高垣楓「プロデューサーに構ってもらいたいんですけど、どうしたらいいでしょう?」
キャラ崩壊?
川島瑞樹(※以下瑞樹表記)「どうしたのよ急に」
楓「ですからプロデューサーに構ってもらいたいんです」
瑞樹「つまりどういう事?」
楓「私達って事務所のアイドルの中では年長者にあたるわけじゃないですか」
瑞樹「そうね」
楓「ですから、必然的にプロデューサーがお仕事に付いて来てくれたりレッスンを見てくれたりするのは、年少組や学生組の子達が優先される事が多いですよね」
瑞樹「それはそうよ」
楓「それで寂しいので、たまには私のお仕事やレッスンを見て、ついでに年少組の子達にやるみたいに頭を撫でたりして構ってもらいたいんです」
瑞樹「あぁ、そういう事」
楓「そう、そういう事です」
瑞樹「でも、それを言うなら私達は代わりに夜のお酒の席があるじゃない。特にあなたなんて、しょっちゅう彼のこと連れ回してるでしょう」
楓「足りません」
瑞樹「我儘ね」
楓「で、どうしたらいいでしょう?」
瑞樹「じゃあ素直に『お仕事に付いて来て下さい、構って下さい、頭撫でて下さい』って言えば良いじゃない」
楓「それは駄目です」
瑞樹「どうしてよ?」
楓「だって……恥ずかしいじゃないですか」
瑞樹「面倒臭いわね」
楓「どうしたら良いと思いますか?」
瑞樹「知らないわよ……」
楓「そんな冷たいこと言わずに」
瑞樹「えー……じゃあ年少組の子達みたいに扱ってもらいたいなら、年少組の子達の真似でもしてみたら良いんじゃない?」
楓「!」ハッ
瑞樹「なーんて──」
楓「良いですねそれ」
瑞樹「あら?」
楓「早速やってみます」トテトテ
瑞樹「……」
瑞樹「冗談のつもりだったのに真に受けちゃった……まぁでも面白くなりそうだし、せっかくだから私も一緒に行って見てみようかしら♪ふふっ」トコトコ
楓「それで、誰の真似をしたら良いでしょう?」
瑞樹「うーん、そうねぇ……あっ、ちょうど舞ちゃんがいるじゃない。ちょっと見て参考にしてみましょう」
楓「そうですね、どれどれ……」
コソコソ
舞「プロデューサー!レッスン終わりました」
モバP(※以下P表記)「お疲れ!頑張ってきたか?」
舞「はい!頑張りました!」
P「そうか!良くやったな、偉いぞ」
舞「はいっ。それでですね、今日はマスタートレーナーさんからも『福山は良く頑張ったな』ってほめられちゃいました!」
P「おっ、あのマストレさんに誉められたのか!それは凄いな!よしよし頑張ったな!」ナデナデ
舞「えへへ♪」
P「この調子で、これからも仕事やレッスン頑張っていこうな」ナデナデ
舞「はいっ♪」
瑞樹「あれでどうかしら?」
楓「……これです……!」ティン
──────────
P「……」カタカタカタ
楓「プロデューサー」トテトテ
P「楓さんじゃないですか、どうしました?」
楓「今日私、レッスン頑張りましたよ」ドヤァ
P「そうですか!お疲れ様です」
楓「それでルキトレちゃんからも『今日は昨日より動きが良いですね。今日はちゃんと昨日のお酒残さずに来てくれたんですね』って誉められちゃいました」フンスッ
P「そうですか!これからもその調子でお願いしますね!」
楓「はい」
P「……」カタカタカタ
楓「……」フンスフンス
P「……」カタカタカタ
楓「……」フンスフンス
P「……」カタカタカタ
楓「……」
P「……? あの、楓さん? どうかしましたか?」
楓「いえ……」ショボン
P「そうですか?」
楓「はい……お疲れ様です……」トボトボ
P「? はい、お疲れ様です」
瑞樹「駄目だったわね」
楓「駄目でした……」シュン
瑞樹「なら次ね」
楓「そうですね、どうしましょう」
瑞樹「そうねぇ……あっ、くるみちゃんがいるわね。ちょっと見て参考にしてみましょう」
楓「どれどれ……」
コソコソ
くるみ「ふえぇぇぇ~ん、ぷろでゅーしゃ~~」トテトテダバダバ
P「おぉ、くるみどうしたー?こんなに泣いて可哀想になぁ、よしよし」ナデナデ
くるみ「ふぇぇ……今日レッスンでぇ……ひっく、時子しゃんがぁ~」
P「おーそうかぁー、時子とレッスンだったのか、怖かったよなーよしよし」ナデナデ
くるみ「ひっく、ぐしゅ」
P「よしよし、時子には俺から言っておくからな」
くるみ「くすん……でも、時子しゃんを怒らないでぇ……」
P「ん?どうしてだ?」
くるみ「くるみ……えっく、おばかだから……レッスン出来なくて……時子しゃん怒っちゃったけど……ぐす……」
くるみ「時子しゃんは……ひっく、くるみを嫌いだから怒るんじゃなくてぇ、レッスン出来るように怒ってくれてるからぁ……だから……」
P「おっ、くるみは良くわかってるな!よしよし偉いぞ」ナデナデ
くるみ「ぐす……えへへぇ」
P「よしよし。このまま頑張って、次は時子を見返せるようになろうな」ナデナデ
くるみ「うん!」
瑞樹「あれなんて良いんじゃない?」
楓「そうですね」
──────────
楓「ふえぇぇぇん、プロデューサ~」トテトテ
P「楓さん!?どうしたんですかっ!!?」ガタッ
楓「ふえっ……」ビクッ
P「何があったんですか!?こんなに泣くなんて……まさかストーカーとか変質者ですかっ……!?」
楓「あ……えと……」オロオロ
P「……? 楓さん?」
楓「…!」ハッ
楓「……うぅ、ひっく……ふえぇぇん」
P「こんなに泣いて……楓さん、俺が必ず楓さんの事を守ってみせますから……だから何があったのか、もし良かったら話してくれませんか?」
楓「くすん……はい」
P「何が……あったんですか?」
楓「昨日、志乃さんと礼子さんと早苗さんが……」
P「えっ!?志乃さんと礼子さんと早苗さん……!?」
楓「私に何も言わずに……三人だけで飲みに行っちゃんたんです……くすん」
P「……は?」
楓「飲むんだったら私も行きたかったのに……ヒドイですよね」
P「え? あー……はい、そーですねぇ……じゃあちょっと志乃さんに一言いっておきますね」
楓「はい……」
prrrrr……
P「……あ、志乃さん、今大丈夫ですか? あの……昨日、礼子さんと早苗さんと三人で飲みに行ったんですって?」
P「……えぇ、はい……あの、それで楓さんが行きたかったって泣いちゃってて……はい……はい……次からは楓さんにも一言聞いてあげて下さい」
P「……はい……すみません、お願いします……はい、お疲れ様です」ピッ
P「……志乃さんが『ごめんなさいね』って」
楓「そうですか」
P「えっと、これで大丈夫ですか?」
楓「はい、ありがとうございます」
P「じゃあ俺、仕事に戻りますね」
楓「はい」
P「……」カタカタカタ
楓「……」
P「……」カタカタカタ
楓「……」
P「……あの……まだ何か?」
楓「……いえ、大丈夫です……お疲れ様です」トボトボ
P「? はい、お疲れ様です」
瑞樹「駄目だったわね」
楓「駄目でした……」シュン
瑞樹「なら次ね」
楓「そうですね、どうしましょう」
瑞樹「そうねぇ……あっ、麗奈ちゃんがいるわね。ちょっと見て参考にしてみましょう」
楓「どれどれ……」
コソコソ
P「……」カタカタカタ
麗奈「……」コソコソ
P「ふぅー……ちょっとトイレ……」ガタッ スタスタ
麗奈「……!」
スタスタ ……ガチャ バタン
麗奈「……」コソコソ
サー……サラサラ…… カチャカチャ
麗奈「……」コソコソ
……ガチャ バタン ……スタスタ
P「ふぅ、スッキリしたー」ボスン
P「さて……」カタカタカタ
P「……」カタカタカタ ズズッ
P「ぶっふぉ!?」
麗奈「アァーーーハッハッハッハ!!引っ掛かったわね!」
P「甘っっっ!!!あっっっま!!!!おまっ……麗奈!どんだけ砂糖入れたんだ!M〇Xコーヒーの比じゃないぞ!!」
麗奈「アタシが事務所にいるのを知ってて席を立った、アンタが悪いのよ!ゥアアアァーーーーーハッハッ…ウッ!ゲホゲホッ!!じゃあねっ!」ダッ
P「あっ!コラ待てっ!麗奈ぁっ!」ガタン ダッ
瑞樹「あれね!」
楓「あれですか」
──────────
P「……」カタカタカタ
楓「プロデューサー、お疲れ様です」
P「あぁ楓さん、お疲れ様です」
楓「コーヒー淹れて来ましたよ」コトッ
P「ありがとうございます!いただきますね」ズズッ
P「ぶっふぉ!?」
楓「ふふっ……引っ掛かりましたね」
P「げほっげほっ!しょっぱっ!!」
楓「ふふっ」
P「ごほっ……ふぅー……」
P「……楓さん」
楓「はい」
P「正座」
楓「はい」
P「さて……」
楓「……」ガクガクブルブル
瑞樹「駄目だったわね」
楓「駄目でした……」シュン
瑞樹「なら次ね」
楓「そうですね、どうしましょう」
瑞樹「そうねぇ……あっ、雪美ちゃんがいるわね。ちょっと見て参考にしてみましょう」
楓「どれどれ……」
コソコソ
P「……」カタカタカタ
雪美「……」トテトテ
P「……」カタカタカタ
雪美「……んしょ……」ヨジヨジ
P「……」カタカタカタ
雪美「……ふぅ……」ポスッ
P「……」カタカタカタ
輝子「……ふひ……す、すごい自然に……親友の膝の上に乗ってきたな……」
P「ん? あぁ、俺が机で仕事してる時はいつもだな」カタカタカタ
雪美「……ここ……好き……」
P「よしよし」カタカタナデナデ
雪美「……ふふっ……」
瑞樹「あれが良いわねっ♪」
楓「そうですか?」
瑞樹「そうよ!」
楓「……そうですか」
──────────
P「……」カタカタカタ
楓「……」トテトテ
P「……」カタカタカタ
楓「……」ズイッ
P「うわっ!? なんですか楓さん、急に目の前に出て──」
楓「よ
コメント一覧
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- 2015年05月27日 23:27
- 二次元と結婚できるわけない(無慈悲
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- 2015年05月27日 23:27
- 楓さんはかわいいな
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- 2015年05月27日 23:29
- お、おれも脱いでいいですかね!?カチャカチャ
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- 2015年05月27日 23:32
- 楓「!」パアァッ
可愛過ぎてしぬ
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- 2015年05月27日 23:34
- 佐久間まゆ「Pさんに構って貰いたいんですけど、どうしたら良いと思いますか?」
↑これ
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- 2015年05月27日 23:41
- 渋谷凛「プロデューサーに構ってもらいたいんだけど、どうしたら良いかな?」をもとに※5を書いて、これを書いたらしい
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- 2015年05月27日 23:49
- ※1
何言ってんだモバマスは現実だろ
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