地球上で曇りやすいのはどの辺り?
この世界地図、実は13年かかってできあがったんです。
人工衛星から平均的な雲の動きを観察してできあがったのがこの美しい地図。青の濃淡で地球上で雲が多くかかる場所を表しています。
この画像は2002年7月から2015年4月までの人工衛星の可視・赤外域の放射計(MODIS)が観測したデータをもとに作られました。濃い青は雲が全くない場所、薄い青は少し曇りやすい場所、そして白はよく曇る場所を表しています。
NASAの地球観測所は以下のように話しています。
約10年間の人工衛星データに基づいた研究でわかったことは、地球表面の67パーセントはだいたい雲に覆われているということです。海の上は特にそうで、他の研究でも海の上で雲がなく晴れている部分は10パーセント以下という結果が出ています。陸地では30パーセントが完全に雲がない場所となっています。
人工衛星のMODISによるデータに基づいた地球の雲の割合は、間違いないものです。MODISは毎日地球の雲マップを作るのに十分なデータを集めていますが、この世界地図は2002年7月から2015年4月の観察の平均を表したものです。
空が曇りやすい3カ所の広帯域があります。1カ所は赤道近くの狭い帯状の所と、あとは中緯度の広い帯状の2カ所ですね。
Attila Nagy - Gizmodo US[原文]
(リョウコ)