『別冊少年チャンピオン』新連載、「バキ外伝 疵面(スカーフェイス)」の第47話
薬の効き目が切れて命の危機にあるグランドマスター(GM)。けれどそれは抑制されていた力を100パーセント全開で出せる状態でもありました。事実 レックスを完全に圧倒しており、当初と比べてケタ違いの強さで顔面を握りつぶそうとしています。

この状態にありながら花山は動かない！　一対一の闘いに水を差さないとか そういうことだろうとGM。「それとも…私にビビってんのかな…？」と挑発するも、やはり動じません。完全に信頼してるとか、何か思惑があるのでしょうが このままではレックスがマジで危ないんだけど。

花山の期待に応えるようにレックスは反撃に転じる。態勢を変えて頭を掴み、空いていた左手を捉えるも、すぐ切られてしまいました。ならばと殴ろうとするもGMはブロックして腕を掴み…

勢いよく上空で捻り回す！　いやはや体重差は3倍以上はあるだろうに その力の差は歴然です。もう誰も止められないと違う？　ってか、本当に死にかけてんの？　GMの無双っぷりが続きっぱなしなんですが。
そのままコンクリートの地面に顔面を叩きつけられたレックスは動かない。GMがポイと投げ捨てたのは…レックスの鼻でした。

「さァ　次はお前だ」とGMは花山に向かって歩き始める。が、次の言葉にGMも芝千春も読者も驚いたことだろう。
　　「まだ俺じゃねえ」
え！　まだレックスにやらせるの!!　「ここから先は悲惨なだけだぞ」と、さすがのGMも気を使ったのか一言入れました。

「ハ…ハニャ…　鼻取れた…　とれちゃった…」
もう凄惨の一言です。こうなってもまだ戦わせる花山は本当に何か考えがあるのだろうか？　つづく


コミックス6巻が6年ぶりに出ます！
調べたところ2009年の5月以来、6年1ヶ月ぶりの新刊となります。6月8日発売ですよー。
これを前に1～5巻、つまりこれまでの全話を収録した総集編が6月1日に発売。掲載時と同じB5サイズで板垣恵介描き下ろしの6巻着せ替えカバー付き。906ページもあって980円です。