真姫「ずっと終わらないパーティ」 後編
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※この記事は真姫「ずっと終わらないパーティ」 前編の続きです。
62: SS速報 2015/04/30(木) 12:14:06.98 ID:cLoYAnF4.net
凛「穂乃果ちゃん……、確かに怒ってたね」
真姫「うん……。きっと、穂乃果の誘いを冷たくあしらったのに、
凛と仲良くしてたのが嫌だったんだと思う……」
凛「……ごめんにゃ」
真姫「べ、別に凛のせいにしてるわけじゃないわよ」
凛(凛、実は知ってるよ……。穂乃果ちゃんが怒ってる本当の理由……)
真姫「……どうしよう」
凛「きっと、大丈夫にゃ!」
真姫「……っ!」ビクッ
真姫「うん……。きっと、穂乃果の誘いを冷たくあしらったのに、
凛と仲良くしてたのが嫌だったんだと思う……」
凛「……ごめんにゃ」
真姫「べ、別に凛のせいにしてるわけじゃないわよ」
凛(凛、実は知ってるよ……。穂乃果ちゃんが怒ってる本当の理由……)
真姫「……どうしよう」
凛「きっと、大丈夫にゃ!」
真姫「……っ!」ビクッ
64: SS速報 2015/04/30(木) 12:17:05.90 ID:cLoYAnF4.net
凛「凛にも謝れたんだし、きっと真姫ちゃんなら平気だよ!」
真姫「凛……」
凛「だから、大丈夫にゃ!」
真姫「……ありがと」ダキッ
凛「な……、ななななな……」ジタバタ
真姫「凛のおかげで、ちょっと元気出た」
凛「そ、それは良かったにゃ……」
(自分から抱き付くのは平気なのに、抱き付かれるとすごくドキドキするのはなんで……?)
真姫「凛……」
凛「だから、大丈夫にゃ!」
真姫「……ありがと」ダキッ
凛「な……、ななななな……」ジタバタ
真姫「凛のおかげで、ちょっと元気出た」
凛「そ、それは良かったにゃ……」
(自分から抱き付くのは平気なのに、抱き付かれるとすごくドキドキするのはなんで……?)
66: SS速報 2015/04/30(木) 12:22:10.22 ID:cLoYAnF4.net
~真姫宅~
真姫「凛もああ言ってたし、こっちから謝れば大丈夫だよね。……多分」
真姫はスマートフォンを取り出すと>>68
A 穂乃果にメッセージを送った。
『ごめんね、穂乃果。なぜだか分からないけど、穂乃果にああいう態度取られると、私すごくつらいのよ』
B 穂乃果に謝罪する前に、凛に感謝を伝えておこうと思った。
C とりあえずにこに相談した。
真姫「凛もああ言ってたし、こっちから謝れば大丈夫だよね。……多分」
真姫はスマートフォンを取り出すと>>68
A 穂乃果にメッセージを送った。
『ごめんね、穂乃果。なぜだか分からないけど、穂乃果にああいう態度取られると、私すごくつらいのよ』
B 穂乃果に謝罪する前に、凛に感謝を伝えておこうと思った。
C とりあえずにこに相談した。
69: SS速報 2015/04/30(木) 12:27:57.01 ID:cLoYAnF4.net
翌日、放課後。部室にて。
真姫「ごめんね、にこちゃん。呼び出したりして」
にこ「別にいいわよ。みんなが屋上にいるのに部室に呼びつけたってことは、聞かれたくない話なんでしょ。
大方、穂乃果のことかしら。
真姫「……すごいね、にこちゃんは。全部お見通しで」
にこ「当然でしょ、みんなのアイドルにこにーなんだから。
……で、最近のあんたは少し変よ。妙にしおらしくなっちゃって」
真姫「希にいろいろ言われたときから、私ずっと考えてたの。自分を変えなくちゃ、って」
真姫「ごめんね、にこちゃん。呼び出したりして」
にこ「別にいいわよ。みんなが屋上にいるのに部室に呼びつけたってことは、聞かれたくない話なんでしょ。
大方、穂乃果のことかしら。
真姫「……すごいね、にこちゃんは。全部お見通しで」
にこ「当然でしょ、みんなのアイドルにこにーなんだから。
……で、最近のあんたは少し変よ。妙にしおらしくなっちゃって」
真姫「希にいろいろ言われたときから、私ずっと考えてたの。自分を変えなくちゃ、って」
70: SS速報 2015/04/30(木) 12:31:35.79 ID:cLoYAnF4.net
にこ「なるほどね」
真姫「私はみんなと仲良くしたいんだけど……。
誰かと仲良くすると、一方がおろそかになるような気がして……」
にこ「分かるわ。真姫は放っておけないというか、愛され上手だものね」
真姫「ええっ……。そんなこと初めて言われたわ。
ずっと、不愛想だとか言われてたから」
にこ「だってかわいいもの。まっ、私ほどじゃないけどねぇ」
真姫「……そうね。私は、にこちゃんみたいにかわいくなれない」
にこ「だ、だからなんで真面目に取るのよ……」
真姫「私はみんなと仲良くしたいんだけど……。
誰かと仲良くすると、一方がおろそかになるような気がして……」
にこ「分かるわ。真姫は放っておけないというか、愛され上手だものね」
真姫「ええっ……。そんなこと初めて言われたわ。
ずっと、不愛想だとか言われてたから」
にこ「だってかわいいもの。まっ、私ほどじゃないけどねぇ」
真姫「……そうね。私は、にこちゃんみたいにかわいくなれない」
にこ「だ、だからなんで真面目に取るのよ……」
71: SS速報 2015/04/30(木) 12:33:27.87 ID:cLoYAnF4.net
真姫「どうやったらうまくできるの……? 私、分かんなくなっちゃって……」
にこ「にっこにっこにー!」
真姫「え……」
にこ「はい! にっこにっこにー!」
真姫「に……、にっこにっこにー……」
にこ「もっと元気よく! はい!」
真姫「に、にっこにっこにー!」
にこ「笑顔で!」
真姫「にっこにっこにぃー!」
にこ「にっこにっこにー!」
真姫「え……」
にこ「はい! にっこにっこにー!」
真姫「に……、にっこにっこにー……」
にこ「もっと元気よく! はい!」
真姫「に、にっこにっこにー!」
にこ「笑顔で!」
真姫「にっこにっこにぃー!」
72: SS速報 2015/04/30(木) 12:36:03.60 ID:cLoYAnF4.net
にこ「にっこにっこにー!」
真姫「にっこにっこにー!」
にこ「かわいい!」ダキッ
真姫「ちょ……!」
にこ「笑顔よ! 一番大事なのはね!」
真姫「にこちゃん……」
にこ「真姫は笑ったらそんなにかわいいじゃない。私には少し劣るけど」
真姫「……うん。ありがと」ギュウッ
にこ「そ、そこで抱きしめ返すのは反則じゃないの……」
真姫「にっこにっこにー!」
にこ「かわいい!」ダキッ
真姫「ちょ……!」
にこ「笑顔よ! 一番大事なのはね!」
真姫「にこちゃん……」
にこ「真姫は笑ったらそんなにかわいいじゃない。私には少し劣るけど」
真姫「……うん。ありがと」ギュウッ
にこ「そ、そこで抱きしめ返すのは反則じゃないの……」
73: SS速報 2015/04/30(木) 12:38:18.88 ID:cLoYAnF4.net
真姫「にこちゃん小さくていいなぁ」
にこ「……それって嫌味?」
真姫「ううん。ちょうど腕に収まる感じというか……。凛も小さかったけど」
にこ「……凛のこともこうやって抱きしめたことがあるの?」
真姫「あ……。そういうわけじゃないんだけど……」
にこ「……まぁいいわ。もうみんな練習はじめてるだろうから」ガチャッ
真姫「ま、待ってよ! にこちゃん!」
にこ「……真姫の馬鹿」
にこ「……それって嫌味?」
真姫「ううん。ちょうど腕に収まる感じというか……。凛も小さかったけど」
にこ「……凛のこともこうやって抱きしめたことがあるの?」
真姫「あ……。そういうわけじゃないんだけど……」
にこ「……まぁいいわ。もうみんな練習はじめてるだろうから」ガチャッ
真姫「ま、待ってよ! にこちゃん!」
にこ「……真姫の馬鹿」
74: SS速報 2015/04/30(木) 12:42:03.77 ID:cLoYAnF4.net
~屋上~
絵里「遅いわよ! 何やってたの!?」
にこ「別になんだっていいじゃないの」
真姫「少し話し込んじゃってて……、ごめんなさい!」ペコッ
絵里「う……」(かわいい)
真姫「?」
絵里「ま、まぁ、いいわ。さっさと位置について。始めるわよ」
真姫「はいっ!」
絵里「遅いわよ! 何やってたの!?」
にこ「別になんだっていいじゃないの」
真姫「少し話し込んじゃってて……、ごめんなさい!」ペコッ
絵里「う……」(かわいい)
真姫「?」
絵里「ま、まぁ、いいわ。さっさと位置について。始めるわよ」
真姫「はいっ!」
75: SS速報 2015/04/30(木) 12:46:38.15 ID:cLoYAnF4.net
絵里「今日はここまでね」
希「うちなぁ、新しいカード買ってなぁ」
花陽「こ、ことりさん! それって……」
ことり「うん。昨日もらったの」
花陽「伝説のアイドル……、その初回限定版の超超激レアプレミアムカードじゃないですかっ!」
にこ「なんですって!?」
希「うちもカード買ったんよ」
ことり「も、貰い物なんだけど……、そんなにすごいの?」
花陽「すごいなんてものじゃないですよっ! この宇宙に3枚しかないと言われる伝説のカードです!」
希「うちもなぁ」
にこ「その希少性から、”都市伝説”とすら言われる幻のアイテムなのよ!」
ことり「ええっ! すごい!」
希「カード……」ションボリ
希「うちなぁ、新しいカード買ってなぁ」
花陽「こ、ことりさん! それって……」
ことり「うん。昨日もらったの」
花陽「伝説のアイドル……、その初回限定版の超超激レアプレミアムカードじゃないですかっ!」
にこ「なんですって!?」
希「うちもカード買ったんよ」
ことり「も、貰い物なんだけど……、そんなにすごいの?」
花陽「すごいなんてものじゃないですよっ! この宇宙に3枚しかないと言われる伝説のカードです!」
希「うちもなぁ」
にこ「その希少性から、”都市伝説”とすら言われる幻のアイテムなのよ!」
ことり「ええっ! すごい!」
希「カード……」ションボリ
76: SS速報 2015/04/30(木) 12:49:05.55 ID:cLoYAnF4.net
真姫「穂乃果!」
穂乃果「真姫ちゃん……」
真姫「本当に悪かったわ! この通りだから……」
穂乃果「私の方こそ、ごめん……」
真姫「じゃあ、許してくれる……?」
穂乃果「ううん……」フルフル
真姫「え……」
穂乃果「許すとかじゃなくて……、私が勝手に拗ねてただけだし。
真姫ちゃんは気を使ってくれたのに、大人気なくて、ごめんね」
真姫「穂乃果……」
穂乃果「真姫ちゃん……」
真姫「本当に悪かったわ! この通りだから……」
穂乃果「私の方こそ、ごめん……」
真姫「じゃあ、許してくれる……?」
穂乃果「ううん……」フルフル
真姫「え……」
穂乃果「許すとかじゃなくて……、私が勝手に拗ねてただけだし。
真姫ちゃんは気を使ってくれたのに、大人気なくて、ごめんね」
真姫「穂乃果……」
77: SS速報 2015/04/30(木) 12:51:14.78 ID:cLoYAnF4.net
穂乃果「真姫ちゃんを、取られちゃったような気がして」
真姫「……馬鹿ね。私は誰のものでもないわよ」
穂乃果「……うん。そうだねっ!」ニコッ
真姫「……」ニコッ
穂乃果「あ」
真姫「ん?」
穂乃果「真姫ちゃんの今の顔……、すごくかわいかった!」
真姫「ええ……。面と向かって言われると、ひどく恥ずかしいんだけど」
真姫「……馬鹿ね。私は誰のものでもないわよ」
穂乃果「……うん。そうだねっ!」ニコッ
真姫「……」ニコッ
穂乃果「あ」
真姫「ん?」
穂乃果「真姫ちゃんの今の顔……、すごくかわいかった!」
真姫「ええ……。面と向かって言われると、ひどく恥ずかしいんだけど」
78: SS速報 2015/04/30(木) 12:54:29.65 ID:cLoYAnF4.net
穂乃果「真姫ちゃんは笑ってる方がかわいいよ。じゃあ、また明日ね」
真姫「ありがと。じゃあね」
穂乃果と別れ、真姫は>>81
A 思い返して、穂乃果を追いかけた。今日こそは一緒に食事をしよう。
B 先程の態度が少し気にかかる。にこの姿を探すことにした。
C いつものように凛と帰ることにした。
真姫「ありがと。じゃあね」
穂乃果と別れ、真姫は>>81
A 思い返して、穂乃果を追いかけた。今日こそは一緒に食事をしよう。
B 先程の態度が少し気にかかる。にこの姿を探すことにした。
C いつものように凛と帰ることにした。
81: SS速報 2015/04/30(木) 13:00:39.28 ID:50deMGuy.net
c
82: SS速報 2015/04/30(木) 13:03:27.85 ID:cLoYAnF4.net
凛「……」ニコニコ
真姫「……」
凛「……」ニコニコ
真姫「ねぇ」
凛「んー? なんだにゃ」
真姫「最近、あなたあまり喋らなくなったわね」
凛「そうかにゃー?」
真姫「うん。前はずっと一人で喋ってたのに」
凛「あー。あの時の凛はね、少し無理をしていたのかも」
真姫「……」
凛「……」ニコニコ
真姫「ねぇ」
凛「んー? なんだにゃ」
真姫「最近、あなたあまり喋らなくなったわね」
凛「そうかにゃー?」
真姫「うん。前はずっと一人で喋ってたのに」
凛「あー。あの時の凛はね、少し無理をしていたのかも」
83: SS速報 2015/04/30(木) 13:07:27.08 ID:cLoYAnF4.net
真姫「ふふっ。私にもそう見えたわ」
凛「真姫ちゃんを退屈させちゃいけないって思って」
真姫「そう。ありがと」
凛「でもねでもね、今は自然体でいられるようになったの。なんでだと思う?」
真姫「……さぁ。なんでかしら」
凛「真姫ちゃんの表情が明るくなったからだよ。黙って凛と一緒にいても、全然退屈そうに見えない」
真姫「……前の私は、そんなにつまらなさそうに見えてたの?」
凛「ち、違うにゃ! そうじゃにゃーにゃ!」
真姫「ふふっ。少し落ち着いて」
凛「真姫ちゃんを退屈させちゃいけないって思って」
真姫「そう。ありがと」
凛「でもねでもね、今は自然体でいられるようになったの。なんでだと思う?」
真姫「……さぁ。なんでかしら」
凛「真姫ちゃんの表情が明るくなったからだよ。黙って凛と一緒にいても、全然退屈そうに見えない」
真姫「……前の私は、そんなにつまらなさそうに見えてたの?」
凛「ち、違うにゃ! そうじゃにゃーにゃ!」
真姫「ふふっ。少し落ち着いて」
84: SS速報 2015/04/30(木) 13:10:02.42 ID:cLoYAnF4.net
凛「じゃあ、いつものようにここでお別れだにゃ!」ダキッ
真姫「……そうね」ギュウッ
凛「……」
真姫(なんだか、凛抱きしめてると、にこちゃんのこと思い出しちゃう)
凛「真姫ちゃん変わったにゃ」
真姫「な……! ななな何がよ!?」
凛「そ、そんな慌てないでよ。いい意味でだよ、いい意味で」
真姫「いい意味……?」
真姫「……そうね」ギュウッ
凛「……」
真姫(なんだか、凛抱きしめてると、にこちゃんのこと思い出しちゃう)
凛「真姫ちゃん変わったにゃ」
真姫「な……! ななな何がよ!?」
凛「そ、そんな慌てないでよ。いい意味でだよ、いい意味で」
真姫「いい意味……?」
85: SS速報 2015/04/30(木) 13:12:11.88 ID:cLoYAnF4.net
凛「ちょっと前までは、凛が抱きつくと嫌がってたのに」
真姫「……そうだったかしら」
凛「今だと真姫ちゃんの方から抱きしめてくるでしょ?」
真姫「……」
凛「なんだか真姫ちゃんとの距離が縮まったみたいで、凛は嬉しいんだにゃ」ギュウウウー
真姫「……私もよ」
(……にこちゃんのこと思ってただなんて言えない)
凛「お別れが寂しいにゃー……」
真姫「……そうだったかしら」
凛「今だと真姫ちゃんの方から抱きしめてくるでしょ?」
真姫「……」
凛「なんだか真姫ちゃんとの距離が縮まったみたいで、凛は嬉しいんだにゃ」ギュウウウー
真姫「……私もよ」
(……にこちゃんのこと思ってただなんて言えない)
凛「お別れが寂しいにゃー……」
86: SS速報 2015/04/30(木) 13:15:53.68 ID:cLoYAnF4.net
真姫「また明日も会えるじゃない」
凛「……そうだね。バイバイ、また明日」
真姫「……」
凛の体温が身体から離れると、真姫は異様なほどの寂しさに襲われた。
そして、真姫は>>88
A 去りゆく凛の背中をじっと見つめていた。
B もう少し一緒にいたい。自分の家に呼ぶことにした。
C もう少し一緒にいたい。凛の家に行こうと思った。
凛「……そうだね。バイバイ、また明日」
真姫「……」
凛の体温が身体から離れると、真姫は異様なほどの寂しさに襲われた。
そして、真姫は>>88
A 去りゆく凛の背中をじっと見つめていた。
B もう少し一緒にいたい。自分の家に呼ぶことにした。
C もう少し一緒にいたい。凛の家に行こうと思った。
88: SS速報 2015/04/30(木) 13:19:18.37 ID:15+cQn0v.net
A
89: SS速報 2015/04/30(木) 13:24:09.06 ID:cLoYAnF4.net
ふと振り返った凛は、先程と同じ場所で佇む真姫の姿を見つけ、満面の笑みを浮かべた。
凛「! 真姫ちゃーん! バイバイにゃー!」ブンブン
真姫「ふふっ。あの子ったら、あんな大きな声で」フリフリ
凛「……」チラチラ
真姫「……」
凛「バイバイにゃー!」ブンブン
真姫「……私がここにいると、あの子ずっとあそこでウロウロしてそうね」フリフリ
凛「……」ブンブン
真姫「……帰ろ」スタスタ
凛「! 真姫ちゃーん! バイバイにゃー!」ブンブン
真姫「ふふっ。あの子ったら、あんな大きな声で」フリフリ
凛「……」チラチラ
真姫「……」
凛「バイバイにゃー!」ブンブン
真姫「……私がここにいると、あの子ずっとあそこでウロウロしてそうね」フリフリ
凛「……」ブンブン
真姫「……帰ろ」スタスタ
90: SS速報 2015/04/30(木) 13:51:03.10 ID:cLoYAnF4.net
~真姫宅~
真姫「ふふっ。あの時の凛ったら」
ベッドに横になり、枕に顔をうずめながら、真姫は先程のことを思い返していた。
真姫「凛……」
ここのところ、気付くと凛を頭に思い浮かべている自分がいることを、真姫は認めていた。
しかし、それは妙に居心地のいいものでもあった。
真姫「凛……」
その日、凛のことを考えながら、真姫は眠りについた。
真姫「ふふっ。あの時の凛ったら」
ベッドに横になり、枕に顔をうずめながら、真姫は先程のことを思い返していた。
真姫「凛……」
ここのところ、気付くと凛を頭に思い浮かべている自分がいることを、真姫は認めていた。
しかし、それは妙に居心地のいいものでもあった。
真姫「凛……」
その日、凛のことを考えながら、真姫は眠りについた。
91: SS速報 2015/04/30(木) 13:54:18.05 ID:cLoYAnF4.net
翌日、放課後。屋上にて。
絵里「今日はここまでね」
希「……」
ことり「どうしたの? 希ちゃん。なんだか元気ないけど」
希「あ、あんなぁ。昨日カードが言ってたんやけど」
ことり「あっはははー! そっかぁ!」
希「もっと」
ことり「じゃあ、私は帰るからね。バイバイ」
希「人との距離感を……」ショボーン
絵里「今日はここまでね」
希「……」
ことり「どうしたの? 希ちゃん。なんだか元気ないけど」
希「あ、あんなぁ。昨日カードが言ってたんやけど」
ことり「あっはははー! そっかぁ!」
希「もっと」
ことり「じゃあ、私は帰るからね。バイバイ」
希「人との距離感を……」ショボーン
92: SS速報 2015/04/30(木) 13:58:35.61 ID:cLoYAnF4.net
穂乃果「真姫ちゃん! 今日はどこか寄ってこうよ!」
真姫「あ……、でも……」
真姫がちらりと凛の方を見ると、花陽と何やら楽しげに話しているのが目に入った。
ずきん。なぜか、心の奥が痛む。
穂乃果「? 何か用事でもあるの?」
真姫「いえ……」
真姫は>>94
A 穂乃果の誘いに乗ることにした。『……凛の馬鹿』
B 穂乃果の誘いを断った。『今日も凛と一緒に帰りたいな……』
C どうせなら、と他のメンバーも誘った。
真姫「あ……、でも……」
真姫がちらりと凛の方を見ると、花陽と何やら楽しげに話しているのが目に入った。
ずきん。なぜか、心の奥が痛む。
穂乃果「? 何か用事でもあるの?」
真姫「いえ……」
真姫は>>94
A 穂乃果の誘いに乗ることにした。『……凛の馬鹿』
B 穂乃果の誘いを断った。『今日も凛と一緒に帰りたいな……』
C どうせなら、と他のメンバーも誘った。
94: SS速報 2015/04/30(木) 14:00:23.47 ID:a/zSTc1n.net
b
95: SS速報 2015/04/30(木) 14:04:28.14 ID:cLoYAnF4.net
真姫「ごめんね、穂乃果。いつも、断っちゃって……」
穂乃果「ううん! いいよ! 急に言われても困るよねぇ」
真姫「……本当、ごめんなさい。この埋め合わせは今度、必ず」
穂乃果「いいってば! 真姫ちゃんは真面目だなぁ」
真姫「……」
穂乃果「じゃあね、真姫ちゃん」スタスタ
真姫「……じゃあね」
穂乃果「ううん! いいよ! 急に言われても困るよねぇ」
真姫「……本当、ごめんなさい。この埋め合わせは今度、必ず」
穂乃果「いいってば! 真姫ちゃんは真面目だなぁ」
真姫「……」
穂乃果「じゃあね、真姫ちゃん」スタスタ
真姫「……じゃあね」
96: SS速報 2015/04/30(木) 14:08:59.01 ID:cLoYAnF4.net
凛「かよちんは面白いにゃー」
花陽「笑い事じゃないよ!」
真姫「あの……、凛……?」
凛「あ、真姫ちゃんだにゃー」
花陽「もう! 真姫ちゃんも聞いてよ!」
真姫「どうしたのよ、いったい」
花陽「凛がね、『女のくせに女のアイドルに夢中になるなんておかしい』って言うんだよ!」
凛「だっておかしいよ。かよちんは女の子が好きなの?」
真姫「え……」
花陽「笑い事じゃないよ!」
真姫「あの……、凛……?」
凛「あ、真姫ちゃんだにゃー」
花陽「もう! 真姫ちゃんも聞いてよ!」
真姫「どうしたのよ、いったい」
花陽「凛がね、『女のくせに女のアイドルに夢中になるなんておかしい』って言うんだよ!」
凛「だっておかしいよ。かよちんは女の子が好きなの?」
真姫「え……」
97: SS速報 2015/04/30(木) 14:10:54.07 ID:cLoYAnF4.net
花陽「す、好きだよっ!」
凛「ええー。かよちんは変態さんだにゃー」
花陽「ううう……っ!」
真姫「私も、別に変じゃないと思うけど」
凛「え、そうかな……?」
花陽「真姫ちゃん……っ!」
凛「ま、真姫ちゃんがそう言うなら……、そうかも……」
真姫「……」
花陽「……?」
凛「ええー。かよちんは変態さんだにゃー」
花陽「ううう……っ!」
真姫「私も、別に変じゃないと思うけど」
凛「え、そうかな……?」
花陽「真姫ちゃん……っ!」
凛「ま、真姫ちゃんがそう言うなら……、そうかも……」
真姫「……」
花陽「……?」
98: SS速報 2015/04/30(木) 14:12:56.48 ID:cLoYAnF4.net
花陽「じゃ、じゃあ。私はここまでだから……」
凛「かよちん。さっきはごめんね」
花陽「い、いいよ! 別に! じゃ、じゃあねっ!」パタパタパタッ
凛「バイバイにゃー……」フリフリ
真姫「じゃあね……」フリフリ
凛「……」
真姫「……」
凛「あの……、真姫ちゃん……?」
真姫「何?」
凛「かよちん。さっきはごめんね」
花陽「い、いいよ! 別に! じゃ、じゃあねっ!」パタパタパタッ
凛「バイバイにゃー……」フリフリ
真姫「じゃあね……」フリフリ
凛「……」
真姫「……」
凛「あの……、真姫ちゃん……?」
真姫「何?」
99: SS速報 2015/04/30(木) 14:15:19.34 ID:cLoYAnF4.net
凛「さっきの……、怒ってる?」
真姫「何が?」
凛「女の子が好きなの、ヘンだとか言って……」
真姫「それでなんで私が怒るの?」
凛「ち、違うんだよ。さっきのは、かよちんをからかってただけで。私は……」
真姫「だから何の言い訳なのよ、それ。別に私は」
凛「私は、真姫ちゃんが好きにゃ!」
真姫「!?」
真姫「何が?」
凛「女の子が好きなの、ヘンだとか言って……」
真姫「それでなんで私が怒るの?」
凛「ち、違うんだよ。さっきのは、かよちんをからかってただけで。私は……」
真姫「だから何の言い訳なのよ、それ。別に私は」
凛「私は、真姫ちゃんが好きにゃ!」
真姫「!?」
100: SS速報 2015/04/30(木) 14:18:17.14 ID:cLoYAnF4.net
凛「いつからか分からないけど……、気付くと真姫ちゃんのこと考えるようになってて……。
ずっと頭の隅に真姫ちゃんがいて、片時も離れてくれないんだよ……」
真姫「凛……」
凛「でも……、こんなこと言ったら嫌われちゃうって……、ずっと友達として、
μ’sでやっていければいいなって思ってたんだけど……」
真姫「……」
凛「もう……、思いが溢れだしちゃって止まらないにゃ……。
胸が苦しくて……、痛くて……、どうにもならないんだよ……」ポロポロ
真姫「……泣かないでよ」
ずっと頭の隅に真姫ちゃんがいて、片時も離れてくれないんだよ……」
真姫「凛……」
凛「でも……、こんなこと言ったら嫌われちゃうって……、ずっと友達として、
μ’sでやっていければいいなって思ってたんだけど……」
真姫「……」
凛「もう……、思いが溢れだしちゃって止まらないにゃ……。
胸が苦しくて……、痛くて……、どうにもならないんだよ……」ポロポロ
真姫「……泣かないでよ」
101: SS速報 2015/04/30(木) 14:20:16.75 ID:cLoYAnF4.net
凛「私……、気持ち悪い……?」
真姫「……ううん。そんなことないわ」
凛「じゃあ……、ぎゅってしてほしいにゃ……」スッ
真姫「……」ギュウッ
凛「……真姫ちゃん」
真姫「……なあに?」
凛「真姫ちゃんは、優しいね」
真姫「……あなたもね」
真姫「……ううん。そんなことないわ」
凛「じゃあ……、ぎゅってしてほしいにゃ……」スッ
真姫「……」ギュウッ
凛「……真姫ちゃん」
真姫「……なあに?」
凛「真姫ちゃんは、優しいね」
真姫「……あなたもね」
102: SS速報 2015/04/30(木) 14:24:35.95 ID:cLoYAnF4.net
凛「凛……、ずっと真姫ちゃんと一緒にいたい。高校卒業しても、大人になっても、おばあちゃんになっても……。
ずっとずっと……、真姫ちゃんと一緒にいたいにゃ……」
真姫「凛……」
真姫は>>104
A 「私もよ」耳元でそう囁くと、ゆっくりと顔を離し、そして、唇をそっと、重ね合わせた。
B 「私もよ」耳元でそう囁くと、ゆっくりと顔を離し、「友達としてね」そう付け加えた。
C 「私もよ」耳元でそう囁いたが、どうしていいか分からず、ただただ凛の身体を抱きしめ続けた。
ずっとずっと……、真姫ちゃんと一緒にいたいにゃ……」
真姫「凛……」
真姫は>>104
A 「私もよ」耳元でそう囁くと、ゆっくりと顔を離し、そして、唇をそっと、重ね合わせた。
B 「私もよ」耳元でそう囁くと、ゆっくりと顔を離し、「友達としてね」そう付け加えた。
C 「私もよ」耳元でそう囁いたが、どうしていいか分からず、ただただ凛の身体を抱きしめ続けた。
104: SS速報 2015/04/30(木) 14:31:07.09 ID:voA4Cow5.net
A
106: SS速報 2015/04/30(木) 14:35:40.07 ID:cLoYAnF4.net
凛「真姫ちゃ……、んっ……!」
真姫「……」
突然の出来事に、凛は固く目を閉じ、身体を硬直させていた。
真姫はというと、そんな凛の反応がたまらなく愛おしく思えて、その小さな体をさらに強く抱きしめる。
二人だけの時間が止まったのかと錯覚するほど、口づけは長い時間続いた。
凛「ぷはっ。……ま、真姫ちゃん」
真姫「これが、私の答えよ」
凛「……んふっ! んふふふふっ! あははははははっ!」
真姫「な、何よ……」
凛「ごめんごめん。なんだか、すごくうれしくて」
107: SS速報 2015/04/30(木) 14:37:51.34 ID:cLoYAnF4.net
凛「んーっ……」
真姫「……なぁに?」
凛「もう一回……、してほしいにゃー」
真姫「まったく……、凛ったら」チュッ
凛「……んっ」
真姫「っ!? きゃあっ!!!」ドンッ
凛「な、何するにゃ!」
真姫「こっちのセリフよ! なんで舌入れてくるの!? 意味わかんない!」
真姫「……なぁに?」
凛「もう一回……、してほしいにゃー」
真姫「まったく……、凛ったら」チュッ
凛「……んっ」
真姫「っ!? きゃあっ!!!」ドンッ
凛「な、何するにゃ!」
真姫「こっちのセリフよ! なんで舌入れてくるの!? 意味わかんない!」
108: SS速報 2015/04/30(木) 14:41:35.02 ID:cLoYAnF4.net
~真姫宅~
真姫「もう……。そんなにくっつかないでよ」
凛「えー。付き合ってるんだからいいでしょ?」
真姫「……本当、甘えん坊ね」
凛「にへへ。……んーっ」
真姫「……また?」
凛「……」コクコク
真姫「……っ」チュッ
凛「真姫ちゃん! 大好きだにゃっ!」ガバッ
真姫「……ふふっ。私も大好きよ、凛」ギュウッ
終わり
真姫「もう……。そんなにくっつかないでよ」
凛「えー。付き合ってるんだからいいでしょ?」
真姫「……本当、甘えん坊ね」
凛「にへへ。……んーっ」
真姫「……また?」
凛「……」コクコク
真姫「……っ」チュッ
凛「真姫ちゃん! 大好きだにゃっ!」ガバッ
真姫「……ふふっ。私も大好きよ、凛」ギュウッ
終わり
112: SS速報 2015/04/30(木) 16:56:52.59 ID:jxe6dJpj.net
乙
113: SS速報 2015/04/30(木) 17:56:09.64 ID:GshWluNd.net
おつおつ
よかったよ!
よかったよ!
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