ナギ「私は…ハヤテが大好きなのだ」
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1:SS速報:2009/11/14(土) 13:17:47.86 ID:+TTRp869O
咲夜「大変なもんを手に入れてしもうたで…」
3:SS速報:2009/11/14(土) 13:20:26.31 ID:+TTRp869O
ナギ「こんな夜遅くに訪ねて来ていきなり何の用だよ」
咲夜「いやな…実は今日すごいもんを手に入ってしもうてな、せっかくやからナギに見せたろと思って」
ナギ「ふん、私は忙しいのだ。お前の暇に付き合ってる時間など」
咲夜「でもホンマにすごいでコレ?」
ナギ「そんな煽りで私がなびくとでも思って」
咲夜「ホレ薬や」
ナギ「………ッ!!!」
15:SS速報:2009/11/14(土) 13:27:06.51 ID:+TTRp869O
ナギ「ほ…ホレ薬?」
咲夜「せや、これを相手に飲ませたら自分のこと好きになってくれるねんて」
ナギ「ふ…ふーん。私には興味ないことだけどな」
咲夜「へー。それは残念やなー」ニヤニヤ
ナギ「お…お前が使えばいいじゃないか!」
咲夜「あいにくうちは好きな人おらんからなー。せやからナギちゃんに使わせてあげようと」
ナギ「い、いらんと言っているだろ!」
17:SS速報:2009/11/14(土) 13:31:21.79 ID:AnEB1i23O
ハヤテSS久々に見た
くぎゅうううう可愛いよくぎゅううううううううう
くぎゅうううう可愛いよくぎゅううううううううう
18:SS速報:2009/11/14(土) 13:35:37.11 ID:+TTRp869O
咲夜「まぁ騙されたと思って使ってみるのも悪くないんちゃう?」
ナギ「………ふ、ふん」
コンコン
ガチャ
ハヤテ「お嬢様、夕飯の支度が…あれ?咲夜さん?」
咲夜「久しぶりやのハヤテ。
今日ここに泊まるから準備してくれへん?」
ナギ「なっ…!?」
ハヤテ「わかりました。では咲夜さんの夕飯支度して来ますね」
咲夜「ホンマありがとー。うちそういうハヤテ好きやで」
ナギ「なっ……!!」
咲夜「」ニヤニヤ
19:SS速報:2009/11/14(土) 13:44:25.01 ID:+TTRp869O
咲夜「いやー、さすがにマリアさんの料理は天下一品やな。もう食われへんわ」
ナギ「…どういうつもりだ」
咲夜「ん?いやうちはただナギに会いたくてやな」
ナギ「久しぶりに会ったと思ったら変な薬持ってきて泊まるだと?
お前…どういう…」
咲夜「ハヤテのこと好きやねんやろ?」
ナギ「なっ……何を急に…」
咲夜「片想いしてるナギに一押ししてあげようと思ったんや。こんな優しい親友おらへんで?」
ナギ「だ…だが……」
20:SS速報:2009/11/14(土) 13:55:42.27 ID:+TTRp869O
咲夜「この薬を飲ませるだけでいいんや。何も難しいことちゃうやろ?」
ナギ「…………。」
コンコン
ガチャ
ハヤテ「咲夜さん。愛沢家の執事さんが玄関で待っているのですが…」
咲夜「あらゃ、そういや泊まるって言ってなかったわ。
ちょっと言っといてくれへんか?」
ハヤテ「はい。わかりまし…」
咲夜(あっ…そうや)
咲夜「やっぱええわ。自分で伝えてくるわ。なんかナギが言いたいことあるみたいやし」
ナギ「さ……咲夜!?」
26:SS速報:2009/11/14(土) 14:04:34.62 ID:+TTRp869O
バタン
ハヤテ「言いたいことですか?なんですかお嬢様?」
ナギ「い…いや…その…」
ナギ(ダメだ…意識すると……顔が…)
ハヤテ「お嬢様?」
ナギ「…………。」
扉の隙間
咲夜(あのアホなんでだんまりやねん!
試しにこの水飲んでくれって言えばしまいやろ!)
ハヤテ「? どうかしたんですか?」
ナギ「い…いや…別に何も…」
咲夜(ヘタレか!!)
ハヤテ「なければいいのですが…。ん?なんですか?この液体」
ナギ「」ビクッ
咲夜(キタァァ!!!)
28:SS速報:2009/11/14(土) 14:13:53.05 ID:+TTRp869O
ハヤテ「変わった色をしてますね。ジュースか何かですか?」
ナギ「そ…それは……あの…」モジモジ
咲夜(大チャンスやろ!!一言言えばいいんや!!早く言わんかい!!)
ナギ「さ…咲夜が持ってきたジュースでな。新商品らしいぞ」
ハヤテ「そうなんですか」
ナギ「あ…ああ…」
咲夜(ゴクリ…)
ナギ「と、ところで風呂は沸いているのか!?」
咲夜(は…?)
ハヤテ「お風呂ですか?まだですけど…」
ナギ「す、すぐに沸かして来るのだ!!私は今日は早く寝たいんだ」
咲夜(アホたれー!!!)
30:SS速報:2009/11/14(土) 14:21:48.25 ID:+TTRp869O
ハヤテ「では失礼します」
バタン
ナギ「……」ドキドキドキ
ナギ「はぁ…私は何を……」
ガチャ
咲夜「アホ」
ナギ「…見ていると思ったよ」
咲夜「いつも接してる執事に何緊張してんねん。萌えるとでも思ったんか」
ナギ「私は…こんな形でハヤテを欲しくない」
咲夜「…はぁ。まぁええわ。チャンスはいくらでもあるし今日はもう風呂入って寝よか。明日は日曜やしな」
ナギ「………」
ナギ(薬で好きにさせる……か)
31:SS速報:2009/11/14(土) 14:31:16.15 ID:+TTRp869O
真夜中のベッド
咲夜「zzz……」
ナギ(私はハヤテが好きだ。誰よりも好きだ。だからこそ…ちゃんと私のことを好きになって欲しい。
薬なんて…私には必要ない)
咲夜「うーん…zzz。ナギ……zzz」
ナギ(もっとも…ただ怖いだけかもしれないけど
でもいつかは
執事と主ではなく
いつかは………
きっと………)
35:SS速報:2009/11/14(土) 14:37:18.48 ID:+TTRp869O
真夜中
ムクッ
咲夜「はふ……トイレ…」
ガチャ
咲夜「うぅー…。こうも真っ暗やと何も見えへんやないか。
スイッチ分からんし…ナギ起こすのも悪いし…」
ペタペタ
咲夜「さ…寒い…。早く探さんと」
ペタペタ
咲夜「はぁ…はぁ…。ホンマにシャレならんでコレ…」
ペタペタ
咲夜「アカン。全く分からんわ…。
アホみたいに寒いしとりあえず戻って…」
クルッ
咲夜「あれ…?」
37:SS速報:2009/11/14(土) 14:44:10.75 ID:+TTRp869O
咲夜「…どこやった?」
ヒォォオオオ
咲夜「アカンて…冷えた風が吹くこんなところで寝たらホンマに」
ヒォォオオオ
咲夜「……とりあえず大広間行けたら」
ヒォォオオオ
咲夜「……ッ!!!」
咲夜(あ…アカン…トイレが急に…)
ヒォォオオオ
咲夜「……も、もうどうしたら……」グスッ
ハヤテ「咲夜さん!!どうかしましたか!!」
39:SS速報:2009/11/14(土) 14:48:20.56 ID:+TTRp869O
咲夜「は…ハヤテ…」
ハヤテ「どうしたんですか!?こんなところで…」
咲夜「と…と……」
ハヤテ「え?なんて言って……」
咲夜「トイレまで…連れてって…」
41:SS速報:2009/11/14(土) 14:58:31.28 ID:+TTRp869O
ジャーー
バタン
ハヤテ「あっ、終わりましたか咲……」
ドカバキ
咲夜「なんでトイレの入口に立っとんねん。デリカシーもくそもないんか己は」
ハヤテ「い、いえまた迷ったらいけないと…」
咲夜「…まぁ一応助けてくれたわけやし許したるけど。アンタこそなんであんなところにおったん?」
ハヤテ「そろそろ寝ようと思って自室に行ってた途中だったんです。溜まってた仕事がようやく片付いたので」
咲夜「こんな時間までか?」
ハヤテ「いえ、今日はむしろ早い方です」
咲夜「…そうかいな」
ハヤテ「咲夜さんもそろそろお休みになられては?
部屋まで案内しますけど…」
咲夜「いや、それよりもハヤテの部屋行ってええか?」
ハヤテ「……はい?」
44:SS速報:2009/11/14(土) 15:09:33.66 ID:+TTRp869O
ハヤテの部屋
ハヤテ「あの…なんでいきなり僕の部屋に?」
咲夜「アンタの部屋に行ってみたかったのと
ちょっと話もあったしちょうどええかと」
ハヤテ「話…ですか?」
咲夜「まぁ単刀直入に訊くけどアンタ好きな人おるん?」
ハヤテ「は……。い、いえいませんけど」
咲夜「ホンマか~?ちょっと気になる子くらいはおるんちゃうの?」
ハヤテ「本当にいませんよ。僕そういうのはからっきしダメなんで」
咲夜(いやに冷静やな…)
咲夜「そうかいな。まぁそれならまぁいいねんけどな。
ぶっちゃけナギのこと…どう思ってんの?」
45:SS速報:2009/11/14(土) 15:17:54.15 ID:+TTRp869O
ハヤテ「お嬢さま…ですか?」
咲夜「執事でずっとそばにいる上に年も近いねんで?
どう思ってんやろうなって」
ハヤテ「お嬢さまには本当に感謝しています。あの時僕を拾ってくれなかったら今ごろとっくに死んでいますしね。ハハッ」
咲夜「そんな表面的な言葉なんか訊きたいんちゃうわ」
咲夜「ナギのことを好きかどうか訊いてんねん」
ハヤテ「……咲夜さん?」
咲夜「はっきり言ってくれたらええねん。
このことはナギには絶対に言わんから」
ハヤテ「咲夜さん急にどうかしたんですか…?僕はお嬢さま本当に大切に」
咲夜「ナギはアンタのことが好きやねん」
46:SS速報:2009/11/14(土) 15:25:37.80 ID:+TTRp869O
ハヤテ「………」
咲夜「アンタも心のどこかでそう思ってたとこもあったんちゃう?あんな分かりやすい表情してんねんから」
ハヤテ「あ…ありえないですよそんなこ…」
咲夜「なんで否定すんねん。周りの人間は全員知ってることや。アンタ自身が受け入れてないだけやろ」
ハヤテ「………」
咲夜「大切とか大事とかそんな御託並べられて誰が喜ぶねん。
もしナギに好きって言われたらどうすんの?そんな言葉言われて納得するとでも思ってんの?」
ハヤテ「…お嬢さまはお嬢さまです。僕は執事です。それでいいじゃないですか」
咲夜「…そうか。じゃあ最後に訊くわ。
執事としてではなく私の恋人として私のそばにいてくれってナギに言われたらどうする?」
48:SS速報:2009/11/14(土) 15:33:25.03 ID:+TTRp869O
ハヤテ「僕は………」
咲夜(ちょっとキツイ言い方やったけどこれで本音が聞けるやろ。
ナギには幸せになって欲し……)
ハヤテ「僕はお嬢さまを恋愛対象として見ていません」
咲夜「え…」
ハヤテ「もちろんこれからもお嬢さまをお守りしますが、あくまで執事としてです。
僕はお嬢さまをそういう風に見れないんです…」
咲夜「………」
ハヤテ「お嬢さまには絶対に言わないで下さいね。咲夜さんにしか言ってませんから」
咲夜「あ…ああ。わかってるって」
咲夜(ナギ……ゴメンな)
50:SS速報:2009/11/14(土) 15:46:36.19 ID:+TTRp869O
咲夜(いや…ホンマにどうしたらええやろ…。ナギに言えるわけないし、ナギは薬使わんって言っとるし。
これはヤバイで…)
咲夜「そ、そうか。ホンマのこと言ってくれて良かったわおおきにな」
ハヤテ「いえこちらこそ。…あっ、それを訊くためにわざわざあんな芝居をしたんですか?」
咲夜「芝居?」
ハヤテ「ほら、さっきトイレしたくて悶絶するような表情で僕に…」
ドカバキ
咲夜「たまたま廊下で会ってハヤテの部屋に来た。異論は?」
ハヤテ「な…ないです」
咲夜(全く…女心のかけらも…コイツは)カァアア
咲夜「…で。まぁ訊くことは全部聞いたし、寝ようと思ったけど…バッチリ冴えてもうたわ」
ハヤテ「え…」
咲夜「てことで、うちが眠くなるまで話に付き合ってくれるか?執事さん」
ハヤテ「まぁいいですけど…」
52:SS速報:2009/11/14(土) 15:55:48.70 ID:+TTRp869O
咲夜「でもここ…暖房設備なない上に狭い。物置部屋の間違ってないんか?」
ハヤテ「物置部屋にベッドなんてないですよ…。まぁ寒いなら布団でもくるみますか?」
咲夜「く……くるむ?」
ハヤテ「ええ、寒いなら」
咲夜(…いやいや落ち着け。これは寒さしのぎの防寒対策や。
恥ずかしがる必要は全くないで!!)
咲夜「え…ええで。まぁ寒いしな…。せ、せやけどベッドの上は…その…なんていうか…」
ハヤテ「でも咲夜さん一人分なら十分な大きさだと思いますけど?」
咲夜「……へっ?ハヤテは……」
ハヤテ「あっ、僕なら寒くないんで大丈夫ですよ」
咲夜「そ…そうかいな」
咲夜(あれ…。うちなんでこんなにドキドキしてんねんやろ…)
54:SS速報:2009/11/14(土) 16:04:12.71 ID:+TTRp869O
ガサガサ
ハヤテ「寒くないですか?」
咲夜「…大丈夫」
咲夜(な…なんやうち…。急におかしなったんやろうか…)
ハヤテ「でも話すと言っても正直咲夜さんが求めるような面白い話は…」
咲夜「い、いや別に面白なくてもいいねん。ただこのまま帰るんが嫌というか…」
ハヤテ「え?」
咲夜「な、なんでもないわぁ…!!とりあえずなんか話せい!!」
ハヤテ「わ、わかりました。ではついこないだの話ですけど…」
咲夜(アカン…ホンマに。
いきなりどうしてんやろ…。
さっきまでなんとも思ってなかったのにや…恥ずかしくて直視できひんやん…)
ハヤテ「―――――」
咲夜(寒いからなんかな…いや…なんか違う気がする。
うち…もしかして…)
57:SS速報:2009/11/14(土) 16:13:55.31 ID:+TTRp869O
ハヤテ「…という話なんですが」
咲夜「………」ポーッ
ハヤテ「…咲夜さん?」
咲夜「……ッ!?な…なんや!!」ビクッ
ハヤテ「どうしたんですか?顔真っ赤ですけど」
咲夜(よ…寄るな…!余計にマズイやろ…)
ハヤテ「そういえば先程のお嬢さまもそんな顔してましたね」
咲夜「そ…そんな顔になってるか…?」
ハヤテ「はい。真っ赤です」
咲夜「あ…あんまり見るなぁ……」
ハヤテ「でも今の咲夜さんの顔とっても可愛いですよ?」
咲夜「………」ボフッ
咲夜(アカン…もう無理や……)
咲夜「ハヤテ…。一緒に布団に入ってくれへん…?」
60:SS速報:2009/11/14(土) 16:19:44.48 ID:+TTRp869O
ハヤテ「…え」
咲夜「ほ、ほら!うちだけが温まるのは罪悪感というかやな…。それにまだ寒いし二人で入った方が温かいしやな…!!」
ハヤテ「は…はい。いいですけど…なんだか照れますね」
咲夜「…え?」
ハヤテ「女性の布団の中に入るって…今までなかったですしね。緊張しちゃいますよ」
咲夜「う…うちはその何倍緊張してると思って…!!」
ハヤテ「え?」
咲夜「い、いやなんでもない…。
早く入って……ハヤテ…」
66:SS速報:2009/11/14(土) 16:36:14.03 ID:+TTRp869O
ガチャ
ナギ「スースー…zzz」
咲夜「ナギ…ホンマにゴメンやで」
バタン
ナギ「うーん…さく……や…?」
ガチャ
咲夜「ハヤテ、ちょっとコレ飲んでみてくれへんか?」
ハヤテ「いきなり飛び出したと思ったら…それはなんですか?」
咲夜「愛沢グループが開発した新商品のジュースや。ナギの部屋に置いておったやつや」
ハヤテ「あっ、それですか。てっきりお嬢さまが飲むかと思ってましたが…」
咲夜「…結局タイミングやねんな」
ハヤテ「…え」
咲夜「まぁとりあえず飲んでみてくれ。美味いか判断して欲しいんや」
ハヤテ「わ…わかりました」
咲夜(バチ当たっても…仕方ないか)
69:SS速報:2009/11/14(土) 16:44:11.11 ID:+TTRp869O
ゴクゴク
咲夜(いった…ハヤテがホレ薬飲んだ。せやけど…ホンマに好きになってくれるんやろうか…)
ハヤテ「うっ……!!」
咲夜「ど、どうかしたんかハヤテ!!」
ハヤテ「あ…あのコレ正直言いますと…相当マズイです」
咲夜「へっ?」
ハヤテ「あまり売れない気がしますよ…。頑張って半分は飲みましたがそれ以上は…」
咲夜「…ああ、そうか。そういうなら明日開発チーム言っとくわ」
咲夜(味はマズイんか…。でも半分は飲んでくれたしちょっとはうちのこと…)
咲夜「まぁマズイならええわ。…じゃあ布団の中…入ろうか?」
70:SS速報:2009/11/14(土) 16:51:48.41 ID:+TTRp869O
咲夜「………」
ハヤテ「………」
咲夜「………」
ハヤテ「あの……」
咲夜「へっ!?な、なんや?」
ハヤテ「いえ…隣で喋ってくれないと僕はどうしたらいいのか分からないので…」
咲夜「ふ、普段通りでええねんで!うちかて全然緊張してないしやな…!!」
ハヤテ「その割には手が震えて息が荒いように見えますけど…」
咲夜「…ッ!!き、気のせいやって!!アハ…ハハ…」
咲夜(あかん…隣同士ってうちにはキツすぎるわ…)
ハヤテ「じゃあ僕も質問していいですか?」
咲夜「な、なんや?本音で話してくれたんや。うちだって本音で話してあげ…」
ハヤテ「好きな人とかいるんですか?」
72:SS速報:2009/11/14(土) 16:56:46.80 ID:+TTRp869O
ナギ「うーん……咲夜……悪いがトイレなんだ。一緒に付いていって……」
キョロキョロ
ナギ「咲…夜…?」
ガチャ
ヒォォオオオ
ナギ「さ、寒い…。そのうえ真っ暗…。
は…ハヤテ呼ぼうかな…ここから近いし…」
73:SS速報:2009/11/14(土) 17:03:05.74 ID:+TTRp869O
咲夜「」ドキドキバクバク
ハヤテ「やっぱり咲夜さん可愛いですし、学校でもモテると思うんですけどどうなんですか?
やっぱり好きな人くらいいたり…」
咲夜「」ドキドキバクバク
ハヤテ「…咲夜さん?」
咲夜「」ドキドキバクバク
ハヤテ「あ…すみません。またデリカシーのないことでしたね。本当に僕そういうのよく分からなくて」
咲夜「お…おるよ…」
ハヤテ「そうなんですか?もしよかったらどんな人か訊きたいですね」
咲夜「ど…どんな人?」
ハヤテ「はい。差し支えなければの話ですけど」
咲夜「え…ええよ…。言うわ…」
78:SS速報:2009/11/14(土) 17:13:36.91 ID:+TTRp869O
咲夜「うち…今まで恋愛とか好きとかよう分からんかってんけどな…。最近ようやく分かった気がすんねん」
ハヤテ「そうですかぁ。僕はまだ分からないんですけどね」
咲夜「その人な…多分うちのこと好きちゃうねん」
ハヤテ「なんでそう思うんですか?」
咲夜「絶対そうやねんて。恋愛とか興味なさそうやし」
咲夜「だからうち…ちょっとズルしてもうた」
ハヤテ「ズル?」
咲夜「親友も好きやってんけどな、結局その人を取ってもうた上に…ちょっとな」
ハヤテ「…そうですか」
咲夜「だからな、後悔せーへんように…うち…本気で今頑張るわ」
ハヤテ「それなら僕も応援…今?」
ギュッ
咲夜「うち…ハヤテのこと大好きや…」
80:SS速報:2009/11/14(土) 17:19:08.68 ID:+TTRp869O
ドキドキ
ハヤテ「あ…あの…さ…咲夜…さん?」
咲夜「そうや!うちはハヤテのことが大好きや!
ナギのことも分かってる、もしかして縁切られるかもしれへん。
せやけど…うちは…もうハヤテのこと以外考えられへんねん!」
ハヤテ「さく…や…さ…」
咲夜「付き合えなんて言わへん!ずっとこんなことしようって言えへん。
だからな…ハヤテ…
今だけ……うちのこと好きになってくれへん…?」
84:SS速報:2009/11/14(土) 17:24:07.44 ID:+TTRp869O
ナギ「ハヤテー!!ハヤテェー!!」
シーン
ナギ「なぜだ…?いつもならすぐに来てくれるのに。
それに咲夜は一体どこに…」
ピポパポ
ナギ「SPか。私だ、いますぐ全廊下の電気をつけてくれ。ああ大丈夫だ、すぐにハヤテが来てくれるから」
ピッ
パッパパパッ
ナギ「…とりあえずトイレに行こっと」
パタパタ
88:SS速報:2009/11/14(土) 17:31:53.88 ID:+TTRp869O
ハヤテ「咲夜さん…」
咲夜「お願いやハヤテ…。うち…もう限界や。めっちゃ好きやねん…」
ハヤテ「でも…僕は…」
咲夜「ナギには言わんから!今日のことは絶対に誰にも言わんから!
だから…ハヤテ…来て欲しいねん…」
ギュウウウ
ハヤテ「…僕は三千院家の執事。そんなこと許されるわけ……」
ドクンッ
ハヤテ「うっ……!!」
ハヤテ(な…なんだこれ…)
咲夜「…ハヤテ?」
ハヤテ(急に…身体が温かく…それに頭が…)
咲夜(まさか…ホレ薬が?)
咲夜「ハヤテ!!好きや!!大好きや!!だからハヤテも…うちのこと…ハヤテ!」
ハヤテ「さ…咲夜…さ…ん…」ハァハァ
ガバッ
93:SS速報:2009/11/14(土) 17:37:16.15 ID:+TTRp869O
ハヤテ「はぁはぁ……」
咲夜「は…ハヤテ…」ドキドキ
ハヤテ「咲夜さん…すみません。なんだか僕…どうかしてしまって」
ギュウウウ
咲夜「アッ……は…ハヤテ……。う、うち……」
ハヤテ「すみません…もう止まらないです」
咲夜「は…ハヤテ…」
ハヤテ「な…なんですか?」
咲夜「うちのこと…好き…?」
ハヤテ「はい、大好きです」
96:SS速報:2009/11/14(土) 17:46:53.53 ID:+TTRp869O
バタン
ナギ「ふぅ…。ホントにハヤテはどうしたのだ。熟睡しておるのか?
咲夜はいなくなるし…どうなっているのだ」
ペタペタ
咲夜『これを相手に飲ませたら好きになってくれるねん』
ナギ(そんなことして何になると言うのだ。それは本当の気持ちではない、ただの捏造だ。
私はそんなことをして…ハヤテを…)
ピポパポ
ナギ「私だ。もうよいぞ、電気消してくれ」
ピッ
フッ…
ナギ「ん?なんだあそこは?」
ナギ「あの光…扉が少し開いて…しかもハヤテの部屋じゃないか?」
ペタペタ
ナギ「行ってちょっと文句を言ってやろう」ニコニコ
ペタペタ
101:SS速報:2009/11/14(土) 17:55:18.68 ID:+TTRp869O
コソコソ
ササッ
ナギ(こんな時間に電気が…。ハヤテは頑張り屋だからな、勉強でもしているのだろう)
ジーッ
ナギ(この隙間からじゃ机しか見えないな。で、机にいないとなると…ハヤテめ、電気付けっぱなしで寝てしまったな?
ふっふっふ…ハヤテのミスは私のミスだ。私が起こさずにひっそりと消してあげ…)
ハヤテ「もう…いいですか?」
ナギ「…え?起きて…」
咲夜「はよう来てハヤテ…うちもう限界や…」
ナギ「さ…咲夜の声?一体どうなって…」
ハヤテ「咲夜さん……大きいですね」
咲夜「そんなん言うな…恥ずかしいやろ…」
ナギ「は…や…て…?」
108:SS速報:2009/11/14(土) 18:09:01.39 ID:+TTRp869O
咲夜「んっ…ん…」
ハヤテ「咲夜さん…顔が真っ赤ですよ」
咲夜「だ…誰のせいやと思ってんねん…」
チュ
咲夜「んっ…んん…」
ハヤテ「とっても可愛いですよ咲夜さん」
咲夜「…バカ」
ハヤテ「本当にいいんですか?」
咲夜「こ…ここまで来て止めたら泣いてまうで…」
ハヤテ「いやでも咲夜さんは初めてでしょうし…」
咲夜「は…早くして…女子にこんなこと言わせんといてや…」
ハヤテ「咲夜さん…では…」
咲夜「ハヤテ……ッ!!」
ギィィイ
ナギ「何を…しているのだ?」ポロポロ
114:SS速報:2009/11/14(土) 18:16:02.01 ID:+TTRp869O
ガタッ
咲夜「な、ナギッ!!!」
ナギ「さ…咲夜……なんでお前…裸なのだ」ヒック…グスッ
咲夜「いやあの…それはやな……」
ハヤテ「咲夜さん?どうかしましたか?」
ナギ「は…ハヤテ…」ヒックヒック
ハヤテ「お嬢さま?…泣いてますけど、どうかしたんですか?」
ナギ「…お前…なんで…なんで…ウウッ…」
咲夜「ち、違うでナギ!!うちが誘ったんや!!うちが無理矢理ハヤテを…!!」
ナギ「ハヤテは…私より咲夜がいいのか…?」ポロポロ
ハヤテ「はい。僕は咲夜さんが好きですから」
126:SS速報:2009/11/14(土) 18:26:28.20 ID:+TTRp869O
咲夜「なっ……!!!ハヤテ…何言って…」
咲夜(はっ…まさか…薬の効力か!?)
ハヤテ「寝ぼけて部屋を間違えましたか?ではご案内します。咲夜さんと僕は今は…」
咲夜「アカンハヤテ!!これ以上言うな!!」
ハヤテ「へっ?でも僕は事実を……」
ナギ「そ…そうだったのか…。
アハハ…私はホントにバカだな…そんなことも気付かなかったなんて…」ポロポロ
ダッ
咲夜「な、ナギ!!!」
ハヤテ「…お嬢さまはなんで泣いたんでしょうか?しかもどこかへ行ってしまっ……」
咲夜「……かけるで」
ハヤテ「…え?」
咲夜「追いかけるで!!死ぬ気で追いかける!!うち…うちのせいや…!!」
133:SS速報:2009/11/14(土) 18:35:30.66 ID:+TTRp869O
咲夜「アカン…やっぱり外に出てもうたか」
ハヤテ「こんな寒さでパジャマだけでは凍死してしまいますよ」
咲夜「とにかくひたすらナギが行きそうなところ探しまくるで!!愛沢家の執事呼ぶからハヤテもSPを」
ハヤテ「その前に…」
バサッ
ハヤテ「コートです。寒いと思って持ってきました。僕の好きな人に寒い思いをさせるわけには…」
咲夜「ハヤテ…」
ハヤテ「ささ、早く見つけましょうか。近くにいれば早く見付かると思い…」
咲夜「こぉんのボケなすがァァアアア!!!!」
ドカバキ
咲夜「アンタの主やで!!死ぬかもしれへんねんで!!
もっと必死にならなあかんのちゃうの!?借金執事!!」
139:SS速報:2009/11/14(土) 18:44:15.34 ID:+TTRp869O
ハヤテ「で、ですが…」
咲夜「元はと言えば全部うちのせいや。これが終わったら全部償ったる。絶交って言われても受け入れる。
でも一番謝らなあかんのはハヤテの気持ちを変えたことや。アンタは元はうちのこと好きちゃうねん!!」
ハヤテ「な…何を言って…。僕は咲夜さん好……」
咲夜「それが間違ってるって言ってんじゃァァア!!!!」
ドカバキゴツ
グイ
咲夜「私とアンタはただの顔見知り。そしてアンタとナギは切れることのない一番大切な関係や。
わかったらさっさと行かんかい!!」
ハヤテ「…は、はい!!!」
タッタッタッ…
咲夜「ウッウッ…うち…最低すぎるわ」
146:SS速報:2009/11/14(土) 18:51:43.26 ID:+TTRp869O
執事「咲夜お嬢さま。コートをお持ちしました」
咲夜「おおきに。アンタらも捜索にあたって。こんな夜中に…ゴメンやで」
執事「執事は24時間体制ですから気にしないで下さい」
咲夜「そうか、ほな頼むわ」
執事「はっ!!」
シュタ
咲夜「うち…何がしたかってんやろ。
気持ち変えて…友達傷付けて…ホンマどうしようもないわ。ナギに見せる顔ないわ…」
咲夜(たとえ薬が効いててもハヤテはナギを…。そうやろ借金執事?
だってさっきの瞳…全然ちゃうかったで?)
ダッ
咲夜「とにかく見付けるで!!絶対に!!」
148:SS速報:2009/11/14(土) 19:00:20.48 ID:+TTRp869O
ナギ「ヒック…ヒック…グスッ……グスン……」
ナギ(…ハヤテは咲夜が好きだと言った。それはもう言うようがない事実。私は…何故逃げてしまったんだろ。
受け入れたくなかったから…そんなことないと現実逃避しても仕方ないのに)
ナギ「グスッ…は…やて……ハヤテぇ…………」
ナギ(私とハヤテはただの執事と主。それだけのことなのだ、それなのに…私ときたら何が不満だと言うのだ。執事としてなら完璧なはずじゃないか)
ナギ「ハヤテぇ……ハヤテ……ハヤテぇ……」ポロポロ
ナギ(好きだから…私は。だからこんなに泣いてしまうのだろう。今ハヤテと会っても泣くだけだ…だから会いたくない…)
ハヤテ「お嬢さま」
ナギ(でも…大好きなんだ)
153:SS速報:2009/11/14(土) 19:12:11.14 ID:+TTRp869O
ハヤテ「お嬢さま」
ナギ「は…ハヤテ…グスッ…ヒグッ…」
ハヤテ「その…大丈夫で……」
バッ
ナギ「…なっ、何しに来たのだ!!私なんかより咲夜のとこ行けばいいではないか…!!」
ハヤテ「………」
ナギ「もうハヤテなんか嫌いだ!!大嫌いだ…!!
私は……私は……ハヤテは絶対に私のことを守ってくれると……」
ハヤテ「………」
ナギ「もう…私…誰も……執事なんか…ハヤテなんか……もう…いらな…」ポロポロ
ギュッ
ハヤテ「本当に…すみませんでした」
ナギ「は…ハヤテ…」
ハヤテ「どうか…どうか…許して下さい…」ポタポタ
ナギ「は……やて…?」
154:SS速報:2009/11/14(土) 19:19:04.72 ID:+TTRp869O
ピッ
執事「ナギお嬢さまを発見しました」
咲夜「ほ、ホンマか!!どこや!?」
執事「はい、その場所は……」
咲夜「そ……そこって…」
ナギ「何故…ハヤテが泣くのだ…?」ポロポロ
ハヤテ「わか…りません…。勝手に涙が出るんです…」
ナギ「ハヤテ…」
ナギ(ハヤテは…咲夜が好きなのに私は今を満足している…。
こうして抱きしめられているだけで身体が温かい…ハヤテ…)
ハヤテ「僕は…自分が分からないんです」
ナギ「…?」
ハヤテ「突然咲夜さんが好きだと思ったら…今はその気持ちが全く無くて…」
ナギ「…突然?」
155:SS速報:2009/11/14(土) 19:26:45.22 ID:+TTRp869O
ナギ「突然って……何言ってるのだ?ずっと咲夜のことが好きだから今日…あ…あんなことを……」
ハヤテ「咲夜さんが持って来たジュースを飲んでしばらくしたら…急に頭が変になって…そして身体が止まらなく…」
ナギ「ジュースってまさか……」
ハヤテ「はい…でもこうなったのは全部僕の責任です。責めるなら僕にして下さい、咲夜さんは悪くないんです」
ナギ「………」
ハヤテ「寒いですか?いまコート持ってますから早く羽織ってお屋敷に…」
ナギ「ハヤテ」
ハヤテ「はい……ッ!?」
チュッ
ナギ「えへへ…大好きなのだ」
158:SS速報:2009/11/14(土) 19:35:11.98 ID:+TTRp869O
ハヤテ「お…お嬢さま……」
ナギ「大好きだハヤテ。誰よりも…世界で一番私がハヤテが好きだぞ?」
ハヤテ「お嬢さま…」
ナギ「怒ってなんかいるものか。踏ん切りがつかない私に咲夜がちょっとイタズラをしただけだ。誰も悪くないんだぞ」
ハヤテ「で…ですけど…」
ナギ「気持ちは薬なんか変えられない。そうだと思わないか?」
ナギ「だから私は薬なんか使わず言うのだ。
ハヤテが大好きだ、いつか必ずハヤテが私を好きにさせてやると」
ハヤテ「………」
ナギ「へへっ、ちょっと泣いたらスッキリしたのだ。あと、ハヤテ…ここ…どこだか分かるか?」
ハヤテ「忘れるわけないじゃないですか。
この自動販売機前…初めて会った場所です」
161:SS速報:2009/11/14(土) 19:42:48.47 ID:+TTRp869O
咲夜「…………」
執事「どうされますかお嬢さま?やはり保護した方が…」
咲夜「あーいらへんいらへん。ハヤテがおるんやしうちらがおっても邪魔なだけや。さて、外野は退散しよか」
執事「かしこまりました」
咲夜(結局…薬なんて使わんくてもナギは……)
咲夜「ズルして負けるなんて鉄板やな。自分自身が笑われるわ」
咲夜(ハヤテ…うちの初恋…バイバイな)
咲夜「まぁ暇潰しにワタルのビデオでも借りに行ったろやないかー!!!」
執事「お、お嬢さま深夜ですのでどうかお静かに…!」
165:SS速報:2009/11/14(土) 19:53:04.54 ID:+TTRp869O
ハヤテ「どうして…ここを?」
ナギ「別に意味はないよ。気まぐれに走ったらここだったんだ」
ハヤテ「ここで…初めてお嬢さまと出会って今があるんですね」
ナギ「そんな固いものではないぞ、たまたま執事がいなかったからハヤテを執事にしただけだ」
ハヤテ「いやそれでもお嬢さまには感謝しきれませんよ。本当に…ありがとうございます」
ナギ「……あの時」
ハヤテ「…え?」
ナギ「ハヤテが私に言ったこと…覚えているか?」
ハヤテ「はい、覚えてますよ」
ナギ「私はその時に思ったのだ。
私の全てを…何もかもをハヤテに捧げようと」
クルッ
ナギ「私は…ハヤテが欲しいのだ」
169:SS速報:2009/11/14(土) 20:02:18.95 ID:+TTRp869O
ハヤテ「………」ドクン
ナギ「ハヤテ…寒いのだ…」
ハヤテ「…ではこっちに来て下さい」
ナギ「うん…」
ギュウウウ
ハヤテ「どうですか?」
ナギ「すごく温かいぞ…。ハヤテの心臓も聞こえてしまうくらいだ」
ハヤテ「夜中ですし誰めいませんからね」
ナギ「ハヤテ…」トローン
ナギ「キス…して…」
ハヤテ「はい、お嬢さま」
チュー
ナギ「ん…んん…。ハヤテ…好き…」
ハヤテ「僕もです…お嬢さま」
ナギ「じゃあこれって…」
ハヤテ「…はい、両想いですね」
176:SS速報:2009/11/14(土) 20:22:09.79 ID:+TTRp869O
ハヤテ「な、なんでまた泣くのですか?」
ナギ「だ…だってハヤテが…私を…好きだって……こんな…嬉しいこと…」
ハヤテ「そこにベンチありますし、座りますか?」
ナギ「う…うん…」
ギシ
ハヤテ「お嬢さま…」
チュッチュッ
ナギ「…は…ハヤテ…いきなり過ぎ…んん…」
ハヤテ「お嬢さま…僕の膝の上に座って下さい」
ナギ「こ…こうか?」
ハヤテ「すごく…可愛いですよお嬢さま」
チュッチュッギュウウウ
ナギ「は…ハヤテぇ…」
ハヤテ「寒いですかお嬢さま?」
ナギ「むしろ…暑すぎるよバカ…。ハヤテ…キスしすぎ…」
181:SS速報:2009/11/14(土) 20:33:33.00 ID:+TTRp869O
ナギ「頭なでなでするなぁ…」
ハヤテ「お嬢さまのほっぺた…柔らかいですね」
プニプニ
ナギ「もうぉ…ハヤテのバカ」
ハヤテ「…触ってもいいですか?」
ナギ「…いいけど今日だけだからな!」
ハヤテ「いえ、明日も触りたいです」
ナギ「…触る前に大好きとキスを5回してくれたら触らしてあげなくもない」
ハヤテ「クスッ…わかりました。では失礼しますね」
プニッ
ナギ「うっ…うあっ!!」
ハヤテ「すごく柔らかくて…気持ちいいですよ」
ナギ「…でも小さくないか?」
ハヤテ「…未来に期待しましょう」
ナギ「…バカ」
184:SS速報:2009/11/14(土) 20:40:32.70 ID:+TTRp869O
グイッ
ナギ「ちょ、直接はダメなのだ…!!」
ハヤテ「大丈夫ですよ、周りは誰もいませんから」
ナギ「…小さくても笑っちゃダメだからな」
ハヤテ「大きさは承知の上にですから」
ナギ「~~~っ…。ほら、ハヤテだからな」
ピラッ
ハヤテ「…お嬢さま可愛いすぎます」
チュッチュッ
ナギ「なっ…。ど、どこにキスして…あっ、はんっ!!……ビクン…は、ハヤテ…」
ハヤテ「…立ってますよお嬢さま?もっとイジって欲しいんですか?」
ナギ「ば…ばかぁ……」
コリコリ
ナギ「ひ…ひんッ!!」
187:SS速報:2009/11/14(土) 20:48:02.07 ID:+TTRp869O
ナギ「は、ハヤテぇ~…。ビクンビクン…大好きだよお…」
ハヤテ「下も…いいですか?」
ナギ「へっ…!?し、下ってお前…」
ハヤテ「ダメ…ですか?」
ナギ「きょ、今日だけ本当に特別だからな!!私はデリケートな身体なんだから丁寧に扱ってくれなのだ…!!」
ハヤテ「強がりなところがお嬢さまの可愛いとこでもありますね」
ナギ「つ…強がってなんか……」
ハヤテ「ではいきますね」
ナギ「う…うん」ドキドキ
ゴソゴソ
ピトッ
ナギ「んっ……!!!は、はんっ…!!!」
ハヤテ「お嬢さま…濡れすぎですよ?」
ナギ「わ…私は…知らない……」
196:SS速報:2009/11/14(土) 21:04:49.95 ID:+TTRp869O
クチュクチュ
ナギ「や…やんッ…!!!」
ハヤテ「お嬢さま…はぁはぁ…僕もう…」
ナギ「は…ハヤテ…もっと…もっと触ってくれ…」
クチュクチュ
ナギ「やっ…!!胸と一緒に触ったらダ……」
チュッチュ
ナギ「ん…んんっ…」
プニプニ
ナギ「は…ハヤテぇぇえ……」
ハヤテ「お嬢さま…ちょっと何か当たってるの分かりますか?」
ハヤテ「ぼ…僕…限界です…」
ナギ「あ…当たってるって……コレ」カァアアア
ハヤテ「み、見せてもいい…ですか?」
ナギ「………」コクン
198:SS速報:2009/11/14(土) 21:11:41.57 ID:+TTRp869O
ゴソゴソ
ハヤテ「お、お嬢さま…」
ナギ「こ、これが…ハヤテの…」
ハヤテ「お嬢さまに見られるなんて…余計に興奮します」
ナギ「み、脈打ってるぞ…どうやって触ったらいいんだ…?」
ハヤテ「あ…あの上下に…上下に擦って下さい…」
ナギ「う…うむ…」
ピトッ
ハヤテ「うっ…ああ…」
シュッシュッ
ナギ「ど、どうだハヤテ?気持ち良いのか?」
ハヤテ「き、気持ち良いですお嬢さま…。あとよかったらその…舐めてもらえたら…」
ナギ「な、舐めるのか!?」
ハヤテ「は、はい…お願いします…」
201:SS速報:2009/11/14(土) 21:20:28.61 ID:+TTRp869O
ナギ「い、いくぞ…」
パクッ
ハヤテ「う、うわあ…」
ジュル…ジュル…
ハヤテ「も…もっと舌で…イジって欲し…」
ヌチャヌチャ
ハヤテ「ああっ!!お、お嬢さま!!」
ナギ「ほほだひゃやへ、きもひよひか?(どうだハヤテ、気持ち良いか)」
ハヤテ「で、出ます…!!」
ナギ「…出る?」
ハヤテ「く、口から離して下さい!!」
ナギ「ふぇ?」
ババッ
ナギ「ハヤテ…?出るって何が…」
ハヤテ「お嬢さま…挿れても…いいですか?」
203:SS速報:2009/11/14(土) 21:28:46.88 ID:+TTRp869O
ハヤテ「お嬢さま…」
ピラッ
ナギ「あっ………」
ハヤテ「…大好きです」
ナギ「私もだ…ハヤテ…」
チュッチュッ
パサ…シュル…
ナギ(ああ…脱がされていく…)
ハヤテ「可愛いです…お嬢さま」
ナギ「何度も言うな…バカハヤテ…」
ハヤテ「綺麗ですよ…もう濡れまくりですね」
ナギ「は…ハヤテのせいだ…そんなにジロジロと見るな…」
グチュグチュ
ナギ「あっ…う、うんッ!!!」
ハヤテ「いやらしい音が聞こえてますよ…お嬢さま…」
204:SS速報:2009/11/14(土) 21:34:56.19 ID:+TTRp869O
ナギ「ば…バカ…!!音を立てるな…」
ハヤテ「はぁはぁ…もう大丈夫そうですね。…ではいきます」
ナギ「………」コクン
ニュル
ナギ「あ…あんッ!!」
ズズッ
ナギ「くっ……力が入らな……」
ハヤテ「お嬢さま…!!一気にいきます…!!」
ズッズッズッ
ナギ「あ…!!あん!!は、ハヤテ…もう私…あんっ!!!」
ハヤテ「だ、ダメだ…も…もう出そうです…!!」
ナギ「も、もっとハヤテと繋がりたいよお……っ!!うあっ!!そ…そんなに動いちゃ……わ…私…」
ハヤテ「お…お嬢さま…大好きです!!」
ギュッ
207:SS速報:2009/11/14(土) 21:41:51.56 ID:+TTRp869O
ナギ「い…イク!!ハヤテ!!イッちゃう!!!中ですごく擦ってる!!!」
ハヤテ「あああ…!!!お、お嬢さま!!!ぼ、僕はもう…!!!」
ナギ「出して!!!ハヤテのおちんちんから熱いの出してぇ!!!」
ハヤテ「お、お嬢さまぁー!!!」
ナギ「い…イッちゃうよお……!!!」
ビュッビュッ!!!
ビクンビクン!!!
ハヤテ「はぁはぁ…お…お嬢さま…」
ナギ「熱いの…ハヤテの熱いのは出てきたのだ…」
ハヤテ「お嬢さま…」
チュッ
ナギ「ハヤテ…」
チュチュッ
211:SS速報:2009/11/14(土) 21:47:30.70 ID:+TTRp869O
ジーッ
咲夜「あ…あかん…うちもグチョグチョや…」
咲夜(興味本意でのぞき見してたんはええけど、まさか最後までやるなんてな…。うちなんかキスで終わったのに…)グスン
咲夜「あ、あかん…ゆ、指が止まれへん…。うちここ敏感やのに!!………うっ…うわあっ!!」
ビクンビクン
咲夜「はぁ…はぁ…ハヤテ…。うちも2番目でいいから欲しいよぉ…」
ハヤテ「…何やってるんですか咲夜さん?」
213:SS速報:2009/11/14(土) 21:53:34.57 ID:+TTRp869O
咲夜「は、ハヤテ!!い、いつの間に!?」
ハヤテ「いや…その…」
ナギ「そんな近くの草むらで声出されたら誰だって気付くだろ」
咲夜「な…ナギ…!!…う、うちな…その…あの薬使って…」
ナギ「ところでさ咲夜、ハヤテとしてみたくないのか?」
咲夜「…ふぇ?」
ナギ「まぁお前は私の友達だし、どうしても言うなら私と一緒なら別にしてあげても構わんだが?」
咲夜「せ、せやけどハヤテは……」
ハヤテ「僕もお嬢さまがそう言うなら構いませんよ。
咲夜さんの胸も少し触りたかっ…」
ドカバキ
ナギ「ふん、悪かったな貧乳で」
咲夜「な、ナギ………」
216:SS速報:2009/11/14(土) 22:00:11.03 ID:+TTRp869O
咲夜「は、ハヤテ……ホンマにうちとしても…」
モミモニ
咲夜「ひゃうっ!?」
ハヤテ「さ、咲夜の胸…最高ですね」
咲夜「い、いきなり触って…あ…は……うっ……」
ハヤテ「お嬢さま…口でお願いします」
ナギ「うむ、分かった」
ジュルジュル
咲夜「は…ハヤテ……」
チュッ
咲夜「…ん…んん」
ハヤテ「咲夜の下…触ってもいいですか?」
クチャクチャ
咲夜「は…ひゃん!!ハヤテ…いきなり…気持ち良い……」
219:SS速報:2009/11/14(土) 22:08:45.49 ID:+TTRp869O
こうしてナギと咲夜はいつまでもハヤテに愛され、愛し
終わることのない淫らな生活を末永く続けたとさ。
めでたしめでたし
―完―
まぁこれ以上やってもグダるしこの辺かと。
キャラのリクエストあれば後日にでも書きたいと思います。
今日一日これに使ってしまったorz
ではお疲れさまでしたー(キラッ
221:SS速報:2009/11/14(土) 22:12:56.77 ID:4Uetj9fc0
乙
ヒナギク&ハム
ヒナギク&ハム
253:SS速報:2009/11/15(日) 11:08:39.88 ID:3e37aI5kO
乙
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