大手製紙会社「北越紀州製紙」の子会社「北越トレイディング」(新潟県長岡市)の部長が、
巨額の金を着服していたことがわかりました。
画像:【北越トレイディング】
http://www.hokuetsu-trading.co.jp/index.html
今週末、「北越紀州製紙」は不動産や自動車教習所などを手がける子会社「北越トレイディング」の50代
元部長が会社の金を着服していたと発表。
元部長は子会社の経理全般を一人で担当。
会社名義の小切手を勝手に振り出し、現金に変える手口を繰り返し、今月6日に犯行が発覚する
までの15年間、総額およそ24億7600万円を盗み取っていたとのこと。
会社の調べに対し、
「競馬やパチンコなどのギャンブルや株取り引き、飲食や遊興費に使った。
複数の愛人も作った」
と認めたため、28日付で懲戒解雇とし、近く刑事告訴する予定。
この巨額着服事件を受け、「北越トレイディング」の社長が引責辞任し、取締役2人の給与報酬を1年間
ゼロ、「北越紀州製紙」の社内取締役全員が給与報酬から月額10~20%を自主返納するとしています。
「北越紀州製紙」は
「深く反省するとともに、再発防止と信頼回復に向けて実効性のある再発防止策を即時に徹底してまいります」
とコメントしています。
着服金でさぞ良い思いをしたようですね・・
しかし、25億円近い巨額の金はこの先返せる見込みも無く、やられた会社は損失として処理するほか
なさそうです。