オンラインゲームのチートツールを販売した疑いで男が逮捕されました。
画像:【押収された証拠品】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150513/k10010077801000.html
具体的には敵を自動照準するオートエイム、キャラクターが無敵になる、制限のある弾数が無限になる、武器を強化するなどのパラメーターの値をいじるものから、レアアイテムを大量に生成する、バグを悪用する、相手のデータを盗み見るなどあらゆる不正行為がみられ、ゲームバランスを著しく崩壊させる。
チートを使用するプレーヤーは「チーター」と呼ばれ、チーターの氾濫により、一般プレーヤーがゲームに寄り付かなくなり、過疎化する大きな一因にもなっている)
13日、警視庁渋谷署は「不正競争防止法」違反(技術的制限手段回避装置の提供)の疑いで、兵庫県
姫路市仁豊野の無職・山本昭秀(30才)容疑者を逮捕しました。
警察の調べによると山本容疑者は2010年夏から、オンラインゲーム会社「ゲームオン」(渋谷区)など
4社が運営する6つのオンラインゲームのセキュリティを回避するツールを、埼玉県内に住む男性に販売
した疑い。
ゲームを不正に有利にする、いわゆる「チート行為」のためのツールで、ゲームで使用する武器や防具
の性能や数値を不正に上げたり、敵のキャラクターを簡単に倒せるなどの機能がありました。
また山本容疑者はチートツール販売サイト「HAXX JP.NET」を開設し、利用者から入会金1万7000円と
月額料金3000円を徴収。
今年3月までに500人を越える利用者から約2000万円の売り上げがあったとのことです。
ゲーム会社ではゲームを不正に進めるいわゆるチート行為を防止するため、セキュリティプログラムを導
入していましたが、それを妨害するツールの販売はゲーム運営を妨害する悪質な行為と判断したとみら
れています。
なお、チートツール販売での摘発は全国初となっていますが、山本容疑者は今年4月にも別のゲーム会
社のオンラインゲームでチートツールを使用し、「私電磁的記録不正作出」の容疑で逮捕・起訴されてい
ます。
チートツールの使用や販売は犯罪行為と判断されました。
オンラインゲームの多くは他のプレーヤーと一緒になってプレイしますから、チート行為がはびこると運営
に大きな支障が出ますし、要注意ですね。