ラケル博士「始まった、どきどき」(ゴッドイーター2)
前回
ラケル博士「オンッナッノコハ コイッノキカイ……」(ゴッドイーター2)
……
-研究室前
コンコン
ナナ「ラケル博士ーいますかー?」
ナナ「あの~……博士? お腹すいてない? みんなで一緒におでんパ」
ガンッ
ナナ「」ビクッ
『……ごめんなさい、ナナ。今は忙しいの……また後にしてくれるかしら……?』
ナナ「あ、う、うん。りょーかいです……」
『……』
ナナ「えっと……おでんパン、ここに置いときますね? お腹へったら、食べて下さい……それじゃっ!」
タッタッタッタッ……
『…………』
……
-フライア、エントランス
ジュリ「そうか……すまない。報告ご苦労だった、ナナ」
ナナ「うん。それで一応、ドアの前におでんパンは置いてきたんだけど……」
ロミオ「え、床に?」
ナナ「そんなわけないじゃん! カゴに、「元気出して」ってお手紙と一緒に入れたの!」
ロミオ「そ、そりゃそっか」
ナナ「もう、ロミオ先輩ってば」
ジュリ「……しかし、こう続くとなると問題だな」
ギル「全く、なのか?」
シエル「はい。ここ数日、ラケル博士は研究室の外に一歩も出ていません」
ナナ「すっかり引きこもっちゃって……」
ロミオ「閉じこもって、って言おうぜ」
シエル「いったい、どうすれば……」
ギル「……心配しすぎじゃないのか? レア博士や、上層部の連中は出入りしてるんだろ」
シエル「それは……そうだと思われますが」
ジュリ「……ナナ。博士の様子に、変わった点は」
ナナ「え? うーん……元気はないみたいだったけど…………あ、そうだ」
ジュリ「なんだ?」
ナナ「返事がなくって、わたしがしゃべり続けてたらね、ガンッ! って音がしたの」
シエル「音……ですか」
ジュリ「破壊音か」
ナナ「ううん。なにかをこう……手で叩いたような感じ……だと思う」
ロミオ「……怒ってる、のかな」
ジュリ「活性化状態か。可能性はあるな」
シエル「とすれば、収まるまで退避しておくのが一番でしょうか」
ジュリ「そうだな……」
ロミオ「いや、なんでアラガミ扱いなんだよ」
ギル「……孤児院……あー、マグノリア=コンパスでは、どうだったんだ。こういうことはあったのか」
シエル「いえ……」
ジュリ「むしろ、怒ったところなど見たことがない」
シエル「はい。先生は常に冷静な方ですから。……なにかあっても、優しくたしなめられて、みんな自然と、それに従っていましたし」
ギル「……」
ナナ「原因があるとすれば……やっぱり、あの日……だよね」
シエル「はい……引きこもり始めたタイミングと、完全に一致します」
ジュリ「しかしあの日、俺達が訪れた時には、機嫌は良さそうに思えたが……」
ギル「問題が起きたとしたら、その後か……」
「「…………」」
ナナ「……副隊長…………」
……
ラケル博士の研究室
ラケル「……ふふ、聞こえていますよ」
ラケル「随所に監視モニターがあることを、忘れているのかしら」
ラケル「…………」
ラケル「誰が引きこもりですか。誰が」
ラケル「仕事はちゃんとしています」
ラケル「……」
ラケル「……そう。あなた達の予想は、おおむね正しい」
ラケル「私は怒っています……あの日以来。…………原因は、そう」
ラケル「ブラッドの、副隊長……」
……数日前
-レア博士の部屋、浴室
ジャブジャブ
ワシャワシャ
レア「さ、流すわよ。目をつぶって?」
ラケル「はい……」ギュッ
ザバァー
レア「ほんと綺麗な髪よね。うらやましいわ」
ザバァー
ラケル「ふふ、ありがとう。お姉さま。……けど、……私はお姉さまがうらやましいわ」
レア「ら、ラケル」
ラケル「……さぁ、次は体。……今日は、いつもよりいっそう丁寧に……洗ってくださる?」
レア「え、えぇ……いいけど。どうしたの?」
ラケル「ふふ……ないしょ」
レア「ふぅん……泡立った。はい首からいくわよ」ワシャワシャ
ラケル「あと……お姉さまのネグリジェも貸してくださる?」
レア「えぇ、私の…………え?」
ラケル「そう……あのスケスケのやつがいいわ。あの赤くてとってもえっちなやつ」
レア「ら、ラケル、どうして」
ラケル「お姉さま。…………お姉さまは、私にぜんぶくれるのでしょう……?」
レア「け、けど、あれ……サイズが」
ラケル「は?」
レア「な、なんでもないわ」
レア(渡す前に急いでサイズ直さないと……)
ラケル「……胸がないことが、そんなにいけませんか?」
レア「!? い、いえ、私は身長のことを」
ラケル「えい」ムギュ
レア「あんっ……ってちょっとラケル!」
ラケル「えいえい」モミモミ
レア「んっやぁ……やめてっ」
ラケル「お姉さまは、私にぜんぶくれるって……」モミモミモミ
レア「む、胸は、無理っあんっ」
ラケル「あら、手が止まっていますよ……? お姉さま。さ、私の胸も洗ってください」
レア「そ、そうね……んっ」コシコシ
ラケル「……」モミモミ
レア「んっあっ……んん」コシコシ
ラケル「っ……」ギュウウ
レア「い゛っ!? いたい! やめてラケル!」
ラケル「お姉さまのものは私のもの。私のものは私のもの」ギュウウウ
レア「あぁああーっ! とれちゃうっ! とれちゃうからぁ!」
ラケル「とって私の胸にくっつけます」
レア「はぁ……はぁ……やりかねないから怖いわ」
ラケル(……お姉さまの胸は、私が揉んでいたから? けど私だって、自分で……)
ラケル「揉まれると大きくなるって、本当なのかしらね……? お姉さま?」
レア「……い、今からじゃもう、成長は」
ラケル「は?」
レア「ひぃっ! ごめんなさい! あぁごめんなさいラケル! 私のせいで! 私のおっぱいが大きいばかりに!」
ラケル「おいちょっとツラかせやお姉さま」ムギュ
レア「あぁあっ!」
ラケル「……新種のオラクル細胞に期待するしかないのかしら…………」
レア「そんなことに貴重な研究材料は使えないと思うわ」
ラケル「……」モミモミ
レア「あんっあぁそんなラケル! あぁっ」
……同日、夜
-極東支部、医務室
リッカ「ごめんね。こんな遅くまで手伝わせちゃって」
リッカ「うん。またリンクサポートデバイスの機能実験……え? こないだので終わったはずじゃ……って?」
リッカ「……技術は日進月歩。すぐに新しいものが出てくるから、どんどん実験していかないと」
リッカ「え? あはは、モルモットになんかしてないよ。大丈夫、キミの身体には、影響ない……はず、だから」
リッカ「冗談冗談! さ、またキミの身体を検査してデータをとるから、横になって。うん、前とおんなじ、寝てる間に終わるから。……もう遅いし、そのまま朝まで寝ちゃっても」
リッカ「……この後、用事がある? ……ふぅん、……分かった。終わったら、ちゃんと起こすよ」
リッカ「……」
リッカ「…………眠った……よね」
ギシッ
リッカ「よい……しょっと」ゴロン
リッカ「えへへ…………添い寝。……なんちゃって」
リッカ「……」
リッカ「……うーん。これじゃ、密着度が低くて……」
ギシッ ギシッ
リッカ「よっと……うん。上に乗っかって、こう……」ギュッ
リッカ「はぁ…………あったかい」
リッカ「…………ずるい、よね。こんなの」
リッカ「けど……」
リッカ「私、全然……女の子らしい可愛いかっことか、しないし……匂いも、オイル臭いでしょ」
リッカ「起きてるときに……こんなふうにする勇気なくて…………」
リッカ「ごめん……」
ピクッ
リッカ「!」ビクッ
リッカ「え……な、なに……なにか、あたっ」サワッ
リッカ「こ、これって、まさか……なんで……」
リッカ「…………バースト状態になってる」///
リッカ「ね、眠ってるのに……私が、乗っかったから?」
スリ……スリ……
ムクムクッ
リッカ「ぁ……また、リンクバーストレベルが、上がって……」スリスリ
リッカ「だ、だめ……こんなこと、しようと思ったんじゃないのに……私、なんで……すりつけたりなんか……」スリッスリ
リッカ「はぁっ……だめ、ぁ……こんな」///
コンコン
リッカ「…………あ、い、今、リンクサポートデバイスの試験運用と、使用後のけん」
ドッガァアン!
リッカ「ど、ドアが……!?」
キュラキュラキュラ……
ラケル「…………」
リッカ「ら……ラケル博士」
ラケル「あらあら…………そんなはしたない格好をして、いったいどことどこをリンクさせるつもりだったのかしら……?」
リッカ「あっ……ち、ちがっ……これは」///
ラケル「いいから早く下りなさい」
リッカ「は、はい……」ギシッ
ラケル「……いいですか? …………私の可愛いブラッドのメンバー……」
ラケル「増して、その子に何か妙なことをしたら…………」
ラケル「……分かっていますね?」ニコッ
リッカ「は、……はい」
ラケル「……では、私はこれで……」
ラケル「リンクサポートデバイスの完成……楽しみにしていますから……ね」
キュラキュラキュラキュラ……
リッカ「…………真面目にやろう……」カチカチ……ピッ、ピッ
……現在
-研究室前
ロミオ「シプレ、シルブプレ?」キャルン☆
ナナ「あはは! ロミオ先輩おもしろーい!」
シエル「興味深いです」
ロミオ「だろー!? 似てるだろ? PVいっぱい見て練習したからなぁ~」
ギル「……その暇があったら戦闘訓練をだな」
ナナ「まーまー、今はそういうこと言わないの」
ギル「……で、次は?」
ジュリ「……俺だ」
ナナ「よっ! 隊長! 待ってました~!」
ロミオ「ひゅ
コメント一覧
-
- 2015年05月12日 23:53
- フルバさんのゴリラマネ想像したら吹いた
スポンサードリンク
ウイークリーランキング
最新記事
アンテナサイト
新着コメント
QRコード
スポンサードリンク