有害ゲームの規制に熱心な松沢成文議員が、
グランドセフトオートを引き合いに出し、
規制の必要性を訴える。

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■文教科学委員会　動画
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?ssp=20384&type=recorded

5月19日に参議院の文教科学委員会にて行われた質疑。
この中で、松沢議員は「グランドセフトオートシリーズという
世界でものすごくたくさん売れているゲームを知っていますか？」
と文部科学大臣に質問。

それをうけた下村文部科学大臣は
「全然存じ上げていなかったが、
委員の資料を見てビックリしているところです」と発言。

松沢議員　「10年ほど前からこの問題に取り組んできたが、
すさまじい残虐性、残酷なゲームなんですね。
委員にお配りしたのは写真ですが、
ゲームですから実際には動いているわけです。
ＤＶＤや映画と違って、ゲームですから自分でプレイして、
どんどん殺戮、虐殺、殺害をしていって、
うまければうまいほど得点があっていくわけです。」

「このゲームはストーリーがついてますから、裏切ったり　復讐したり、
組織犯罪も出てきたりするわけです。
我々凡人では感覚が合わない、目を背けたくなるようなゲームなんですね。」

「ただ、これを好きな人は好きなんです、没頭しちゃっている。」

「それから、特に青少年に非常に人気があって、
全世界で一億5000万本売れてるんです。
一番人気があったグランドセフトオートＩＩＩは、日本でも30万本売れているんです。」

「私が神奈川県知事だった、2005年に、
ＧＴＡ3を全国で初めて有害図書指定しました。
当時、重大な少年犯罪の被疑者が、このゲームの熱狂的ファンだったという
新聞報道も結構あり、私もチェックしました。

この規制は“残虐性を理由に規制する初めてのケース”ということで注目され、
これによって18歳未満への販売は禁止、他のソフトと区別して陳列することが、
販売店に義務付けられました。
違反者には30万円以下の罰金が科せられるようになりました。」

「神奈川県がはじめてやったことで、私はゲームが大好きな人たちから、
ネット上で相当攻撃されました。とんでもねぇ知事だと、
表現の自由があるだろうと。」

「この規制以降、埼玉、千葉なども続き、青少年健全育成条例上、
映画や図書だけでなく、ゲームの規制も加わったんですね。
また知事会を代表して業界団体へ販売などの自主規制を促した結果、
ＣＥＲＯでは新しくＺ指定をもうけ、
未成年には販売しないという自主規制をするようになりました。」



松沢議員は、残虐ゲームへの規制は一定程度進んだものの、
青少年健全育成条例は、各都道府県でばらばらであり、
また、家庭用ゲームだけでなく、スマホやモバイル、
さらにオンラインゲームが台頭してきたことで、
日本で規制していても、世界中から入ってくるようになったと述べ、
まだ規制は十分ではないと語りました。


「ゲームは、ビデオや映画のように見るだけではなく、
実際にプレイヤーが体験して、
擬似的に殺人や犯罪を体験していく。
ここが他の有害指定図書とは大きく異なる部分です。
他の媒体に比べて、青少年に与える影響はすさまじく大きいと、
私は思っているわけです。」

「我が国における残虐ゲームの規制について、
どのように考えているかご意見をお伺いしたい。」

これに対し、山際経産省福大臣は、
「政府全体の共通認識として、青少年保護の観点から、
このようなゲームに対しては一定の歯止めをかけなければならないという
問題意識は共有しています」

今どのような規制になっているかという説明では、
ＣＥＲＯでの民間レベルの規制にお任せしていると延べ、
表現の自由との兼ね合いもあり、
自主的な取り組みをサポートするにとどまっていると説明。

しかし、松沢議員は最近起こっている異常な青少年犯罪や、
内閣府の調査などを引き合いに出し、大臣を問いただす。

下村文科大臣も
「表現の自由があるとはいえ、こういうものが放置されているような
ことがあってはならない」と答えています。


微妙に動画が長いので、是非見ていただきたいですが、
そういえばこの人のせいでＧＴＡ３は騒がれたんだったな。
もう10年も前のお話。

まあ、本国アメリカでもヒラリー・クリントンを中心に
ＧＴＡが槍玉に上がったこともありましたし、
規制の議論が在るのはいいけど、

結局この手の議論は、レッテル張りだけに終る気がします。
ＧＴＡが、未だに“残虐なゲーム”としてしか認識されていないことに、
1プレイヤーとしては残念に思ってしまう。

別に残酷なのは否定しないが、
それだけでシリーズ1億5000万本も売れるわけがないしな。
高いクオリティのゲームだからこそ評価されてるわけで、
むやみに殺人したら、しっかりゲーム内では警察に追われる。
そこをなぜ抜かしているのかｗ。

議員はプレイしてないようだし、
上辺だけみてああだこうだ言ってるんだろう。

大体議論を聞いていたら、
ゲームユーザーは犯罪者予備軍のようにも聞こえてくるぞｗ。
なんだかな～って感じだわ。(ﾟθﾟ｀)

10年前から何一つ松沢議員は変わっていないように見える。
こういうのがいる限り、ゲーム規制論議は
レッテル張りだけで終るだろうね。

今後、新しい規制が設けられたりするんだろうか。


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