モバP「俺の子供だってよ」
また、一年後なんてことはなかった
モバP「俺の子供かー」
??「お、お母さん!?」 菜々「え?」
の続きです
20xx年 346プロ
晶葉「できたぞ、この装置を使えば過去へ行くことが可能だ」
モバP「へぇ、どうしてまたそんなものを?」
晶葉「ある人に頼まれてな、今回はその試作品が完成したところだ」
モバP「そうか、晶葉なら問題はないと思うが危険のないようにな」
晶葉「わかっている、不具合が出るようなものは使わせんよ、さて、コーヒーでも入れてくるかな」
??「おはようございまーす」ガチャ
モバP「おう、おはよう、どうしたんだ?今日はまだ仕事の時間じゃないだろ」
??「それがね…「パパー!」」
モバP「お!p太じゃないか!遊びにきたのか!」
p太「うん!」
??「パパのお仕事の邪魔にならないようにね」
p太「はーい!」
??「ごめんね、p太がどうしてもって言ってきかなくて」
モバP「ははっ、いいさ、俺もあんまり家に帰れてないしな、できる範囲で構ってやらないとな」
??「その件に関しては私も寂しい思いをしてるだけど……、どうお考えで?」
モバP「うっ……、こ、今週末には休みが取れるから……な?」
??「ふふっ、冗談よ、この仕事が大変なのは私もよくわかってるしね」
モバP「本当にすまん……」
??「だからいいって!そ・の・か・わ・り、次の休みは覚悟しておいてよね?」
モバP「はい……」
晶葉「助手よ、あんまり寂しい思いをさせてばかりいると逃げられてしまうぞ?」
モバP「おいおい、怖いこと言うなよ」
??「ふふふっ」
p太「パパー!このでっかいやつなにー?」
モバP「p太ー!あんまり事務所のものに触るなよー!」
p太「え?」ポチッ
晶葉「まずいぞ!そのスイッチは!」
装置「」ガタガタガタガタピカッ
??「p、p太が消えた!?」
晶葉「少々面倒なことになったな…」
2015年 346プロ
未央「いやー、今日のベテトレさん一段と厳しかったねー」
卯月「そうですねー、私怒られてばっかりで…ちょっとへこんじゃいます……」
未央「でも、最後の方ではちゃんとステップ踏めるようになってたじゃん! その調子なら大丈夫だって!」
卯月「そうかなー」
未央「そうそう! 私だって前に出すぎとか色々注意受けたし苦手なところは二人で見合わせながら直していこう?」
卯月「そうですね!よーし、島村卯月がんばりm「ママー!」」
p太「ママー!パパー!どこいったのー?」
未央「どうしたんだろう、あの子」
卯月「迷子ですかねー?」
未央「いやいや、でも、ここ一応会社だよ?」
卯月「そういえば、前にちひろさんが社内に新しく託児所ができるって言ってたような……」
未央「じゃあ、そこから出てきちゃった子かな? そうとわかれば…おーい! そこのぼくー!」
p太「?」
未央「ぼく1人? お父さんかお母さんは一緒じゃないのかな?」
p太「うん、さっきまでパパもママもいっしょだったんだけどどっかいっちゃったみたい」
卯月「それはたいへんですね、どうしましょうか、未央ちゃん?」
未央「よし! お姉さんたちが一緒に探してあげよう!」
p太「ほんとに?」
未央「もちろん! お姉さんたちにお任せあれ!」
卯月「お名前はなんていうのかな?」
p太「p太! 4才です!」
未央「おっ! 元気いいね! えらいえらい」ナデナデ
p太「えへへっ」
未央 卯月「(かわいい)」
未央「じゃあ、早速p太君のママとパパのお名前を教えてもらえるかな?」
p太「? パパはパパでママはママだよ?」
未央「おっと、そうかー、そうだよねー」
p太「?」
卯月「どうしましょう、名前わからないみたいですよ」
未央「どっちかの名前が分かれば受付ですぐに見つけてもらえると思ったんだけどなー」
卯月「そうなると、どうやって探しましょう?」
未央「うーん? p太君は今日ここに誰と来たのかな?」
p太「ママといっしょにパパにあいにきたの!」
卯月「ということはp太君のお父さんはここの職員さんなんですね」
未央「パパがどんなお仕事してるか知ってる?」
p太「えーとね……パソコンをカタカタしたりしてる!」
卯月「うーん、それだけじゃわかりませんねー」
未央「他には何か覚えてない? ママのことでもいいから」
p太「ママはときどきテレビにでてるよ!」
未央「へー、p太君のママは有名人なんだね!」
p太「うん! ぼくのじまんのママなんだよ!」
p太「あとね、なんでかしらないけどお仕事のときだけはパパのこと違うお名前で呼ぶんだ」
未央「お? なんて、呼んでるのかな?」
p太「うーんとね、プ、プ、プロジェクター?」
卯月「もしかして……」
未央「プロデューサー?」
p太「あっ! それだ!」
卯月 未央「えー!?」
未央「ま、まさかの展開に未央ちゃんは驚きを隠せないよ…」
卯月「で、でも、まだ、この子のお父さんが私たちのプロデューサーさんの子供だと決まったわけじゃ…」
未央「ねぇねぇ、p太君のパパってこの人?」スッ
p太「あっ、パパの写真! お姉ちゃんたちパパと知り合いなの?」
卯月「これは…」
未央「確実に黒だね」
p太「?」
モバP「ウッ、なにやら悪寒が…」
ちひろ「風邪ですか?プロデューサーさん」
モバP「かもしれませんね、アイドルたちにはうつらないようにしないといけないな」コンコン
ちひろ「どうぞー」
??「失礼します」ガチャ
??「あのー、こちらは346プロのアイドル事務所で間違いありませんか?」
ちひろ「はい、本日はどういったご用件でこちらへ?」
??「実はむすk「アイドルを目指す気はありませんか」」
モバP「あなたからは光るものを感じます、わが社のアイドルになる気はありませんか」
??「え、えーと、私既婚者なんですけど」
モバP「そんなことは些細な問題です、あなたがその気なら私t「プロデューサー(さん)!」」
未央「どういうことなの! プロデューサー」
卯月「説明してください!」
モバP「ふ、二人ともどうしたんだ、そんなに慌てて…」
未央「どうしたもこうしたもないよ!」
卯月「プロデューサーさん結婚してたんですか!?」
モバP「け、結婚? 俺は正真正銘の独身だが」
未央「惚けたって無駄だよ!」
卯月「そうですよ! 子供までいて、誤魔化せませんよ!」
モバP「子供? あー、また、こういうパターンか」
ちひろ「そうみたいですね…」
卯月 未央「?」
モバP「いいか、おそらく二人は俺の子供を名乗る子を見つけて騒いでいるんだろうがな」
ちひろ「その子は晶葉ちゃんが作った{プロデューサーさんの子供を呼ぶ装置}で呼ばれた子なんですよ」
未央「なに、そのピンポイントな装置!?」
モバP「晶葉のやつ、調整は完璧だとか言ってたのにまた不備が出てるじゃないか……あとでお説教だな」
卯月「ということはp太君は未来のプロデューサーさんの子供ということになるんですか」
ちひろ「あくまで可能性があるだけですけどね」
未央「なんか慌てて損しちゃった…、ほーらp太君おいでー」
p太「はーい、あ! パパだ!」タタタ
モバP「おぉ、元気な子だな、おいでー」
??「p太!」
p太「え? あっ! ママもいるー!」
モバP「え?」
未 卯 ち「」
??「よかったー、探したんだよー?」
p太「あのお姉ちゃんたちがここまで連れてきてくれたんだ!」
??「そうなの? ありがとね!」
卯月「あ、はい…」
未央「ど、どうも…」
ちひろ「えー、p太君?」
p太「うん!」
ちひろ「お母さんは…、わかったけどお父さんは…」
p太「ん? パパならそこにいるよ」ユビサシ
モバP「」
卯月「プ、プロデューサーさん! どういうことなんですか!?」
モバP「そんなこと俺に言われてもなぁ」
??「(なんだかややこしいことに……そうだ!)」
??「ひどいじゃないあなた! 私たちのこと忘れたの!?」
モバP「ちょっ! あなたまで何言ってるんですか」
p太「パパ、ぼくたちのことわすれちゃったの?」ウルウル
モバP「うっ、ち、違うよー、そういうわけじゃなくてねー」
卯月「じゃあ、どういうわけなんですか!」
モバP「だ、だから…」
ギャーギャー ワーワー
にしても、まさかちゃんみおが勝つ未来があったとは…