”万能細胞”と呼ばれるiPS細胞(人工多能性幹細胞)で皮膚が若返ることが、
発見されました。
画像:【老人と若人】
http://www.riverbanksclinic.co.uk/blog/entryid/102/are-you-having-a-face-lift
8日に報じられたもの。
これまで細胞内にある「ミトコンドリア」は年齢と共に遺伝子が変化し、酸素を利用してエネルギーを作る
能力が劣ることにより、肌のシワやたるみとなって現れるとの考えが定説でした。
しかし、筑波大学(茨城県つくば市)などの研究チームは胎児~12才からなる「若年グループ」と80才~
97才の「老年グループ」の各4人から皮膚細胞を採取し、「ミトコンドリア」の状態を調べた結果、年齢に
よる大きな差は見られなかったとのこと。
遺伝子の変化に対して、iPS細胞は有効ではありませんでしたが、これまでの定説がくつがえされたこと
で、研究チームはさらに「老年グループ」の皮膚細胞をいったんiPS細胞に変化させた後、
画像:【人間のiPS細胞】
http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/yamanaka_group/?p=423
皮膚細胞に再変化させたところ、「ミトコンドリア」のエネルギー作成能力が回復するのを確認。
同大の林純一特命教授は
「体の一部分を若返りできることが理論的に確認できた。
今後、皮膚以外の細胞でも同じような仕組みかどうか確かめたい」
と話しています。
なお、昨年10月にも化粧品メーカーのコーセーが、同様の研究報告をしています。
すごいですねぇ・・
本格的に実用化されれば、肌がよみがえります。
最近では臓器までiPS細胞で能力が回復することが確認されつつあり、研究が進めば、遠い未来に不老
不死も夢ではないかもしれません。