モバP「お母さんが来る?」洋子「そうなんです」
洋子「ちょっとした用事でこっちまで来るみたいで、ついでに私にも会いたいって」
モバP(以下P)「いいじゃないか、顔を見せてあげるといいよ」
洋子「それで、プロデューサーにも会いたいみたいで」
P「俺も?」
洋子「はい、お願いできますか?」
P「いいけど」
洋子「ありがとうございます、伝えておきますね」
P(洋子のお母さんに会うのも久しぶりだなー…洋子が事務所に入るときにちょっと挨拶した以来だな)
数日後
事務所
タッタッ
洋子「プロデューサー、お母さん来ました」
P「お、本当か。じゃあ会いに行こうか」
洋子(何でプロデューサーにも会いたいって言い出したんだろう?)
洋子母「お久しぶりです、洋子の母です」
P「Pです。遠い所からお疲れ様です」
P(しかし洋子に似てるな…アホ毛生えてるし)
洋子母「急に芸能事務所へのお誘いを受けたときはどうなるかと思いましたけど、なんだかちゃんとやれているみたいで何よりです」
P「洋子は頑張っていますからね」
洋子母「最初は心配だったんですよね。運動とお風呂が好き、っていうだけの子ですから。それに勉強も出来ませんし」
P「いえいえ、苦手なところもあるかもしれませんが、洋子はそれを補えるほどの元気さがあるんです。それが一番大切なことですからね、人の前に出る仕事ですし」
P「こんなに良い娘さんを預からせてもらっているんですから、こちらがお礼を言いたいぐらいですよ」
洋子母「あらあら、ホントですか。ホホホ」
洋子(ちょっと照れるなぁ…)
洋子母「洋子、いい人に捕まったんじゃないの」バシバシバシ
洋子「お母さん痛いよー!」
P(元気な人だなぁ)
洋子母「Pさん、今日の洋子の予定はどうなっていますか?」
P「今日ですか?今日はオフの日ですが…」
洋子母「でしたら、ちょっと夜に洋子をお借りしてもよろしいですか?ちょっと二人でご飯を食べに行きたくて」
P「もちろんいいですよ、楽しんできてください。…お借りしていいですか、って聞かれるのもちょっと変な感じですね」
洋子母「いえいえ、もうこちらとしては差し上げた気持ちですので」
P「え?」
洋子「お、お母さん!?」
洋子母「洋子、今夜は沢山お話しましょうね」
飲食店
洋子母「娘と飲むとお酒が進むわね。洋子は飲まないの?」
洋子「私はいいかな、明日はお仕事だし。それよりお母さん顔色悪いけど、どうしたの?」
洋子母「あー大丈夫よ。最近ちょっと寝てないだけだし」
洋子「あんまり遅くまで起きてると体に悪いよ」
洋子母「心配してくれてありがと。ふふ、確かにPさんの言う通りに良い子ね。さすが私の娘よ」
洋子「お、お母さん…もう酔ってるの?」
洋子母「しっかし洋子、いい人に捕まったわねー。お父さんの若いころにそっくりよ!」
洋子「そうなの?」
洋子母「ああいう人が来てくれたらお母さんも安心ねえ…」
洋子「え、来てくれたらって…ちょっとお母さん!?」
洋子母「あら洋子、Pさんのこと嫌いだったの?」
洋子「嫌いじゃないよ!その…」
洋子母「ホホホ、わかりやすい娘ね」
洋子「…もう!」
洋子母「ライバルはやっぱり事務所の子よね?多いかもしれないけど頑張るのよ洋子」
洋子「あはは…ありがとう」
洋子母「事務所の子達10人相手は大変だと思うけど、洋子なら大丈夫よ」
洋子「…。え?違うよお母さん、事務所のアイドルは10人じゃないよ」
洋子母「え、違うの?」
洋子母「じゃあ30人ぐらい?」
洋子「違うよ」
洋子母「え?…まさか50人?」
洋子「違うよ、もっと多いよ」
洋子母「…100人いるとか言わないわよね」
洋子「200人以上いるよ」
洋子母「200人!?」
洋子母「どういうことよ洋子!なんでそんな大所帯なのよ!」
洋子「最初からそれぐらいいたよ。それよりお母さん知らなかったの?」
洋子母「事務所の他の子のことまで気にしてないわよ…そんなに大きいと思わなかったし」
洋子母(やけに事務所の名前を見ることは多いと思っていたけど)
洋子母「しかしこのままじゃピンチよ洋子。そんなに多いなんて…このままじゃPさんを先に取られちゃうわ」
洋子「取られるって…」
洋子母「いいから!私に任せなさい!名付けて洋子をプロデュース!」
洋子「えええ…」
洋子母「洋子だって、Pさんのことが欲しくないわけじゃないでしょ?」
洋子「…。そうだけど」
洋子母「決まりね。Pさん誘惑作戦よ!はい拍手」
洋子「誘惑作戦かぁ」パチパチ
洋子母「まず洋子、Pさんに注目してもらうために…他の子とは違うものを作るのよ」
洋子「違うもの?」
洋子母「他のことは違う、ちょっとしたキャラを作るのよ」
洋子「キャラ作り?」
洋子「でも急にやってもビックリされるよ」
洋子母「継続は力よ。続けていれば馴染むようになるわ」
洋子「なるかなぁ」
洋子母「なるわ。やってみないことには始まらないわ」
洋子「…まあ、そうだよね」
洋子母「決まりね。というわけでPさんの気を引くため作戦の内容を発表するわ」
洋子(何だろう)
洋子母「明日から猫キャラで過ごすのよ洋子」
洋子「…。え?」
洋子母「斬新でしょう?猫系アイドル。絶対に新しいジャンルだと思うわ」
洋子「あのーお母さん」
洋子母「日々から徹底するのよ。語尾に、にゃんを付けて喋るのよ」
洋子「お母さーん」
洋子母「そもそも男は甘えてくる猫みたいな女が好きよ」
洋子「お母さん」
洋子母「猫耳もつけて常日頃から猫っぽさを…」
洋子「お母さん!」
洋子母「きゃあびっくりした。大声出してどうしたの」
洋子「猫キャラだけど…」
洋子母「え?嫌なの?いいアイデアだと思うんだけど」
洋子「そういうことじゃなくて…」
洋子母「じゃなくて?」
洋子「もう猫キャラの子、事務所にいるの」
洋子母「いるの!?」
洋子母「えええ…まずいわよ洋子。これは大きくリードされているわ」
洋子「お母さん猫キャラ好きなの?」
洋子母「別の手を考えないと…。そうだ、猫がダメならお魚よ!お魚キャラで猫キャラのことぶつかるのよ」
洋子「お魚キャラの子もいるよ」
洋子母「お魚もいるの!?」
洋子母「動物系はほぼ手を付けられているみたいね…」
洋子「うーん、そうだね。結構いるね」
洋子母「ならば料理で胃袋を掴むのよ!洋子、料理の練習をするのよ」
洋子「料理が上手い子はいるよ」
洋子母「…そりゃいるか。…じゃあ職業をテーマにしましょう。実は元ディーラーだった、なんてどう?ミステリアスな大人の魅力を…」
洋子「ディーラーの人いるよ」
洋子母「いるの!?…じゃあ警察官風アイドルよ!悪いことした人を制裁するお姉さんアイドル…」
洋子「いるよ」
洋子母「警察官いるの!?」
洋子母「なら、女の子にお肌の確認と言いながらお触りするセクハラアイドル…」
洋子「似た子はいるかなぁ」
洋子母「いるの!?大丈夫なの!?…それなら自分のことをオレって言う、カッコいいに憧れるボーイッシュ系アイドルを」
洋子「その子もいるよ」
洋子母「こういう子もいるの!?…ならあざとかわいいドジっ子路線よ!なわとびやってたら自分の体にからんでふええって言って涙目になる…」
洋子「ほぼ同じ子いるよ」
洋子母「いるのこういう子!?」
洋子母「だったら、お嬢様キャラよ。ですわ口調で話して、優雅に華麗に…」
洋子「お嬢様な人達はいるよ」
洋子母「人達!?複数いるの!?…それなら秀才キャラよ!ロボットとか作ったり薬とか作ったり、飛び級する勢いの秀才キャラを…」
洋子「その人達もいるよ」
洋子母「秀才な子も複数人いるの!?…よし、人の領域を超えましょう!謎の力を持っていそうなミステリアス神様系アイドル…」
洋子「あ、いるかも…」
洋子母「いるの!?」
洋子母「…じゃあ洋子、結婚したがりのアイドルなんてどう?洋子はもう結婚できる年齢ですものね。常に婚姻届を持っている勢いの…」
洋子「…それもいるかなぁ」
洋子母「いるの!?…こうなったら奥の手よ。Pさんの車にGPSを忍ばせちゃうぐらいPさんが気になる愛の深い系アイドルを…」
洋子「…多分いると思う」
洋子母「こういう子もいるの!?」
洋子母「ゲーマーで常にゲーム機を持ち歩いている…」
コメント一覧
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- 2015年04月30日 19:56
- 洋子ママンかわいい
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- 2015年04月30日 20:15
- 洋子ちゃんは巨乳だから大丈夫だよ
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- 2015年04月30日 20:18
- モバマスにいない属性って何かあったっけ?
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- 2015年04月30日 20:46
- モバマスの網羅はやばい…
いないのほんとなんだよ!
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- 2015年04月30日 20:46
- ママドル
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- 2015年04月30日 20:49
- 外堀埋めてるモバマス(デレマス)アイドルって誰だ?本当に誰だ?
ヒント4つでお願いします
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- 2015年04月30日 20:50
- 戦闘狂的な
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- 2015年04月30日 21:03
- 外堀系・・・
ssなら雫が多いんじゃないか
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- 2015年04月30日 21:04
- 米6
バスト100越え 農業 除雪 手伝い
カード内の描写で両親がどうとか言ってた
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- 2015年04月30日 21:17
- 美波も結構埋めてくる
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- 2015年04月30日 21:23
- ※3
将棋とか落語とかはいなかった気がする
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- 2015年04月30日 21:26
- 洋子母「無人島開拓したりするアイドルとかはさすがに居ないんじゃない?」
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- 2015年04月30日 21:27
- ※11
お嬢でカバーできそう
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- 2015年04月30日 21:47
- TOKIO系以外居るんじゃないか…って思ったけど元医者や弁護士はいなかったな
(涼ちんが加わったお向かいからは目を逸らす)
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- 2015年04月30日 22:06
- そういえば忍者アイドルは居ないよな
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- 2015年04月30日 22:08
- ※3
厨二は2名ほどいるけど、高二病はいないな。
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- 2015年04月30日 22:33
- 黒川さんが実は落語家になりたかったという裏設定
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- 2015年04月30日 22:35
- 彼氏いるからそこんとこヨロシク系アイドルとか!
近いところでヴァリサがおったな…あの子はパパやけど
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- 2015年04月30日 22:36
- 鉄オタアイドルとか昆虫大好きアイドルとか料理人…はちっちゃい板前さんがいましたね
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- 2015年04月30日 22:37
- しかしヘレンには勝てない
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- 2015年04月30日 22:46
- (※15に一千発のスリケンが飛来する音)
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- 2015年04月30日 23:16
- ぶりっ子キャラでお姫様扱いで周りの男子からチヤホヤされまくるのを内心ウンザリしてるところをモバPのスカウトに一目惚れしてしまうアイドル
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- 2015年04月30日 23:38
- UMA好きっていったっけか?
まあ属性は職業とか当てはめればまだ数は稼げそうね
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- 2015年04月30日 23:48
- 干支でいないキャラいるかな?