仏Withingsは、活動量計やBluetooth LEを内蔵したアナログ腕時計 Withings Activité(ウィジングズ・アクティビデ)を4月16日に国内発売しました。価格は6万1000円(税込)。

時計の国として知られるスイス製ダイヤルを採用した伝統的デザインの高級腕時計ながら、運動や睡眠をトラッキングしスマートフォンの専用アプリと連携します。短時間の試用ではありますが実機インプレッションをお届けします。




Withingsはフランスに拠点を置くIoT/コネクテッド(Connected)デバイスメーカー。過去にはWi-Fiに接続しTwitterで体重をつぶやく体重計を発売し話題を集めました。

スマホと連携するアナログ腕時計など6製品、仏Withingsが日本発売。活動量、睡眠をトラッキング

Withingsが開発したActivitéは、スイス製造のダイヤル、サファイアガラスの風防、ステンレスケース、フランス産の革を使用するなど素材にこだわった高級腕時計。グローバルでは2014年7月に発表され、米国やヨーロッパ市場を中心に人気を集めています。


Withings Activitéの見た目はシンプルな腕時計。とてもアクティブトラッカーやBluetooth LE通信機能を備えるようには見えません。機能としては歩数・ランニング・水泳距離・睡眠時間をトラッキングし、スマートフォンの専用アプリHealth Mateで内容を確認できます。また内蔵バイブレーターにより設定時刻に振動して目覚ましとしても利用できます。

またバッテリーは最長で8ヶ月間持続するといい、他のスマートウォッチのように毎日充電する必要はありません。外観からメカメカしさは感じず、多機能とのギャップに良い意味で驚かされます。




スイス製造のダイヤルは非常にシンプル。カラーはホワイトとブラックから選べます。また内側にある小さなインデックスは0〜100％を示します。例えばアプリで目標歩数を1万歩に設定すれば、5000歩を歩いた時点で針は50％をさすという具合です。

時刻はスマートフォンと同期するため、海外旅行でタイムゾーンを飛び越えても時刻合わせは不要。全世界対応の電波時計のような使い勝手です。






リストバンドは革製。また50m防水に対応し水泳用にシリコンゴムのリストバンドも用意します。



アップルがまもなく発売するApple Watchには200万円を超えるモデルも登場しますが、高級腕時計としてどうもピンと来ないと感じる方もおられるでしょう。Withings Activitéは外見からメカメカしさを一切感じず、伝統的な腕時計の外観や使い勝手をそのままに、付加価値としてヘルスケア機能やスマートフォン連携を提供する点で、今後のスマートウォッチのあり方に1石を投じる製品です。

Withings Activitéは国内発売中。価格は6万1000円(税込)。全国のアップルストア、アマゾンジャパン、一部家電量販店、ソフトバンクセレクションで購入できます。なおポップなカラーリングの低価格モデル Withings Activité Popも6月末までに国内発売予定です。