ジョジョの奇妙な冒険SC第40話 ダービー・ザ・プレイヤーその1 感想
アニメのフルカラーで見ると、実に妖艶と言いますか何かオカマっぽいアトゥム神。
両胸にピンクのハートマークとか、二昔前のグラビアかガチホモぐらいにしか許されない出で立ちです。
一方の本体のTシャツの方のハートマークはまだまだ普通です。I LOVE NY とか書いてあるのと大差無いですしね。
そんなこんなで変態紳士と言うよりは、紳士のフリをした変態のダービー弟が大活躍の今週の感想です。
よろしくお願い申し上げます。
- 何だかわからねーが、ただものじゃあねーな とにかくぶっ殺す。
- 「何か分からんが食らえ」に勝るとも劣らないポルナレフの台詞。ちょっと、せっかちすぎやしませんかね。
しかし敵を舐めてかかる癖のあるポルナレフにしては、むしろ逆に正解な判断のようにも思えます。
よく分からなくても、取りあえずぶっ殺しておけば安全です。…などと考えてるとノトーリアスB・I・Gが出てくるので侮れません。
B・I・Gではなくとも、下手にダメージを与えると恨みで強くなる「悪魔」とか、道連れ系の「恋人」もいましたから
何も考えずに敵スタンド使いを攻撃するのも、よくよく考えてみればやっぱり赤点プレイのような気もします。
- 兄は古いタイプの人間なのです
- 兄貴をこれでもかとディスるテレンス。ホリィという肉親のために戦ってきたジョースター一行は
このテレンスの逆ジャギっぷりに若干ひき気味です。嘘でも「兄貴の弔い合戦だぜ」とでも言っておけば
お人好しのジョースター一行には、それなりのメンタルダメージが期待できたかもしれません。
敵という立場でも、血の繋がりが戦いの動機であれば承太郎先輩にも同情や手心ってもんが生まれるはずです。
もしかしてオラオラ!じゃなくて、もしかしてオラ!ぐらいで許してくれたことでしょう。多分。
血の繋がりと言えばエンヤ婆もそうですが、彼女の場合は息子があまりにもクズすぎました。
ボインゴは真っ当な兄の敵討ちでしたが、悲しいかなジョースター一行に認知されていません。
- 承太郎 ぶちのめしちまいな
- 何故か途中から承太郎にテレンスの相手をさせようとする、せっかちなポルナレフ。
花京院にゲブ神を攻撃しろと言われた時には滅茶苦茶嫌がっていたのに、この男は。
テレンスの得体の知れなさを感じ取って、自分には手に負えないとポルが判断したというのであれば
ポルの観察眼は超スゴイと認めざるを得ませんが、このセリフの直前に「めんどくせぇ」とも言ってるので微妙です。
- 館に火を放て
- 最初からそうしていれば良かったのにとも思われる火計。ですが、DIOはそもそも第1部でのジョナサンが
決死で放った慈愛の女神像からの館全焼アタックも耐え抜いた実績があり、火責め位は屁でもないでしょう。
気化冷凍法なり、地面に潜るなりで日没まで身を潜めればいいわけです。でも、そんなDIO様は見たくないです。
- Exactly(そのとおりでございます)
- なかなかパワーのある発音での返答でした。千と千尋の神隠しの「大当たりぃ~」に少し近いかも。
ダービー弟役の声優さんも言いたくて言いたくて仕方なかったのではないでしょうか。
- 兄の能力は単純で底が浅い
- 隙あらば兄をディスるテレンス。ですが単純(シンプル)な能力ほど強いという事もありますので
オシリス神がアトゥム神の完全な下位互換とは限らない気もします。オシリス神、実は腕力が凄かったとか。
ダービー兄の方はスタンドよりも本体のギャンブラーとしての身体能力がえげつないってのもありますが
仮にオシリス神にもアトゥム神と同様の能力が備わっていたとしても、ダービー兄的には嬉しく無さそう。
- テレビゲームは僕も御多分に漏れず詳しいですからね
- 花京院の突然のカミングアウト。男子高校生なので、当然と言えば当然かもしれませんし
ナイーブ系な見た目の彼の事、家でテレビゲームばっかりやっていたとしても不思議ではないです。
地味ながらこの言い回しも、ちょっと人には言えない事をカミングアウトする時に有効な気がします。
テレビゲームの部分をアニメだとかホモビデオだとかサブカル的な内容でさらっと言い換えれば
あなたも明日から恐怖を乗り越えた花京院です。
- 氷と薔薇(DIOと花京院のファーストコンタクト)
- 氷でDIOの妖艶さを演出するペット・ショップ。鳥公のくせに空気が読めて、DIOに本当に忠実な下僕です。
とすれば、しゅるしゅると伸びていた薔薇もアニメ的な演出ではなくジョナサンのスタンドだったのかしら。
- 花京院君 恐れることは無いんだよ 友達になろう
- 花京院はこのDIOの言葉を聞いてホッとしたそうですが、アニメで視聴した限りでは嫌な予感しかしない台詞です。
少なくともケツ穴の心配だけでもしておいた方がいいです。
- トンネルまであと2秒→1秒
- この間、ジョセフと花京院がかなりの会話を行いますが、些細な事です。冒頭のポルナレフがそうであったように
スタンド使いは総じてせっかちなので、1秒間で会話のキャッチボールを2~3回ぐらい、いともたやすく行えるのです。
- 3,2,1 キャノン砲! (花京院とダービー弟)
- カウントダウンを二人で分け合い、さらにはユニゾンでキャノン砲と叫ぶ二人。魂を賭けて戦っているのが嘘のようです。
友達同士が仲良く遊んでいるようにしか見えません。WiiのパーティーゲームとかのCMのオファーとか来そうです。
以上、必然性がある流だったとは言っても、ガチムキの男たちが突然テレビゲームで勝負を始めだすのは
流石に違和感が少しあったのですが、ダービーや花京院がスタンドでコントローラー操作しだした時点から
これはやはりスタンドバトル以外の何物でもないと再認識させられた今週の感想です。ありがとうございました。
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- :-:2015/04/30(木) 23:35:34
- ホモビデオは僕も御多分に漏れず詳しいですからね<SLPYは何年も前から恐怖を乗り越えた花京院です。