お勧め短編集を羅列的に紹介!
まじで面白い珠玉の短編集ですので、是非読んで頂きたい。


『Present for me 石黒正数短編集』(石黒正数)
『それでも町は廻っている』ファンなら読むべき必読の一冊。7つの短編が収録されている。表題作の「Present for me」が本当に素晴らしい!ラストの演出は舌を巻くというものである。読み終わって表紙を見るとね胸が熱くなる。他の短編も読み応え有り。
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『SHORT GAME』(あだち充)
あだち充先生の短編で紡ぐ高校野球。どのエピソードも珠玉と言うに相応しい。ショートプログラムより面白い(断言)。あだち先生がラブコメ&高校野球を題材にすれば名作に決まっている。あだち充を堪能できる。
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『式の前日』(穂積)
式の前日 (フラワーコミックスα)
穂積
小学館 (2013-04-26)
6話収録の短編。表題作の「式の前日」は社会人3年目の男の視点で描かれる結婚式の前日の話。読み終わった後にグッとくるし余韻が残る。また、どの話もラストにちょっとした「仕掛け」があったりする。お勧め

『恋の神様』(古味直志)
『ニセコイ』の原型がここにある!まあ小野寺さんは出てこないんですけど。また、ファンタジー系作品が多くどれもなかなかどうして。「island」「ウィリアムス」がお勧め。少年達が小さな世界から大きな世界繋がる様は良い。
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『鳥山明◯作劇場』(鳥山明)
僕等の世代にとっては漫画の神様は手塚治虫先生ではなく鳥山明先生なのである。『ドラゴンボール』の原型や『Dr.スランプ』の原型、どの短編集も熟読したものです。今読んでもめがっさ面白い。若い人に読んで貰いたい。
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『おひっこし』(沙村広明)
俺内部大学漫画の堂々1位に君臨し続ける『おひっこし』。沙村広明先生は本当に天才すぎると堪能できる。大学デビューをミスってちょっと外れてしまった人にお勧めです。「おひっこし」以外にも短編収録されてるけど「おひっこし」がキモ。
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『東京発 異世界行き』(大武政夫 )
東京発 異世界行き
大武政夫
KADOKAWA / エンターブレイン
『ヒナまつり』同様にシュールな世界観でいて勢いのあるギャグの数々に笑いのセンスが光る。ギャグ漫画一辺倒でなく、あの大武先生が真面目にラブストーリー描いていたりと見所満載の短編集です。
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『祈り花』(林みかせ)
『うそカノ』の林みかせ先生の短編集。男が読んでも面白い&ニヤニヤ悶絶できるのが『うそカノ』だけど、短編集も男が読んでもめたくそ楽しめます。ダークな話から甘いスイーツの話まで多彩。
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『少年バンビ』(タカハシマコ)
タカハシマコ先生の作品って絵は超好みなんですけど当たり外れがある(個人の意見です)のですが、この『少年バンビ』はストライクど真ん中でした。シュガーどばどば入れた甘々の作品の数々に頬の筋肉が痙攣するぐらいのニヤニヤ度があります。
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『鉄道少女漫画』(中村明日美子)
『君曜日』に通じる短編も含め、鉄道をテーマにした珠玉の短編集である。どの話も噛みしめるような味わい深さ。何度も何度も読み返してしまうレベルの奥深さ。お気に入りは「彼の住むイリューダ」かな。ニヤニヤ度がメーター振り切る。
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『空が灰色だから』(阿部共実)
短編集というよりはオムニバスなんですけど、明るい話からダークな話まで多様なエピソードの数々は舌を巻く。阿部先生は暗い胸に刺さる話のほうが評価が高いけど、明るい話やニヤニヤできる話も素晴らしい。
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『青い車』(よしもとよしとも)
青い車 (CUE COMICS)
よしもと よしとも
イースト・プレス
よしもとよしとも先生の代表作であり最高傑作である。表題作の『青い車』は、人間というものの本質を描く。人というものは本当にバカなのである。だがしかーし!それも生きるって事は素晴らしい事なのである。教科書に載せたいレベルで名作。

『薔薇だって書けるよ』(売野機子)
読むと思わず懐かしいとすら感じるノスタルジー溢れる世界観。まあ、どのエピソードもグッとくる世界観と表現で読ませてくれます。読後に、不思議なフワフワする感じになるのが良い。
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『スピカ』(羽海野チカ)
収録されているのは「冬のキリン」「スピカ」「ミドリの仔犬」「はなのゆりかご」「夕陽キャンディー」「イノセンスを待ちながら」の6編。表題作の「スピカ」は『3月のライオン』のひなちゃんと高橋くんの原型。何かに打ち込む行為は素晴らしい。それで食ってけなくても。

『吾輩は嫁である』(タアモ)
タアモ先生の描く女の子は可愛いのは常識なんだが、短編集を量産していた頃の作品の数々のヒロイン達がアトミックウェポン級の破壊力の可愛さであったのはあまり知られていない。故に、今こそ読んでペロペロすべきである。
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