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相手に合わせてメール添削するアプリ、使ってみた : ギズモード・ジャパン

相手に合わせてメール添削するアプリ、使ってみた

2015.04.28 18:00
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言い方ひとつで伝わり方が変わっちゃうことって、ありがちだから。

同じことを伝える場合でも、相手によって言い方を変えたほうが伝わりやすいことってよくあります。たとえば同じランチの誘いでも「明日の昼よろしく」でいい人もいれば、「つきましては明日、昼食などいかがでしょうか」が好ましい相手もいます。

この人にはこんなコミュニケーションが効く」というのは経験的にわかっていることもありますが、コンピューターに聞いてみると、今までにない答えが得られることもあるようです。Webアプリ「Crystal」では、Gmailの送信相手に関するデータに基づいて、メール内容を添削してくれるらしいんです。米Gizmodoのショーン・バックリー記者が実際試してるんですが、どんなものなんでしょうか?


***


米Gizmodoの編集者ショーン・ホリスター君と僕・ショーン・バックリーは、ある問題を抱えています。僕らは長い間友だちでありながら、メールでのやりとりがヘタで、しょっちゅう誤解からケンカしているんです。でも僕は今日、そんなコミュニケーションの問題を解決してくれるというWebアプリ「Crystal」を発見し、さっそく使ってみました。今まさにこの記事も、Crystalの編集が入ってにいます。

Crystalによれば、僕の友人でありボスでもあるショーン君は「論理的で・詳細で・配慮ある・フレンドリーなトーンで・表現豊かな言葉使いのメッセージ」に対して反応が良いんだそうです。たしかにその見立ては合ってます。そこでCrystalの人に、どういう仕組みでそんな診断ができるのか聞いてみました。僕のメールを読んでるの?と思いましたが、そうじゃないみたいです。

Crystalの人が教えてくれたのは、このアプリは「本質的にはグーグル検索と同等のことをしている」ということでした。つまりコミュニケーション相手についての、またはその相手本人が書いた公開情報に基いて人物像を描いているそうです。Crystalは人物について集めたデータを64パターンの人物タイプと照合し、そのタイプに対してどんなコミュニケーションや行動が適しているかを推奨してくれるんです。


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コミュニケーション相手について「他人と会話し、そこから洞察を得ることで問題解決する」のが得意とか、「信頼ある企業やブランドについて忠誠心を持つ」のは苦手、といった診断を下します。

でも、必ず正解が出るわけじゃありません。たとえば僕自身について調べたら、「取扱説明書をちゃんと読む」とか「スプレッドシートが好き」とかいう結果が出たんですが、それらは全然間違ってました。

Crystalのアプリでは、メールを書いている途中、ところどころで書き換えを推奨してきます。どれくらい書き換えを勧められるかは、相手次第でだいぶ違います。ショーンに対するメールでは「論理的であれ」とか、米Gizmodo編集長のアナリー・ニューウィッツに対しては「興味深くしろ」とかリマインドしてきましたが、具体的なアドバイスはほとんどありませんでした。また具体的なお勧めがあったときも、その中身は玉石混交って感じでした。以下はその例です。


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メールの署名部分で「All the best」と書くのはやめて、もっと短く「Best」とか「Thanks」とか、または名前だけにしましょう。

エドワードに対しては、「いつか」と書くより未来の特定の時間を指定したほうが反応が良いです。

エドワードにメールするときは、どうしても興奮を表現したいのではない限り、エクスクラメーション・マーク(!)を使うのはやめましょう。

「僕のお気に入り」ではなく、「僕に最高の結果を与えてくれたもの」のような言い方をしましょう。

「!」を控えようとか時間を指定しようとかは、良いアドバイスかもしれません。でも「お気に入り」を「僕に最高の結果を与えてくれたもの」なんてまどろっこしく言い換えるのは、どうなんでしょうか?

今のところCrystalのChromeアプリは、ショーン・ホリスター君がこの記事を問題なく気に入ってくれるだろうと言ってます。でもさらに、今後のコミュニケーションの混乱を避けるための助言までしてくれました。「自分が間違っているかもしれないことを認めましょう。」あとは「ただ賛成できないと言うのはやめて、ショーンに詳細な情報をたくさん与えましょう。」まっとうなご意見です。


***


以上、バックリー記者でした。この記事が公開されたってことは、多分編集部のホリスターさんからOKが出たんでしょうね。ってことは、Crystal効果なんでしょうか、どうなんでしょうか?

このCrystal、現在利用するには招待が必要になっているようです。こちらから申し込みができるので、使ってみたい人は登録して招待待ちしてみてください。


source:Crystal

Sean Buckley - Gizmodo US[原文
(miho)

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