現地時間の２４日、マレーシアのザヒド内相はタイとの国境に近いペルリス州パダン・ベサールの山中で

画像：【ペルリス州の位置（黄色い部分）】

人身売買組織の施設や付近の集団墓地数十ヶ所から、多くの遺体が見つかったと発表。

遺体の数は明かしませんでしたが、関係者やメディアによると、その数は数百体に上るとのこと。

http://www.jurnalislam.com/internasional/read/asia/1101/malaysia-temukan-kuburan-massal-imigran.html

遺体はミャンマーやバングラデシュでから逃れてきたイスラム系少数民族ロヒンギャなどとみられています。

画像：【ロヒンギャの親子】

http://www.sankei.com/world/photos/150524/wor1505240037-p1.html

マレーシア政府はこれまで国内に貿易奴隷の収容所があることなどを長らく否定していましたが、この日の

会見でザヒド内相は

「国内で人身売買が行われていることを認める」

と一転しました。

現在も捜索が続いていますが、当局では遺体の数がさらに増えるとみています。

マレーシアでは密入国も問題となっており、同日、漁船から密入国しようとしたビルマの難民が発見されて

います。

画像：【船内に隠れていたビルマからの密入国者たち】

http://www.mirror.co.uk/news/world-news/pits-full-thousands-dead-refugees-5756861

奴隷の存在については、マレーシア政府も恐らく以前から把握していたことだろうと思いますが、さすがに

これだけ大量の遺体が発見されると、隠し切れなくなったようです。