日本年金機構のシステムがウイルス感染し、年金加入者の個人情報が大流出
した問題で、リスク管理のずさんさが浮かび上がっています。
画像:【年金手帳】
http://ja.wikipedia.org/wiki/年金手帳
3日、衆院厚生労働委員会はこの問題について集中審議。
この中で日本年金機構の水島藤一郎理事長は、当初発表した流出者数125万人よりも増える可能性
を示唆。
政府の監視機関から
「年金機構から発信される異常な通信が確認されている」
との報告を受けるまで流出に気づかなかったと説明。
同機構の正社員だけでなく、短期間の雇用契約を結んだ非正規の従業者が大量の個人情報が収容
されているサーバーシステムを扱える権限を与えられていたことや、情報を処理するためのパソコンが
危険性のある外部のインターネットと接続されていることも明かしました。
また塩崎恭久厚労相も5月28日に流出問題を知りながら、今月1日まで国民に公表しなかったことに
ついて
「全容解明して公表したほうがいいと判断した」
と釈明。
本来、同機構を監督すべき立場にある厚労省の樽見英樹年金管理審議官も
「日本年金機構はセキュリティーポリシー(安全基本方針)に基づいた運用がなされていると考えていた」
と語り、実態を把握していませんでした。
さらに、同機構の個人情報保護への取り組みが厚労省の審議会による評価で5段階中「2」という低評
価だったにもかかわらず、問題が起きるまで効果的な対策も取らずに放置していたこともわかりまし
た。
このひどい有り様で、10月から「マイナンバー制度」(社会保障、税、医療情報などを一元化し、国民一人
一人に番号を割り当てる制度)を実施ですからね・・
本当に大丈夫なのでしょうか・・!?
ふたたび問題が起きても政治家やお役人はお互いに責任のなすりつけ合いをするだけかもしれませんが・・
正社員だけしか触れないならほぼ全部のとこがアウトだっつの