小学生俺「こ、これが初恋か」
小学生俺「S子のことを考えるとドキがムネムネするんだ」
友人K「任せとけ!俺は卒業アルバム作成委員会だから、S子の写真をたくさん持ってるぜ!」
小学生俺「うう、ありがとう、俺たち一生友達でいような」
シコシコ
中学生俺「S子の学生服可愛いなあ」
友人K「S子に今好きな子がいないか聞いてやるぜ。それと好みのタイプも聞いてやる」
中学生俺「お前いいやつだなあ。今度飯奢るよ」
友人K「あと可能ならスリーサイズも調べてくるぜ」
中学生俺「お前マジ有能だな」
シコシコ
高校生俺「ついにS子に告白するぜ」
友人K「俺が場所をセッティングしてやるよ。セリフも一緒に考えてやるぜ」
高校生俺「お前最高の友達だな。まるでギャルゲーの親友だよ」
友人K「よせよ、俺は昔お前にファミコンのナイトガンダム物語をもらった恩があるからな、当然だろ?」
高校生俺「ああ、そうだったな。それにしてもS子はおっぱい大きいなハァハァ」
シコシコ
高校生俺「云々かんぬんで好きです!付き合ってください!」
S子「ごめんなさい、私今好きな人がいるの」
高校生俺「え、それって俺・・・」
S子「違うから」
高校生俺「・・・」
友人K「・・・まあ、女なんて星の数ほどいるんだ。それよりスタ丼でも食いに行こうぜ!俺が奢るよ!」
高校生俺「うう、ありがとう・・・肉マシマシで良い?」
ムシャムシャ
大学生俺「うう、今でもS子のことが忘れられん。初恋ってのは引きずると地獄だぜ」
友人K「成人式にもS子がくるという情報を得たぞ」
大学生俺「よっしゃ、上京してパワーアップした俺を久々に見せつけてやるぜ!」
友人K「居た、S子だ。俺も一緒に盛り上げてやるから行こうぜ!」
大学生俺「よし、うぇーい久々ーwww」
S子「あ、久しぶり。なんかギャル男みたいになってるね」
大学生俺「う・・・」
友人K「これが東京ってやつだよきっと!それより久々だしメアド交換をみんなでしようぜ!
S子「いいよ」
大学生俺「うう、メアドも手に入ったし、集合写真でS子のオカズネタも手に入ったし、これもお前のおかげだよ、K」
シコシコ
社会人俺「S子となかなか会えなくて寂しいぜ」
友人K「そんなお前のために同窓会開くから来いよ!S子も呼んだから!」
社会人俺「マジかよ!イクイク!」
友人K「幹事権限でS子はお前の隣にセットしといたぜ」
社会人俺「流石だな!」
S子「久しぶりー」
社会人俺「よう元気?(・・・なんか、少し足太くなったな)」
S子「最近太ってさー」
社会人俺「は?全然大丈夫だろー(まあ可愛いし良いか)」
S子「彼氏からも痩せろって言われててー」
社会人俺「あーそうなんだー。彼氏いるんだー。ははは」
・・・ははは
社会人俺「考えてみりゃ、普通に男くらいいるよな・・・」
友人K「まあな・・・」
社会人俺「Kは彼女いんの?」
友人K「一応ね。ま、でも彼女いると良いよー色々。やっぱいると違うよ、うん」
社会人俺「・・・そうかー」
友人K「ま、諦めんなって。いつか報われる日がくるさ。今日は飲もうぜ!」
社会人俺「・・・そうだな。よし、飲むぞちくしょー」
ゲロゲロー
社会人俺「同窓会から3年か・・・」
社会人俺「S子を基準に考えたら、なかなかこれって女がいないよな」
社会人俺「はあ・・・S子は今どうしてるかな・・・ん?Kからメールだ」
友人K『この度、わたしくKは』
友人K『S子と結婚しました』
社会人俺「へー」
社会人俺「・・・・・・」
社会人俺「は?はぁー!?!?」
後輩「先輩うるさいっす」
社会人俺「うるせぇ死ね!」
友人K『つきましては、新郎側として結婚式に参加していただきたく・・・』
俺「おいおいおい」
友人K『俺さんいは結婚式の受付をしていただきたく・・・』
俺「待て待て待て、見せつける上に雑用係か!」
後輩「あー結婚すっか。良いっすねー」
俺「うるせぇ死ね」
俺「こうなったら・・・」
俺「花嫁姿のS子を写真に撮りまくってオナネタに使いまくってやる!」
俺「オナネタ撮影のためにカメラと三脚も買ったわ。覚悟しとけよ」
司会「では、新郎新婦がお越しになる前に、お二人の経歴から」
司会「新郎Kと新婦S子さんの出会いは○○幼稚園で」
俺「知ってるわ。俺も一緒だったんだから」
司会「お二人は小、中、高校と一緒でして」
俺「知ってるわ。俺も一緒だったんだから」
司会「高校一年の時、Kさんから告白したのがキッカケで交際がスタートし」
俺「知・・・知・・・死ね!」
司会「それから一途にお二人は交際し」
俺「おいなんだこの幸せそうな写真は!」
司会「この度、ゴールインしました」
俺「毎日チ○コをゴールインさせてたんだろクソが!」
司会「では新郎新婦の入場です!」
俺「帰れ!」
俺の心の叫びは誰に響くことなく、
歓喜の声や祝福の声は、俺にとって地獄の呻きのように聞こえた
みんなに見守られ、
白いタキシードで、これでもかというほどのドヤ顔のKが入ってきた
そしてその隣には・・・
俺「・・・・・・誰だ」
朝青龍かってくらい太った女が寄り添っていた
ん?
この日のために買ったカメラと三脚をセットするのが面倒になり、
俺は周りに合わせてスマホで適当に写真を撮った
S子のデブった姿は、俺の初恋を冷めさせるには十分だった
Kのドヤ顔も、なんだか滑稽に思えてきた
周り「おめでとう!おめでとう!」
俺「・・・」
友人K「この度は、お忙しい中、お越しいただきありがとうございます!」
俺「・・・」
司会「では会社社長からお祝いの言葉を~続いてご両親jからお言葉を~」
俺「・・・」
司会「そしてここで、ご友人として・・・俺さんからお言葉を!」
俺「・・・は?」
司会「サプライズスピーチです(笑)」
俺「・・・」
Kが、すげーニタニタした顔で俺を見てる
勝ち誇ったような、見下すような、見たことない顔だ
ここで俺が「S子のこと好きでしたー!」とか「そのためにKが相談に乗った!」とか言っても、
俺が惨めになるだけだし、噛ませ犬も良いとこだ
俺「・・・いやーマジっすかーwwビビるわーww」
俺は笑いながら壇上に立った
俺「あーマイクテステス、いや色んな意味で驚きました!突然の結婚とか、突然のご指名とか!」
会場がドッと笑った
俺「あとまさか元カ・・・あ、えっと、S子!あ、っと、S子『さん』が結婚とかも驚きましたよ!」
俺は焦ったような、吃ったようなフリをして言った
会場が「ん?」って空気になる
俺「えーK君とは昔からの付き合いでー。高校から二人が付き合ってたのは友人の僕も知ってました」
Kが少し眉をひそめた
俺「だから友達の二人が結婚して、とても僕は嬉しく思います」
俺はもうS子は眼中はなかった。Kだ。
俺「いやでも、サプライズでびびったなー。そんな僕からもサプライズ!」
俺は司会とプロジェクター係を呼んだ
俺「お二人の、ドッキリ映像~(笑)」
俺はプロジェクター係のPCにスマホでUSB接続してもらった
俺「お二人が子供の頃からのラブラブ画像があるんですよーww」
周りが「おおー」っと騒ぐ
Kは明らからに「そんなんあったか?」というような顔
俺は係からPCを奪い取ると、写真を選択して移した
親族会社友人が見ているプロジェクターに、それは映った
Sの素っ裸の写真と、俺が隣にいる画像だ
え?
バカめ
俺にオナネタの写真画像を提供したのが運の尽きだ
俺がフォトショップをつかってAV女優とS子の顔写真をすり替えるのに、日夜どれほどの努力をしたと思ってる
当然男優の写真は俺にすり替えて楽しんでいたのだ
俺「やっべ!」
と言いながら、俺は画像をいくつか目まぐるしく移し回った
俺「あ、ははは、これっす。いやー小学生時代の時のですねー」
ようやく出てきたのは、ただの集合写真とか、そういう写真だけ
その写真を出すまでに間に、ほんの一瞬だけど、S子の裸写真は目に映ったはずだ
俺「ははは、あんま良い画像無かったかなー。とにかく、友人としてお二人が結婚して嬉しい限りです!」
俺は強引に締めくくった
会場が、「いや、さっきの・・・え?」みたいな空気
司会「はいありがとうございました!では続いてウェディングケーキを!ケーキを!」
さすがプロの司会だ。流れをすぐに戻す
俺は「ちょっとトイレ」と言って、会場の外に出た
俺は画像を全部消すと、のうのうと会場に戻った
ケーキが配られてる
同じ席の野郎連中はニヤニヤしてるが、女性陣は明らかに不信感満載の目で俺を見てた
席ごとに上座の新郎新婦にビールを注ぎに行って、ついに俺の番である
俺はビールを片手に、上座に行った
俺「おめでとうおめでとう!
コメント一覧
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- 2015年05月05日 22:26
- 1?
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- 2015年05月05日 22:33
- ※1そうだ君が1だおめでとう
-
- 2015年05月05日 22:38
- 実話なんだよなぁ・・・
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- 2015年05月05日 22:41
- 元スレ見てみたけど、実話だなんてどこにも書いてなかったぞ
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- 2015年05月05日 23:12
- あー、これ実話だわ
改変元がどっかのブログにあったよ
-
- 2015年05月05日 23:36
- 武勇伝(笑)系の創作にありそう
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- 2015年05月05日 23:53
- 紐神の俺屑SSのあとに見たけど大分マシだと思うよ。
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