なんで今? アメリカでポッドキャストが盛り上がっている
音声メディアはもう古いと思ってる人、実はそうでもないみたいですよ。
去年の秋からアメリカではポッドキャストがじわじわブームに。その火付け役となったのが、ノンフィクション推理番組「Serial」。これはシカゴのラジオ放送局WBEZによる人気ドキュメンタリー「This American Life」のスピンオフで、実際に起きた殺人事件をインタビューを交えて追いかけていく内容。ポッドキャスト史上最短で500万ダウンロードを達成、放送界のピューリツァー賞ともいわれるピーボディ賞も受賞しました。これもポッドキャスト番組としては初めて。先日、2シーズン分の制作が進行中と発表され、ファンたちは大喜びです。よかったよかった。
This week’s big news: We’re working on 2 new seasons at once. Get our newsletter for the latest straight from Sarah. http://t.co/KSxNYF140k
— Serial (@serial) 2015, 5月 28
とはいえ、アメリカでは数年前から着実にポッドキャスト人気は高まっていたようです。ピュー・リサーチ・センターの調査によると、2008年から月ごとのポッドキャストリスナー数は2倍に増加、認知度も右肩あがり。モバイル端末の普及、それによって車内で聞く人が増えたことなどが要因なのだとか。ポッドキャストのホスティングサービス大手Libsynの調べによると、ダウンロードの半数以上がモバイル経由になっています。
従来のメディアも廃れるのではなく、こんな風に新しいかたちでユーザーを獲得していくのかもしれません。そのうち日本でも「Serial」くらい影響力をもつポッドキャストが生まれたりして。わくわく。
source: PewResearchCenter
(Haruka Mukai)
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