雪歩「私の最強伝説です!」黒沢(大丈夫かこのお嬢ちゃん) 後編
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※この記事は雪歩「私の最強伝説です!」黒沢(大丈夫かこのお嬢ちゃん) 前編の続きです。
60: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 00:53:12.93 ID:wFYQDB4c0
雪歩「えっ?あの……?」
黒沢「ちょっと考え事を・・・・・・
おはようございます・・・」
雪歩「あの……昨日、嬉しかったです。これからよろしくお願いします」
黒沢「・・・おおっ!もちろんっ・・・もちろんだともっ・・・!」
P「あ、雪歩、社長が呼んでるよ」
雪歩「は、はい~、それでは」
黒沢「お、おうっ」
黒沢「ちょっと考え事を・・・・・・
おはようございます・・・」
雪歩「あの……昨日、嬉しかったです。これからよろしくお願いします」
黒沢「・・・おおっ!もちろんっ・・・もちろんだともっ・・・!」
P「あ、雪歩、社長が呼んでるよ」
雪歩「は、はい~、それでは」
黒沢「お、おうっ」
61: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 00:54:20.76 ID:wFYQDB4c0
―社長室―
雪歩「そ、そんなぁ~!!」
黒沢「ど、どうしたんすかっ・・・?」
社長「何・・・萩原君に・・・新たな仕事をお願いしただけさ・・・・・・!」
P「新たな仕事……?」
社長「作詞をしたまえ・・・・・・」
P「なるほど……雪歩の趣味は……詩を書くことか……」
黒沢「いやっ・・・でも、そう簡単に書けるもんではないんじゃ・・・?」
雪歩「そ、そうです~」
雪歩「そ、そんなぁ~!!」
黒沢「ど、どうしたんすかっ・・・?」
社長「何・・・萩原君に・・・新たな仕事をお願いしただけさ・・・・・・!」
P「新たな仕事……?」
社長「作詞をしたまえ・・・・・・」
P「なるほど……雪歩の趣味は……詩を書くことか……」
黒沢「いやっ・・・でも、そう簡単に書けるもんではないんじゃ・・・?」
雪歩「そ、そうです~」
63: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 00:56:52.16 ID:wFYQDB4c0
社長「・・・萩原君は、いまいちアイドルとして伸び悩んでいる・・・」
P「……」
黒沢「そんなことはないでしょ・・・?」
雪歩「……そのとおりですぅ……
他の皆と違って、アイドルランクも伸び悩んでるし……」
黒沢「そ、そんな・・・・・・」
社長「・・・少し、これまでとは違った売り出し方を模索したいと思ってね・・・」
社長「・・・そうだな・・・2週間・・・・・・
2週間で何本か・・・書いてみたまえ・・・!!」
雪歩「そ、そんなあ……」
P「雪歩、これはチャンスだ……。俺はやってみるべきだと思う」
黒沢「ぐぐぐ・・・・・・」
P「……」
黒沢「そんなことはないでしょ・・・?」
雪歩「……そのとおりですぅ……
他の皆と違って、アイドルランクも伸び悩んでるし……」
黒沢「そ、そんな・・・・・・」
社長「・・・少し、これまでとは違った売り出し方を模索したいと思ってね・・・」
社長「・・・そうだな・・・2週間・・・・・・
2週間で何本か・・・書いてみたまえ・・・!!」
雪歩「そ、そんなあ……」
P「雪歩、これはチャンスだ……。俺はやってみるべきだと思う」
黒沢「ぐぐぐ・・・・・・」
65: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 00:58:23.43 ID:wFYQDB4c0
社長「まあ・・・本決まりの企画というわけではない・・・
可能性を広げる意味でも・・・やってみたまえ・・・・・・!」
雪歩「……わかりました……」
アイドル萩原雪歩・・・早速の難局っ・・・!!
黒沢(手伝うと言った手前・・・何か助け船を出したいが・・・)
黒沢(作詞だあ・・・?国語の授業かよっ・・・・・・)
黒沢にとっては未知の領域・・・当然、行き詰まる・・・!!
黒沢(大体、オレは詩なんか書いたことねーぞ・・・・・・)
黒沢(どうすりゃいいんだ・・・・・・)
可能性を広げる意味でも・・・やってみたまえ・・・・・・!」
雪歩「……わかりました……」
アイドル萩原雪歩・・・早速の難局っ・・・!!
黒沢(手伝うと言った手前・・・何か助け船を出したいが・・・)
黒沢(作詞だあ・・・?国語の授業かよっ・・・・・・)
黒沢にとっては未知の領域・・・当然、行き詰まる・・・!!
黒沢(大体、オレは詩なんか書いたことねーぞ・・・・・・)
黒沢(どうすりゃいいんだ・・・・・・)
67: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 00:59:45.21 ID:wFYQDB4c0
―仕事終わり―
黒沢「お、お疲れ様っ・・・・・・!!」
雪歩「…………はっ、はい、お疲れ様です……」
黒沢「あのっ・・・あまり思いつめないで・・・・・・」
雪歩「は、はいっ……」フラフラ
黒沢「ああっ・・・危ない・・・フラフラしてるっ・・・!!」
黒沢(こりゃ、早く何とかしないと、仕事にも影響でるぞ・・・)
黒沢「お、お疲れ様っ・・・・・・!!」
雪歩「…………はっ、はい、お疲れ様です……」
黒沢「あのっ・・・あまり思いつめないで・・・・・・」
雪歩「は、はいっ……」フラフラ
黒沢「ああっ・・・危ない・・・フラフラしてるっ・・・!!」
黒沢(こりゃ、早く何とかしないと、仕事にも影響でるぞ・・・)
69: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:01:55.65 ID:wFYQDB4c0
黒沢(書いたことが無い人間が何か言おうったって無理な話だ)
黒沢(これはひとつ、書いてみるしかない・・・)
黒沢(しかし・・・どうすればいいのか全く分からない・・・!!)
黒沢「・・・・・・」チラッ
律子「……」ゾクッ
律子「何ですか……?じろじろ見ないで下さいよ……」
黒沢「・・・・・・」
律子「ちょ、ちょっと……なんですか?」
にじり寄る黒沢・・・・・・!
黒沢(これはひとつ、書いてみるしかない・・・)
黒沢(しかし・・・どうすればいいのか全く分からない・・・!!)
黒沢「・・・・・・」チラッ
律子「……」ゾクッ
律子「何ですか……?じろじろ見ないで下さいよ……」
黒沢「・・・・・・」
律子「ちょ、ちょっと……なんですか?」
にじり寄る黒沢・・・・・・!
71: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:04:03.00 ID:wFYQDB4c0
律子「きゃっ……」
黒沢「・・・・・・頼むっ!!詩はどうやって書けばいいんだっ!!
教えてくれっ・・・!!!」
律子「は?詩……?」
律子「よ、良くは分かりませんけど……当事者の気持ちになりきって、
当事者の気持ちを書きつづればいいんじゃないですか……?」
律子「資料として詩集なんか本棚にあったはずですから!それじゃ失礼します!!」
黒沢「なりきる・・・・・・
すまないっ!!恩にきますっ・・・!!」
律子(何なのよ……もうっ……)
黒沢「・・・・・・頼むっ!!詩はどうやって書けばいいんだっ!!
教えてくれっ・・・!!!」
律子「は?詩……?」
律子「よ、良くは分かりませんけど……当事者の気持ちになりきって、
当事者の気持ちを書きつづればいいんじゃないですか……?」
律子「資料として詩集なんか本棚にあったはずですから!それじゃ失礼します!!」
黒沢「なりきる・・・・・・
すまないっ!!恩にきますっ・・・!!」
律子(何なのよ……もうっ……)
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72: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:05:29.29 ID:wFYQDB4c0
黒沢「さて・・・本棚にあった詩集を読んだところ、色恋沙汰絡みがほとんど・・・」
黒沢「しかし今回は、萩原さんが歌う歌・・・即ち、若い女の子の気持ちになる・・・」
黒沢「オレが若い女の子だったら・・・・・・」
女黒沢っ・・・!!
黒沢「オエエっ・・・・・・馬鹿っ・・・!!」
黒沢「オレが女になるわけじゃないっ・・・!!」
黒沢(しかし・・・考えてみれば・・・不憫っ・・・
オレ子っ・・・不憫っ・・・!!!)
黒沢(若い女の子だ・・・恋の一つもしたいだろうに・・・
顔がオレなせいでっ・・・!!)
黒沢「しかし今回は、萩原さんが歌う歌・・・即ち、若い女の子の気持ちになる・・・」
黒沢「オレが若い女の子だったら・・・・・・」
女黒沢っ・・・!!
黒沢「オエエっ・・・・・・馬鹿っ・・・!!」
黒沢「オレが女になるわけじゃないっ・・・!!」
黒沢(しかし・・・考えてみれば・・・不憫っ・・・
オレ子っ・・・不憫っ・・・!!!)
黒沢(若い女の子だ・・・恋の一つもしたいだろうに・・・
顔がオレなせいでっ・・・!!)
77: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:07:21.03 ID:wFYQDB4c0
男子A「恐竜が通るぞー」
オレ子「・・・・・・」
男子B「オラっ、何か言えよ恐竜!!」ゲシッ
オレ子「あっ・・・!」
男子A「げー、オレ子菌が付くじゃん」
男子B「ほーらオレ子菌だぞー!」
男子A「ひゃー!」
オレ子「・・・・・・」
オレ子「・・・・・・」
男子B「オラっ、何か言えよ恐竜!!」ゲシッ
オレ子「あっ・・・!」
男子A「げー、オレ子菌が付くじゃん」
男子B「ほーらオレ子菌だぞー!」
男子A「ひゃー!」
オレ子「・・・・・・」
78: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:08:51.75 ID:wFYQDB4c0
オレ子「あの・・・・・・これ、読んでください」
男子C「は?」
男子D「ヒュー、ラブレターじゃん」
男子C「手前っ、ふざけんなよっ・・・!!」
オレ子「え・・・・・・?」
男子C「オレがお前みてーなの相手にするわけねーだろっ!!」
オレ子「そ、そんな・・・・・・」
男子C「俺に近寄るんじゃね―ぞ」
男子C「は?」
男子D「ヒュー、ラブレターじゃん」
男子C「手前っ、ふざけんなよっ・・・!!」
オレ子「え・・・・・・?」
男子C「オレがお前みてーなの相手にするわけねーだろっ!!」
オレ子「そ、そんな・・・・・・」
男子C「俺に近寄るんじゃね―ぞ」
79: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:10:17.53 ID:wFYQDB4c0
黒沢「ふざけるなっ・・・!!馬鹿ども・・・」
黒沢「それは禁じ手っ・・・人として・・・そればっかりは
やっちゃいけない行為っ・・・・・・!!」
黒沢「大体、お前らの何人かは・・・大人になって思う・・・
あんとき、オレ子にいっときゃよかったっ!!・・・と・・・」
黒沢「泣くなっ・・・泣くんじゃないっ・・・オレ子っ・・・」
黒沢「お前の良さ・・・分かる男が・・・きっと現れるっ・・・!!」
黒沢「・・・自分を・・・否定するんじゃないっ・・・!!」
黒沢「それは禁じ手っ・・・人として・・・そればっかりは
やっちゃいけない行為っ・・・・・・!!」
黒沢「大体、お前らの何人かは・・・大人になって思う・・・
あんとき、オレ子にいっときゃよかったっ!!・・・と・・・」
黒沢「泣くなっ・・・泣くんじゃないっ・・・オレ子っ・・・」
黒沢「お前の良さ・・・分かる男が・・・きっと現れるっ・・・!!」
黒沢「・・・自分を・・・否定するんじゃないっ・・・!!」
81: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:12:12.04 ID:wFYQDB4c0
―次の日 事務所―
P「黒沢さん、黒沢さん!!」
黒沢「・・・ん・・・?ああっ?!寝てたのかっ・・・?!オレは?」
P「ええ、ちょっと寒いので、起こしておこうかなと」
黒沢「そ、それはありがとうございます・・・い、今は何時だ・・・?」
P「あ、まだ始業には時間がありますよ。
事務所が温まるまで朝ご飯でも食べてきては?」
黒沢「・・・ではお言葉に甘えて・・・」
P「……それは……?」
P「黒沢さん、黒沢さん!!」
黒沢「・・・ん・・・?ああっ?!寝てたのかっ・・・?!オレは?」
P「ええ、ちょっと寒いので、起こしておこうかなと」
黒沢「そ、それはありがとうございます・・・い、今は何時だ・・・?」
P「あ、まだ始業には時間がありますよ。
事務所が温まるまで朝ご飯でも食べてきては?」
黒沢「・・・ではお言葉に甘えて・・・」
P「……それは……?」
83: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:13:38.96 ID:wFYQDB4c0
黒沢「風呂道具です・・・近所で朝からやってる銭湯を見つけまして・・・」
P「はあ……」
黒沢「・・・・・・加齢臭がですね・・・・・・」
P「そんな……そんなの誰も気にしませんよ……」
黒沢「いえ・・・加齢臭ってのは・・・疲れい臭だから・・・」
P「は……?」
黒沢「齢を重ねてしまうと・・・日頃の疲れが臭いになって出てくるっ・・・
だから若い人間は加齢臭を嫌うっ・・・!!そう、思うんですよ・・・」
P「はあ……」
黒沢「ちょっと、行ってきます・・・」
P「いってらしゃい……」
P「ふーむ、何を言っているか分からなかった……」
P「おや……?このノートは……」
P「はあ……」
黒沢「・・・・・・加齢臭がですね・・・・・・」
P「そんな……そんなの誰も気にしませんよ……」
黒沢「いえ・・・加齢臭ってのは・・・疲れい臭だから・・・」
P「は……?」
黒沢「齢を重ねてしまうと・・・日頃の疲れが臭いになって出てくるっ・・・
だから若い人間は加齢臭を嫌うっ・・・!!そう、思うんですよ・・・」
P「はあ……」
黒沢「ちょっと、行ってきます・・・」
P「いってらしゃい……」
P「ふーむ、何を言っているか分からなかった……」
P「おや……?このノートは……」
84: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:15:05.17 ID:wFYQDB4c0
―始業時間―
黒沢「いやー、すっかりギリギリになっちゃって・・・
遅れてスンマセン・・・・・・」
雪歩「このフレーズがすごくいいですぅ!!」
P「ああ、ストレートな思いが伝わってくる」
黒沢「・・・?何を見てるんですかっと・・・・・・」
雪歩「このノートですぅ」
黒沢「ん?それどっかで見たことあるような・・・・・・」
黒沢「ってオレのかいっ・・・!!」
黒沢「いやー、すっかりギリギリになっちゃって・・・
遅れてスンマセン・・・・・・」
雪歩「このフレーズがすごくいいですぅ!!」
P「ああ、ストレートな思いが伝わってくる」
黒沢「・・・?何を見てるんですかっと・・・・・・」
雪歩「このノートですぅ」
黒沢「ん?それどっかで見たことあるような・・・・・・」
黒沢「ってオレのかいっ・・・!!」
85: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:16:37.83 ID:wFYQDB4c0
P「黒沢さんっ……雪歩の参考になるようにわざわざ自分で作詞を……」
雪歩「…私、感動しました……
特にこの、自分を否定するな……っていうところ……」
P「女性視点なのに、普遍的なメッセージを込めているんだね」
黒沢「ぐわわわわ・・・・・・冷静に解説しないでくれっ・・・!!」
小鳥「へぇ……どんなのですか?」
真「興味あるなあ」
律子「昨日の話はコレだったんですね……」
雪歩「…私、感動しました……
特にこの、自分を否定するな……っていうところ……」
P「女性視点なのに、普遍的なメッセージを込めているんだね」
黒沢「ぐわわわわ・・・・・・冷静に解説しないでくれっ・・・!!」
小鳥「へぇ……どんなのですか?」
真「興味あるなあ」
律子「昨日の話はコレだったんですね……」
86: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:18:01.61 ID:wFYQDB4c0
雪歩「あ、皆、凄いんだよ!これとか!」
黒沢「止めろーっ・・・!!」
あずさ「こんな繊細な詞を書けるなんて……」
伊織「……ふんっ、まあよくある内容だけど悪くは無いんじゃない?」
亜美「ゆきぴょんのために恥を捨てましたなー」
真美「ラブアンドピースですなー」
やよい「学校で配ってもいいですかー?」
黒沢「止めてくれっ、褒めるなっ・・・・・・!!」
黒沢「止めろーっ・・・!!」
あずさ「こんな繊細な詞を書けるなんて……」
伊織「……ふんっ、まあよくある内容だけど悪くは無いんじゃない?」
亜美「ゆきぴょんのために恥を捨てましたなー」
真美「ラブアンドピースですなー」
やよい「学校で配ってもいいですかー?」
黒沢「止めてくれっ、褒めるなっ・・・・・・!!」
88: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:19:29.70 ID:wFYQDB4c0
雪歩「黒沢さんっ……ありがとうございます……
私、頑張ってみます!!」
黒沢の長年積み重ねた妄想癖・・・!!
産まれて初めて役に立つ・・・・・・!!
しかし、黒沢には、精神的外傷・・・いわゆるトラウマ・・・
トラウマ級の出来事っ・・・
私、頑張ってみます!!」
黒沢の長年積み重ねた妄想癖・・・!!
産まれて初めて役に立つ・・・・・・!!
しかし、黒沢には、精神的外傷・・・いわゆるトラウマ・・・
トラウマ級の出来事っ・・・
90: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:21:27.24 ID:wFYQDB4c0
―作詞締切日―
社長「・・・萩原君、どうかね・・・?」
雪歩「はいっ……出来ました……」
P「……」ゴクリ
黒沢(頼むっ・・・・・・)
社長「ほう・・・見せてもらおうか・・・」
社長「・・・萩原君、どうかね・・・?」
雪歩「はいっ……出来ました……」
P「……」ゴクリ
黒沢(頼むっ・・・・・・)
社長「ほう・・・見せてもらおうか・・・」
92: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:23:00.58 ID:wFYQDB4c0
…………
……
…
社長「これは・・・いけるな・・・」
雪歩「っ!!本当ですか?」
社長「ああ、どこか懐かしい気分になる歌詞だ・・・」
P「では社長!!」
社長「早速、作曲家に打診だっ・・・!どこか懐かしい雰囲気の曲を付けよう・・・」
P「ええ、そうですね!!」
雪歩「黒沢さんのおかげですぅ!!」
社長「ほう・・・・・・」
黒沢「いや・・・オレは何にもしてないっつーか・・・
あの話は蒸し返さないで欲しいっつーか・・・」
……
…
社長「これは・・・いけるな・・・」
雪歩「っ!!本当ですか?」
社長「ああ、どこか懐かしい気分になる歌詞だ・・・」
P「では社長!!」
社長「早速、作曲家に打診だっ・・・!どこか懐かしい雰囲気の曲を付けよう・・・」
P「ええ、そうですね!!」
雪歩「黒沢さんのおかげですぅ!!」
社長「ほう・・・・・・」
黒沢「いや・・・オレは何にもしてないっつーか・・・
あの話は蒸し返さないで欲しいっつーか・・・」
94: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:25:14.34 ID:wFYQDB4c0
社長「往年の名曲のカバー・・・なども当たるかもしれんな・・・」
黒沢「・・・・・・いえ・・・
それは止めときましょう・・・・・・」
社長「・・・ほう・・・?」
黒沢「昔の曲ってのは・・・それぞれの時代ごと・・・
聞く人間によって思い出が・・・パンパンに詰め込まれてます・・・」
黒沢「萩原さんが・・・そういうのを歌うと・・・イメージが・・・
昔の思い出に引っ張られるっ・・・!!」
黒沢「昔の曲は・・・素の萩原さんというか・・・その萩原さんが浸透してからでも遅くないっ
・・・と・・・思うんですが・・・」
雪歩「黒沢さん……」
P「なるほど……」
社長「・・・ふむ・・・君の熱い思いは分かった・・・
萩原君の歌が売れるように・・・精進したまえっ・・・・・・!!」
黒沢「・・・・・・いえ・・・
それは止めときましょう・・・・・・」
社長「・・・ほう・・・?」
黒沢「昔の曲ってのは・・・それぞれの時代ごと・・・
聞く人間によって思い出が・・・パンパンに詰め込まれてます・・・」
黒沢「萩原さんが・・・そういうのを歌うと・・・イメージが・・・
昔の思い出に引っ張られるっ・・・!!」
黒沢「昔の曲は・・・素の萩原さんというか・・・その萩原さんが浸透してからでも遅くないっ
・・・と・・・思うんですが・・・」
雪歩「黒沢さん……」
P「なるほど……」
社長「・・・ふむ・・・君の熱い思いは分かった・・・
萩原君の歌が売れるように・・・精進したまえっ・・・・・・!!」
95: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:27:29.62 ID:wFYQDB4c0
―CDリリース後―
P「売れたなー!!」
社長「・・・売れたね・・・」ニヤリ
雪歩「し、信じられないですぅ……皆さんのおかげですぅ……」
律子「何言ってるの。雪歩の実力の勝利よ」
黒沢(良かったっ・・・・・・!!)
曲の完成後・・・事務所を挙げての奔走・・・!!
それが効いたか・・・詞の力か・・・
遂に事務所で一番の売り上げを記録っ・・・!!
P「売れたなー!!」
社長「・・・売れたね・・・」ニヤリ
雪歩「し、信じられないですぅ……皆さんのおかげですぅ……」
律子「何言ってるの。雪歩の実力の勝利よ」
黒沢(良かったっ・・・・・・!!)
曲の完成後・・・事務所を挙げての奔走・・・!!
それが効いたか・・・詞の力か・・・
遂に事務所で一番の売り上げを記録っ・・・!!
98: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:28:42.60 ID:wFYQDB4c0
P「それでな……次の曲と……」
雪歩「?」
P「年末のスーパーLIVEの出演が決まったぞ!!」
雪歩「ひ、ひえぇ!!」
黒沢「なーに、今の萩原さんには勢いがあるっ・・・!大丈夫っ!!」
雪歩「そ、そうですか……?まだまだ自信はないんですけど……」
黒沢「・・・大丈夫っ・・・いつもオレ達が付いてる・・・
萩原さんがっ・・・実力を発揮できるようにっ・・・・・・!!」
雪歩「そ、そうですね……」
雪歩「?」
P「年末のスーパーLIVEの出演が決まったぞ!!」
雪歩「ひ、ひえぇ!!」
黒沢「なーに、今の萩原さんには勢いがあるっ・・・!大丈夫っ!!」
雪歩「そ、そうですか……?まだまだ自信はないんですけど……」
黒沢「・・・大丈夫っ・・・いつもオレ達が付いてる・・・
萩原さんがっ・・・実力を発揮できるようにっ・・・・・・!!」
雪歩「そ、そうですね……」
101: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:30:24.10 ID:wFYQDB4c0
―スーパーLIVE当日―
雪歩「ふぇぇ……や、やっぱり緊張しますー……」
P「これだけ規模の大きい生放送は初めてだからな
緊張するなと言っても無理な話さ」
雪歩「そ、そういうものですか……?」
黒沢「萩原さんっ・・・オレ・・・ライブ中でも分かるように
デカい声で応援するっ・・・!!」
雪歩「は、はい!」
黒沢「オレに気づいたら手を振ってくれ」
P「さて……そろそろスタンバイも近いかな……」
雪歩「その……もう少しだけチェックを……」
P「分かった分かった」
雪歩「ふぇぇ……や、やっぱり緊張しますー……」
P「これだけ規模の大きい生放送は初めてだからな
緊張するなと言っても無理な話さ」
雪歩「そ、そういうものですか……?」
黒沢「萩原さんっ・・・オレ・・・ライブ中でも分かるように
デカい声で応援するっ・・・!!」
雪歩「は、はい!」
黒沢「オレに気づいたら手を振ってくれ」
P「さて……そろそろスタンバイも近いかな……」
雪歩「その……もう少しだけチェックを……」
P「分かった分かった」
102: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:31:53.67 ID:wFYQDB4c0
―会場―
黒沢「行ったか・・・ふーむ、
この段階に至るとあとは応援しかすることが無い・・・」
浅井「黒沢さーんっ・・・!!」
坂口「本当だったんですね・・・アイドル事務所に就職したって・・・」
穴平建設・・・黒沢の人脈・・・かつての黒沢一派集結っ・・・!!
黒沢「行ったか・・・ふーむ、
この段階に至るとあとは応援しかすることが無い・・・」
浅井「黒沢さーんっ・・・!!」
坂口「本当だったんですね・・・アイドル事務所に就職したって・・・」
穴平建設・・・黒沢の人脈・・・かつての黒沢一派集結っ・・・!!
104: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:33:29.00 ID:wFYQDB4c0
黒沢「例のものは用意してきただろうな・・・?」
浅井「もちろんっ!!」
黒沢「・・・よしっ!!頼むぞ・・・お前らっ・・・!!」
小野「まかしといてくださいっ・・・!!」
黒沢「・・・仲根は・・・?」
小野「あのデカい中学生なら・・・中に知り合いがいるとかで・・・
中に入って行きましたけど?」
黒沢「はあっ?くそっ・・・困るじゃないか・・・ちょっと見てくる」
浅井「もちろんっ!!」
黒沢「・・・よしっ!!頼むぞ・・・お前らっ・・・!!」
小野「まかしといてくださいっ・・・!!」
黒沢「・・・仲根は・・・?」
小野「あのデカい中学生なら・・・中に知り合いがいるとかで・・・
中に入って行きましたけど?」
黒沢「はあっ?くそっ・・・困るじゃないか・・・ちょっと見てくる」
106: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:35:22.97 ID:wFYQDB4c0
―関係者以外立ち入り禁止―
黒沢「仲根の知り合いっつーと・・・いつかのスタッフの兄ちゃんか・・・?」
仲根「兄さんっ・・・」
黒沢「仲根っ・・・だめじゃないか」
仲根「静かにっ・・・!」
黒沢「・・・?」
仲根「聞いてください・・・」
黒沢「仲根の知り合いっつーと・・・いつかのスタッフの兄ちゃんか・・・?」
仲根「兄さんっ・・・」
黒沢「仲根っ・・・だめじゃないか」
仲根「静かにっ・・・!」
黒沢「・・・?」
仲根「聞いてください・・・」
108: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:36:53.72 ID:wFYQDB4c0
黒井「頼むよー」
スタッフ「そ、そんなこと・・・できませんっ・・・」
黒井「ははは、何もずっと止めろって言ってるわけじゃないんだよ」
黒井「ほんの一分…いや、30秒…萩原雪歩の曲を止めてくれればいいんだ」
黒井「あのメンタルの弱いアイドルのことだ、その程度でも実力を発揮できまい」
スタッフ「しかし・・・」
黒井「なーに、この程度のトラブルは、あとで取り返しがつくように
スケジュールは組んである。心配はいらない」
黒井「君の仕業だとばれないように…私が上に口添えするから……」
スタッフ「でもっ・・・!!」
黒井「……一スタッフのクビくらい…飛ばすのは簡単なんだよ……?」
スタッフ「くっ・・・」
黒井「じゃあ、頼んだよ……」
スタッフ「そ、そんなこと・・・できませんっ・・・」
黒井「ははは、何もずっと止めろって言ってるわけじゃないんだよ」
黒井「ほんの一分…いや、30秒…萩原雪歩の曲を止めてくれればいいんだ」
黒井「あのメンタルの弱いアイドルのことだ、その程度でも実力を発揮できまい」
スタッフ「しかし・・・」
黒井「なーに、この程度のトラブルは、あとで取り返しがつくように
スケジュールは組んである。心配はいらない」
黒井「君の仕業だとばれないように…私が上に口添えするから……」
スタッフ「でもっ・・・!!」
黒井「……一スタッフのクビくらい…飛ばすのは簡単なんだよ……?」
スタッフ「くっ・・・」
黒井「じゃあ、頼んだよ……」
109: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:38:56.17 ID:wFYQDB4c0
黒沢「・・・あの野郎っ・・・いつかの嫌な社長じゃねーか・・・!!」
スタッフ「く、黒沢さんっ・・・・・・!!」
黒沢「おうっ・・・」
仲根「あの野郎・・・許せねえ・・・追いかけてぶん殴ってやるかい?」
黒沢「いや・・・・・・」
黒沢「それだと・・・この兄ちゃんの仕事はどうなる・・・」
スタッフ「・・・!!」
黒沢「この兄ちゃんは指示通りにした・・・しかしライブは無事終了・・・
こういう筋書きが一番いい」
スタッフ「く、黒沢さんっ・・・・・・!!」
黒沢「おうっ・・・」
仲根「あの野郎・・・許せねえ・・・追いかけてぶん殴ってやるかい?」
黒沢「いや・・・・・・」
黒沢「それだと・・・この兄ちゃんの仕事はどうなる・・・」
スタッフ「・・・!!」
黒沢「この兄ちゃんは指示通りにした・・・しかしライブは無事終了・・・
こういう筋書きが一番いい」
111: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:41:11.80 ID:wFYQDB4c0
黒沢「もし何か起こっても・・・見学の中学生のちょっとした悪戯っ・・・
厳重注意で済む・・・こういう感じがいい・・・」
仲根「ちゅ、中学生って・・・オレ・・・?」
黒沢「他に誰がいる・・・?」
スタッフ「し、しかし・・・黒沢さんの・・・萩原雪歩ちゃん・・・
大丈夫なんですか・・・?」
黒沢「・・・大丈夫にするっ・・・!!聞けっ、お前らっ・・・!!!」
厳重注意で済む・・・こういう感じがいい・・・」
仲根「ちゅ、中学生って・・・オレ・・・?」
黒沢「他に誰がいる・・・?」
スタッフ「し、しかし・・・黒沢さんの・・・萩原雪歩ちゃん・・・
大丈夫なんですか・・・?」
黒沢「・・・大丈夫にするっ・・・!!聞けっ、お前らっ・・・!!!」
112: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:42:42.81 ID:wFYQDB4c0
―ライブ 雪歩の出番―
雪歩「ううう……」
P(予想以上に緊張しているな……)
P「雪歩、普段通りだ」
雪歩「は、はいい……」
雪歩(駄目だ……全然緊張が取れない……
こんな大舞台で……失敗……そんな……)
AD「萩原雪歩さん、スタンバイです」
P(くそっ、もう出番か……)
雪歩「はははいぃ……」
雪歩「ううう……」
P(予想以上に緊張しているな……)
P「雪歩、普段通りだ」
雪歩「は、はいい……」
雪歩(駄目だ……全然緊張が取れない……
こんな大舞台で……失敗……そんな……)
AD「萩原雪歩さん、スタンバイです」
P(くそっ、もう出番か……)
雪歩「はははいぃ……」
114: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:44:10.06 ID:wFYQDB4c0
―舞台上―
ワーワー!!! ユキホチャーン!!!
雪歩(凄い人……)
雪歩(あれ……私……何してるんだろう……)
雪歩(歌……歌わなきゃ……え?歌……?)
雪歩(こ、声が……出ないかも……)
客「あれ……?何か曲始めるの遅くね……?」
客「雪歩ちゃん出てきてるけど……」
ワーワー!!! ユキホチャーン!!!
雪歩(凄い人……)
雪歩(あれ……私……何してるんだろう……)
雪歩(歌……歌わなきゃ……え?歌……?)
雪歩(こ、声が……出ないかも……)
客「あれ……?何か曲始めるの遅くね……?」
客「雪歩ちゃん出てきてるけど……」
117: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:46:29.00 ID:wFYQDB4c0
ユキホー!!! ユキホー!!!
雪歩(……!!)
黒沢「雪歩ぉー!!!」
雪歩「黒沢さんっ!!!」
黒沢の出で立ち・・・
萩原雪歩Tシャツ・・・!
萩原雪歩ハッピにバンダナ・・・!!
さらにはのぼりっ・・・のぼりには・・・『ラブリー雪歩』の文字っ!!!
雪歩(……!!)
黒沢「雪歩ぉー!!!」
雪歩「黒沢さんっ!!!」
黒沢の出で立ち・・・
萩原雪歩Tシャツ・・・!
萩原雪歩ハッピにバンダナ・・・!!
さらにはのぼりっ・・・のぼりには・・・『ラブリー雪歩』の文字っ!!!
120: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:47:52.65 ID:wFYQDB4c0
黒沢「お前らっ!!」
浅井「はいっ!!」
黒沢組・・・!!垂れ幕を準備・・・!!!
そこに書かれた文字は・・・
『君が目指したアイドルにきっとなれる』
黒沢に気圧され・・・
大人数が集まるライブとは思えないほどの静寂っ・・・・・・
浅井「はいっ!!」
黒沢組・・・!!垂れ幕を準備・・・!!!
そこに書かれた文字は・・・
『君が目指したアイドルにきっとなれる』
黒沢に気圧され・・・
大人数が集まるライブとは思えないほどの静寂っ・・・・・・
121: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:50:01.78 ID:wFYQDB4c0
黒沢「雪歩っ・・・!!!思い出せっ・・・!!!
アイドルに賭ける思い・・・曲に込めた思いをっ・・・!!!」
黒井(高木め……!!)
黒井「くそっ……何をしてる……警備員っ…!!」
雪歩「……」キリッ
雪歩「いええええええええええええい!!!」
観客「うおおおおおおおおおおおお!!!」
黒沢(今だっ・・・!!!)
仲根「合図だっ・・・」
スタッフ「良い頃合いですっ!」
黒沢(行けっ!!『自分REST@RT』!!!)
このタイミングでっ・・・音楽スタートっ・・・!!
アイドルに賭ける思い・・・曲に込めた思いをっ・・・!!!」
黒井(高木め……!!)
黒井「くそっ……何をしてる……警備員っ…!!」
雪歩「……」キリッ
雪歩「いええええええええええええい!!!」
観客「うおおおおおおおおおおおお!!!」
黒沢(今だっ・・・!!!)
仲根「合図だっ・・・」
スタッフ「良い頃合いですっ!」
黒沢(行けっ!!『自分REST@RT』!!!)
このタイミングでっ・・・音楽スタートっ・・・!!
123: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:51:57.05 ID:wFYQDB4c0
―昨日までの生き方を否定するだけじゃなくて
これから進む道が見えてきた
弱いだけの女より我慢とか背伸びしても
カッコつけた自分が好きだから―
警備員「こらっ、お前っ、こっちにこいっ!」
黒沢「ああ・・・分かってるよ・・・」
―会場外―
警備員「進行を止めやがってっ・・・不届きものっ・・・!!」
黒沢「すまねえな・・・」
これから進む道が見えてきた
弱いだけの女より我慢とか背伸びしても
カッコつけた自分が好きだから―
警備員「こらっ、お前っ、こっちにこいっ!」
黒沢「ああ・・・分かってるよ・・・」
―会場外―
警備員「進行を止めやがってっ・・・不届きものっ・・・!!」
黒沢「すまねえな・・・」
125: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:53:13.37 ID:wFYQDB4c0
北斗「……離してあげなよ」
警備員「ん?」
北斗「さっきのは、演出の一部さ」
北斗「ウチの社長が勘違いしただけでね」
警備員「そ、そうなんですか?」
北斗「出演者が言ってるんだ、間違いはないよ」
警備員「そ、そうですか・・・失礼しました・・・」
警備員「ん?」
北斗「さっきのは、演出の一部さ」
北斗「ウチの社長が勘違いしただけでね」
警備員「そ、そうなんですか?」
北斗「出演者が言ってるんだ、間違いはないよ」
警備員「そ、そうですか・・・失礼しました・・・」
127: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:55:47.39 ID:wFYQDB4c0
style="padding-left:15.0px;margin-bottom:50.0px;margin-top:30.0px;line-height:1.0;">黒沢「助かったっ・・・ありがとうっ・・・」
北斗「いや……ウチの社長が原因だから」
黒沢「あ・・・あんた・・・あの社長の所の・・・・・・」
北斗「ええ……」
黒沢「・・・いいのか?こんな・・・社長に知れたら大変なんじゃ・・・?」
北斗「何、分かりはしないよ……」
黒沢「そうか・・・恩にきるっ・・・」
北斗「ほら、早くしないと、歌が終わっちゃうよ」
黒沢「お、おおっ、そうだっ・・・それじゃあ、ありがとうっ・・・!!」
北斗(765プロ……いいスタッフがいる……)
北斗「いや……ウチの社長が原因だから」
黒沢「あ・・・あんた・・・あの社長の所の・・・・・・」
北斗「ええ……」
黒沢「・・・いいのか?こんな・・・社長に知れたら大変なんじゃ・・・?」
北斗「何、分かりはしないよ……」
黒沢「そうか・・・恩にきるっ・・・」
北斗「ほら、早くしないと、歌が終わっちゃうよ」
黒沢「お、おおっ、そうだっ・・・それじゃあ、ありがとうっ・・・!!」
北斗(765プロ……いいスタッフがいる……)
129: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:57:17.16 ID:wFYQDB4c0
―ライブ後―
P「雪歩っ、最高だった!!」
雪歩「あ、ありがとうございますっ」
雪歩「え、えっと……?」
P「黒沢さん?」
黒沢「・・・いやー、その、この度は・・・大変なことをしでかしまして・・・」
雪歩「黒沢さーん!!」
黒沢「うおっ・・・!!」
雪歩「ありがとうございました…!!」
P「雪歩っ、最高だった!!」
雪歩「あ、ありがとうございますっ」
雪歩「え、えっと……?」
P「黒沢さん?」
黒沢「・・・いやー、その、この度は・・・大変なことをしでかしまして・・・」
雪歩「黒沢さーん!!」
黒沢「うおっ・・・!!」
雪歩「ありがとうございました…!!」
130: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 01:59:21.75 ID:wFYQDB4c0
黒沢・・・齢40を過ぎて・・・初めて・・・
初めて女の子に抱きつかれるっ・・・!!
社長「・・・やはり雇って良かったろう・・・?」
律子「……まだまだ……トップアイドルの道はここからですよ」
小鳥「ふふ……素直じゃないんだから」
律子(この人私と一緒に陰口言ってたのに……)
初めて女の子に抱きつかれるっ・・・!!
社長「・・・やはり雇って良かったろう・・・?」
律子「……まだまだ……トップアイドルの道はここからですよ」
小鳥「ふふ……素直じゃないんだから」
律子(この人私と一緒に陰口言ってたのに……)
131: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 02:01:00.32 ID:wFYQDB4c0
―その後―
坂口「萩原雪歩ちゃんの仕事の成功を祝って・・・」
皆「かんぱーい!!」
黒沢「いやー・・・どうもどうも・・・」
黒沢「オレは幸せだっ・・・お前らのような仲間を持って・・・」
しかし、黒沢は知らないのだった・・・
ライブの際の黒沢の格好、行動・・・
そして、警備員に連行されたこと・・・
これらから導き出される答え・・・
それはっ・・・黒沢は、再就職などしていないっ・・・
そして、辛い現実から逃げるために・・・アイドルにハマった・・・!!
黒沢一派が、このように勘違いしていることを・・・
坂口「萩原雪歩ちゃんの仕事の成功を祝って・・・」
皆「かんぱーい!!」
黒沢「いやー・・・どうもどうも・・・」
黒沢「オレは幸せだっ・・・お前らのような仲間を持って・・・」
しかし、黒沢は知らないのだった・・・
ライブの際の黒沢の格好、行動・・・
そして、警備員に連行されたこと・・・
これらから導き出される答え・・・
それはっ・・・黒沢は、再就職などしていないっ・・・
そして、辛い現実から逃げるために・・・アイドルにハマった・・・!!
黒沢一派が、このように勘違いしていることを・・・
133: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 02:02:58.58 ID:wFYQDB4c0
浅井「でも、黒沢さん、本当に雪歩ちゃんのこと好きになってたりして~」
黒沢「馬鹿野郎っ・・・・・・!
まあ、でも・・・・・・確かに惚れる・・・!」
坂口(重症だっ・・・・・・!!)
黒沢「オレが・・・中学生だったらな・・・・・・」
浅井(まあ・・・)
坂口(・・・ギリギリ踏みとどまってる・・・犯罪行為はしないだろう・・・)
黒沢「馬鹿野郎っ・・・・・・!
まあ、でも・・・・・・確かに惚れる・・・!」
坂口(重症だっ・・・・・・!!)
黒沢「オレが・・・中学生だったらな・・・・・・」
浅井(まあ・・・)
坂口(・・・ギリギリ踏みとどまってる・・・犯罪行為はしないだろう・・・)
136: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 02:05:53.18 ID:wFYQDB4c0
黒沢「がはははははっ!!」
黒沢「それでな、そのときオレの雪歩がっ・・・・・・」
坂口(いつの間にか・・・オレの呼ばわり・・・これはいかん・・・!!)
浅井「く、黒沢さん・・・飲んで飲んで・・・
チケット代だって馬鹿にならないんだから・・・・・・」ボロボロ
坂口「そうですよ・・・飲んで飲んで・・・」ボロボロ
黒沢「お前ら・・・オレと雪歩の成功を泣いて喜んでくれるとは・・・
オレは幸せだっ・・・ありがとう・・・・・・!!」
結局、この誤解が解けるのは更に3か月後のことであった・・・!!
終わり
黒沢「それでな、そのときオレの雪歩がっ・・・・・・」
坂口(いつの間にか・・・オレの呼ばわり・・・これはいかん・・・!!)
浅井「く、黒沢さん・・・飲んで飲んで・・・
チケット代だって馬鹿にならないんだから・・・・・・」ボロボロ
坂口「そうですよ・・・飲んで飲んで・・・」ボロボロ
黒沢「お前ら・・・オレと雪歩の成功を泣いて喜んでくれるとは・・・
オレは幸せだっ・・・ありがとう・・・・・・!!」
結局、この誤解が解けるのは更に3か月後のことであった・・・!!
終わり
141: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 02:07:44.12 ID:hA+rcgO60
おもろかった
147: SS速報 投稿日:2012/12/31(月) 02:09:45.44 ID:mVXTpXdM0
乙
アジフライが食べたくなった
アジフライが食べたくなった
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