山口県障害者施設2度目となる虐待の疑いが浮上しています。

画像:【事件のあった障害者施設「大藤園」】
事件のあった障害者施設「大藤園」
http://kaisei-kai.jp/ofujien/

4日、同県下関市の障害者施設「大藤園」に通っている20代の知的障害者に対し、男性職員が

何度も頭を叩いたり、平手打ちをしたり、別の職員らも蹴ったり、段ボールを投げつけたり、

「間違ったらぶちころすぞ」
「バカたれが」「ばーか ハハハ」
「今日メシなしよ おつ」

などの暴言を吐く虐待が日常的にあった疑いが強まり、同市が立ち入り検査を行いました。

画像:【頭を殴る瞬間】
頭を殴る瞬間

画像:【頭を叩く】
頭を叩く

画像:【段ボールを頭上に投げつける】
段ボールを頭上に投げつける

この施設に関しては、昨年5月にも

「虐待が行われている」

との匿名通報が市に寄せられ、立ち入り検査をしましたが、当時は虐待行為を確認できませんでした。

今回の容疑については、同施設につとめる職員から内部告発があり、犯行の様子を隠し撮りした証拠

映像が決定的となりました。

同施設は容疑を認めた上、公式サイトに次の謝罪文を掲載しました。

お詫び

今回の当施設職員による暴行等の虐待に関しましては、ご利用者様及びご家族様をはじめ、平素障害福祉に対し温かいご支援とご理解を賜っておりました多くの皆様のご期待に反し、また、他施設、行政、関係機関の皆様が、日々、障害福祉をより良いものへと努力されている最中、この不祥事により大変な影響を受けられたことに衷心より厚くお詫び申し上げます。

皆様よりいただきましたご叱責やご意見等は、真摯に受け止め今後の第三者による調査委員会において報告させていただき、不祥事の発生原因の解明を初め、あらゆる角度から再発防止改善策の策定に努めて参ります。

なお、今回、暴力行為を行いました職員に対しましては懲戒解雇処分、暴言等を行った職員につきましては検証の上、以後処分を決定いたします。

今後は、障害福祉の使命を再認識し信頼回復に努めて参りたいと存じます。
この度は、大変申し訳ございませんでした。

井上昌士施設長(53)は

「あってはならないこと。利用者の気持ちを考えると大変申し訳ない」

などと話していますが、作業机の上に両足をドカッと乗せ、後ろで知的障害者に肩を揉ませ、大アクビをしな

がら、携帯電話をいじる様子も内部告発の映像には映し出されています。

井上昌士施設長

またこの施設には、国や県から毎月約900万円の助成金(=税金)が出ているとのこと。

全国で知的障害者を支援する施設で暴力があったと通報された件数は2013年度調査で 1860件に上り、

前の年より倍増しています。

動画:【告発された障害者施設「大藤園」での虐待の様子】

本当にひどい施設ですが、市もあまりアテになりませんね・・

昨年、千葉県の障害者施設では市の立ち入り検査が3回ありながら、その後、職員が利用者を暴行死させ

る事件も起きています。

一般人ならばある程度自分の身を守れますが、知的障害者の場合、親御さんがしっかり守ってあげなけれ

ばほかに頼るところがありません。