4年前グーグルが一億ドルを積んで残ってもらった男がDropboxへ移籍
テック業界の人材争奪戦は熱い。
テック業界各社はそれぞれ優秀な人材を多く抱えており、その人材の争奪合戦が日々繰り広げられています。その中で、かなりの大物が今回グーグルからDropboxに引き抜かれたようなんです。
彼の名前はNeal Mohan。別名1億ドル(約125億円)の男とも呼ばれています。というのも彼は今回のDropboxへの引き抜き以前にも、Twitterへ引き抜かれるという話が出ていました。
それを察知したグーグルは、彼に対して1億ドルのストックオプションを用意しグーグルに残るように提案したとのことなんです。もちろん優秀な人材であることは間違いないのでしょうが、一人の人材に1億ドルとはさすがグーグル。我々の考えることとはスケールが違います。
この1億ドルの話が流れたのがちょうど4年前。その後さらにいい条件のオファーをDropboxが提案したのか、それともグーグルに嫌気が差したのかは定かではありませんが、Dropboxではプロダクト部門のトップのポジションに就くとのこと。
Mohan氏はグーグルでディスプレイ・動画広告のVPでしたが、今回の転職先Dropboxは広告を一切扱わない数少ない会社です。広告での知見を他の形でいかすことになるのか。それとも実はDropboxが広告に携わる計画があるのか。
そのあたりは全く分からないところですが、Dropboxは現在IPOも視野に更にサービスを拡大する用意をしているとのこと。その拡大にあたって、おそらくは彼の力がいきてくるのでしょう。
優秀な人材にはリソースを惜しまない姿勢はテック業界ならではといったところですね。
image by Re/code
source: Business Insider , Re/code
(小山和之)
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