オバマ政権、全米の警官ボディカメラ装着に向け2000万ドル支出へ
ますます普及が加速しそう。
ボルチモアでの警官の暴力行為に対する抗議活動が全米に広がる中、米司法省(DOJ)は、オバマ政権が全米の警察署のボディカメラ導入に2000万ドル(約24億円)の補助金を出す計画を発表しました。
この2000万ドルのプロジェクト、以前オバマ大統領が提案した、7500万ドル(約90億円)におよぶボディカメラ導入3カ年計画の最初の一歩となりそうです。
さて、2000万ドルでどのくらいのカメラが買えるのでしょう。すでにボディカメラシステムを導入したロサンゼルス警察では機材、保管、そしてメンテナンスが必要な860台のカメラで150万ドル(約1.8億円)を支出したようです。ということは、ざっくり計算すると今回のオバマ大統領の補助金で11,000台のカメラが導入できそうです。ちょっと古いデータですが、DOJの2008年国勢調査によると、全米には59万人の警官がいます。さらにこの中に含まれていない地域の保安官も36万人にのぼります。
今回のオバマ政権の動きはボディカメラ普及を支持するものですが、この取り組みにはまだまだ賛否両論があります。今回騒動になっているボルチモアでフレディー・グレイさんが亡くなった事件も、警察のバンの後部座席で起きたものなので、ボディカメラがあったとしてもなんの証拠も映っていないことでしょう。また、ボディカメラが正しく使われない危険性も指摘されています。ボディカメラが行き渡るまで、その効果をきちんと評価することはできないものなんでしょうか…。
souce: Reuters
Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文]
(conejo)
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