも序章でなく、後には生首から目玉が抉られて食べられてるというジョジョ全体を通しても
トップクラスのグロ&ホラーシーンが登場です。本当にこの時のペット・ショップは怖かった。
シグルイのちゅぱ衛門は人相手に、よくこれをやりきったな…と真に思います。
このようにペット・ショップはただの敵スタンド使いなだけではなく肉食獣的な恐怖を兼ね備えています。
こう書くとDIOも同じ肉食モンスターですが、ペット・ショップに対しては話が通じない分、性質の悪さは上に感じます。 - ケツの穴にツララ突っ込むどころじゃない氷塊
- 氷という、やがて消えてなくなる凶器を武器にするスタンド使いは、館に迫る敵を始末するのには適しているのかもしれませんが
やたら派手な殺し方です。事件が起きれば「新手のスタンド使いの仕業かッ!?」となるジョジョ脳のジョースター一行が
この事件を見聞きすれば一発で館に近づいて来そうなもんですが、ペット・ショップも鳥頭なので仕方ないです。 - 馬鹿な犬のフリ
- アホ顔なのかアヘ顔なのかよく分からないサービスシーンを披露してくれるイギー。
さらには、鳥の眼ってやつは何を考えてるか分からねーとも言ってましたが、動物は大体そんなものです。
むしろ何考えてるか、犬なのに表情からやたら分かりやすすぎるイギーの方が異常にも思えます。
でも犬好きの人だったら、犬が何考えてるかは普通に分かるものなのかしら。 - これで引き分けってことにしよーぜ
- 愚者の死んだふりで逃げおおせる事も出来たかもしれないのですが、やられっぱなしは性に合わないのか
一矢報いることにしたイギー。プライドの高いイケワンとしては、ここまでされる云われは無いわけですから
尻尾まくって逃げるだけってのは、あり得ない選択肢だったようです。ある程度の手傷を負わせるぐらいしなければ
例の犬好きの彼が無傷のペット・ショップに侵入者として追跡されて殺される可能性もありえます。 - EDのキャスト欄に承太郎先輩がいない
- 承太郎先輩、登場したのに一言も発していませんでした。出番が少なかった&無口な主人公と言えど
もう少しこう…リップサービスと言うか、何と言いますか喋っても良かったのではと思います。
これでは将来、康一君が承太郎さんをコミュニケーション下手で付き合いづらいと思うのも当然です。
以上、イギー最大の見せ場と言っても過言ではない話でしたが、ジョジョに登場する動物でもトップレベルの
グロひどい目に遭ったチビとブチが大勢の少年読者(当時)にトラウマを与えた回でもありました。
油断していると、いきなりグロシーンが入ってくるジョジョはやはりロマンホラー漫画だという事を
噛み締めつつの今週の感想です。ありがとうございました。