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にこ「イヤよ、女同士なんて気持ち悪い」 「えっ……」 後編


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※この記事はにこ「イヤよ、女同士なんて気持ち悪い」 「えっ……」 前編の続きです。



107: SS速報 投稿日:2015/05/15(金) 06:34:36.86 ID:iPr0Qdw7.ne

      
      
 ザァァァァ…
       
     
 「まるで捨てられ子犬やね」


マキオ「……」

希「マキオくん」

マキオ「希……」

希「とりあえず、そこで雨宿りしながら話そっか」




108: SS速報 投稿日:2015/05/15(金) 07:08:57.08 ID:iPr0Qdw7.ne

    
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
    
希「さて……男の子になってにこっちに言い寄った感想はどう?」

希「真姫ちゃんの言う本物は手に入った?」

マキオ「……あんな場所で濡れ鼠になってた時点で分かるでしょ」

希「ふふ、まあそうやけど」

マキオ「どうしてそんなにも嬉しそうなのよ……ムカつく……」

希「そら嬉しいよー。にこっちが細マッチョで高身長のイケメンとのフラグへし折ったんやから」

マキオ「……こうなるって、分かってたの?」

希「上手に口説けばもしかしたら、とは思ったけど、真姫ちゃんがそんなこと出来るはずもないから」

マキオ「それが出来てたとしても無理よ……」

マキオ「にこちゃんにとっての一番は……自分を応援してくれるファンだから」

希「……にこっちのこと諦めるん?」

マキオ「……」

希「告白もしてないのに」

マキオ「今の関係が壊れるくらいなら、ずっとこのままでいい……」




109: SS速報 投稿日:2015/05/15(金) 07:24:38.40 ID:iPr0Qdw7.ne

希「東野マキオと西木野真姫は別人なんやろ? それなら怖がらんとアタックすればええやん」

マキオ「にこちゃんは男だから、って理由で私と一緒にいることすら拒んだのよ……?」

マキオ「アタックしたって意味ないに決まってるでしょ……むしろ嫌われるだけよ……」

希「東野マキオは完全に脈無しってことや」

マキオ「最初からそう言ってるでしょ……」


希「じゃあ西木野真姫に戻ればええやん?」カポ


マキオ「え……?」


 トクトク…


希「ふふ、魔法瓶って便利だよね。いつでもあったかいお湯が手に入るから」

真姫「……何のつもりよ」

希「東野マキオがダメなら西木野真姫ちゃんでアタックすればええだけやん」

希「少なくとも、男だからって理由で一緒におることすら拒まれることはないと思うよ?」


希「さっきの相合い傘も、西木野真姫ちゃんが相手ならにこっちは家まで送り届けられてたやろうね」クス




113: SS速報 投稿日:2015/05/15(金) 08:21:15.36 ID:iPr0Qdw7.ne

真姫「……こんなことしても意味ないわ」

真姫「西木野真姫のままじゃ……にこちゃんとは……」

希「なれるよ。恋人同士、本物の関係」

希「女の子同士やからいつか必ず終わりが来るなんて……それは絶対に間違ってる」

真姫「……」

希「一番にはなれない、女の子同士だから無理」

希「最初からそう決めつけて何もしないなら、それこそにこっちのこと諦めた方がいいよ」

真姫「……」

希「女の子の西木野真姫と男の子の西木野真姫」

希「両方でアタックすればにこっち落とせると思うんやけどなぁ」

真姫「でも、男の子になった私はさっき……」

希「真姫ちゃんにそっくりな男の子と男の子になった真姫ちゃんはまったくの別物やん?」

真姫「どういうこと…‥?」

希「まずは自分の気持ちをしっかり伝える。話はそれからやね」

真姫(気持ちを、伝える……)

希「にこっち、近くの公園で雨宿りしてたよ」

真姫「!」

希「ウチの出来るアドバイスはこれで終わりやん」

希「あとは真姫ちゃん次第だよ」




181: SS速報 投稿日:2015/05/16(土) 21:45:06.70 ID:iIh+19Eo.ne

                   
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                   
にこ(雨、弱まって来たわね)

にこ(でも傘無しで帰るにはちょっとキツいかも……)

にこ(ったく、誰よ……私の傘パクったヤツ……絶対に許さないんだから……)


 ザァァァ…


にこ(……従兄弟の人、大丈夫かしら)

にこ(ちょっと様子がおかしかったけど……) 




185: SS速報 投稿日:2015/05/16(土) 21:53:13.93 ID:iIh+19Eo.ne

にこ(てか合い傘拒否されたくらいであの反応は大袈裟でしょ)

にこ(魂取られたみたいに抜け殻になって……話しかけても反応しないし……)

にこ(そもそもこっちはちゃんと理由も説明したんだから、別に後ろめたいことなんて……)

にこ(今さらあれこれ考えてもしょうがないわね……小さい子供でもないんだし、放っといても大丈夫でしょ)

にこ(あんな漫画の中から出て来たような人なら、私じゃなくても他の誰かが気にかけるだろうし)

にこ(それこそ真姫ちゃんとか……)

にこ「……」


 ザァァァ…


にこ「……はぁ」




186: SS速報 投稿日:2015/05/16(土) 22:02:01.27 ID:iIh+19Eo.ne

にこ(何考えてるのよ、バカじゃないの……)

にこ(あんなのただの従兄弟でしょ……)

にこ(モデルみたいにイケメンで、高身長で)

にこ(たぶん家柄も良くて、頭も良くて)

にこ(真姫ちゃんにお願いされたら、こんな雨の中でも傘一本で他人を迎えに行くような……)
                  
                       
 『このストラップは……真姫から貰ったヤツなんだ』
                         
                           
にこ「……美男美女同士、お似合いじゃない」
                   
              
 ザァァァ…
          
       
にこ「はぁ……」

にこ(ほんと、鬱陶しい雨ね……さっさと止みなさいよ……)




190: SS速報 投稿日:2015/05/16(土) 22:12:14.09 ID:iIh+19Eo.ne

にこ「風邪引いたら承知しないんだから、バカ真姫……」
              
          
 「……誰がバカよ」
               
                
にこ「え……?」
              
                     
 「……」
                     
                    
にこ(従兄弟の人……じゃない)

にこ「真姫ちゃん……?」

真姫「やっと……見つけた……」

にこ「こんなとこで、何して……」

にこ「ってアンタ、なんでこんなに濡れて……!?」


 ギュ…


にこ「っ……!?」




196: SS速報 投稿日:2015/05/16(土) 22:24:28.65 ID:iIh+19Eo.ne

真姫「ごめんなさい……私のせいで……」

にこ「え、ちょ、なっ……」

真姫「身体、こんなにも冷たくなって……」

にこ「あ、アホ! こっちの台詞よ! 傘さしてたのになんでずぶ濡れなのよ!?」

にこ「てか、なんで真姫ちゃんがここに……」

真姫「迎えに来たの」

にこ「へ……?」

真姫「私が女の子なら……にこちゃんは一緒に歩いてくれるんでしょ」

にこ「何、言って……」

真姫「一緒に帰りましょう……ちゃんと家まで送るから……」

にこ(……送られるの間違いでしょ、バカ)




198: SS速報 投稿日:2015/05/16(土) 22:35:53.34 ID:iIh+19Eo.ne

真姫「……」

にこ「……いつまで抱きついてるのよ」

真姫「ごめんなさい……気持ち悪いわよね……」

にこ「そういうことじゃなくて、このままじゃ帰れないでしょ」

真姫「ごめんなさい……」

にこ「もう、好きにしなさいよ……」

にこ(調子狂うわね……)


 ザァァァ…


真姫「……」

にこ「……」

真姫「にこちゃん」

にこ「なに」

真姫「私に抱きつかれてて……嫌じゃないの?」






199: SS速報 投稿日:2015/05/16(土) 22:41:39.89 ID:iIh+19Eo.ne

にこ「……嫌ならとっくに離れてるわよ」

真姫「……」

にこ「まあ、こうしてるとあったかいし、真姫ちゃんだし……」

真姫(私、だから……)

にこ「てかさ、こんなとこで油売ってていいの?」

にこ「あの人のところ、行った方がいいと思うんだけど」

真姫「誰……?」

にこ「誰って、従兄弟の人に決まってるでしょ」

にこ「こんな雨の中顎で使っといて、何も無いなんてどうかと思うわよ」

真姫「……別にいいのよ、あの人のことは」

にこ「いや良くないでしょ」

にこ「出来れば真姫ちゃんにはそっちに行ってもらいたいんだけど……」

真姫「……どういうこと」




201: SS速報 投稿日:2015/05/16(土) 22:50:34.91 ID:iIh+19Eo.ne

にこ「せっかく迎えに来てもらったのに、その、逃げるようなことしちゃったから」

にこ「謝っといて欲しいっていうか、フォローしといて欲しいな、って……」

真姫「……ちゃんと事情は聞いてるわ。あの人も怒ってないから気にしないで」

にこ「そっか……」

真姫「男の人と一緒は嫌よね……私の配慮も足らなかったわ」

にこ「べ、別に男が苦手とか接し方が分からないとそんなんじゃないのよ!?」

にこ「ただ、その……アイドルとして相合い傘とかはまずいと思っただけで……!」

真姫「言わなくても分かってるから」

にこ「……あ、アンタも気を付けなさいよね」

真姫「え?」

にこ「その、男と相合い傘とか」

真姫「……」




204: SS速報 投稿日:2015/05/16(土) 23:00:31.40 ID:iIh+19Eo.ne

にこ「一応アイドルなんだからさ、その、そういう部分にも気遣った方が良いっていうか……」

にこ「いや、別にするなとは言わないけどさ……年頃の女の子だし、恋愛とかに興味あるのも分かるし……」

にこ「でも、その、節度を持った付き合いというか……やるなら絶対にバレないように……」

真姫「何言ってるの……?」

にこ「だ、だからっ! そのっ……!」

真姫「……?」

にこ「……どう思ってんのよ、あの人のこと」

真姫「あの人……?」

にこ「従兄弟の人! ……気になってたりするわけ」

真姫「しないけど……」

にこ「……携帯、お揃いだったけど」

真姫(お揃いも何も……)

にこ「ストラップも、プレゼントされたって」

真姫「あー……」

にこ「……答えなさいよ」




205: SS速報 投稿日:2015/05/16(土) 23:11:32.60 ID:iIh+19Eo.ne

真姫「……別に何もないわよ」

真姫「ストラップも、プレゼントとかそういうのじゃないし……」

にこ「ふーん」

真姫「な、なによ」

にこ「別に」

真姫「なんで不機嫌なのよ……意味分かんない……」

にこ「……そんな服着といて何もないとか、説得力ないんだけど」

真姫「服?」

真姫「あ……」

にこ「惚れた相手にファッションが似るって言うけど、靴下からアクセサリーまで一緒なんてどうかと思うわよ」

真姫「こ、これはそういうのじゃ……!」

にこ「いいわよ別に、言いたくないなら」




207: SS速報 投稿日:2015/05/16(土) 23:20:39.87 ID:iIh+19Eo.ne

にこ「こんなこと詮索するのも無粋だし……」


真姫「違うっ!!」

にこ「っ!?」

真姫「私が好きなのは……!」


 ―――イヤよ、女同士なんて気持ち悪い


真姫「っ……」

にこ「真姫、ちゃん……?」


 ―――まずは自分の気持ちをしっかり伝える。話はそれからやね


真姫「私が、好きなのは……」

にこ「……」


 ―――気持ち悪い


真姫「…………」




211: SS速報 投稿日:2015/05/16(土) 23:30:20.86 ID:iIh+19Eo.ne

にこ「……無理して言わなくてもいいから」

真姫「……」

にこ「その……ごめん」
          
         
真姫(ばつが悪そうに視線を逸らすにこちゃん)

真姫(罪悪感に囚われているのか、私に対する警戒心は感じられなくて……隙だらけで)
         
         
にこ「え……?」
          
        
真姫(言葉は出せなくても……身体は動いた)
          
        
 「…………」
        
      
真姫(雨に濡れた黒髪が頬に張り付く)

真姫(伝う雫は冷たくて……でも、唇に触れたものは温かかった)




216: SS速報 投稿日:2015/05/16(土) 23:40:14.64 ID:iIh+19Eo.ne

真姫(いつまでそうしていたのかは、分からないけれど)

真姫(真っ赤になったにこちゃんの顔を見て、可愛いと思った時にはもう……魔法は解けていた)

真姫「好き……」

にこ「っ~~~!?」

真姫「私が好きなのは貴女よ、にこちゃん」

にこ「な、ななっ……」

真姫「ずっと、言いたかった……でも、怖くて言えなくて……」

にこ「て、てかっ、いきなり何してっ……!?」

真姫「今ならもう、何度でも言える……」

真姫「好き、好きなの。にこちゃん」

にこ「っ……」

真姫「ずっと好きだった、あなたのことが好き……大好き……」

にこ「だ、ダメよ……だって、私は……」

真姫「知ってるわ、アイドルは誰かを好きになっちゃいけない、って……」

にこ「分かってるなら……なんで……」

真姫「私が好きになったのは……アイドルの矢澤にこじゃないから」




218: SS速報 投稿日:2015/05/16(土) 23:47:49.51 ID:iIh+19Eo.ne

真姫「私はありのままの、飾らないにこちゃんが好きなの」

真姫「見栄っ張りで、素直じゃなくて、口の悪い……でも、誰よりも優しい貴女が好きなの」

にこ「やめてよ、真姫ちゃん……」

にこ「そんなこと言われても……私は誰のものにもなるわけにはいかないの……」

にこ「真姫ちゃんが好きになったのがどの私だろうと……」

にこ「アイドルであり続ける限り、私は……」

真姫「待つわ」

にこ「え……?」

真姫「何十年でも、何百年でも。にこちゃんがアイドルじゃ無くなるその日まで待つ」

真姫「だから、アイドルをやめたその時でいいから……私の恋人になって」

にこ「っ……」

真姫「私はその日まで……にこちゃん以外の誰も好きにならないから」




221: SS速報 投稿日:2015/05/16(土) 23:55:22.52 ID:iIh+19Eo.ne

にこ「ば、バカじゃないの……」

にこ「そんなこと、出来るわけ無いでしょっ……」

真姫(にこちゃん、泣いて……)

にこ「人の気持ちも知らないでっ!」

にこ「ふざけたことばっか言ってるんじゃないわよ!!」

真姫「っ……」

にこ「私がアイドルをやめるその日まで待つ……?」

にこ「待って、恋人になったとして……そのあとはどうするの……?」

にこ「三十路超えギリギリの年齢で……女同士で、子供も出来なくて……」

にこ「数年は幸せになれたとして、それから死ぬまで幸せに過ごせると思うの……?」

にこ「むしろ辛いことがたくさん待ってる……時間が経つに連れて苦しくなるに決まってるじゃない……」

にこ「私のせいで真姫ちゃんの人生棒に振らせるような真似、出来る訳ないでしょ……」




222: SS速報 投稿日:2015/05/17(日) 00:06:32.08 ID:sDYQCo8k.ne

にこ「成功するかも分からないアイドル目指して、ギャンブルみたいな人生送るのは私だけでいいの」

にこ「真姫ちゃんは良い大学行って、お医者さんになって、良い男捕まえて……」

真姫「やめなさいよ……」

にこ「子供産んで、良いお母さんになって、それでずっと幸せに……」

真姫「やめろって言ってるの!!」

にこ「っ……」

真姫「人の幸せを勝手に決めないで!」

真姫「自分の幸せは自分で決めるものでしょ!? そんな幸せ私はいらないっ!」

真姫「私はにこちゃんがいれば、それだけでいいの……」

にこ「やめて……」

真姫「貴女さえ隣にいれば……他に何も……!」

にこ「お願いだからもうやめて!」






228: SS速報 投稿日:2015/05/17(日) 00:18:31.62 ID:sDYQCo8k.ne

にこ「私は真姫ちゃんを好きになっちゃダメなの……」

真姫「そんなことっ」

にこ「思い出させないで……もう嫌なの……」


にこ「真姫ちゃんのこと、大好きだから……」


真姫「にこ、ちゃん……」

にこ「だから、忘れさせてよ……こんな気持ち……」

にこ「これ以上真姫ちゃんのことで悩みたくない……」

真姫「……」

にこ「好きになるんじゃなかったとか、真姫ちゃんが男だったらとか……」

にこ「そんなことをもう、考えたくないの……」




230: SS速報 投稿日:2015/05/17(日) 00:28:12.28 ID:sDYQCo8k.ne

真姫「……私が男だったら」

にこ「え……?」

真姫「もし私が男だったら……にこちゃんは悩まずに済んだの?」

にこ「……ええ、そうね」

にこ「真姫ちゃんが男だったら……私は真姫ちゃんのこと、好きなままでいられたと思う」

にこ「好きっていうこの気持ちを……ずっと、ずっと大切にして……」

真姫「もし私が男の子になって、にこちゃんにプロポーズしたら……結婚してくれた?」

にこ「……当たり前でしょ」

真姫「!」

にこ「それこそ、宇宙一幸せな花嫁だって、世界中に自慢するくらい喜んだでしょうね」

真姫「……」

にこ「……ごめん、こんなこと言っちゃって」

にこ「あり得ない話しても、虚しいだけなのに……」

真姫(私にそっくりな男の子と、男の子になった私はまったくの別物)

真姫(こういうことだったのね、希……)

にこ「って、真姫ちゃん……?」




232: SS速報 投稿日:2015/05/17(日) 00:37:24.73 ID:sDYQCo8k.ne

真姫「……さっきの言葉、忘れたなんて言わせないから」

にこ「……」

真姫(最初からこうすれば良かったなんて思わない)

真姫(遠回りだったけど、この道で良かったと思う)

真姫(今までにこちゃんが何を考えていて、どんな気持ちでいたのかを……知る事が出来たから)

にこ「ちょっと、どこに行くのよ……」

真姫「どこにも行かないわ」


 ザァァァ…


にこ「……」


 「ずっと貴女の……側にいるから」


にこ「真姫、ちゃん……?」



マキオ「にこちゃん、私と……」

マキオ「西木野真姫と結婚してください」




241: SS速報 投稿日:2015/05/17(日) 00:49:14.28 ID:sDYQCo8k.ne

                   
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                      
希「で、そのあとどうしたん!?」

真姫「も、もういいでしょ。これだけ話したんだから」

希「いやいや一番ええところやん! にこっちの反応は!? 返事は!?」

真姫「反応は……驚いてたわ。信じられない、って」

希「うんうん」

真姫「あと、希と同じことされたわ」

希「ウチと同じこと?」

真姫「なんか、身体触られた」

希「あはは、普通の反応やね」

希「にこっちには見せたん?」

真姫「なにをよ」

希「きのこ」

真姫「きのこ……?」




246: SS速報 投稿日:2015/05/17(日) 00:59:02.36 ID:sDYQCo8k.ne

真姫「……」

真姫「ああ、アンタバカじゃないのっ!?」

希(この反応……どっちなんやろ……)

真姫「もうっ、からかうなら何も喋らないから!」

希「いやいやからかってないよ。 気になって当然のこと訊いただけやん?」

真姫「とにかく、そういう話はしないから……」

希「えええ、そんな殺生なぁ……」

真姫「そ、そもそもそんなことしてないし……」

希「え、してないんっ!?」

真姫「当たり前でしょ……」

希「ちょっと待って。公園から出て、そのあとはどうしたん?」

真姫「にこちゃんを家まで送って、そのまま帰ったけど……」




248: SS速報 投稿日:2015/05/17(日) 01:08:32.87 ID:sDYQCo8k.ne

希「……」

真姫「な、なによ……」

希「信じられへん……」

真姫「だから何がよ!」

希「えっと、プロポーズは成功したんだよね?」

真姫「……そうだけど」

希「2人はその瞬間から将来を誓い合った仲なわけや」

真姫「だ、だからどうしたのよ」

希「……なんでヤらんかったん?」

真姫「あ、アンタほんと頭おかしいんじゃないの!?」

希「おかしくないよ! むしろ真姫ちゃんとにこっちの方がおかしいって!」




252: SS速報 投稿日:2015/05/17(日) 01:17:31.23 ID:sDYQCo8k.ne

希「流石に最後まではいかんでも……キスくらい普通するやん?」


真姫「キスならもうしたし……」

希「それは真姫ちゃんが告白する時にした軽いヤツやろ?」

真姫「それの何が悪いのよ」

希「もしかして、男の子モードって性欲無かったりするん……?」

真姫「そ、そういう話はしないって言ったでしょ!」

希「えー、真姫ちゃんがヘタレなのはともかく、にこっちが可哀相やん」

希「もしかしたら獣のように求められたかったかもしれんのに……」

真姫「あり得ないから……にこちゃん、男の私のことすごい警戒してたし……」

希(そういえばにこっちもヘタレやったわ……)

真姫「そもそも、そういうことはにこちゃんがアイドルやめるまでしない、って約束だから」

希「えっ」




254: SS速報 投稿日:2015/05/17(日) 01:28:51.40 ID:sDYQCo8k.ne

真姫「当たり前でしょ。にこちゃんはアイドルなんだし……」

希「いや、アイドルって言ってもスクールアイドルで……」

真姫「にこちゃんに怒られるわよ、プロ意識が足りないって」

希「アイドル以前に真姫ちゃんとにこっちは将来を誓い合った仲やん!」

真姫「だ、だったらなんなのよ」

希「……我慢できるん?」

真姫「……」

希「アイドルなんて30超えても続けてる人は続けてるよ?」

真姫「が、我慢するわよ。にこちゃんの夢の邪魔は出来ないわ」

希「うわぁ……うわぁ……」

真姫「なんなのよ!?」

希「ピュアピュアや……プラトニックラブや……」




261: SS速報 投稿日:2015/05/17(日) 01:41:17.71 ID:sDYQCo8k.ne

真姫「もうっ、うるさいわね!」

真姫「ピュアでもプラトニックでもいいでしょ! そういう約束なの!」

希「うーん、でもなぁ……」

真姫「なによ」

希「たぶん3ヶ月保たん思うけど……主に真姫ちゃんが」

真姫「ば、バカにしないでよ!? 浮気なんてするわけないでしょ!?」

希「いやそうじゃなくて。絶対にこっち襲うやん?」

真姫「ま、万が一私が我慢出来なくなっても、にこちゃんが拒否するわよ……」

希「いやー、分からんよ? にこっち押しに弱いし」

希「一度身体を許し合ったが最後、若い2人は獣ように互いを求め合って……」

真姫「や、やめなさいよ……」

希「子供が出来てゴールイン! 晴れてにこっちはお嫁さんに!」

真姫「帰る」

希「あーん、可愛い冗談やん」




263: SS速報 投稿日:2015/05/17(日) 01:51:37.62 ID:sDYQCo8k.ne

真姫「冗談になってないのよ……」

希「まあそうならんためにも、性欲処理はちゃんとしとかなアカンよ?」

真姫「せ、性欲処理って……バカじゃないの、男にならなかったらいいだけでしょ」

真姫「ちゃんと気を付けていれば、日常生活で水を被るようなことないだろうし……」

希「分からんでー? プールとか雨とかいろいろあるわけやし」

希「それに性欲あるのは女の子もやん?」

真姫「……」

希「でもまあ、何はともあれ2人が結ばれて良かったわ」

希「ここから先が大変そうやけどね」

真姫「……希。言っとくけど、余計なことは」


 トクトク…


マキオ「……」

希「ふふ、相変わらずイケメンやん」

マキオ「のーぞーみー……!!」






265: SS速報 投稿日:2015/05/17(日) 01:58:32.02 ID:sDYQCo8k.ne

希「まあウチのタイプではないけど」

マキオ「どういうつもりよ!? ここ学校よ!?」

希「こういう不測の事態もあるから、これからは魔法瓶を常に持ち歩かないとやね」

マキオ「それだけ……? たったそれだけのために私は男にされたの……?」

希「マキオと会いたかったんよ……」

マキオ「お湯! 渡しなさい!」

マキオ「あの魔法瓶持ってるんでしょ!」

希「いやーん、乱暴せんとってー」

マキオ「人聞きの悪い事言わないで!」

希「マキオ知らんでー?」

希「そんな風にか弱い女の子に迫ったりしたら、ラブコメの神様が降りて来て……」


にこ「なにしてるの」


マキオ「……」

希「こうなるやん?」




266: SS速報 投稿日:2015/05/17(日) 02:02:00.00 ID:sDYQCo8k.ne

マキオ「ま、待ってにこちゃん! 誤解なの!」

にこ「先生……いや警察……」

マキオ「の、希! 貴女からも何か言って!?」

希「マキオ欲求不満らしいで?」

マキオ「希ぃぃ!!?」

にこ「ほんっと信じらんない……最低……」

にこ「私以外の人には男の姿見せないって約束したのに……」

マキオ「ち、違うのにこちゃん! 話を聞いて!」

希「ふふ、嫉妬するにこっちも可愛いなぁ」

マキオ「アホなこと言ってないで誤解を解きなさいよ!?」

希「いやん、誤解も何もウチとマキオの仲やん♪」

マキオ「ふ、ふざけるのもいい加減に……!」

にこ「……この種馬」

マキオ「」





終わり




280: SS速報 投稿日:2015/05/17(日) 11:48:30.27 ID:sN/okkZ5.ne

乙乙
とても良かった




281: SS速報 投稿日:2015/05/17(日) 12:14:25.40 ID:zGGqjbJW.ne



ほど良いにこまきだった









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