就労や転職を支援する職業訓練校の職員が、処分を受けました。
画像:【多摩職業能力開発センター】
http://www.hataraku.metro.tokyo.jp/vsdc/tama/
29日、東京都は多摩職業能力開発センターの機械加工指導員・小森之秀(40才)主事を「懲戒免職」
処分としました。
都の発表によると、小森主事は平成16年3月ごろから、都内で勤務していた複数の職業訓練校から、
生徒が実習で使用する測定器やドリルの刃など、備品約460点を盗み出し、インターネットオー
クションで転売し、およそ120万円の利益を得ていたとのこと。
昨年12月、小森主事は職場のパソコンでオークションの取引結果を表示させたまま、気づかずに帰宅。
画面を見た同僚が気づいて、事件が発覚しました。
小森主事は調べに対し、行為を認めた上で
「ギャンブルの借金を返済するためやってしまった」
などと話しているとのこと。
都は今後、警察に被害届を出すか検討し、再発防止のために備品の緊急点検や職員の研修をしていく
と説明しています。
職業訓練校の職員が職を失う結果となり、代償は大きかったようです。