70年代からのソニー製品を集めたデザイン展 Sony Design:MAKING MODERN 〜原型づくりへの挑戦〜 が開幕します。場所は銀座ソニービル。期間は4月29日〜6月14日。
ソニーの歴史や製品を書き下ろした本『Sony Design:MAKING MODERN』の出版を記念したイベント。開幕を明日4月29日に控え、報道関係者向けの内覧会が実施されました。イベント会場よりレポートをお届けします。
Sony Design:MAKING MODERN 〜原型づくりへの挑戦〜は、70年代から現代に至るソニー製品約30点を展示するデザイン展です。音楽を連れて歩くというライフスタイルを産んだウォークマンや、トリニトロンテレビ、ポータブルCDプレーヤー、そして最新のスマートフォンXperia Z3などが並びます。
1980年に発売したトリニトロン・カラーテレビ。チューナーやスピーカーを分離しモニタ単体で販売したことが当時として画期的でした。
1981年に発売したウォークマン2号機。1号機から更に小型・軽量化し「音楽を持ち歩く」というコンセプトにより近づいた製品です。
1983年に発売した防水機能を持つウォークマン。スポーツ・アウトドア用途にデザインされています。黄色のボディが印象的です。
製品開発時の裏話も。
ソニーのポータブルCDプレーヤー 1号機。CDのジャケットとほぼ同じサイズ。
日本初の家庭用コンピュータ統一規格 MSX に対応したパーソナルコンピュータ。キーボードの横にゲームを楽しむためのジョイスティックを備える点が特徴。
和太鼓にも使われる木材 ケヤキ を使用したステレオヘッドホン。1988年に発売。ソニーはケヤキの筐体そのものが弦楽器のように共鳴し、ドライバーから出てくる音の一部として鼓膜に届くという思想のもとにデザインしたとしています。
1997年に発売したノートPC。4面マグネシウムボディを採用した初代VAIOノート 505(PCG-505)です。
1999年に発売した円形ボディのポータブルCDプレーヤー。
2003年に発売した愛玩ロボットAIBO(アイボ)。各所にタッチセンサーを内蔵しオーナーの撫でる動作に反応するほか、息づくようなLEDライトの発光パターンなど、人とロボットの自然なコミュニケーションにフォーカスして開発されました。
小型2足歩行ロボットのQRIO(キュリオ)。ダンスシーンが記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。ソニーはかつてロボット事業に力を入れていましたが、2006年3月に同事業から撤退しました。
このように過去から現在に至るソニー製品が並びます。世代によっては懐かしく感じる一方、過去の製品を知らない若い世代の目にも新鮮に映ります。
「Sony Design:MAKING MODERN 〜原型づくりへの挑戦〜」は東京・銀座ソニービル8F OPUS(オーパス)で4月29日〜6月14日まで開催。入場料は無料。開場時間は11時〜19時です。