イーロン・マスクにまつわる5つの証言
彼を知る人々は、彼のことをこう語ったという。
ここ数年で最も奇想天外で、未来を見ていて、我々をワクワクさせてくれて、それでいて現実的な人物、それはきっとイーロン・マスク氏ではないでしょうか。そんな、イーロン・マスク氏についての本「Elon Musk: Tesla, SpaceX and the Quest for a Fantastic Future」(著:Ashlee Vance)が先日出版されました。
本では、マスク氏の両親、部下、元妻など彼を知る人々が、彼は一体どんな男なのかを語っています。ネタ元のワシントン・ポスト紙ではその中からエピソードを22個ほどピックして紹介していますが、ギズモードではさらに5つの名言にしぼって紹介しましょう。彼を語る上で、ほとんどの人が共通して口にしたのは、あまりにも宇宙ビジネスに没頭している彼を心配する声だったとか。
元妻の証言:彼はサイボーグよ
Justine Muskさん「彼はまるでターミネーターよ。何かをじっと見つめてこう言うの、『そのうち僕のものになる』って。少しづつ、私も説得されたわ。」
パーティーで彼に会った人の証言:彼のくどき文句は最高だ
Christie Nicholsonさん「会って2番目に彼が口にしたのは、確か『電気自動車について考えてばかりいる』だった。そして僕の方を見て『あなたは電気自動車のこと考えていますか?』ってね」
グーグルCEOの証言:大金持ちの浮浪者
ラリー・ペイジさん「彼はホームレスみたいだね、おかしいだろ。僕にメールしてきて、今夜泊まるとこがないから行ってもいい?なんて言うんだ。まだ、うちの合鍵は渡してないけどね。」
本人の証言①:テスラの工場にジェットコースター作りたい
イーロン・マスクさん「僕の周りには、ロビーに滑り台を設置してる人が多い。だから思うんだけど、いっそのことジェットコースター作ったらどうかって。Fremontの工場にちゃんと動くコースターをさ。工場に入ったら、コースターがあちこち連れていってくれる。誰もジェットコースターなんて設置してないだろ。コストはかなりかかるだろうけど、いいアイディアだと思うな。」
本人の証言②:足の間に挟んだ風船にナイフ投げてみ?
ナイフ投げの芸人に、自身の足の間に挟んだ風船にナイフを投げさせたイーロン・マスクさん「前に彼の芸は見たことあるんだ。それでも、ちょっと調子悪い日があるかもと心配はしたけどね。もし失敗したら僕のタマ1つに当たるだろうなってね、でも両方に当たることはないからさ。」
うーん、彼のことがわかるようなわからないような。天才とは奇天烈なものです。
image by Helga Esteb / Shutterstock.com
Alissa Walker - Gizmodo US[原文]
(そうこ)
- Elon Musk: Tesla, SpaceX, and the Quest for a Fantastic Future
- Ashlee Vance|Ecco
- イーロン・マスクの野望 未来を変える天才経営者
- 竹内一正|朝日新聞出版