http://www.at-s.com/news/detail/1174201113.html

１日午後４時４０分ごろ、沼津市大岡の市立小グラウンドで、木製アスレチック遊具で遊んでいた男子児童（９）が
誤って遊具のロープに絡まり、首をつった状態になった。一緒に遊んでいた女児から助けを求められた中学生らが救助し、
男子児童はドクターヘリで静岡市内の病院に搬送された。男子児童の容体は不明という。
　沼津署によると、遊具は高さ約２・６５メートル。両側面の斜面坂をロープを使って登る構造。
男子児童は事故当時、遊具の上部に１人でいたとみられる。同署が事故原因を調べている。

◇ヘリ出動、騒然
　遊具事故が発生し、ドクターヘリや救急車など５台の車両が出動した市立小。
学校周辺には地域住民の人だかりができ、不安そうな表情で救助作業を見守った。
　関係者の話によると、事故当時、現場近くにいた小中学生が男児の上半身を遊具の上に引き上げ、
駆け付けた教職員がロープを首から外し、救急隊員の到着を待ったという。
　同校児童らによると、事故が起きた遊具は人気があるという。孫が同校に通う女性は「気をつけるように言い聞かせる」と言葉少なに話した。
　沼津署によると、搬送時は男子児童の意識はあったというが、その後の容体は分かっていない。
事故の報告を受けて市教委幹部らと共に同校に駆け付けた工藤達朗教育長は「詳しい状況が分からないので、今は何も話せない」と心配そうに語った。