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家系ラーメンだけに、家で作ってみました。
お店にいけば数百円で食べられる国民食、ラーメン。これを自宅で再現することには一理の経済性もないのだが、実際にやってみるとプライスレスな楽しさと無駄な達成感がある。
前回はラーメン二郎を家で作る『家二郎』に挑戦したが、今度は横浜生まれの家系ラーメンを再現する『家家系』だ。イエーイエー。家系というくらいだから、家で作ってもおかしくはないはずだ。 ※「自宅でできる二郎風ラーメンの作り方」を先に読むと、より楽しめるかと思います。 家系ラーメンとはなにか私はラーメンについて全然詳しくないのだが、それでも『家系』という言葉くらいは知っており、何度か食べたこともある。
家二郎に続いて今回もラーメン作りの講師役を務めてくれるマダラさんによると、家系とは横浜にある吉村家をルーツとするラーメン屋の総称で、暖簾分けした直系店とか、分家していった亜流店とか、とにかくいろいろあるらしい。 その屋号はどこも『〇〇家』となっており、『家』が付くから家系。『やけい』ではなく、『いえけい』と読む。 ラーメンと家庭用製麺機のマニアであるマダラさん。自分ではごく普通の会社員だと言い張っている。
家系の詳しい話は、横浜が誇るウェブマガジン『はまれぽ.com』で『家系』と検索すると、80件以上のコッテリとした記事がでてくるので、そちらをご参照ください。
『横浜家系』を看板に掲げる派手なラーメン屋が、最近とくに増えた気がする。
そんな家系ラーメンの特徴はというと、スープは豚骨や鶏ガラをベースとしたコッテリした醤油味で、麺は太めのストレート。そして具は海苔、ホウレン草、焼き豚(煮豚の場合もあり)が標準セットとなっている。
家系という名前を意識したことがなくても、海苔とホウレン草が乗っているコッテリラーメンを食べた記憶があるという人も多いだろう。それはきっと家系だ。 ナルトとかメンマではなく、海苔とホウレン草が乗っています。
今回教えていただくラーメンの作り方は、もちろんマダラさんが吉村家とかで修行して体得したというものではないので、本物の店とは材料や行程が違ってくるだろう。
あくまで推測や噂をもとにマダラさんが考えたマダラ家の作り方であり、家庭の味としての家系ラーメンであることをご理解いただき、読み進めていただければ幸いだ。
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