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閉鎖された精神病院の呪われた歴史を垣間見ることができる写真が公開された。そこからは、患者たちの50年以上に渡る苦難に満ちた生涯が見え隠れしている。
キングシート精神病院は、1932年にニュージーランド、オークランドで開業されたが、公共精神保健システムの大幅な改正に伴い、1999年に閉鎖された。実は同地域内の複数の病院の元患者からは、虐待やネグレクトを受けたという訴えが寄せられていた。
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キングシート精神病院は遺体安置所や警備区域も備えており、閉鎖以来、数多くの幽霊目撃症例や超常現象の噂が絶えない、地元でも有名な心霊スポットであった。
かつては800名以上の患者を収容していたこの病院も、今では廃墟となった。だが、その内部の壁には古い引っ掻き傷が残され、また比較的最近の落書きも見ることができる。
敷地内では患者や看護師たちが亡くなることも珍しくなかったという。噂によれば、患者よりも看護師の死者数のほうが多かったようだ。その原因は自殺だ。
院内で発見された看護師の日記によれば、患者たちの生活は悲惨なものだったらしい。「人手不足から重度障害者の食事が介助されることもなく、職員への暴力を防ぐ薬が処方されることもない。後片付けや喧嘩を止めるために患者の前を通り過ぎなければいけないような感じだ」とそこには綴られている。この日記の持ち主は、病院の閉鎖が決まって安堵のあまり涙が出たそうだ。
2004年には、時効となったある少年の未解決事件の捜査が再開された。肺炎で死亡したと報告された当時11歳のクレメント・マシューだが、患者の証言で、亡くなる数時間前に看護師から暴行を受けていたことが明らかとなったのだ。
床に残された染みは何を物語るのか。
ニュージーランド・ヘラルド紙は、この現場を目撃した元患者のスティーブン・リンゼイがPTSDで苦しんでいたと報じている。入院当時14歳だった彼の証言によれば、被害者は食事の列に並んでいたときにパンを盗んで、それを看護師に咎められたらしい。
「クレメンスは床に倒れて、すごい音がしました。すると看護師は彼の背中を激しく蹴り付け、パキッというような音が聞こえました」とリンゼイ氏は証言する。彼は、1960年代〜70年代にかけて同地域のいくつかの病院で起きた職員による虐待を目撃した、あるいはその被害者となった200名を超える患者のうちの1人だ。
虐待疑惑の犠牲者の多くは8〜16歳の患者で、性的虐待や暴行のほか、電気けいれん療法も受けていた。そうした患者の口からは、罰として薬物を注射されたことや、拘束衣を着せられ独房に何時間も入れらたという証言が寄せられている。
1967年には、ブルース・ミッチェルとケリー・コリンズという患者がキングシート精神病院から行方不明となった。
「見舞いに行くと、いつもあざに覆われていました」と語るのは、ブルース・ミッチェルの兄ジョン・ミッチェル氏だ。殴られているのは明らかだったが、病院の職員からはドアに向かって歩いてしまうと報告されていた。
警察による調査が再開されてから10年、呪いの正体を突き止めようという動きがあった。地元の心霊サークル、ホーンテッド・オークランドの会員マーク・ウォールバンク氏が興味を持ったのだ。彼らはモーションセンサーカメラ、暗視、紫外線、赤外線撮影が可能なカメラを持ち込み、周囲の温度をモニターしながら超常現象の撮影を試みた。そして、この間、数多くの不思議な現象が記録されている。
元遺体安置所は荒れ果て、落書きが残される。
亡くなった患者を安置した冷凍室。
ウォールバンク氏の報告では、内部では方向感覚がおかしくなったほか、”重苦しい”エネルギーが漂っていたという。また、動き続ける”エネルギー場”についても言及されている。エネルギー場を測定したところ、サッカーボールほどの大きさで、床から1mほどの高さに浮いていた。計測器で測定する最中、何か冷たいものが手に当たるのを感じていたという。
また、チームが”スピリット・ボックス”で幽霊との会話を図ったとき、はっきりと”スティーブン”という声が聞こえてきた。ウォールバンク氏は超常現象と断言できるものは聞こえていないとしながらも、確かなことは何も言えないと結論している。
ここに住んでいた家族によれば、しょっちゅう幽霊が現れたという。
「説明できない現象にいくつも遭遇しましたが、本当に呪われていると断言するには、もっと証拠が必要です。大発見には確たる証拠がなくては。ですが、噂を無視することもできません。ここでは、確かに何かが起きているのです。それが何かですって? それこそが問題なのです!」とウォールバンク氏。
実はしばらくの間、居住棟は住宅として貸し出されていた。ここに住んでいたある家族によれば、しょちゅう幽霊を目撃し、ときには子供と遊ぶこともあったという。
「超常現象を信じない人もいますが、大抵は現場でそれを体験してみようともしません。超常現象は、個人的に体験し、理解を進めるべきものですよ」と彼は締めくくった。
via:A look inside the haunted Kingseat Psychiatric Hospital
via:dailymail.・原文翻訳:hiroching
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コメント
1. 匿名処理班
そりゃ狂うわな(´・ω・`)
2. 匿名処理班
廃墟と聞いてウキウキ見に来たけど、やっぱりどこの廃墟でもこの手の落書きする奴がいるんだね。
3. 匿名処理班
自分もデジタルカメラで心霊写真が撮れてしまった
どうもその人って、自分が生まれた直後に死産した子が
大人になって出てきたような顔だった
写真は笑ってたし、怖い顔されるよりはいいかもしれないが
生きている時にぜひ見てみたかったな
4.
5. 匿名処理班
ただ単に噂を聞きつけてきた同類だったりしてな。
ばったり合ってお互いびびってる図
6. 匿名処理班
山下清は放浪中に精神病院へ入れられたことがある。
勘違いされたらしい。
「これ以上悲惨な場所はない」、と後に日記に残してる
放浪日記はそこらのエッセイよりもずっと面白い
興味がある人はぜひ。図書館にあると思う
7. 匿名処理班
住んでた家族!?
時には子供と遊ぶこともあった!?
凄いなw
8. 匿名処理班
グレイブエンカウンターズのモデルになったところかな
9. 匿名処理班
ここで働いてた人知ってる。
最後の方はそこまで酷くなかったみたいだけどね。
昔はどこも酷かったはず。
何かとドラマチックに見せたいんだな。
10. 匿名処理班
焼身自殺者がいて「出る」と噂の廃ホテルに真夜中に軽い気持ちで行ったことがあるけど、
屋内なのに明らかに外より寒い、空気が重く淀んでる、明らかに人がいない場所から家鳴りかもしれないけど音がする
とかあるのよねぇ…
遊びで行くような場所ではなかったわ。
廃墟はいいけど「出る」廃墟はよろしくない。
11. 匿名処理班
前々から思うんだけど
幽霊とか信じないとか言う奴に
こう言う所行かせてやりたい
12. 匿名処理班
スレタイだけでこのサイトだと思った
13. 匿名処理班
霊は見たこと無いから、存在についてあれこれは言わない
ただ1つ言えることは、怖いから絶対こゆとこ行かない!(`;ω;´)
14. 匿名処理班
こういうとこにホイホイ行くのはオススメできない
幽霊とか怪奇現象じゃなくてそこをねぐらにしてるホームレスや写真にあるような落書きを残してくようなろくでもないチンピラに遭遇する可能性が非常に高いから
15. 匿名処理班
>「超常現象を信じない人もいますが、大抵は現場でそれを体験してみようともしません。超常現象は、個人的に体験し、理解を進めるべきものですよ」と彼は締めくくった。
霊的なものがいるならいるで別にいいけど、霊的なものが居るって主張する方がちゃんとした根拠を出せよ
「自分は霊が存在すると思ってるから存在する」以外の主張聞いたことねえぞ
人間が暗闇を恐れるのは肉食獣に怯えて生き抜いてきた時代から続く本能であって、霊とか超常現象を信じてるとか関係ないからな?