Re/codeは11日(現地時間)、加BlackBerryが、Android OSベースの新型スマートフォンを今秋頃にも発表する見込みと伝えています。
同社の誇るモバイルOS「BlackBerry 10」シリーズにおいては、Android OSに提供される一部アプリを作動させることが可能なことが既に知られています。しかしRe/codeによると、BlackBerryはそこからさらに一方計画を前に進め、完全なるAndroidスマートフォンを ”今秋” 頃にも登場させる見込みとのこと。
また、この計画の背景には、同社の提供するエンタープライズ向けのモバイル端末管理サービス「BES 12」を、より多くの顧客に対して提供する狙いがあることを指摘。確かに、それが狙いならば、絶対的に母数に小さなBlackBerry端末よりもAndroid OSプラットフォームの方が圧倒的に有利なのかもしれません。
MWC 2015で発表された謎のスライド式の「デュアルエッジスクリーン」搭載端末
さて、話は今年3月にバルセロナで開催された「MWC 2015」に遡りますが、そこでBlackBerryは ”スライド式のデュアルエッジスクリーン搭載端末” を披露しています(過去記事)。どうやら、この端末こそが同社初のAndroidスマートフォンとして登場することになるようです。
仮に今回の情報がすべて事実だとするならば、”アイデンティティ” とも言えるBlackBerry OSからいよいよ脱却せざるを得ないほどに追い込まれているとも見ることができるのではないでしょうか。ここ最近は、米マイクロソフトによる買収交渉の噂も伝えられており(過去記事[1]、[2])、今後の動向には要注目です。
[Re/code via Phone Arena]
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。
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