姉「お、お姉ちゃんだってたまにはオナニーするもん…」
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7:SS速報:2009/11/17(火) 12:49:01.56 ID:q3sFnXx70
姉「ただいまー。」
弟「おかえりー。」
兄「おーおかえり。」
何時もの風景。朝に皆学校へ出かけ、父はその後車で仕事へ出かけ、母は家でゴロゴロとする
大学生の兄が一番乗りで家に帰宅し、ついで高校生の弟
部活帰りで遅くなる私の順で、父の帰りは何時も23時ごろだ
別段、今の生活に不満はなくて、お金に窮している訳でもなし。大きな不満も特にない
・・どちらかといえば恵まれている環境なのかもしれない
不満があるとすれば―――
弟「そいやさあ兄、お前の部屋に姉ちゃんの下着が落ちてたんだけど。身に覚えあるよね?」
兄「え・・ななんのことかな??」
・・・・兄弟そろって助兵衛なところかな
8:SS速報:2009/11/17(火) 12:55:11.66 ID:q3sFnXx70
弟の情報から、兄に一発弱右ストレートを胸にかました後、兄の部屋に落ちていた下着を回収
洗濯機に放り込んだ後、痛む胸を押さえている兄に一瞥をくれながら二階の私室へと向かった
姉「・・・・ふぅっ。」
ばたんっという扉の閉めた音を背に、私は溜息をついた
・・・・せめてばれないようにしてもらいたいものだ。知らぬが仏とはこのことを言う
疲れた身体を軽くほぐしながら机の上に鞄を置く
そこでふと、目に付いたものがあった
―――箪笥の引き出しが開けっ放しだ、それもすこし荒らされた形跡がある
姉「・・・・・」
足で引き出しを押し入れ、「あーぁ」なんていいながらベッドに後ろからダイブした
9:SS速報:2009/11/17(火) 12:59:28.25 ID:q3sFnXx70
姉「なーんだかなぁ・・」
兄弟との仲は悪いわけじゃなくて、どちらかといえばいいほうなんだと思う
私も別に兄と弟のことは嫌いじゃないし、自分でも仲のいい家族だと思ってる
・・けど、私の下着を勝手に持ち出すのはやめてもらいたい
コンコンッ
姉「? あいてるよ。」
扉をノックする音が聞こえたので、その音に勝手に入れと合図した
がちゃりと開く音、ついでその奥から兄が出てきた
兄「・・・・すまん。」
姉「・・謝るの遅くない?」
あれくらい大して痛くもないくせに。謝るなら早く謝って欲しいと思う
11:SS速報:2009/11/17(火) 13:04:35.93 ID:q3sFnXx70
姉「というか、昨日もやってたよね?」
兄「えっ、なんでしってんの?!」
姉「・・私の部屋にティッシュの欠片が落ちてたけど?」
兄の顔が青ざめた気がした
といってもまあ、ぶっちゃけいつもの事だったりするので今更何とも思わない自分がいた
・・・・ある意味洗脳だろうか?
姉「もういいから、でてって。そしてさっさと彼女を見つけろ。」
しっしと手を払いながら出て行けと促す
しかし兄は―――
兄「・・・・それだけ? もっと何時ものように罵ってくれよ・・」
なんて仰られました
姉「いいからでてけ!!」
12:SS速報:2009/11/17(火) 13:10:36.62 ID:q3sFnXx70
姉「あ~・・」
兄を追い出して扉に鍵を閉めた後、エクトプラズムを吐き出しながらベッドの上で怠けることにした
四肢を放り投げ、服も着替えずただ先程までの出来事を忘れたいかのように頭の中を空っぽにする
・・・・時刻は18時24分。夕食はまだ先だろう
それまですこし、すこしだけ眠ろう―――
声「ひぁぁっ!!」
姉「うえぇぇ!?」
女性のあやしげな声が私をいざないの世界から現実世界へと呼び戻した
―――なんて冷静になってる場合でもないのに、最早溜息すら出ないのは何故か?
姉「・・・・またか。」
私は弟の部屋へと向かった
13:SS速報:2009/11/17(火) 13:17:13.38 ID:q3sFnXx70
姉「入るぞぉぉ!」
鍵が開いてることを確認し、返事も待たずに弟の部屋の扉をヤクザ蹴りする
扉は盛大に開かれ、扉の反対側の取っ手が壁にごんっと衝突する小さな音が聞こえた
イヤホンの端子を片手に持って唖然とする弟、眉毛を吊り上げながら歩く私
そのパソコンには・・・・全裸の女性が喘いでいる一枚の絵が表示されていた
弟「いや、あのね姉。これは俺が悪いんじゃないんだ。音が悪いんだよ。」
ぶっちゃけ、こんなことももう稀じゃなかったりする
弟「俺はね? スピーカーにイヤホンが刺さってるとは思わなかったのよ。しかも音量なんて上げた覚えないのね?」
必死に訴える弟。その姿がすこし可愛らしいと思ったのは多分気のせいだろう
しかしその懇願も、パソコンのモニターに映る絵で台無しだ。せめて最小化くらいしたらどうよ弟
14:SS速報:2009/11/17(火) 13:20:40.12 ID:q3sFnXx70
兄「なんだ・・どうした。」
背後から兄の声が聞こえたので振り向いた
弟「あ、兄! てめえまた俺のパソコンいじったままほっといただろ!!」
兄「あー・・・・わりぃ。」
大してあくびれもせず兄はそういった。二人にとって、既に私は帳の外である
兄「なんか声してたけど・・、おーそれ新しい奴か。また買ったのかよ金あるねえお前。」
弟「うっさいな、兄と違ってバイトしてるんだよこっちは。」
兄「相変わらず年上モノが好きだねえお前は。」
これも仲の良い兄弟の図、なのだろう・・・・まて、年上モノ?
15:SS速報:2009/11/17(火) 13:25:57.40 ID:q3sFnXx70
二人の邪魔にならないようにそっとパソコンの画面を覗き込む
ウィンドウモードで起動されたそのゲームのタイトルには・・“姉”という言葉が入っていた
姉「・・・・・」
兄「これおもしれえ?」
弟「・・いや、兄にはどうだろう? 俺はまあ好きな方だけど。」
兄「ふーん、あとでやらせてくれよ。」
弟「・・・・またセーブデータ上書きすんなよ。」
兄「わーってるって。」
これも仲の良い兄弟の図・・・・じゃなくて
姉「あのさ二人とも。私のいるときにそんな話しないでくれる?」
いい加減私の存在を思い出せ!
兄「・・あれ、まだいたの。」
ピキッ
姉の おうふくびんた !
兄に 15ポイントの ダメージ ! 兄に 17ポイントの ダメージ ! 兄に 13ポイントの ダメージ ! 兄に―――
16:SS速報:2009/11/17(火) 13:38:33.21 ID:FXFhJAdaO
やっぱり姉が一番ですね
25:SS速報:2009/11/17(火) 16:19:58.36 ID:q3sFnXx70
姉「母さん、醤油頂戴。」
母「ん。」
目玉焼きに醤油をかける。薄い程度が丁度良く、かけすぎないのがポイントだ
母も醤油派で、兄はマヨネーズ。弟は塩胡椒だ
夕食は大体母と私が作っているんだけど、兄は来年自立する予定だ。自炊を覚えないのだろうか?
兄「あー姉。先風呂入っていいよ。」
姉「え、なんで?」
兄「いややることあるからさ。」
・・・・多分さっきのゲームのことだろう。また大音量で流されても困るだけなので先に入らせてもらうことにしよう
その隙に私の部屋で何が起こるのかは想像したくない。いや多分、大丈夫だろうけど
母「そういえば私、来週の土曜日は旅行に出かけていないからよろしくね。」
弟「え? また??」
母「4日後にかえってくるから。」
嗚呼、そしてまた父の貯めた貯金がきえていくのであった―――
26:SS速報:2009/11/17(火) 16:30:07.21 ID:q3sFnXx70
風呂をあがり、自室に戻ってきた
壁「ぁ・・なななにしてるのよー!」
・・あの馬鹿兄弟は仲良く助兵衛なゲームをやっているようだ
何度か勝手にやってみたことはあるけど、どこが面白いのかさっぱり判らなかった
話を読んで、こじつけたかのような流れでsex。二人は結ばれて大団円
・・・・ゲームじゃなくて、現実でやればいいのに
彼女作って、ふつーに恋愛すればいいと思う私は、何か間違っているのだろうか・・?
姉「ふぅ・・」
扉の向こう側から足音が聞こえる。多分弟が風呂に入るんだろう
相変わらず一枚壁の向こう側からは知らない女性の声が薄っすらと聞こえてくる
いい加減スピーカーじゃなくてイヤホンで聞いてほしいものだ
さて、私は読みかけの本でも読むとしますか
27:SS速報:2009/11/17(火) 16:37:14.32 ID:q3sFnXx70
―――22時17分
本を読んだりちょっと勉強したりしてる間に、時刻はもう10時を越えていた
特にやることもないし、そろそろ寝ようかな?
壁「ひっ、あ・・だめそんなとこ!」
―――あの音さえなければなああああ?! 音量あげやがってあの馬鹿!
持っていた雑誌を半分にしそうになって慌てて冷静になる
くっ、いい加減怒るべきだろうか? このままでは安眠もろくに出来なさそうだ
かといって言ったところで聞くとは思えない。もう既に何十回と忠告しただろうか
大方話が盛り上がってきたところで頭が煮えくり返って音量を上げたんだろう
嗚呼忌々しい。何がすずねえだか全く・・・・姉?
そういえば、弟は年上モノが好みらしい。どういう意味かは良く判らないけど、要するに年上が好きなんだろう
言われてみれば、やってみたゲームはどれも年上という設定が多かった気がする、うろ覚えだけど
・・弟は末っ子。私は弟にとって姉
イコール、私の事が好き―――!?
28:SS速報:2009/11/17(火) 16:44:37.53 ID:q3sFnXx70
まままままままてまて、そんなはずはない。だって私達は肉親で・・
じゃなくて! ああなんでいきなり動揺するかなぁ?!
落ち着けぇ? 落ち着くんだ私。そういえば窓からお隣さんがやってきたり
お節介焼きのお姉さんが我が物顔で主人公の家でくつろいでたりする場面があったけど・・
ま、まさかね。肉親を好きになるなんて・・そんなことないよねー
まあ、兄は私の下着を勝手に使ってるけど弟はそんなこともないみたい・・いやまてよ?
兄は馬鹿だから私に気付かれるだけで、弟も私が気付いていないだけで使っているかもしれない・・・・?
ベッドの上であれこれ悩みながらごろごろと転がる私
考えれば考えるほどおかしな方向へと流れていく
・・そりゃ、私は弟の嫌いじゃないし? そういう目でみたことないけど・・・・弟もそうだと思うし
大体、肉親に欲情するわけなんてないじゃない・・あはははそうだそうだよね
幾ら思春期真っ盛りだからって、そんなことない・・よね
隣の壁の向こうからは相変わらず女性の声が聞こえていた
29:SS速報:2009/11/17(火) 16:53:15.96 ID:q3sFnXx70
―――そういえば、最近一人エッチしてないなあ
別にしなくてもいいんだけど・・セックス自体した事ないし。あーあんな雑誌勝手に読むんじゃなかったなあ
隣からは女性の、喘ぎ声・・が聞こえてくるし。ぁー思い出しちゃった、どうしよ
・・・・別に今、やることないし。久しぶりにやってみるのも、いいかなあ?
姉「んー・・」
思い出すとなんかこうむらむらする。くっそぉ今度からは勝手に雑誌を読むのをやめよう・・
そう思いながら、私はパジャマを脱いだ―――
31:SS速報:2009/11/17(火) 17:22:52.63 ID:q3sFnXx70
パジャマをベッドの端に置き、私の素肌があらわになる
―――なんて自分で言ってどうするんだろうか
私は何時になく詩的だった
姉「さて・・」
どうするんだっけ? 何分あまり経験がないしそういう知識もそんなにない、しかも細かいことまでよく覚えていない
確か・・・・性器を、触った覚えがある。下着越し、だったかな
や、やってみよう
そっと触れてみる
姉「・・・・・」
特に何も感じない。・・摩ってみよう。人差し指を上下に動かしてみる
姉「ん・・」
なんだか、体が痺れた気がした・・。これで多分あったるんだろう、そのまま擦り続ける
姉「・・ふ、ん・・・・」
少し違和感を感じるものの、私は擦り続けた
姉「ぁ・・はっふ、ん・・・・」
何度も、何度も擦り続ける。次第に動きは早まり、指は力む
そのたびに、身体は電気を纏ったように痺れ、小さな声が漏れた
32:SS速報:2009/11/17(火) 17:31:23.27 ID:q3sFnXx70
姉「は・・ぁ、ぁ、あん、く・・ふぅっ!」
既に私は熱中していた
指を動かすごとに身体中が痺れ、その快感に身を委ねる。我慢できずにベッドの上に横たわり、指はなおも動き続ける
姉「ん・・んんっぁあ、あふぅっぅん! んぁぁぁぁあ・・」
気付けば、指は下着の上にはなく、中にあった
手には陰毛が当たり、人差し指は“女性の入り口”を執拗に攻撃する
隣に聞こえないよう声を押し殺しながら・・私は秘め事を続けている
姉「あぁ、んんっ。くぅ・・んぁ、あふ・・・・」
弟「姉ー、入るよー?」
姉「ぁあっ・・・・えっ?!」
がちゃりと開く音、ついで奥からは・・弟が顔をだした―――
33:SS速報:2009/11/17(火) 17:37:11.52 ID:q3sFnXx70
弟「あ・・・・」
姉「あ・・・・」
硬直する二人。弟は私の肢体を凝視し、私は得体の知れないものを見るような目をしながら口をぱくつかせていた
弟「・・・・。失礼しました。」
姉「い、いやまって! いやまってお願い話を聞いて?!」
弟「あ・・はぁ、はい。わかりました。」
呼び止めた理由も良く判らず、私は身体を起こして何故か弟を座らせていた
姉「あ、あのね・・これにはふかーーい訳があって・・・・」
ありもしないことをでっちあげようとするも、うまい言い訳が見つからない
・・エッチなゲームの音が聞こえたから、なんていえるわけもなく
姉「えーと・・だからね? そのーなんていうかなあ・・・・あれなのよ、うんあれ!」
終いにはあれですませようとしていた。こういう時、私は馬鹿だと思う
34:SS速報:2009/11/17(火) 17:42:35.61 ID:q3sFnXx70
弟「あれって?」
姉「あ、あれっていったらあれなの!」
弟「ごめん、さっぱり判らない。」
物分りの悪い弟だ、といっても私も自分で言っておいて何の事か判っていない
弟「・・うわっ。」
姉「え? ・・あ、みみるな! 見るんじゃない馬鹿っ!」
弟「あそこ・・ずぶぬれだね。」
そう、私のあそこはすでに雨の日の帰りのように濡れていた
あそこ・・自体はみられてないけど、下着はもうべちょベちょになっていて気持ち悪いくらい
妙に恥ずかしくなってしわくちゃになった毛布で身体を隠すも、もう手遅れだ
・・・・弟のあそこは、目に見えて膨らんでいたから
弟「どこみてんのさ。」
姉「み、てない! 私は何も見てないぞ? 見てもないし聞いてもないし知ってもない!」
弟「とりあえず落ち着こうよ。」
そ、そうだ。こういうときこそ落ち着かなければ年長者としてのプライドは保てない
わざとらしい咳払いを一つ。続いて話を続けることにした
36:SS速報:2009/11/17(火) 17:49:03.96 ID:q3sFnXx70
姉「な・・なにしにきたん?」
駄目だ、頭の中では冷静になれたつもりでも、実際はそうでもないみたいだ
弟「いや・・兄がプレイボーイどっかいったっていうから、もしかしたらここかなーと―――」
うわああああああ返すの忘れてたあああああああ!!!
頭を両手で抱えショックを受けたかのようなポーズをする
反射的に行なってしまったので、毛布が落ちて私の美しい素肌があらわになった
弟「・・・・なんか、邪魔したみたいだね。ごめん、あとでかえしといてくれたらいいから。」
姉「いやぁまて! 君は何か勘違いをしているっ! そうだきっとそうだだから行かないでお願い!!」
どうにか弟を引き止め、もう一度弁解を試みる・・・・なにを弁解するんだろう?
弟「・・・・勘違いって?」
姉「いや、だからその・・ね?」
弟「・・実はさ、マスタベに付き合って欲しいとかそういうあれ?」
姉「はぁ?!」
37:SS速報:2009/11/17(火) 17:56:42.15 ID:q3sFnXx70
姉「な、なに言い出すのよこの子は・・」
弟「じゃあ、あれってなに?」
姉「う・・」
策に窮す。残念ながらネズミは猫を噛む事は出来ないようだ
姉「そ・・そりゃあ? お姉ちゃんだってたまーーーーーーーにはっ、その・・・・するもん?」
弟「うん・・邪魔してごめん。雑誌あとでかえしておいてね。」
姉「だ、だからそうじゃなくてね? えーっと・・そのーなんだ?」
弟「俺に聞かれても・・」
そもそも何を弁解したらいいのか判らないのでうまく言葉が出ない
弟「・・・・いやまあ、手伝って欲しいなら手伝うけどさ。」
姉「そ、そんなこといってない・・」
何故か私はどきどきしていた
38:SS速報:2009/11/17(火) 18:00:03.15 ID:q3sFnXx70
弟「でもまーあれだよね、俺に手伝えることって・・何すればいいか判らないし。」
いや、だから違うって
弟「・・・・あ、こうかな?」
そういって弟はズボンのファスナーを下ろした・・・・え?
弟「・・よいしょ。」
いきり立った弟の・・あそこ、が、天を仰ぎ苦しそうにしていた
・・・・そんな気がしただけなので実際どんな感じなのかは判らないけど
弟「オカズには・・なるよね。じゃあ始めていいよ?」
姉「え・・・・いやいやいやいやいや!」
弟「それ古いなあ。」
姉「なにしてんのあんた!?」
39:SS速報:2009/11/17(火) 18:05:10.30 ID:q3sFnXx70
弟「いや、やっぱり雑誌とかよりも本物のほうがいいかなって・・思ったんだけど。」
そりゃ確かに本物の方がいい・・・・じゃなくて、何か根本的に間違ってるって
弟「・・・・ずっとみてるね、俺のあそこ。」
姉「あ・・ぅ。」
言われて気付いて慌てて視線をそらした。珍しいものを見てしまった気分だ
弟「俺は見てるだけでいいから、続きやりなよ。」
姉「いや、だから・・」
弟「ほら、早く。」
姉「ぅ・・・・」
あまりもの気迫に押し負け、仕方がないので再開することにする。なんだか襲われそうな勢いだったから
・・・・べ、別に弟のあれ・・みて、興奮したわけじゃないんだから―――
40:SS速報:2009/11/17(火) 18:13:43.69 ID:q3sFnXx70
左手で毛布を持って弟からは見えないようにし、右手には自分のあそこに手を添えた
弟「・・・・・」
弟は何時にない真剣な眼差しで私を見ていた
姉「・・・・始める、から。」
こくんと頷いた弟のあそこは、さっきよりも大きくなっていた気がした
さっきと同じ要領で自分のあそこを擦る。時にはマッサージするように、時には押し込むように
姉「あ・・ぁん、ん、んん・・・・」
大事なものを扱うようにしながらも、指はやはり激しく上下に動き、時には指先を少しだけ中に入れる
・・あそこの中の上をえぐり、下をこする。そのたびに私は小さく声を発しながら身悶えていた
姉「ああ・・ふぁん、ふあぁぁ・・・・」
弟「・・・・これ、邪魔だね。」
姉「・・あっ。」
弟に毛布をとられ、肌が露出する。一旦指の動きが止まるも、弟に催促されて再開した
41:SS速報:2009/11/17(火) 18:25:11.01 ID:q3sFnXx70
姉「ん・・んんっんぁ、ぁんっんんん・・!」
弟「姉・・、クリトリスは弄らないの?」
あ・・そうだ
私は思い出したかのように、開いてる左手をクリトリスに充てた
右の人差し指はあそこをえぐり、左の人差し指と親指はクリトリスを捏ね始めた
姉「あ・・ああっあああん! んんんんぁっぁあ―――」
先程よりも更に強い電気が全身を襲う
喘ぎ声を我慢することも難しく、しかし迫り来る快感に思考を委ね、指は止まることはない
気付けば、弟のあそこには右手が添えられていた
息を荒げ、顔は赤く、眼は止まらない私の指を見ていた
手はやがて忙しなく動くようになり、あそこはびくびく動き、私と同じようにその快感に身を委ねていた
・・・・そして私の目は、弟のあそこに釘付けになっていた
姉「んん、ぁぁあっふぅん! んぁぁぁぁぁ・・・・」
弟「はぁ・・はぁ・・・・」
互いに互いの性器を凝視し、最早そこに家族という概念は存在していなかった―――
42:SS速報:2009/11/17(火) 18:31:03.51 ID:q3sFnXx70
弟「・・姉、姉気持ちい?」
姉「ふああ・・、あん。き、気持ちいい・・よぉぉ?」
一心不乱に蠢く二人。ただ快楽だけを想い、“今”に浸る
こんなに・・―――こんなに気持ちいいのは、初めてだ
姉「ああああ・・ま、やっあん! ふぁぁぁ・・あっふぅっ!」
弟「はぁ・・、はぁ・・・・!」
姉「や・・だ、め。もっもうだ・・ぁあっ。」
弟「姉・・、あ・・・・っ。」
長くは続かない快楽。それに終わりが告げられる
姉「ああ・・ぁ、んあああああっもうだめ! だめえぇぇぇぇえぇぇ―――!!」
弟「うあ・・ぁぁ・・・・!」
43:SS速報:2009/11/17(火) 18:39:40.20 ID:q3sFnXx70
一瞬だけ、視界が反転する
絶頂を迎えた身体は脳の思考を完全に停止させ、なにがどうなったのか判らなくなる
その一瞬は・・。5秒くらいだったのか、20秒くらいだったのか。それとも5分くらいなのか?
姉「はぁ・・・・ぁ、はあ・・っ。」
何時の間にか全身ごと横たわっていた私は、荒い息継ぎで余韻に浸る
空っぽの頭にはしかし何かを考える余裕はなく、時という概念さえも感じさせなくさせる
弟「ん・・姉・・・・」
小さく、弟の声が聞こえた
その声がなんだか、色めかしく感じられた
弟「・・・・一緒に、いっちゃった。」
段々と覚醒する思考。できればずっとそのままでいたかった気もしたけど―――
53:SS速報:2009/11/17(火) 20:06:52.71 ID:q3sFnXx70
起き上がるのも億劫になっている私に、弟はティッシュで私の足を拭いているようだった
弟「姉、大丈夫・・・・?」
姉「・・多分。」
弟の声で現実に引き戻される。呼吸を整えながら、身体を起こして弟が何をしているのか見てみた
―――足とベッドに、謝旌の跡があった
姉「・・・・・」
弟「・・ごめん、かけちゃった。」
姉「みてるだけじゃなかったの?」
弟「つい・・・・」
はぁ、と溜息をつく
けど・・・・欲情していたのはお互い様だった
59:SS速報:2009/11/17(火) 22:09:05.45 ID:q3sFnXx70
弟「姉・・気持ちよさそうだったね。」
姉「・・・・うん、まあ。」
弟「またする?」
姉「するか馬鹿っ。」
弟は、笑っていた
借りていた雑誌を持たせて弟を追い出し、下着を替えてパジャマを着なおす
ベッドについた染みに嘆息しつつ、電気を消して暖房もつけずにベッドの中に潜り込んだ
姉「・・・・はぁ。あんなことするなんてね。」
別に、実際にセックス・・したわけじゃないけど、心のどこかに違和感というか、しこり(?)が残っていた
罪悪感なのか、それとも別の何かなのか。私には判らなかった
姉「・・・・気持ち、よかったな。」
今までにない絶頂、達成感。もしかしたら後日また思い出してしまうかもしれない
・・けどそれはそれで、いいのかもしれない。かな?
61:SS速報:2009/11/17(火) 22:48:37.55 ID:q3sFnXx70
毛布の中に顔をうずくめる。真っ暗闇が今は心地よかった
さっきまでのことは忘れたい。けど身体は未だ熱っぽく、忘れがたい気もした
姉「・・・・・」
寝てしまおう、さっさと寝て今日の事は忘れてしまえ!
夢だと・・そう夢だと思えばこれくらい、これくらい・・・・これ、くらい―――
ぐぅ・・
64:SS速報:2009/11/17(火) 23:19:59.70 ID:q3sFnXx70
え、いやあの・・・・その。終わり、です・・
なんかその、すみません・・・・
65:SS速報:2009/11/17(火) 23:27:09.82 ID:D1LQK34cO
お疲れ様
終わりか名残惜しいなまたSSを書いてくれよ
SSを書かなかったら許さないんだから!
終わりか名残惜しいなまたSSを書いてくれよ
SSを書かなかったら許さないんだから!
66:SS速報:2009/11/17(火) 23:30:17.81 ID:pOCSXZQAO
まあドロドロにならなくて良かった。乙
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