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容量制限が緩和されたGoogleフォト新プランは日本でも開始中、設定はWebからがオススメ - Engadget Japanese


Google I/O 2015で発表され、来場者から大喝采を浴びたのが、Google+に統合されていたオンライン写真ストレージの容量(解像度)制限が大幅に緩和されたニュースです。

従来選べたのは2つのプラン。「枚数無制限で保存可能だが2048×2048ピクセルを超えたデータはGoogle側が自動的に縮小する」ものか、「元の解像度で保存できるが、2048×2048ピクセルより大きなデータの保存時はGoogleドライブの容量を使う」というもの。また両プランとも、動画はすべてGoogleドライブの容量を使う設定。Googleドライブの容量がなくなると追加料金が必要でした。

今回の制限緩和では、前者の解像度制限が16Mピクセル(1600万画素)までと大きく緩和され、さらに動画もフルHD解像度までは無制限保存可能になり、実用性がグッと増しました。そのため、来場者から大喝采となったわけです。

この新プランは日本でも既に開始されており、Googleフォトアプリを使わずとも、Googleアカウントさえあれば使えます。また設定もWebブラウザから可能で、むしろそちらの方が簡単です。また、従来から無制限(2048ピクセル)のプランを使って来た方は、デフォルト設定が変更されている可能性がありますので、ここで再確認しておきましょう。

Googleフォト新プランの設定方法

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9 枚





さて、設定用のWebページですが、 https://photos.google.com/settings となります(記事末尾のsourceにリンクがありますので、そちらがオススメです)。

設定は、ここにある一番上の「高画質(容量制限なし、無料)」を選択するだけ。ブラウザにも左右されますが左下に黒い枠で設定を保存した旨が表示され、これで新しいプランが使用可能になります。
重要なポイントは、この設定はGoogleアカウントと紐付けられており、端末ごとではないということ。つまり一度設定すれば、他の端末からも(同じGoogleアカウントを使っていれば)設定が反映されます。

また上述したように、従来からGoogle+やPicasa経由で使っていた方もぜひ再確認をオススメします。というのも、従来2048ピクセルのプランで使っていた方が、元のデータをアップロードするプランに変更されている例が散見されるため。実際に筆者も複数のアカウントで「元のサイズ」へと設定が変更されていることを確認しました。

合わせて、不慮のGoogleドライブ容量減少を防止するためか、自動アップロード設定もオフにされているアカウントがありました。Google+などで自動アップを使用していた方は、ここも再確認しておきましょう。



ちなみに上記のURLからピンと来た方もおられるかもしれませんが、 https://photos.google.com/ にアクセスすると、GoogleフォトのWeb版が使えます。
Web版でもGoogleフォトアプリで搭載された新しい表示モードや写真整理機能が使え、WindowsやMacではドラッグ&ドロップでの写真アップロードも可能になるため、アプリ版と併用することでさらに便利に使えます。



なお、アプリ版ですが、日本でも既にAndroid版とiOS版がダウンロード可能です。しかし現状では、Android版はなぜかGoogle Playで「Google Photo」や「Google フォト」として検索しても表示されません。



実はこれ、Android版のアプリ名が『フォト』のみであるため。「フォト」で検索し、結果を下の方までスクロールする必要があります(原稿執筆時は15位でした)。近日中に修正されるものと思われますが、使ってみたいという方は留意してください。



iOS版のほうは名称こそ『Googleフォト』ですが、使用に際してiOS 8.1が要求されるという、意外とハードルが高い仕様。古いiOSを使っているユーザーはWeb版の使用も考慮したほうがよいかもしれません。
なお、iOS版とAndroid版アプリの発表に際しては、下記の記事をご参照ください。

「Google Photos」発表。1600万画素までの写真を無制限に保存。Android / iOS / WEBで本日提供開始

Googleのオンライン写真ストレージは、Picasa WebアルバムからGoogle+を経て、長年拡張され続けてきた歴史あるものですが、一方では途中からGoogle+との統合が目されるなど、某テレビ番組以上の流浪の歴史を持っていた機能でもあります。

またこうした位置づけの変化に合わせて、設定の方法や容量制限などが変化しつづけており(たとえばGoogleに移った当初はGoogleドライブ自体がありませんでした)、正直なところ使いにくかったのも事実でしょう。

長年使っているユーザーは「機能拡張はよいが、そろそろ身を落ち着けて欲しい」という方も多いのではないでしょうか。今回のGoogleフォトによって、容量(解像度)制限や機能が大きく強化されたわけですが、合わせてこのあたりの使いにくさも、そろそろ落ち着いてくれることを願ってやみません。
容量制限が緩和されたGoogleフォト新プランは日本でも開始中、設定はWebからがオススメ

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