ASUSがCOMPUTEX TAIPEI 2015に合わせた新製品発表会で、新型AndroidタブレットとなるZenPadシリーズを発表しました。7インチと8インチ、10.1インチモデルがラインナップされる、従来モデル『MeMO Pad』の代替となるシリーズです。登場時期と価格は現時点では未定。
中心的モデルは、8インチのQXGA(2048×1536)解像度対応液晶パネルを搭載した『ZenPad S 8.0』(写真左)。SoCにはZenFone 2上位と同じくインテルのAtom Z3580に加え、メインメモリも4GBを搭載。薄さ6.6mm、重量298gです。
Asus ZenPad S 8.0 and 8.0 hands-on
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AV機能の面では、電子書籍などで有利な縦横比4:3(横置き時)の液晶パネルに加え、DTSと協業したバーチャルサラウンド機能を搭載。8インチタブレットとしては比較的珍しいフロント配置のスピーカーもポイントです。
さらに別売りのペン『Z Stylus』を併用することで、1024段階の筆圧検知機能にも対応します。
シリーズの他モデルとしては、デザインを同一とするAtom X3搭載の下位モデル『ZenPad 8.0』に加え、ローエンドとなる7インチモデルも用意。こちらの画面解像度は横置き時1024×600ドットです。
さらにオプションとしてキーボードが用意される10.1インチモデルも用意されます。
ZenPad S 8.0は、SoCやメモリといった心臓部を既に評価の高いZenFone 2の上位モデルと共通としながら、タブレットでは便利なQXGA解像度液晶を搭載した仕様がポイント。実はAndroidでは珍しいiPad mini 2/3対抗モデルとして、さらにはハイエンドのAndroidタブレットとして、間違いなく注目となる存在でしょう。期待できそうな価格を含め、続報が楽しみなところです。