現在も福島第一原発の放射線漏れ事故の収束にあたっている作業員の被ばく線量
の限度が大幅に引き上げられる見通しです。
画像:【除染作業員】
http://www.jiji.com/jc/d4?d=d4_quake&p=jyo114-jlp11852846
17日、厚生労働省の有識者会議が報告書にまとめたもの。
現行の基準は「労働安全衛生法」により、原発事故などの”緊急事態時”には被ばく線量の上限が年間
100mSv(ミリシーベルト)までと定められていますが、これを250mSvに引き上げるにするとのこと。
作業員が上限に達する者が続出し、一時的に引き上げて対応したことや、上限により作業継続が困難
なため、作業員それぞれの被ばく線量の合計や年齢、就労期間に応じて、厳重に管理すると説明して
います。
今回の報告書を基に国民の声や労働政策審議会、放射線審議会などを経て、秋ごろをメドに「電離放射
線障害防止規則」を改正し、被ばく線量の基準を改める意向です。
作業にあたるためには被ばく線量を引き上げざるを得ないのが隠せない現実のようです。
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