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ハルヒ「なーんか面白こと起きないかしらー」part7





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583:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 00:03:00.83


IDが変わったのでテスト。

ついでにちょっとずつ投下していきます

この話は前作a week(仮題)のスピンオフです。ご了承ください


長門に折れた首や神経、壊死した脳細胞を復元してもらいすっかり元気になって退院した俺は今日、ある約束をしていた。
先週すっかり仲良くなってしまった藤原とカラオケに行くという約束だった。

キョン「よっす藤原!」

藤原「なんとまぁすっかり元気になりやがって。首ひん曲がったりしてないか?」

キョン「ああ、俺達の宇宙人に直してもらったんでな。」

藤原「そいつは良かった。じゃ、カラオケ行こうぜ!」


584:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 00:11:29.61


キョン「~~♪」

藤原「おう、退院後にしてはやるじゃねーか。声帯も元通りになってやがるか」

キョン「現地人を舐めんなよ?」

藤原「ははっ!未来にはカラオケなんてものはないからな。お前の方がうまいに決まってるさ」

キョン「そうなのか。それ、お前の番だぜ」

藤原「おっ、おう。」

藤原「~~~♪」


586:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 00:21:51.71


キョン「なんかお前上達早いな。将来歌手にでもなれるんじゃないか?」

藤原「だから現地人に褒められても嬉しくねーって。」

キョン「じゃあ現地人とすっかり慣れ親しんでるお前は何なんだ?」クスッ

藤原「うっ…うっせぇな!」

キョン「あはっはっはっ!」


587:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 00:31:14.03


藤原「ところでキョン、佐々木がなんかお前に話があるみてーだぜ」

キョン「佐々木が?俺に?」

藤原「ああ。よくわかんねーが『伝えておいてくれ、くつくつくつ。』だとさ」

キョン「そいつは佐々木の真似だな?あいつ笑い方変だよな」クスクス

藤原「俺たちの時代にいればあいつの笑い方はもはや国宝級だぜ」クスクス


590:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 00:42:28.18



プルルルッ
橘「だれですか?」

佐々木「…キ、キョンみたいね」カァァ

佐々木「えへん…あー、よし」
ピッ
佐々木「なんだ君か」

キョン「そうだ俺だ。さっき藤原と遊んでたんだが、その時にあいつからお前が俺に話があるって言ってきてな」

佐々木「うん、彼の言うとおりだよ。」

橘「(気のせいでしょうか佐々木さん、目がめっちゃキラキラしてます…)」クス


589:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 00:37:05.48


キョン「ああっ退院早々こんなに喉を使うとは思わなかったぞ…」

藤原「お前今年は首に縁がある年だナァッ」

藤原「…裏返っちまった…不覚……」

キョン「ぷっはっは!お前今のマジで恥ずかしいぞっ」プークスクス

藤原「うっせー黙れ現地人!…じゃあ俺は帰るからな。また行こうぜ!」

キョン「ああ、また今度な!」

あいつ、この時代で友達ができなくてムシャクシャしてたからあんなに冷たかったんじゃないか?やけにプライドが高そうだったからな。
…そういえばさっき藤原に佐々木が話があるって言われたな。


591:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 00:49:37.99


キョン「それで、話って一体何なんだ?」

佐々木「…それは会ってからすることだよ、キョン」

キョン「それもそうだな…じゃあ今から会えるか?」

佐々木「ああ。橘さんもいるけど平気かい?」

キョン「橘か…大丈夫だ。ついでにあいつに今度また映画見に行こうと言っておいてくれ」

佐々木「…分かったよキョン。じゃあ××の喫茶店で会おうか」

キョン「了解。またあとでな」
ピッ
佐々木「…橘さん、あなたは本当にうらやましいことをしてくれるね……」

橘「へっ?あっなんですか?何がですか?ひ、ひゃあ!」

佐々木「うりゃうりゃうりゃ~っ!」コショコショコショ

橘「ひゃっひゃっ止めてっ!佐々木さん!ひゃっひゃっ!」






594:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 00:54:19.03



キョン「よう佐々木」

橘「聞いてくださいよキョンくん。私がキョンくんと映gmj…」ジタバタ

佐々木「やあキョン。あ、彼女はなんでもないよ。くっくっくっ」

キョン「そうか。じゃあ入ろうか」


598:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 00:58:15.88



佐々木「うん…キョン、そろそろ本題に入るよ」

キョン「おう、そうだな」

佐々木「キョン、前僕が言っていたことを覚えているかい?」

キョン「いちいち覚えとるやつがどこにいるか」

佐々木「…愚問だったね。僕は前君にこういう話をしたことがある。恋愛というのは一種の精神病だって」

キョン「ああ、聞いたことあるな。中3のときか」

佐々木「そうだよ。それについての話なんだ。」

キョン「…続けてくれ」

佐々木「僕はね、ずっと恋愛という精神病になりたくなかったんだよ。」

佐々木「でもね、ある日ふと思ったんだ。この世の中に精神病にかかっていない人というのが一体何人いるのかって」


599:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 01:01:37.67


佐々木「人間には個人によって性格が違うだろ?」

キョン「ああ、まぁその通りだな」

佐々木「人々の性格、個性さえもが精神病として位置づけられている今、健常者というものはいないんじゃないか、つまりアンリアルな存在じゃないかと思い始めてね」

佐々木「そう考えると、僕は今まで健常者と言うアンリアルな存在を目指して努力してきたわけだ。」

佐々木「そして僕は考えたんだ。なれもしない、そして取り立てて個性も持たない存在に近づこうとすることのどこが面白いというのかってね」

佐々木「だから僕はこう考えた。精神病にわざとかかってしまっても構わないんじゃないか…って…」モジモジ


602:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 01:06:57.15


橘「そして、この状況を含めまとめて判断すると佐々木さんはつまり何が言いたいんだと思います?」

キョン「……もしかして、俺と付き合ってほしいってか?」

佐々木の顔がみるみるうちに赤くなっていく。正解か。わかりやすいなこいつ

橘「ほら佐々木さん、きちんと言わないとっ♪」

佐々木「うっうるさいなぁ…!」

佐々木「ちょっと…落ち着く時間をくれ…ふぅ…ふぅ…」ドキドキ


603:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 01:11:58.48


佐々木「…よし。」

キョン「準備ができたか」

佐々木「うん。私と付き…付き合ってください……」カァァ

キョン「良く言ってくれたな。嬉しいぞ。」

佐々木「そ、それで…どうなんだい、キョンは」ドキドキ

キョン「…もちろんいいに決まっているさ」

佐々木「……」ぽーっ

橘「佐々木さん、大丈夫ですか?」

キョン「…こりゃしばらくかかりそうだっ」クスクスッ

おわり


605:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 01:16:37.13





佐々木いいよ佐々木



622:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 08:37:50.01



「ふぅ。終わったよ。じゃ、もう帰るから。元気でな」

ハルヒ「なんだったのあいつ…手伝ってくれたのは嬉しいけど……」

「おい!」

えっ、あいついつの間にあっちに!?

「世界を大いに盛り上げるためのジョン・スミスをよろしく!」

ハルヒ「あいつ、怪しいわね……もしかしてテレポートでも使えるんじゃないかしら?」

ハルヒ「これって、私が追い求めていた不思議なの!?」パァァ

ハルヒ「北高…入ってみるだけの価値がありそうねっ♪」


623:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 08:44:48.70


カリカリカリ…
キョン「なぁ佐々木、この問題を教えてくれるか…」

佐々木「どれどれ。これはaが2だろう?だから片方が2x,もう一方がxだと考えるんだ。そしてbとcを見て(2x-)(x-)となるんだ。だかr……」カリカリ

佐々木「よってx=1/2,3となるわけだよ。」シャッシャッ

キョン「その…佐々木」

佐々木「な、なんだい……っ」ドキドキ

キョン「aとかbとかっていうのは一体なんなんだ?」

佐々木「…はぁ、まったく君って人は……」


624:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 08:55:53.70


キョン「ふぅ。やっと全部消費したか。ありがとよ、佐々木」

佐々木「礼には及ばないよ、くっくっくっ」

キョン「それじゃ、そろそろ帰るかっ」

佐々木「あ、ああっ…」ドキドキ


625:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 09:02:21.03


キョン「うわぁすっかり暗くなってやがる」

佐々木「…そういえばキョン、今日は七夕の日だね。何か願い事でもしたかい?」

キョン「ああ、そうだな…金と土地かな。」

佐々木「くっくっくっ、君らしい願いでホッとしたよ。僕はねー…」


ハルヒ「えっ、あれジョンスミスじゃない?」

ハルヒ「ねぇあなたたち!」

キョン「…佐々木、彼女を知ってるか?」ボソッ

佐々木「いや、知らないな…」ボソッ

キョン「…なんですか?」


627:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 09:10:15.65


ハルヒ「あんた…ジョン・スミスって人、知ってる?」

キョン「さぁ…知らんが…佐々木、お前は?」

佐々木「ジョン・スミスって言うと…アメリカで言う山田太郎みたいなものだね。それがどうかしたんですか?」

ハルヒ「あっ…えぅ…なんでもないわ。ありがとう」タッタッタッ


佐々木「彼女、何してたのかな…」

キョン「さぁ。ジョン・スミスとかそんなやつここらにいるわけないのにな…」

佐々木「もしかしたらそのジョン・スミスというのは特別な人かもしれないね。」

キョン「特別な人?宇宙人とか?」

佐々木「かもしれないね。でも僕はこう思うんだ。わざわざ彼女が僕たちに話しかけてきた、それはジョンスミスが僕たちに関係があるからかもしれないよ」


628:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 09:22:21.25


ハルヒ「なにあいつ、彼女いるんじゃん……」

ハルヒ「(…でも、なんか悔しい……)」

ハルヒ「いえ、違うわ、これは一種の気の迷いよ。精神病の一種よ!」

ハルヒ「…うぅ…なによ……」



ハルヒ「東中出身、涼宮ハルヒ。ただの人間には興味ありません。このなかに宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら私のところに来なさい!以上!」

キョン「(…なんだこいつ……)」

ハルヒ「(あぇ、な、んなのこいつ……)」


630:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 09:38:19.85


キョン「なあ、曜日によって髪型を変えるのはひょっとして宇宙人対策か?」

ハルヒ「いつ気づいたの(あれ、こいつやっぱりどこかで…)」

キョン「すこし前から」

ハルヒ「……ねぇ、あんた


631:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 09:43:40.57


キョン「ん?」

ハルヒ「…あたし、あんたとどっかであったことある?ずっと前に」

キョン「…いや、ないと思うが……」

ハルヒ「!!あ、あんた…」

キョン「どうしたんだ、そんなに驚いて」

ハルヒ「ね、ねぇあんた…ジョン・スミスって知ってる?」

キョン「………あっ」

おわり






633:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 10:00:03.92


いちもつ

個人的には>>1の作品は長編を読んでいたい



635:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 10:44:00.76


できたので投下します

事の発端は、真夏のある金曜日の放課後だった。

ハルヒ「じゃ、今日はこれで解散!」ダッ

キョン「じゃあ、俺も帰るよ。最後の人鍵よろしくな。」


636:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 10:47:54.53


今日は運が悪かった。帰っている途中で忘れ物に気づいたんだ。

キョン「あっ、やべっそう言えば体操服ロッカーに置きっぱだったな…」

ロッカーに入っているということは、湿気がこもっているということだ。


637:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 10:53:58.95


ロッカーに入っているということは、湿気がこもっているということだ。
そして今日は金曜日。そして今は夏。つまりこのまま放っておくと、月曜日にロッカーから異臭が漂い、

谷口「うおっキョンくっせ!しかもカビ生えてるじゃねえか!お前体操服ちゃんと洗ったのか?」

国木田「うわぁキョン……」

とまぁこんな感じになりかねん。つまり嫌われてしまうってこった。
だから俺は仕方なく1の5前のロッカーに押し込まれている体操服を取りに行ったんだが…


638:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 11:01:21.75


鶴屋さん「あれっ、キョンくんのロッカーが半開きだねっ……」

鶴屋さん「(あれは…キョンくんの体操服!!!)」

鶴屋さん「(誰もいないねっ……)」コソコソ

鶴屋さん「すー…はぁ…キョンくん……」ぽーっ

鶴屋さん「はぁ…良いニオイっさ……」くんくん


俺が階段を降りて1の5の教室前の角を曲がった時のことだ。
キョン「(あれは、鶴屋さん…なにやってるんだろ)」

鶴屋さん「キョンくーん……」スンスン

キョン「(まさか…うん、理由があるかも知れない。もうちょっと様子を見るか…)」


639:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 11:11:04.93


数分後

鶴屋さん「ぺろっ…ちゅーっ…ああしょっぱいにょろ…はぁ……」

キョン「(よし、こいつは黒だな。行くか…)」

キョン「あの…、鶴屋さん?なにしてるんですか?」

鶴屋さん「(見つかってもうたにょろ……っ!!!!)」ビクッ!!

鶴屋さん「…いやぁ、ロッカーの前に体操服が落ちてたから誰のか確認してたっさ!」

キョン「でもなんか顔近かったですよね…」

鶴屋さん「それはっ……あたし目があんまり良くないから見えなかっただけっさ?」

キョン「あれっ、俺の記憶によると鶴屋さんは鼻を近づけてたようですが……」


641:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 11:21:25.10


鶴屋さん「それは…キョンくんの体操服のニオイが心地よかったからつい…」

キョン「なんか僕の体操服舐めてませんでした?」

鶴屋さん「(この人、ずっと見てたのかーっ!!?)」ガーン

鶴屋さん「うぅっ…ごめんキョンくん……出来心で………」


キョン「…それってほかの人の服でもやってるんですか……?」

鶴屋さん「違うっさ!そのぅ、これはキョンくんだけのことでっ、ああっ…なんでもするから許してくれっさ……」グスン

キョン「…大事なことなので2度言いますね。じゃあ付き合ってください」

鶴屋さん「……へっ?」

キョン「罰ゲームとして、僕の彼女になってください」

鶴屋さん「…(でもキョンくんにはハルにゃんが……)」

鶴屋さん「うぅっ……」


642:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 11:32:43.47


キョン「そこまで深刻に悩まなくてもいいんですよ。今回は罰、それも少しの間だけですから」

鶴屋さん「わかったにょろ…よろしくっさ」

キョン「…鶴屋さん、僕と付き合うのは嫌ですか?」

鶴屋さん「い、嫌じゃないにょろ!嫌じゃないんだけどっさ……」

鶴屋さん「でも…もしキョンくんのことが好きな人がいたら悪いっさ……」

キョン「鶴屋さん、そんなことは考えなくていいんです。そんな人がいても断りますよ。俺、鶴屋さんが好きでしたから」

鶴屋さん「……」ぽーっ

鶴屋さん「はっ…そ、それはマジにょろ?」

キョン「マジにょろっ」クスッ

鶴屋さん「やぁーっキョンくぅーん!!」ガシッ

キョン「うおぁっ!」

鶴屋さん「はぁ…いいニオイにょろ……」スリスリ

キョン「(正直……たまりません)」


643:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 11:40:55.64


鶴屋さん「そうだキョンくん、明日二人で遊園地にでもいかないかなっ?」

キョン「いいですね。正直鶴屋さんとならどこへでも行ける気がしますよ」

鶴屋さん「きゃーっ!!このっこのっ♪」ばしばしっ

キョン「ちょっ!痛いっ!痛いですって!」

翌日
鶴屋さん「遅いよキョンくんっ!早くしないとジェットコースターが逃げrキョン「ませんね」」

キョン「ふふふっ。じゃ、いきましょっか」

鶴屋さん「にょろっ!」


644:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 11:52:45.43


鶴屋さん「キョンくん、ジェットコースターに乗るっさ!」

キョン「いいですけど…どれに乗るんですか?」

鶴屋さん「一番高いあれっさ!」

キョン「………」

ゴォォォォォッ
鶴屋さん「あっはっは!あっはっはっはっ!」

キョン「~~~!!!」

キョン「はぁっ…はあっ…冷や汗かいちまった…」

鶴屋さん「じゃ、あたしが拭いてあげるっさ♪」ペロッ

キョン「あぁっ!!!!」ビクビクッ

キョン「…鶴屋さん」

鶴屋さん「なんだいっ?」

キョン「あなた…本当はとんでもないド変態さんだったんですね」

鶴屋さん「いやーそれほどでもーっ」

キョン「いやほめてないって」クスクスッ


646:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 12:04:06.06


キョン「そろそろどこかで食べましょう」

鶴屋さん「そう思ってさキョンくん、鶴屋流特製弁当を持ってきたっさ!」

キョン「おっマジですか。じゃああそこで食べましょう」


モグモグ…

鶴屋さん「あのね…キョンくん……」ドキドキ

キョン「なんですか…?」
鶴屋さん「キョンくん、キョンくんはあの時罰っていったにょろね…」

キョン「ああ、はい確かに…」

鶴屋さん「でもね、キョンくん私のことを好きって言ってくれたじゃないっ…」


647:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 12:12:20.24


鶴屋さん「わたしもキョンくんのこと好きだったんだよ…だから…」

キョン「……」

鶴屋さん「罰じゃない、ちゃんとした付き合いにしたいにょろ…だから……」

鶴屋さん「私の正規の彼氏になってくださいっ!!」

キョン「…ああ、ありがとう。よろしくなっ」ニコッ

鶴屋さん「……やったーっ!!やったっさお母ちゃんっ!さ、あーん」

キョン「あーん…」

鶴屋さん「ざーんねんっ!」ヒョイ

鶴屋さん「と見せかけて口移しにょろッ!!」むちゅう

キョン「んむっ!」

鶴屋さん「にょろにょろにょろにょろ!!」カァァ

キョン「やったなっ!」ガバッ

鶴屋さん「にょろっ///」


648:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 12:14:51.44


おわり

次は喜緑幼女ですな。




654:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 12:57:52.64



朝、俺が教室で谷口・国木田と弁当を下らない話をしていると、いきなり生徒会長が入ってきた。
生徒会長「失礼する。キョンとやらはどこにいるんだ?」

阪中「あそこにいるのね」スッ

生徒会長「ああ、ありがとう。」

生徒会長「ちょっと君、今すぐ僕に付いてきてくれ」

キョン「えっ?俺ですか?」

生徒会長「ああ、君だけで良い、早く来てくれ」

キョン「あ、はいわかりました…」


656:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 13:06:12.10


生徒会室に入った俺は、そこにある光景に目を丸くした

キョン「な、なんじゃこりゃー!!」

「かいちょー、はやくあそんでよー」バンバン

生徒会長「ああ、ちょっと待ってくれーっ」アセアセ

会長が急いで身の丈のあわない机.椅子に座っている子供に駆け寄る。
生徒会長様ともあろうお方が、なぜこんな少女、いや幼女と戯れているんだ…?
俺にはサッパリわけが解らない。まさか会長、この年で子供が出来たから隠し子としてここで育ててるんじゃあないだろうな?
…ああ、違うな。そうだったとして隅々まで注意の届く生徒会長が俺をここに呼ぶはずがない。


657:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 13:15:09.72


キョン「会長、これ…一体どういうことですか?」

生徒会長「あぁ、この子なんだが…実は喜緑くんなんだ…」

えっ、なんですと!?
…確かに髪の毛は黄緑色をしているし、顔も喜緑さんに似ている…なるほど、喜緑さんだな。
でも、どうしてこうなった?

キョン「いつこんな姿になってしまったんですか?」

生徒会長「いつからこうなったのかは俺にもわからん…今日俺が生徒会室に入った瞬間これだったんだ」

はぁ…また厄介なことが起こったもんだ…

生徒会長「そこでだ、キョンくんとやら、喜緑くんが元の姿に戻るまでこの子を見ててほしいんだ。君ならある程度の事情を知っている筈だ。」

キョン「ですが…」

生徒会長「すまない、俺はいまから仕事があるんだ。頼んだぞッ!」バタンッ!

キョン「会長!!」






658:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 13:26:44.49


はぁ…弱ったなぁ……
ところでこの子、俺のことはわかるのか?

キョン「ねぇきみどりちゃん、俺のことはわかるかい?」

きみどり「キョンくんでしょー!しってるよ!あたししょうらいキョンくんのおよめさんになるんだもん!」

キョン「あははっ、俺はきみどりちゃんとそんな約束をしたことはないよ。それにきみどりちゃんなら俺よりもっといい相手が見つかると思うけどな」

きみどり「うっ…うぅ……えぅっ………うわぁぁぁん!キョンくんのばかー!キョンくんのばかー!うわぁぁん!!」

キョン「ああ~、わかったよきみどりちゃん、けっこんするよ。きみどりちゃんはしょうらいの俺のおよめさんだ」

きみどり「……ほんとー?」パァァ

キョン「あぁ、本当だよ」

どうせまた元に戻ったら記憶を無くしてて、この約束は覚えていないだろうし、もし万が一元に戻ったときも、黄緑さんは俺のことに見向きしないだろうからな。

きみどり「わーいきょんくんのおよめさんーっ!えへへーっ!」

キョン「ふふ、よかったね」ニコッ


660:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 13:41:19.16


パタン
生徒会長「ふぅ。漸く仕事が終わったよ。」

キョン「お疲れさまです。だけど次から俺一人を無理矢理置いていくなんてしないでください」

生徒会長「あぁ、そのことについてなんだが…、すまない、今日一日彼女に付きっきりでいてくれ。ほら、食料もちゃんと用意してる」ガサッ

キョン「いや、そういう問題じゃないでしょ。俺の授業はどうするんですか?」

生徒会長「ああ、それは俺の方できちんと対応する。それに君は成績が芳しくないところをみるとおそらく寝てるんだろう、いくら聞いていてもあまり対して変わらないだろう?」

キョン「うっ、後半は言う必要ないですよ…」

生徒会長「ああ、失礼。兎に角、今日一日がんばってくれ。頼んだぞ。では俺は授業に戻る」スタスタ


662:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 13:57:07.54


きみどりがいるから乱暴な口調はしないんじゃないかと思ってこの口調にしました。それにこの役職が気に入っているということなのでで生徒会長ぶった口調ても良いんじゃないでしょうか…?

キョン「きみどりちゃん?ってあれ…」

きみどり「キョンくん……わたしねむい………」

いくら喜緑さんが長門と同じ対有機生命体ヒューマノイドなんちゃらでも、この体じゃすぐ疲れるんだろうな…
子守唄の一つでも歌ってやるかな

キョン「じゃあ、俺の膝の上に横になって」

きみどり「ん…」

キョン「ねんねんころりよ おころりよ…」トン トン

きみどり「……うーん………」

キョン「ぼうやは良い子だ ねんねしな」トン トン

キョン「坊やのおもりは どこへいっt…」トン トン

ふぅ、さすがに寝るのがはやいな。じゃあ俺も寝るか…


663:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 14:08:15.74


きみどり「キョンくん!つまんないよあそぼうよー」ゲシゲシッ

キョン「んっ…あ、もう起きたのか」

きみどり「うん。ずっとひまだったからキョンくんにちゅーしちゃった//」

キョン「あっ…うぅっ………」モジモジ

うう…こういうときはどう反応するべきなのか…妹より小さいから扱いにくいぜ…

キョン「じゃあそろそろご飯食べようかっ」

きみどり「うんっ!」


668:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 14:29:29.09


喜緑さん「あらっ…」

キョン「なんとっ!」

喜緑さん「あらら、戻ってしまいましたわ…」

キョン「戻ってしまったって…まさかこんなことをするためだけにそんな姿になったんですか!?」

喜緑さん「…えへっ♪キョンくん、将来私キョンくんのお嫁さんになりますからねっ///」

キョン「うわ…うわぁぁぁ!!!」

おわり


669:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 14:42:43.37


おつ



677:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 15:28:37.30


じゃあ書き溜めながら投下します。


長門「あなたは未来から来たもの。宇宙人であるこの私とは相容れない存在。」

みくる「ひぇぇ~…ですが、あなたの助けがないと地球が破壊されてしまうんですよぉ~」

みくる「あなたは自分が死んでもいいっていうんですかぁ?古泉くんも動けないんですよ?はぅ…」

長門「私は死なない。私は宇宙からきた身。この程度の危機、どうというものでもない」


678:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 15:34:57.42


みくる「ひゃぁ、き、来た!それっ!」

みくる「だ、駄目ですぅ!全然効いてませぇん!!いやぁ~!」

長門「………… ―…」ボソボソボソ

シューッバチバチバチッ…!

みくる「ひぇっ!!…えっ……?」

長門「…あなたを見ていると私の生き別れた弟を思い出す。だから助けた。それだけだ。明日からはまた敵同士」

みくる「あっ……ありがとうございます!」ペコッ

ハルヒ「ハイ!カット!」


679:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 15:43:31.23


俺たちは、次の文化祭へ向けての映画を作っていた。今日はその最終日である。
ハルヒ「いやぁ~、今回も会心の演技だったわね!こりゃ当日は評判になること間違いなしだわ!みくるちゃん、ナイスよ!」モミモミ

みくる「ひ、ひゃあっ!」

国木田「谷口、大丈夫かい?」スタスタ

谷口「くっ、数m吹っ飛ばされて大丈夫な訳無いだろ…ってあれ、大丈夫だぜ。俺実は強いんじゃね?」

おそらく長門が宇宙人パワーでどうにかしてくれたんだろう。それにしてもハルヒのやつ、また無茶なことをしてくれたな。まあ、それがハルヒらしいってことなんだが。
あ、ちなみに谷口は今回大躍進を果たしてラスボスになったんだ。おめでとう、谷口。別にうらやましくはないが。


680:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 15:46:07.96


会心の出来
迫真の演技



682:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 15:49:04.46


>>680
盛大にみすた\(^o^)/すいません、脳内変換よろしくお願いします

みくる「ふぅ、疲れたぁ…」

長門「朝比奈みくる」

みくる「ひぇっ!?な、長門しゃん?」ビクッ

長門「…聞いて」

みくる「な、なんでしょう…」

長門「いままで、あなたとは最低限度の会話しかしたことが無かった。」

長門「だが、私という個体はあなたと親睦を深めたいと思っている。」

みくる「えっ……?」

長門「だめ…?」

みくる「あ、もちろん!いいですよぅ!どうします?買い物にでも行きますか?」

長門「…」コクッ

みくる「じゃぁ~、明日の10時に駅前に集合しまし、しょう!!」

長門「わかった」


683:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 15:59:25.39


みくる「長門さぁ~ん!」

長門「……」スタスタ

みくる「さ、いきましょう」ニコッ

長門「……。」コクリ

みくる「へぇ~、この時代にも可愛い物がいっぱいあるんですねぇ…ほら、長門さん!あれかぶってみてください!あの狐のかぶり物!」

長門「わかった」ポスッ

みくる「ふふっ、長門さんおかしいっ」クスクス

長門「……//」


684:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 16:06:21.07


みくる「長門さん、私小腹がすきました、喫茶店にでも行きません?」

長門「……」コクッ


長門「これを」スッ

みくる「じゃあ~私はこれでっ」スッ

ウェイトレス「かしこまりましたー。以上でよろしいですね?」

みくる「はぁ~い。」

ウェイトレス「では少々お待ちください」スタスタ


みくる「ふぅ、今日はいっぱい買いましたね。」

長門「……」コクリ

ウェイトレス「お待たせしました」コトッ

みくる「あっ、美味しそ~。いただきまぁーす」

みくる「ひゃぁ~、おいしい!」

長門「……おいしい」


685:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 16:16:02.79


みくる「……あ、そうだ長門さん」

みくる「あーん」スッ

長門「………」

みくる「あぅ…その……」

長門「あーん」ぱくっ

長門「……おいしい」パァァ

みくる「はぁ~よかったです!じゃ長門さん、わたしにmー…」

~~~

みくる「今日は楽しかったですねぇ。」

長門「私という個体は非常にうれしいと感じている。また一緒に。」

みくる「~!!長門さんっ!」ぎゅっ

長門「……ありがとう」ニコッ
おわり


689:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 17:13:57.20


本音を言えばもっと書いてほしいけど
無理させるわけにはいかんよな

多分夜は来れないから今言っとく。乙でした!



692:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 18:13:31.61


やっと終わりました。では

俺はいつもより早く起きた。なぜか良く眠れた。俺はそのまま妹をスル―して学校の準備をする。
あれっなんか制服がいつもよりでかく感じる。それになんだ、いつもより目線が低くないか…まさかっ!

キョン「うそ…だろ……!?」

俺は、いつの間にか小学生になっていた。学年で言えば小1位か。大して変わらんころの俺だ。
見た目は子供、頭脳は大人ってか…バーロー……
さて、ここでひとつ考えるべきことがある。学校はどうしよう。
こんな恰好で登校しても「小学生は家に帰りなさい」だとか言われそうだし、もし俺だとばれてハルヒが自分の力を信じるようなことになれば…
そうだな、今日は学校を休もう。とりあえず妹にも見つからぬよう外に出ようか。


693:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 18:22:25.32



とりあえず公園に来たのはいいが…やはり平日の朝だな。ジョギングをする爺さんしか見かけないぞ。
このまま公園で暮らすってのは嫌だし、誰かに連絡するべきなんだろうか…
あっ、携帯忘れた…ちくしょう制服のポケットか……

トントン
「ねぇ坊や、学校はどうしたの?ランドセルは?」

キョン「もっ、森さん!?」

森さん「えっ、なっ、何で私の名前を!?」

キョン「(しまった…だが待てよ、森さんなら安心して打ち明けられるかもしれない……)」

森さん「(この子、どこかで会ったことあるのかしら…?超能力戦隊ショーに出た時も誰にも声をかけられなかったし…)」

キョン「あの……俺の話を聞いてもらえますか?」

森さん「あっ、ええ。どうぞ。どうしました?(しかしこの子、めちゃくちゃかわいいじゃない~////)」

キョン「えっと…実は俺、キョンなんですよ……」


694:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 18:37:53.12


森さん「……へっ?え、あのキョンくんですか?」

キョン「ええ…今日の朝起きたらいきなり小1の頃の自分になってて、それで行き場がないから仕方なくここに来たわけなんです」

森さん「へぇ…(って、キョンくんこんなに可愛かったの?)」

森さん「…じゃあ、私の家に来ませんか?大したおもてなしはできませんが、公園でうろつくよりはましでしょう」

キョン「いいんですか!?良かった…じゃあ、さっそく案内してくれませんか」

森さん「あ、はい。」

俺と森さんはタクシーで森さんの家に向かった。だが体が小さいせいか、俺は睡魔に襲われ、眠りこけてしまった。

キョン「んっ…ここは……?」

森さん「あっ、起きましたか。私の家です。キョンくんの寝顔はばっちり見させてもらいました♪」

キョン「うぅっ……」カァァ

人に寝顔を見られるというのはなんとも恥ずかしいもんだな……






696:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 18:51:03.61


キョン「運んでくれたんですか?すいません、眠気に勝てなくって……」

森さん「いえ、いいんですよ。あ、そういえば機関.学校.家にはうまく連絡しておきました。」

親はどんな説明を聞いて納得したんだろうか……何も知らない奴からすれば誘拐だぞ。
まぁいいとして、俺はいつまでここに住まわせてもらえるんだろう。

キョン「森さん、俺はいつまでここにいられるんですか?」

森さん「いつまででもいいです。もしキョンくんが元に戻っても、ここに住んでもらって構いませんよ♪」

キョン「いや、それはまずいでしょ…ああ、えっと」

森さん「なんですか?」

キョン「その、一方的に住まわせてもらうのは悪いので、何かできることがあれば…その……」

森さん「うーん…そうですね……じゃあ私のことをそのう姉ちゃん、って呼んでください。そして今日からキョンくんは私の弟です♪」


697:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 19:00:07.12


ううっ、そのう姉ちゃんか…恥ずかしいな……

森さん「あと…そうですねぇ……」

えっ、まだあるのかよ…

森さん「そうだ、敬語はやめてください。キョンくんの容姿で敬語は似合いませんからっ」

これもまた恥ずかしいな……

森さん「うん、以上です♪」

キョン「よろしくおn…よろしく、そのう姉ちゃん」

森さん「(きゃー、かわいー///)キョンくん、今日からよろしくね?」ニコニコ

今日の森さん教えてください。以前の森さんはどこに行ったんですか…っていうか、もしかしてこれが素の森さんなのか?


699:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 19:12:42.94


森さん「そろそろ仕事にいかなくちゃね。あんまりはしゃいじゃだめよ?えっとあとは…」

森さん「あ、そうそう、朝の料理の残りがあるからお腹がすいたら食べていいわよ。じゃ、行ってきます♪」
パタン

ふぅ。とりあえず飯食いながらテレビでもみるか…

もぐもぐ……なにこれうめえ…流石、メイド役をつとめていただけのことはある。

ピッ
「きょうのゲストはこの方d」もぐもぐ…

ピッ
「というのはですね、ナットウキナーゼがですね、えぇー…」もぐもぐ…

ピッ
「ワッハッハッハ!」ずずずっ…コトン

プツッ

……ああテレビつまんね。寝るか…って、どこで寝ればいいんだ?
もうカーペットの上でいいか。森さんの部屋を見ちゃうのもあれだしな。


700:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 19:24:09.14


キョン「すぅ…すぅ……」

森さん「ただいまーってあれ、キョンくん寝ちゃってるし…」

森さん「もう、腹出しちゃって。よっと……」

ボスッ
森さん「ふぅ、軽いわね。私も寝ようかしら……」


…どれくらい寝たんだ……ってあれ、体が動かんぞ……ってぇ!!!
俺の眼の前にあったのは、森さんの安らかな寝顔だった。この状況、まさか抱きつかれて…るんだなこれが。ああなんてこったよ。

…もしかして森さん、ずっとひとりでさびしかったんだろうか……


702:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 19:36:35.01


森さん「んっ……ふぅ、よく寝た。(キョンくんの夢見ちゃったな…はぁ……)」//

キョン「…そのう姉ちゃん……」

森さん「ふぁっ、起きてたのキョンくん!!?」

キョン「姉ちゃんに抱きつかれてて…ところで、胸が当たってるんだけど」

森さん「あっごめんね…」

森さん「(…いいこと考えたっ♪)」

森さん「うりゃあっ!!」ガバッ

キョン「うわぁっ!」


704:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 19:49:12.45


森さん「ふふふっ、キョンくんお人形さんみたいね。可愛いっ」スリスリ

どうしてこうなった……

キョン「ねえそのう姉ちゃん、やめてよ…」

森さん「いいじゃない減るものじゃないし♪…あ、姉ちゃんに抱きついてきてもいいのよ?」

うっ…正直抱きつきたい気分だぜ…だが押さえろ、押さえr…やっぱ無理っしょ!

キョン「姉ちゃんっ!」ぎゅっ

森さん「ひゃあっ!…ふふ、そうよ。それでいいの。好きなだけ…お姉ちゃんに甘えて頂戴?//」

キョン「う、うん……」


707:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 19:59:10.55


数日後

キョン「ふぁぁ……ってあれ」

ムクッ
おっ!戻ってる!

キョン「そのう姉t…森さん、森さん」

森さん「ほら、そのう姉ちゃんでしょ…ってキョンくん!?」

キョン「なんか、戻っちゃったみたいです俺。はははっ」

森さん「…ベットの上に若い男女が二人……」

キョン「…えっ?」

森さん「こういうのもいいかもね!えいっ♪」トンッ

キョン「ああっ!!」


708:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 20:01:55.68


おわり。飯を食べてきますぞ


709:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 20:11:21.70



いってら



718:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 21:15:20.56


どうも!ではだいぶ溜まったので投下します

テクテク……
橘「ふぅ…今日も疲れたわ……」

「おい、そこの娘よ」

橘「!!!」ビクッ

「そこの手提げかばんを持っておる娘じゃ」

橘「ひゃっ!な、なんですかこの声…誰ですかっ!」

「わしか?ただの猫じゃよ。」

橘「猫って…何ですって?えっ?」クルッ

猫「すまん、わしの望みを聞いてはくれんか」

橘「えっ、何で猫が喋ってるの?えっ?」

猫「ちゃんと話を聞かんやつじゃのう…ええいそれっ」ピョンッ

橘「ひ、ひぇっ!」

ピカッ!!


719:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 21:23:39.77


橘「…にゃあ(なにこれ!?)」

橘「こういうことじゃ。一時的にお前さんの体を貸してもらうぞ(えぇっ!!?)」

グググッ…

橘「(えっ、なになに!?)」

ピョコッ

橘「よし、生えてきたな…(えっ猫耳?しっぽ!?)」

橘「うーむ、落ち着くまで待つかのう…(もうなんなのよぉ~!!!)」


721:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 21:33:49.96


橘「……(うっ……なんでこんなことしたんですか……)」

橘「すまない娘よ。私はお願いがあってな。(…えっ?お願い?)」

橘「さっき言ったじゃろうが…それでな、その願いというものなんじゃが、聞いてくれるかの?(…うん。何ですか?)」

橘「実はわし、生まれて恋愛というものをしたことがなくてな…一度でよいから経験してみたいと思ったんじゃ(……)」

橘「…お主、好きな者がおるじゃろ?(ひ、ひぇっ!なんでわかるんですかっ!)」

橘「体を共有しとるからわかるんじゃよ。キョンという者か…ふむ……(あっ…うぅ……//)」

橘「そこでだお主、わしと契約をせんか?(契約…ですか?)」

橘「つまりじゃ、お主の恋を成就させる代わりにじゃ、お主の体の中にいつかせてほしいんじゃよ(な、なるほど…)」

橘「(それで、あなたは必ず恋を実らせる神様みたいな猫なんですか?)……」

橘「違うがほれ、しっぽと猫耳がかわいいじゃろ?」フリフリ

橘「(そ、そんなぁ~!!!)」


722:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 21:43:31.85


橘「~ぁっ!ってあれ、戻った…」

橘「(これからはお主の体の中で見守っておるぞ)えっ…あ、わかりました……」

橘「ふぅっ…これ出歩くときは帽子かぶらなきゃなぁっ…」テクテク

橘「あっそういえば、猫耳ってこれ機能するのかな?ちょっと耳塞いでみよ」


橘「…ちょっ!これすごい!何これっ!!凄い聞こえるっ!!!」

橘「……ふふっ、これいいかもにゃっ♪」

橘「…えっ、どうしたのかにゃ…にゃ?ひえぇっ…!?(すまぬ、ちょいと遊んでみたかったんじゃ)」

橘「にゃ~~~~~っ!!」


724:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 21:51:08.02


チュンチュン

橘「ふぅ、後はキョンさんに会わなきゃっと…」

橘「(ここで待ち構えておけば確実でしょっ…)」

キョン「行ってきまーす」

橘「(あっ来た!)」タッタッタッ

橘「あn谷口「ようキョン!」」

キョン「おう、谷口か」

谷口「昨日さ、ナンp-…」

橘「……」






725:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 21:58:29.10


キーコ…キーコ…
橘「はぁ…私、ツイてないですね…」

「どうしたんだ橘。なにがついてないって?」

橘「にゃっ…!キョ、キョンさん!?」

キョン「なんだその『にゃ』って」クスクス

橘「~~~!!!(ふしゃしゃ、すまん。ついな)」

キョン「隣、いいか?」

橘「あっ、はい…」ドキドキ


726:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 22:05:47.63


キーコ…キーコ…

橘「あのっ、キョンさん」

キョン「ん、何だ橘。言っておくが佐々木団のことなら聞かんぞ」

橘「…あなたは今付き合っている、または好きな人はいますか?」

キョン「あっと…いないが」

橘「(ほっ…)そうですか…それで、キョンさん。よろしければめるっ…メルアドを交換したいんですけど」

キョン「あ、いいぞ。ほれ、携帯貸してくれ」

橘「あっ…はいっ」スッ


727:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 22:13:12.12


キョン「よしっと。」

橘「ありがとうございます。じゃあ、私はこれでっ!」タッタッタッ

キョン「……?」

橘「……あっ、キョンさん!」タッタッタッ

キョン「なんだよ、せわしない奴だな」クスクス

橘「あのぅ、明日…よろしければ一緒に映画見に行きませんかにゃ?…あっ」

キョン「ぷふっ!にゃって…おまえ意外と可愛いとこあるんだな。いいぞ何時だ?」

橘「うぅ~っ、明日九時に駅前でっ。失礼します///」タッタッタッ

橘「(~~~~!!!)」


729:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 22:19:25.18



橘「あっ、来た来たっ……」ドキドキ

キョン「よっ。時間通り…だよな。じゃ、いこうか」

橘「は、はいっ」


「好きなんだよ!サチコ!!」ギュッ

「タカシ…!」

キョン「…」チラッ

橘「えぐっ…うぅっ……」ウルウル

キョン「……(可愛い…)」


730:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 22:26:38.03


スタスタ
橘「はぁ、一杯泣いちゃいましたぁ…」

キョン「ふふっ、お前らしいな」

橘「そんなぁ」カァァ

橘「…あの、キョンさん。わたし、キョンさんに言いたいことがあるんです」

橘「実は私、初めて会ったときからずっとキョンさんのことが…」

ビュゥッ!…パサッ

橘「あぁっ!うぅ…(頑張れ娘よっ!)」

キョン「(ね、猫耳!?)」

橘「好きだったんですっ!だから、その…付き合ってくれませんか」ウルウル

キョン「(一撃必殺ッ…!)」

橘「…へ、返事をきかせてください……」

キョン「…ああ、ありがとう。よろしくな」ぎゅっ

橘「ふゎあっ……///」


731:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 22:30:50.92


キョン「それで…その、お前の頭についてるやつなんだ?」

橘「猫耳です…なんか突然生えてきて……しっぽまで生えてきたんですよ?うぅ…」

キョン「…その方がずっと可愛いぞ。似合ってる」ナデナデ

橘「ふにゃぁっ……あっ」

キョン「ぷふっ、なんだよそれ」クスクス

橘「え、えへへっ……//」


733:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 22:37:15.02


おわり

残すところあと2作品となりましたな。
足り…るよね、きっと。 予定
今日…なし
明日…
.1みくる発情期
.2キョンの強気
いつもながら仮題


735:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/29(木) 22:42:46.68


激しく乙!!
まさか俺のリクやってくれるとは、
明日楽しみにしてます!!




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