引用元: モバP「アイドル時報」

1: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/02/13(金) 13:05:12.76 ID:tx4BXcne0

凛「渋谷凛が午後1時をお知らせするよ」

P「どうしたんだ急に?」カタカタ

凛「いや、もうお昼時だねって」

P「……?」

凛「……プロデューサーはお昼、何も食べないの?」

P「ああ、そういうことか」

凛「そういうことだよ」

P「凛もまだ、食べてないのか?」

凛「うん」



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2: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/02/13(金) 13:07:34.13 ID:tx4BXcne0

P「じゃあ、どっか食べに行くか?」

凛「しょうがないから、一緒に行ってあげるよ」フフッ

P「おいおい……」

凛(まあ、待ってたんだけどさ)

P「でも、この時間に凛だけとは珍しいな」

凛「何か不満?」

P「いや、凛がウチの唯一のアイドルだった時以来だな、と思ってさ」

凛「今はみんなが居るからね。でも……」

凛「たまには2人でゆっくりするのも、悪くないんじゃない?」フフッ





3: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/02/13(金) 13:09:11.65 ID:tx4BXcne0

茄子「鷹富士茄子が午前0時をお知らせします~」

P「あー……もうそんな時間になっちゃいましたか」

茄子「今年ももう、あと1日ですね~」

P「すいません、収録が長引いてこんな時間になってしまって」

茄子「いいんですよ、Pさん」

P「それに明日も仕事入ってますし……」

茄子「でも、それってPさんも明日は仕事って事ですよね?」

P「ま、まあそうですけど」





4: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/02/13(金) 13:10:35.28 ID:tx4BXcne0

茄子「明日はお仕事があるのは私だけですか?」

P「そうですね、茄子さんだけですね」

茄子「じゃあ明日は私とPさんはずっと一緒なんですね」

P「まあ……1日付きっ切りになりますね」

茄子「それなら、明日は良い日になりそうです」ウフフ

P「?」



茄子(今年最後に、今年1番のプレゼントですね♪)




5: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/02/13(金) 13:13:11.27 ID:tx4BXcne0

奈緒「……か、神谷奈緒が午後4時をお知らせしますっ」

P「おう、奈緒お疲れ」カタカタ

奈緒「こんだけ恥ずかしい思いしたんだからスルーするなよぉ!」

P「なんだ、可愛いとでも言ってほしかったのか?」

奈緒「ち、違うって! 何か反応くらいしろよって事だよ!」カアァ

P「可愛かったぞ」

奈緒「こ、この~っ」カアァ

P「ふふっ……それで、どうしたんだ?」

奈緒「いや、その……いつも私たちの為にありがとう、って思ってさ」

P「お、おう」

P(どうしたんだ急に)

奈緒「それで、いつもの感謝を込めてこれでも見ようかな~って……」ゴソゴソ





6: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/02/13(金) 13:16:25.17 ID:tx4BXcne0

P「そ、それは!某マンガ第3部OVAッ!」ドドドドド!

奈緒「そうだッ!OVAだよォ!このマヌケがァァーッ!」バァ―ン!





P「……」
奈緒「……」

P「よく俺が好きって知ってたな」

奈緒「それはまあ……と、とりあえず、見ようよ!」

奈緒(この前、堂々とマンガがカバンの中に入ってるの見えたし……)

P「俺まだ仕事中だけど、いいのか?」

奈緒「アイドルと交流するのも立派な仕事だって!」

P「……少しだけだからな?」

奈緒「ありがとなっ、プロデューサー!」





7: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/02/13(金) 13:20:42.98 ID:tx4BXcne0


裕子「むー……」

P「……」カタカタ

裕子「はああぁぁ……」

P「裕子、何やってるんだ?」

裕子「今、テレパシーをプロデューサーに送っていたんです!」

P「何て?」

裕子「『エスパー少女堀裕子が、午前12時をお知らせしますよ!』です」

P「ごめん、全然感じなかった」

裕子「うーん、まだサイキック力が足らなかったんですかね……」ウムム

P(そういう問題なのか?)

裕子「それじゃあ、もう1つテレパシーを送ってみます!」

P「お、おう」





8: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/02/13(金) 13:24:17.96 ID:tx4BXcne0


裕子「はあ~……あっ」

キュルルルルル

裕子「」
P「……」



P「昼でも食べに行くか?」

裕子「そ、そうです! テレパシー成功ですよ!」ワタワタ

P「いや、今のは違うだろ。確実に……」

裕子「さあ行きましょう、早く!」グイグイ

P「待て待て、そんなに引っ張るなって」

裕子「サイキック・ダーッシュ!」ダダダ

ガチャ バタン





杏「う~ん……分かったってば……」スースー

杏「もうお昼で、お腹空いたのは分かったってば裕子……Zzz」





9: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/02/13(金) 13:27:10.09 ID:tx4BXcne0


まゆ「貴方のまゆが午前7時をお知らせしますよぉ」

まゆ「ほらPさん朝ですよ、起きてくださぁい?」ユサユサ

まゆ「すぐに朝ご飯も出来ますよ」

まゆ「朝ご飯食べ終わったらどうしますかぁ?」

まゆ「今日も一日中、一緒に居られますからねぇ」ウフフ

まゆ「これからもずぅっと、一緒ですからね?」ウフフ










まゆ「こんなのどうでしょうか?」

P「良い訳ないだろ」




10: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/02/13(金) 13:30:13.16 ID:tx4BXcne0

P「多分だけど俺、監禁されてんじゃん」

まゆ「分かりませんよぉ?」

P「ほら、否定しない」

まゆ「うふふ。でも、もしいつかまゆの我慢が限界になったら……」





P「佐久間さん、やめて下さい」

まゆ「まゆは拉致監禁、及び法に触れる行為は今後一切しない事を誓いまぁす!」

P「よし、いいぞまゆ」ナデナデ

まゆ「えへへぇ……」




12: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/02/13(金) 13:47:50.10 ID:tx4BXcne0


奏「速水奏が午前8時をお知らせします」フフッ

P「しまった……もう朝?」

奏「もしかして、昨日泊まったの?」

P「いや、泊まるつもりはなかったんだけど、仮眠とろうとしたら……」

奏「そのまま寝たのね」

P「……はい」

奏「せめて鍵くらい掛けなさいよね」

P「申し訳ない、不用心だったな」

奏「もう……まあ、お説教はこのくらいにして。ん」ズイ

P「……え?」



奏「目覚めのキス、してあげる」グイ

P「コラコラコラ」ググッ





14: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/02/13(金) 13:55:09.34 ID:tx4BXcne0

奏「そんなに恥ずかしがらなくても良いじゃない」クス

P「恥ずかしがってる訳じゃないんだよ!」グググ


ガチャ

ちひろ「プロデューサーさん、ここです、か……」

P「あ……」

ちひろ「プロデューサーさん?」ニコ

P「違うんですってコレは!」

奏「よそ見しちゃって……んっ」

P「あっ」
ちひろ「あっ」

奏「今は頬で我慢しとくわね……ふふっ」スタスタ



ちひろ「……」
P「……」

ちひろ「……始業の準備しましょうか」

P「……そうですね」



奏「次は自制なんてしないんだから♪」ウフフ




15: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/02/13(金) 13:59:02.80 ID:tx4BXcne0


卯月「島村卯月が、午後3時をお知らせします!」

P「おお、もうそんな時間か」

卯月「おやつの時間です♪」ニコ

卯月「今日はですね~、なんと……」ガサゴソ

卯月「じゃん!」バッ

P「?……ベーカリー、って書いてあるからパン屋か?」

卯月「そうです! 駅前に、メロンパンが有名なパン屋さんがあるんです!」

P「ああ、あそこのパン屋か」

卯月「はい、そうです!」

P「まあ、あんまり食べ過ぎないようにな」アハハ

卯月「あ、そうですね…」

卯月(たしかに、結構大きいし、これ1個食べて大丈夫かな……?)ウーン

P(あ、ちょっと悩んじゃったな。さすがにメロンパン1個で言い過ぎたかな)





卯月「!」ピコーン




16: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/02/13(金) 14:03:48.82 ID:tx4BXcne0

卯月「じゃあ、こうやって……」パリパリ

卯月「半分にしましょう!」

P「……片方は卯月が食べるとして、もう半分は誰が食べるの?」

卯月「もちろん、プロデューサーさんです!」

P「あ、俺にくれるのか。ありがとな卯月」

卯月「はい! じゃあ、いただきまーす!」アム

P「どれどれ……おお。俺、あんまり甘い物好きじゃないけど、このパンおいしいな」

卯月「ホント、おいしいですね~!」ニコー



卯月「でも、なんだか……同じもの分けて食べるって、恋人同士みたいですね……」ボソ

P「ん? 同じもの分け……何って?」パクパク

卯月「あ、なんでもないですっ!」カアァ

卯月「ただ、メロンパンだけでもおいしいですけど……」

卯月「誰かと一緒に食べると、もっとおいしくなるみたいです!」エヘヘッ




17: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/02/13(金) 14:06:49.71 ID:tx4BXcne0


加蓮「北条加蓮が午後8時をお知らせしま~す!」

P「どうした加蓮」カタカタ

加蓮「聞いたよ、凛と2人っきりでお昼食べに行ったとか」

P「まあ凛が行こう、って誘ってきたからさ」

加蓮「奈緒とは、事務所でアニメを2人っきりで見てたとか」

P「奈緒が一緒に見ようって言ってきたからな」

加蓮「それって、ズルくない?」

P「何がズルいんだ?」

加蓮「べっつに~?」フーン

P「まったく……ほら、そろそろ帰る準備しろ」

加蓮「はーい」ムスー





18: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/02/13(金) 14:08:22.02 ID:tx4BXcne0

P「……ついでに、俺は夕飯でも食べようかな」チラッ

加蓮「……案外、乗り気なんだね」フフッ

P「どっかの誰かが甘えてきたからな」

加蓮「べ、別にそんなんじゃないよ」カアァ

P「親御さんに連絡するのと、何食べたいか考えとけよ?」

加蓮「はーい」

P「それと、さすがに夕飯ハンバーガーは勘弁だからな」

加蓮「それくらい分かってるよ!」



加蓮(私も、2人には負けないからね♪)





19: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/02/13(金) 14:09:59.73 ID:tx4BXcne0


友紀「姫川友紀が午後7時をお知らせしまーす!」

P「試合開始か?」カタカタ

友紀「いや~、やっぱ野球見ながらだとビール飲みたくなるね~」チラッ

P「……だからさっきコンビニ行ってきたのか」

友紀「お願い! 3本だけだから!」

P「まったく……約束は守れよ?」

友紀「ありがとープロデューサー!」ギュッ

P「こら、抱き着くなって」

友紀「えへへ!」





友紀「みんな、ビール3本分なら飲んでも良いって!」

楓「話は」
志乃「聞かせて」
早苗「貰ったわよ!」

P「お前な~!!」グリグリ

友紀「イタタタタ! ごめんなさい~!」ジタバタ




20: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/02/13(金) 14:13:07.04 ID:tx4BXcne0


楓「高垣楓が午後9時をお知らせします」

P「はい、分かってますよ楓さん」カタカタ

楓「お仕事はまだ終わらないんですか?」グイグイ

P「引っ張らないで下さい」カタカタ

楓「……」グイグイ

P「……はい終わりましたよ」

楓「この後はお暇ですか?」

P「まあ、暇ですけど……」

楓「じゃあ行きましょうか」





21: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/02/13(金) 14:15:47.64 ID:tx4BXcne0

P「いつもの居酒屋ですか?」

楓「今日は早苗さんや留美さん達、大人組が居ませんからね」

楓「プロデューサーが一人で寂しい思いをしないようにです」フフフッ

P「そんなにお酒が飲みたいんですか、楓さん」

楓「……今日はお酒は二番目ですね」

P「えっ、どうしてですか?」

楓「内緒です」フフフッ

楓(プロデューサーを独り占め、ですからね♪)










楓「今日は最初、炭酸にします。コーラで」

P「さっきから珍しいですね、何かあったんですか?」

楓「コークを、こークイッといきたい気分なんです」ドヤッ

P「……やっぱりいつも通りでしたね」





24: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/02/13(金) 14:19:59.22 ID:tx4BXcne0


奈緒「トライアドプリムスが」

加蓮「午前6時を」

凛「お知らせするよ」

P「……」





P「本当に引っかかるとは……何をやってるんだお前らは」

凛(宙吊り)「まさかベランダに罠が張ってあったとはね」

奈緒(宙吊り)「だからアタシはやめようって……」

加蓮(宙吊り)「奈緒も乗り気だったでしょー?」

奈緒「うるさい!」

P「『ありがとうまゆ、3人捕まったよ』と、送信」ピッ

加蓮「あ、まゆにメール送ってる」

凛「このリボン、やっぱりまゆだったか」





26: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/02/13(金) 14:24:02.03 ID:tx4BXcne0

P「さて、どうするか」

加蓮「とりあえず、はやくこれ取ってよ、Pさん」

奈緒「2階でも宙吊りだと結構怖いんだからな」

P「じゃあ降ろしてやるか」スッ

凛「……なんでハサミ?」

P「だから、降ろしてやるって。お仕置きも兼ねてだけど」

凛「っ……待ってよ、下アスファルトだよ?」

P「大丈夫、頭から落ちないと死なないって……まあ今、頭が下向いてるけどさ」

凛「待って!」

P「じゃあ、降ろすぞ?」チョキ










凛「!」ガバッ





27: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/02/13(金) 14:25:02.84 ID:tx4BXcne0

凛「……」

凛(……夢?)

凛(だよね……人の家に勝手に入ったりなんてしないよ)

凛(……でも、朝起こすって言うのはちょっと良いかも)

凛(ごめんプロデューサー、私のちょっとしたワガママ聞いて?)ピッピッ



凛「……もしもしプロデューサー?」

凛「ごめん、朝早くに……あ、もう起きてたの?」

凛「いや、休むとかの連絡じゃなくて、その……」

凛「おはよう、プロデューサー」ニコ





28: ◆XGtBsmhr0TnO 2015/02/13(金) 14:33:00.31 ID:tx4BXcne0

以上で終わりになります。
一応、属性を万遍なく書こうとは思っていたんですが、
やっぱりCoPだからか、キャラクターがクール属性に偏っていたような気がしますね。
そして途中の間違いが悔やまれる…

見て下さった方々、ありがとうございました。




29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/13(金) 14:37:01.90 ID:89QpdLAfo
おつー




31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/13(金) 15:08:58.82 ID:tS6HDqwL0
おつ。よかった



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