日本年金機構のパソコンがウイルスに感染し、年金の個人情報が流出した問題で
新たな事実が出てきています。
画像:【年金手帳】
http://ja.wikipedia.org/wiki/年金手帳
同基金の契約社員が不注意にウイルスメールを開封したことで個人情報が外部に流出した問題。
外部委託で派遣されていた契約社員の派遣元業者は「労働者派遣法」に基づいた許可・届出もない
違法業者だったことも明らかとなりました。
9日、NHKなどが報じた内容によると感染したパソコンは国内外20のサーバーと不審な通信を
していたとのこと。
当初125万件が流出したと発表していましたが、被害件数は増える見込みです。
またこの問題が起きた直後から、オレオレ詐欺の電話に悪用される例も実際に出てきている中、塩崎
恭久厚生労働相は8日の国会で
「被害にあわれても補償するという考えは持っていない」
と語っていましたが、9日、厚生労働省は
「流出情報を悪用されて年金がもらえない被害が出た場合は補償する」
と一転して、姿勢を変えました。
なお、流出した情報は「氏名、生年月日、基礎年金番号、住所」の4種類となっています。
また警視庁などがウイルスを送りつけた犯人探しをしていますが、メール文のフォント設定は中国語と
なっており、様々なサーバーを経由し、匿名であることも多いことから、追跡は困難との見方が強まっ
ています。
参院内閣委員会は、今年10月から開始される国民の社会保障、税情報などを一元化した「マイナン
バー制度」に関して、預貯金の口座情報も”ひも付け”する案が浮上していましたが、これも不安視する
の声が高まったとして、当分先送りすることを決定しました。
だだ漏れですね・・
セキュリティは一体どうなっていたのでしょうか・・
お役所仕事のずさんさが徐々に浮き彫りになっています。