モバP「そろそろライラも独り立ちかな」
ちひろ「はい?どういう意味ですか?」
P「文字通りですよ、もう俺の助けもいらないなって」
ちひろ「…ライラちゃんのプロデュース止めちゃうんですか?」
P「いやいやそんな事ある訳無いですよ」
ちひろ「では独り立ちというのはどういった意味でして」
P「俺の家で一緒に住むのを止めようかなと」
ちひろ「成る程殴っていいですか」
P「どうしたんですかちひろさんいきなり何を言い出すんです」
ちひろ「ナニを言い出したのはそっちじゃないですか、今の言葉は聞き捨てれません…ああ、ついにですか…」
P「えぇ?」
ちひろ「何時か誰かに手を出すとは思ってましたがまさかライラちゃんとは…一応合法な年齢ですけど見た目からしてそういう趣味で…」
P「だから手を出すとかそんな真似しませんって!」
ちひろ「でもライラちゃんと一緒に住んでるんですよね」
P「はい確かに同居してます」
ちひろ「あはは悪びれも無く同棲を認めますかこれにはびっくりです」
P「違います、同棲じゃなくて同居です」
ちひろ「私には理解に苦しむね」
P「もーそれじゃ馴れ初めから全部説明していきますよ?ちょっと長いですけど聞いてくださいね?」
ちひろ「ウィ」
P「まずライラって公園で拾ったじゃないですか」
ちひろ「猫を拾ってきたみたいなノリで人間一人拾うのは止めて欲しい所」
P「祖国でいざこざあって飛び出し単身日本にやってきたドバイ人少女ライラさん(16)」
ちひろ「羅列すると結構な無茶苦茶ですねしかし」
P「とりあえずバイトで生活をするも異国での生活は上手くいかず失敗したりする事も多くついには家賃も払えなくなってしまいアパートを追い出されてしまう…」
ちひろ「(改めて確認すると笑えない)」
P「もうこれは公園で野宿をするしか無いとホーレムスにクラスチェンジしていたのを俺が見つけたのが出会いのきっかけでした…」
回想
『こんな所で何してるんだ?』
『野宿ですよー』
『いや解ってるなら止めなさい、お家に帰って寝なさい』
『それがライラさんは家なき子でして』
『ん?家が無いって事は無いんじゃあないか?おそらくは家出か何かだろ?』
『…………………』
『お、当たりか、ほらそれならどうにもでなるだろ、とりあえず何処から来たのか言ってみて』
『ドバイです』
『えっ』
『ドバイです』
『………えっ』
『日本でのお家は家賃が払えないので追い出されました』
『』
『家なき子です』
『お、おう』
P「今思い出しても奇妙な出会いでしたね…ふふ」
ちひろ「ちょっと奇妙すぎる気もしますが」
P「おっと続けますね、しかしそこで引くわけにはいかない、うら若い少女が野宿など絶対駄目ですから」
ちひろ「そうですね、ただここまで追い詰められた状況だとしかるべき公共機関に連絡か、それこそ無理やりでも親御さんのいるドバイに連絡でもするしか」
P「そして俺はアイドルすればイッパイお金手に入る家賃払えるジパングエルドラドアルよとスカウトした訳です」
ちひろ「これは無駄の無い理論ですね」
P「けれどアイドルとしてお金を稼ぐのは簡単じゃありません」
ちひろ「そうですねすぐアイドルのお仕事やって貰う訳にはいきません、というかできません」
P「ええ厳しいレッスンに長い長い下積み営業その他たくさん頑張ってからです」
ちひろ「そんな輝く舞台の裏側で頑張るアイドル達はTVアニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ」を見ると良く解りますよ!」
ちひろ「現在は前期の放映を終えお休み中ですがその活躍が詰まったアイドルマスター シンデレラガールズが発売中です!!そして2巻もBlu-ray&DVDともに予約受付中です!!!」
ちひろ「みなさん一人10本は買いましょうね!!!!!!!」
P「ちなみにお休みクールの今は先輩である765アイドルの方々が活躍するアニメ「アイドルマスター」が放映中です、見てない人はもちろん見た人も是非どうぞ」
ちひろ「ぜひどうぞー」
P「あからさまにやる気を抜かない」
ちひろ「さて、それでは話の続きと行きましょう」
P「一瞬で営業スマイルから真顔に戻るちひろさんは素敵だと思います」
ちひろ「褒めないでくださいよ」
P「ハハハ、という訳ですぐお金という訳にはいきません、しかし彼女はアパートにも帰れない家なき子」
P「なのでお金が稼げるまで今日まで家で匿っていた…という訳でした」
ちひろ「年頃の少女を家に連れ込む所で悩んで欲しかったですよ」
P「そういう訳で同棲とかじゃなくてただの同居人ですよ」
ちひろ「(ご近所さんから通報とかされなかったのかなあ)」
P「ですが中々経験も積んできた事ですしお金も稼いだ事でしょう、そろそろ巣立ちの時期です」
ちひろ「ライラちゃんも今ではイベントでメイン張れる立派なアイドルになりましたからね」
P「はい、解ってくれましたか?」
ちひろ「まあ一応筋は通りますね、けど一ついいですか?女子寮を紹介しなかったのは何故です?」
P「…………」
ちひろ「そりゃスカウトした後の数日くらいなら解らなくもないですよ?でも話をそのまま信じるなら数ヶ月は一緒に住んでた事になりますよね?」
P「…はい」
ちひろ「その間に一度もプロデューサーさんが女子寮にライラちゃんを進める事を思いつかなかったとは考えにくいのですが」
P「ふっ、流石ですねちひろさんそこに気づくとは」
ちひろ「誰でも気づくと思いますが…ってまさかプロデューサーさん本当に」
P「白状します…実は俺───」
P帰った時に、誰かが家にいるのが、嬉しかったんです」
ちひろ「思ったよりピュアだった!」
P「家に帰ってただいまと言ったらただいまと返してくれる人がいるのは、すごく幸せだな─────って」
ちひろ「ただいまにはおかえりなさいだと教えてあげて下さい」
P「それで言い出せずズルズルとライラと幸せな生活を送っていたのでしてー」
ちひろ「とにかく妙な事は無かったって事ですか、幸い同居は誰にもバレてないみたいですし…ま、バレなきゃ犯罪じゃありませんしそういう事でしたら私からは特にないですね」
P「ありがとうございます…とはいえやはりこのままではいられないのと思い立ってちひろさんに話したのです」
ちひろ「発破かけて欲しかったのですか」
P「そんなところです、ですがこれでやっと踏ん切りがつきました…!この関係に終止符を打ちます!」
ちひろ「わざと勘違いされる言い方してません?まあ適当にがんばって下さいな」
P「それじゃ帰りますね、お疲れ様でした」
ちひろ「お疲れさまでした」
ピラッ
ちひろ「あれ、何か落としましたよ?ん?これってスーパーのチラシ?」
P「はい、帰りに寄っていこうかと、○ーゲンダッツが安いのでライラに買っていってやろうと」
ちひろ「…本当に終わらせる気あるんです?」
P「ハー○ンダッツに罪はありません」
………
……
…
家
P「ただいまー」
P「さてまずはアイスを冷凍庫に…?」
トトトトト
ライラ「お帰りなさいです!」
P「おうお出迎えありがとうな、でもわざわざ玄関まで来てくれなくてもいいんだぞ」
ライラ「今日ライラさん一家の主を玄関で出迎えるのは日本の礼儀と勉強しました」
P「それはそうかもだが」
ライラ「そしてもう一つです、もう一つ日本の事を知りましたお出迎えのときは…」
P「ん?」
ライラ「ご飯にしますですか?お風呂にしますですか?それとも…」
P「(っ!こ、これは伝説の古典とも言えるアレか)」
ライラ「アイスにしますですか?」
P「……………」
ライラ「三つ目は好きな物を入れると教わりましたです」
P「そうか、ほれアイスだぞ」
ライラ「おおー!?凄いです!これが伝説の古典の力なのですね!」
P「うん」
しばらくたって
P「ライラ、話がある」
ライラ「はい、どうしたでございますか?」
P「うむ、まあとりあえず座ってくれ」
ライラ「はいです」
ポス
P「…いや俺の上に座るなよ」
ライラ「駄目でしたか?」
P「嬉しい」
ライラ「うふふふふーです」
P「うふふふふ…が、駄目なのだ、真面目な話をするからさ」
ライラ「やはりそうでしたか」
P「うん?」
ライラ「わたくし何やら真面目な気配がしたのでおどけてみましたです」
P「かわいいじゃないか」
ライラ「P殿がかしこまって言うのは珍しいですからね、ここは和ませてみようと思い立ったのです」
P「ライラさんはいい子だな…けど、和むのは難しいかもしれない」
ライラ「はいです?」
P「単刀直入に言おう、ライラ、そろそろ独り立ちの時期だ」
ライラ「そんな、ひどい…です」
P「しかしだそういう訳にも」
ライラ「そんな、ひどい…です」
P「だからライラ聞いて」
ライラ「そんな、ひどい…です」
P「……………」
ライラ「そんな、ひどい…です」
P「キャンプの時紗南から何を聞いた」
ライラ「どんな言葉も聞き流せる魔法の言葉と教わりましたです」
P「キャンセルだ」
ライラ「そんなー」
P「そうして言ってくれるのは嬉しくもあるのだが、そうもいかないんだよ」」
ライラ「ライラさんに飽きてしまいましたですか?」
P「うんうん、全然飽きないぞ超楽しい」
ライラ「ならばわたくし何か至らない点でもありましたですか?」
P「ライラには問題無いよ居候自体が実は問題なんだ」
ライラ「…問題ですか?」
P「そうなの、ライラさんみたいな子と赤の他人の俺が一緒に住むってのは実は駄目なんだ」
ライラ
コメント一覧
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- 2015年06月04日 23:21
- ドバイって、確か無職だと国外追放になるんだっけ
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- 2015年06月04日 23:25
- そろそろラブライブも潰し時かな
に見えたわ
疲れてるんかな…
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- 2015年06月04日 23:30
- へぇー(゜Д゜;)
-
- 2015年06月04日 23:37
- ※2 対立煽り記事見すぎィ!マジで疲れてるわそれ
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- 2015年06月04日 23:39
- ?「ライラさんなのでしてー」
ライラ「やるならちゃんとやって欲しいのですよー」
-
- 2015年06月04日 23:40
- この状況で手を出さないヘタレP
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- 2015年06月04日 23:45
- ハーゲンダッツで…ライラさんに笑顔を…
なんか急にハーゲンダッツが食べたくなってきた。
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- 2015年06月04日 23:47
- ちっひなら勝てる…とは言い切れない数少ない勢力のひとつだよな、ライラパパ。でも本気で連れ戻そうと思えば簡単であろうに今まで何もなかったのはちっひの力かあるいは時限的とはいえ自由にさせてやろうってことなのか…掘り下げると面白いねぇ。
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- 2015年06月04日 23:50
- 16歳、か
よかれと思ってアイスを買っておきましたから、一緒にあのお城みたいな家に行きましょう!(ゲス顔)
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