悟飯「ピッコロさん、パンと一緒に遊園地に行ってくれませんか?」ピッコロ「任せておけ」
悟飯「どうしてもヒーローショーに行きたいらしくって。でも今日は僕もビーデルさんも外せない予定があるから…」
ピッコロ「分かった。そいつをパンに見せればいいんだな?」
悟飯「ありがとうございます、ピッコロさん!」
遊園地
ピッコロ「ここか…お前が見たいのはこのプリキュアショーとかいうやつか?」
パン「ううん、その次のやつ」
ピッコロ「なになに?グレートサイヤマンショー?」
パン「うん!私グレートサイヤマンが見たいの!」
ピッコロ(悟飯のやつまだあんなことしてたのか…)
ピッコロ「始まるまでまだまだ時間があるな」
パン「私コーヒーカップに乗りたい!」
ピッコロ「そうか。じゃあそこに行くか!」
ピッコロ「これはどうしたらいいんだ?」
パン「えっとねー、この真ん中のやつをぐるぐる回すの!」
ピッコロ「こうか?」
パン「もっと早く~!」
ピッコロ「よし、分かった。キエエエイ!!」
グルン、バキィ!!
パン「怒られちゃったねー」
ピッコロ「まさかあんなに簡単に壊れるとは思わなかったぞ…」
パン「ピッコロさん元気出して!次私お化け屋敷行きたい!」
ピッコロ「…よし!分かった!」
ピッコロ「随分暗いんだな」
パン「ピッコロさん、離れないでね…」
ピッコロ「ああ、分かった」
バアアア
パン「キャアアア!!」
ピッコロ「なんだこいつ!?全く気を感じなかったぞ!?くそっ!くらえっ!!」
ボンッ
ピッコロ「ハア、ハア…パン、もう大丈夫だ。」
パン「ピッコロさんすごーい!」
ピッコロ「少し焦ったがこのくらいの奴なら大したことない」
スタッフ「ちょっとそこの人!何やってんですか!!」
ピッコロ「え」
ピッコロ「まさか機械だったとは…通りで気を感じない訳だ…あの後機械の代わりにしばらくお化け役やらされた…」
パン「ピッコロさんみたらみんなすぐに逃げてたね!私も驚かすの楽しかった!」
ピッコロ「そ、そうか。パンが楽しかったなら良いんだ」
パン「次どどん波にのりたい!」
ピッコロ「あのでかい乗り物か。よし、分かった!」
スタッフ「はーい次の人達どうぞ~…て、ちょっとそこの君!」
パン「あたし?」
スタッフ「駄目だよ~君はまだこれには乗れないよ」
ピッコロ「貴様、何故パンは乗れないんだ?」
スタッフ「え、いや、その身長が足りないと乗れなくてですね…怪我しても困りますし…」
ピッコロ「む…そうか…」
パン「…」
パン「はあ、どどん波乗りたかったな…」グスッ
ピッコロ「…パン」
パン「?」
ピッコロ「大きくなってからまた乗りに来ればいいじゃないか。その時もう一度一緒に来よう」
パン「ほんと!?ピッコロさん!約束だよ?」
ピッコロ「ああ、約束だ!」
パン「そろそろグレートサイヤマンが来ちゃうよ!ピッコロさん、早く行こう!」
ピッコロ「ああ、そうだな。ちょっと待ってくれ」
ドンッ
DQN「あ、ッて~、超ッて~」
ピッコロ「む、すまない」
DQN「は?そんなんですむと思ってんの?土下座しろよおっさん」
ピッコロ「…」
DQN「あ?何その目?ッべ~超キレた。俺久々にキレた。一発ぶん殴らねえと気がすまねえ!!」
トンッ
DQN「グフッ」
ピッコロ「悪いな。先を急いでるんだ」
プリッキュア!!プリッキュア!!
パン「遅かったね、ピッコロさん」
ピッコロ「ああ、すまなかったな。よかった、まだ始まってないんだな…ん?あれは…」
ベジータ「…」・REC
王子…
ピッコロ「ベジータ、お前こんなところでどうしたんだ?」
ベジータ「!?なぜお前がここに!?」
ピッコロ「パンと一緒に遊びに来ててな」
パン「ベジータさん、こんにちわ!」
ベジータ「…!!良いか貴様ら!!ここに俺がいたことは絶対に誰にも言うなよ!絶対だからな!!」
ピッコロ「?あ、ああ、分かった」
ピッコロ「どうしたんだあいつ…まあ良い、そろそろ始まるぞ」
お姉さん「みなさーん!こーんにーちわー!」
パン「こーんにーちわー!」
お姉さん「あれあれ~?声が小さいぞ~、もう一回!こーんにーちわー!!」
ピッコロ・パン「こーんにーちわー!!」
お姉さん「よーし!みんな元気だね!今日はみんなの所にグレートサイヤマンが来てくれるぞ~」
子供達「キャアアア!!」
お姉さん「早速みんなで呼んでみようか!グレートサイヤマーン!」
子供達「グレートサイヤマーーン!!!」
怪人「ふはははは!!残念だったな!今日はグレートサイヤマンは来ない!俺たちが子供をさらってやるぞ~」
ピッコロ「何だと…!」
パン「え?何で?今日来ないの?」ウルウル
怪人「よーしまずは…お前だ~!!」
パン「キャアアア!!」
ピッコロ「!?パーーン!!」
パン「ピッコロさーーん!!助けてー!!」
ピッコロ「貴様!!パンを返せ!!」
怪人「いや、え?ちょ…」
スタッフA「お客さん!何やってるんですか!?」
ピッコロ「ええい、離せ!!パンが連れていかれる!」
スタッフB「落ち着けピッコロ!お前ちょっとこっち来い!!」
ピッコロ「な…貴様ヤムチャ!?どうしてここに…」
パン「ピッコロさーーん!!ウワーーン!!」
スタッフルーム
ヤムチャ「…だからあれはショーの演出なの!あの後グレートサイヤマンが子供を助けてくれるんだよ」
ピッコロ「む…そうなのか。すまない…頭に血が昇ってしまって…。ところでお前は何をしてるんだ?」
ヤムチャ「俺はここでショーのスタッフのバイトをしてたんだよ」
プロデューサー「おい!!グレートサイヤマン役のやつはまだ来ないのか!?」
スタッフA「すみません!今探してるんですが…」
ピッコロ「何か大変そうだな…」
スタッフC「大変です!!グレートサイヤマン役のDQNさんが道で倒れてました!気を失ってます!!」
ピッコロ「」
プロデューサー「どうするんだ!!グレートサイヤマンがいないとこのショーは成り立たんぞ!?」
ピッコロ「その衣装、貸してみろ。俺がやる」
プロデューサー「何だ君は!?」
ヤムチャ「おいおい何いってんだピッコロ!?そんなの無理に決まって」
ピッコロ「簡単なことだ。ようは悟飯の真似をすれば良いんだろ?」
ざわざわ
子供達「グレートサイヤマンまだ来ないの~?」
お姉さん「ええと、ちょっと待ってね~?もうちょっとしたらきっと来るから…」
怪人「は、はははは!俺に恐れをなして出てこれないんだろう!」
パン「ピッコロさーーん!!グレートサイヤマーーン!!」
「待たせたな!!」
グレートサイヤマン「悪は絶対許さない、正義の味方、グレートサイヤマン!!」
…
子供達「何か今日のグレートサイヤマン変じゃないか?」「顔色悪い…もう緑じゃん…」「すぐ倒れそう…」
グレートサイヤマン「…さ、さあ!そこのお前!今すぐその子を返すんだ!」
怪人「…あ、で、出たなグレートサイヤマン!!者共、やっちまえ!!」
雑魚「イー!!」
グレートサイヤマン「くらえっ!!ジャスティスパーンチ!!」
雑魚「イー…ぐほぉっ!?」「うげぇっ!」「がはっ!」
バタバタッ
子供達「うわー!!スゲー!!」「今日のグレートサイヤマン超つええ!!」「かっけえー!!」
パン「すごーい!グレートサイヤマーン!!」
グレートサイヤマン「さあ、最後はお前の番か…」
怪人「ひ、ヒイイイ!!許してください!もうこんなことはしませんから!この子も返します!!」
ピッコロ「大丈夫だったか?」
パン「うん!ありがとう!!グレートサイ
コメント一覧
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- 2015年04月22日 22:22
- 王子…父になったな……
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- 2015年04月22日 22:31
- 王子の趣味ではなかったのね
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- 2015年04月22日 22:36
- いいね
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- 2015年04月22日 22:36
- 和んだ。原作でもベジータはあんな感じだろうな…
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- 2015年04月22日 22:43
- 悟空に悟天にチチ…
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- 2015年04月22日 23:15
- ピッコロの父性は魅力。
セル編で修業後の御飯に「僕ピッコロさんの服がいいです」と言われ「かっこいいのをプレゼントしてやる」って返したシーンをうろ覚えで思い出した。
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- 2015年04月22日 23:39
- 笑顔になれるSSはいいね。
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- 2015年04月22日 23:44
- ピッコロさんとべジータは本当にいい父親してるな
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- 2015年04月22日 23:44
- ピッコロといいベジータといい、良い親父SSだな。
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- 2015年04月22日 23:52
- グレートサイヤマンはいつでも側にいるってのは悟飯のことかそれともピッコロさんのことか
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- 2015年04月22日 23:54
- こんにちわが気になる
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