米Googleは28日(現地時間)、ウェアラブルデバイス向けのOS「Android Wear」の最新バージョンを正式に発表しました。
最新アップデート版のAndroid Wearにおいては、「Android M」と同様に ”UX(ユーザーエクスペリエンス)の向上” が実現されることとなりました。
ジェスチャー操作機能の実装
このアップデートにより、ユーザーは両手を使用してAndroid Wearデバイスを操作する必要性から大きく解放されることとなります。デバイスを装着した方の手首を手前ないし奥方向に回転させて傾けることで、デバイス上に表示されているカード(通知)を自在に切り替えることが可能に。
「Always on apps」機能の実装
ショッピングリストを「モノクローム表示」にして、常にスクリーン上に表示している
「Always on apps」と呼ばれるこの新機能は、バッテリーの消耗を可能な限り抑えつつ、あらゆるアプリを常に画面上に表示させておくことを可能にするもの。
これまでも、Android Wearデバイスのスクリーン上に時刻を常にモノクローム表示させておくことは可能でしたが、それをいかなるアプリにおいても実行できるようになりました。例えば、これを地図アプリのナビゲーション機能で利用した場合、バッテリーを節約しつつも、いちいちスリープ状態を解除する煩わしさから解放されることになります。
手書き入力の「絵文字」によるメッセージ返信が可能に
カクテルグラスの図形を描くと・・・
デバイス上で受信したテキストメッセージに対して、手書き入力の「絵文字」を使用して返信を行うことが可能になりました。
入力候補として、類似した図形の絵文字が自動で表示される
なお、スクリーン上に入力された絵文字は自動で認識・判別され、”ユーザーが描いたであろう絵文字” の候補が自動的に表示されるため、ぐちゃぐちゃな落書きまがいの図形ではなく、きちんと整った絵文字として相手に送信されますのでご安心ください。
フィットネス関連機能の強化
フィットネス関連の機能の強化も実現。端末に内蔵される各種センサー群とのより精密な連携を可能にし、これまで不可能だった運動のトラッキングが可能になったとのことです。
なお、現時点ではどの端末にいつ頃提供されるかについては明らかにされていませんが、この最新Androd Wearの提供は今後数週間のうちにも順次開始される見通し。
もしかすると、早ければ今週中にもいずれかのAndroid Wearデバイスで利用が可能になるかもしれません。
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。
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